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2006年6月25日 (日)

だんない、だんない、大事ない

今日は夜の部鑑賞。あわてて駆けつけた「暗闇の丑松」は暗闇でした。本当に暗かった。もう暗すぎ。お弔いの場など人がいるかどうかわからないほど暗い。ちゃんと風情で伝わるから、もっと自信もっていこうと言いたい。小一時間真っ暗だもの。非常灯まで消灯。暗闇の中、遅れてきたお客さんが手荷物で前列の人の頭なぐったり、隣の人の膝の上に座ろうとしたり、いろんな騒動が面白かったけど。
今回もまだ、幸四郎さんの魅力を発見しきれなかった。次回にぜひ。きらいではないの。えぇ。 もっと、好きになる何か があるはずな気がする。染五郎さんが、出てくるたびに場がぐっとしまるのをみると、やっぱりもっと と期待しちゃうの。
最後10分くらい電気ついた場が面白かった。蝶十郎さんに注目よみんな。褌いっちょで、小唄?をうたいつつ働きまくるその姿に場内活気づきました。ありがとう!
うってかわって、「身代座禅」は明るかった。舞台も話も。菊五郎さんの脳天気な主ぶりも、そんな主にベタ惚れの仁左衛門さんの山の神ぷりも、とてもこまやかなのだけど、全体の雰囲気は鷹揚で、一日50時間くらいありそうなテンポでよかった。
ありがちなドタバタな設定なのに、品がある。すごいわ。(狂言「花子」だと、高尚さ・美しさすらでてきます。必見!)
最後の「二人夕霧」。設定がものすごい。毎回驚くが今日もまたびっくり。いくらパロディ版といっても、こんなにパラダイスな設定、すごすぎます。
最愛の太夫夕霧と死別した後に、借金してまで身請けした太夫を2代目夕霧と呼び、傾城買い指南を生業にして、暮らすの。もうこれで充分すごい。あたしってあのひとの代わりじゃないの、あたしを見て!なんてそんな感情は なしなのさ。
その上、先の夕霧が生きていたの。それなのに、つれなくしているところに、後の夕霧が戻ってきて・・・喧嘩になるの。 でも、修羅場にはならないの。伊左右衛門ったら、ならば2人とも ここへおじゃって。「だんない、だんない、大事無い」2人をつれてお伊勢参りじゃ、おぉうれし(先の夕霧)おぉうれし(後の夕霧)。
そこへ、わかぁ~あなたさまの勘当がとけました!手桶8杯に三千両の小判を入れてきましたぁ。とお店の者達大集合。 よしよしそれなら撒いちゃえ。ちゃりん ちゃりん。 めでたしめでたし。
これが、コメディにならないの。おちが重要というコントではないの。やっぱりいいの。歌舞伎ってステキだわ。
なんだか、だらだら長くなっちゃった。でも「だんない、だんない、大事無い」。 この一言で、世の中、うまーくおさまるかもしれなくってよ。

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