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2006年8月31日 (木)

日本美術の流れ 葉月

江戸のすごさったら!
ルネサンスに肩を並べるね。世界はもっと注目すべきだわ。なんて格好いいのでしょう。どんな発想なのでしょう。
江戸の絵師の名前を知ったのもここ数年の若輩者のわたくしです。「
若冲」って何?人名かどうかすらわからなかったもの。 あーこんなにかっこいいものがあったとは。洋画が全てのように思っていた若造のわたくしには、もうあれもこれも楽しくってたまりません。
先日東京国立博物館、本館の常設展示をみてきました。金曜は8時までなのがうれしい。 狂言面や装束がでているわよとお稽古の先輩に教えていただいたので出向いてきました。
お目当ては、2階の「日本美術の流れ」。江戸時代のものだけでなく、なんと「武悪」の面は安土桃山時代!モノは古くとも、ちっとも古くない。不思議な魅力があった。 歌麿・国芳・北斎・若冲・光琳・応挙・抱一・師宣。そういうのがゴロゴロしてました。 鶏が正面を向いた瞬間を捕らえた「鶏図扇面」(若冲)。白地に墨だけでかっこいい。欲しい。その横の光琳の「仕丁図扇面」は7人の仕丁のユーモラスさ。彩色もきれい。おおらか。菱川師宣の「美人図」は羽織が紗(呂?)ということまで伝わってきます。 北斎の「芙蓉に雀」「芥子」「百合花」は繊細。しかもうち2つは重文。 国芳の「名酒揃」という5枚連作のが格好よかった。とても気に入った。一枚にひとつづつ名酒(銘酒?)を取り上げているの。宣伝?鰹縞だの鶴亀だの、着物の柄がいかしてる。 作品は、たっぷりありますが、疲れない程度の量で、足を運ぶ価値のあるものばかり。いい展示です。 定期的に模様替えをしているので、「日本美術の流れ」のこれからが楽しみ。
国立博物館パスポートがあると、常設は無料なのがうれしい。(10月から値上げだそうですのよ)

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野いちごの場所

かたづけものをしていたら、OLの友?産経リビング(ちょっと前のもの)の綿貫朋子さんの海外通信旅レポート記事に、こんな素敵な言葉があった。
『野いちごの場所。 スウェーデンでは“お気に入りの場所”のことを、そんなふうに呼ぶ。熟した赤い実が森の木陰にひっそりなっている様子を連想させる、私の好きな言葉のひとつだ。』
私にとっての、野いちごの場所はどこかなあ。
幕があくのをまっている歌舞伎座の座席かなあ。歌舞伎座の前も好き。わけもなく待ち合わせをそこにしたり。 東京国立博物館も好き。
ぐっちゃぐちゃだけど、自分の部屋も好き。ゴロゴロしながら本を読んだり・・・。
どこかなあ?

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2006年8月30日 (水)

かまわぬ 十九祝

Photo_5 おさるのブログに、かまわぬ十九周年のお買い物記事に刺激を受け、まねっこして柄をUPしてみました。 一と九の文字が入った、記念てぬぐいです。 あくまでも、九十九一のファンではない かいちょです


一九さんのファンというのはどう?(一休だけど)
いや、それよりも 意休さんファンということで どうでしょうか。あれれ?一も九も 意味がなくなちゃった・・・
十九代目の人がいたら、贔屓てぬぐいになるわ!調査、調査
團さまは、十二代目。仁左衛門さんは十五代目。家橘さんは十七代目。亡くなった羽左衛門さんも十七代目。勘三郎さんは、十八代目、惜しいっ! ってわけで、やっぱり九十九一てぬぐいに収まりました。 南無三宝。(かまわぬ19周年記念で、充分満足です。)

19_2 追記:
 今日、てぬぐいをおろしました。
 なかには、こんなに柄がひそんでいました。
 なかなか、気がつかなくてごめんね。

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2006年8月29日 (火)

Mr.タキシード

昨日の「出口のない海」歌舞伎座での試写会&舞台挨拶の様子を、今朝の芸能ニュースでみました。 歌舞伎座の前にレッドカーペットですか。似合いすぎ。 タキシードがよくお似合いです。すてき。マントもにあうけどタキシードも似合っちゃう。(ということは、ドラキュラもいけるのでは?!)
歌歌舞伎座入り口にも、特製 垂れ幕&提灯が。知っていたら、寄り道して それだけでも見て帰りたかったな。いいなぁ。 
花道から登場する出演者のみなさま。1人だけ妙に格好いい。香川さんが初めて歌舞伎座の舞台に立ったと聞き、感慨深く思う。 あと伊勢谷くんが足を引きずっているのことが、ちょとばかり心配。
試写会に応募したのですが・・当選ハガキが届かぬまま 試写会が終っておりました。残念也。 16日の公開を楽しみにしようっと。

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『ミカXミカ!』

ほっ。 これは既読ではありませんでした
昨日に引き続き伊藤たかみさんの『ミカXミカ!』(文春文庫)を読む。
子供視線に騙されてはいけません。(だましてないけど。) 真実を見てます。するどいことを考えています。
絵にかいたような子供らしい 思ったとおりにするミカの気持ちも、もどかしさも、ユウスケの妙に冷静な気持ちも、あれこれ考えて思いやって動けなくなる様もよーくわかる。 
大人はなんでこんなことわからないのだろう。どういったら伝わるのかわからないというような気持ちを持っていたのだなあと思い出す。気が付くと大人になっていました。大人になってみたら、うまく言えるようになった訳ではなく、いろんなしがらみにまかれて 本当じゃない言い方を覚えたのかも。この本を読むとまっすぐさに胸がキュンとなり、グスっときます。
「してあげた」「やってあげた」が、そこにはない。 したいからする。したいから心配する。表現方法が下手なところまでいとおしい。ちょっとうらやましい。 まぁ、大人は大人で楽しいけれどもね。
昨日、『ミカ!』をmy本棚に発見。 そして昨日のカバンの中にもあるのであった・・・摩訶不思議也

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2006年8月28日 (月)

『ミカ!』びっくり

伊藤たかみの『ミカ!』(文春文庫)を読む。
父が『ミカXミカ!』を買ってきた。初「伊藤たかみ」なのに、なぜ飛ばして読むの?!と思い『ミカ!』を買ってきました。 父いわく、中学からでいい。(小学校はいいんだ。って何故?)。
読み始めて、???コレ読んだかも。そんな気が。
小学生ものも、案外すき。昔のドキドキ感とか、親に思う気持ちとか、気になるのに気にならない振りをするとか、寂しさとか、ワクワクとか。そういう感じにあふれていて、気に入りました。 よく、今ごろ(大人になって)書くことができるなあ。
そして自分にもびっくり。なせ2回も買うのかな?明日は、『ミカXミカ!』を読もうっと。楽しみ。 しかし、これも買ったような気がしてならないなあ・・

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2006年8月27日 (日)

道楽ツナギ (かまわぬ~稚魚の会 の巻)

本日は、「かまわね」本店に寄ってから 国立劇場にて、本日千穐楽の稚魚の会B班)を堪能。
またもや、我が友おさると着物着てワクワク。 昨日からの道楽はしご。
代官山かまわぬ19周年だそうです。おめでとうございます。入り口で冷たいお茶だのふるまい酒だののサービスあり。一と九の漢字が入った記念手ぬぐいを入手。道楽ツナギって柄はどうかしら?

稚魚の会、今日はB班。A班の人がそのまま後見に入る。去年、ガチガチにあがっていたりすると、そっとポンと叩いたりする姿を見て感動しちゃった。そのため、後見も気になる。今日もひたむきで美しかった。おまけにうまい。今日もやっぱりクタクタになるほど集中して観ちゃった。
修禅寺物語、今日は松五郎さんが夜叉王。最後 職人のすごさ・こわさが出てました。かつらの由蔵さんの気位の高さもよく出ていました。2人とも家族にいたら困っちゃうほど。うまかった。 今日の廓三番叟の振袖新造は中村まつ葉さん。昨日の魔性の振袖新造 翔太さん、に劣らず魅惑的。
苧環もよかった。京三郎さんのお三輪が特によかった。後見にいる春花さん、京珠さん、国久さんをみて、昨日のキレイな3人の素顔は、こうなのねと思いました。みなさま上品なお顔つき。京珠さんはキレイですね。三社祭がお楽しみでした。左字郎さん出演なのですもの。 よかったです! 必死でしたが、楽しさがありました。みていてワクワクする。 そういう踊りっていい。 左字郎さん富彦さんのコンビ。善悪の魂が乗り移って、最後に扇をもってのところが特に好き。速さがあり、止まるところはピタっと決まる。かっこいい。毎年みたいくらい。これ、好き。 客席に左團次さんのお姿を発見。 ダンディでした。 うれしかった♪    最後の引き窓。うんまい!茂之助さんは、相撲取りがよく似あう。長五郎かっこよかった。心粋もキリっとよかった。春之助さんの女房お早は、かわいらしくて、いろんな箇所で笑っちゃった。真剣で必死なのにかわいらしい。猿琉さんの南方十次兵衛は、昨日とはまた違った感じでよかった。若い素直さと大きさとあたたかさがありました。丹精なお顔つきですし。梅秋さん、何やっても溶け込んでいます。やるなあ。 今日の引き窓も うまかった。いい話だなぁって また思いました。
とにかく、うまくて、面白くてびっくりです。みごたえありました。 おつかれさまでした。  また来年♪

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道楽梯子 (納涼~エルメス~稚魚の会 の巻)

本日は、納涼歌舞伎千穐楽。第一部を鑑賞し エルメスでモダンアートをのぞいて 国立劇場へ移動し稚魚の会(A班)も 堪能という道楽梯子の日。 我が友おさると着物着てワクワク向う。

納涼の一番のお楽しみだった「丸橋忠也」。かっこいい。歌舞伎の魅力はコレって言う感じ。立ち回りの格好よさったら。咲十郎さんのブログを読んでいたのでいろいろ思う。全員の無事を強く願う。特に思い入れ強くみていたためか、立ち回りの動きに意味があるのだなあと感じた。結構、論理的に、動きに関連性があることに関心しました。刀をもって向かっていくのは与力だけだし。この槍をこうはらったので、こうなって・・・という流れが面白く、戸板もこの戸をはずしたから存在しているし。それらを使って突拍子もない動き(屋根に駆け上ったり)が混ざり・・みていてのどがカラカラになりました。最初の捕り手が、さっと忠也の家に近づく緊張感、徐々にテンポを上げていくスピード感。みごと。立ち回りって、捕り手側の方ばかりみてしまいがちなのですが、橋之助さんの活躍もものすごい。すばらしかった。屋根から 組んだ縄に向かってダイブなど信頼感とか緊張感とか感じて、胸が熱くなりました。あーすごかった。くれぐれもお体大切に。

「たのきゅう」。わかぎゑふ殿のがんばりを感じました。設定も面白いし
、ユーモラスなのに、今ひとつのりにくい。そこがちょっと不思議。
もうこれから、前の人の頭が大きくてもこれは”たのきゅう”だからと思えば耐えられるかもっていう気分にはならなかった。ちょっともったいない感がありました。なぜだろう。衣装もセットも凝っているのになあ。つめこみすぎなのかなあ。
三津五郎さんの踊りはいいですね。小さい歌舞伎座バックにみんなで踊るトコよかった。
染五郎さんも三津五郎さんも、ベタなことをしてうれしそうなのもよかった。

みごたえでは、稚魚の会も負けてはいません。緊張感・その真っ直ぐさに感動します。普段よりも集中して見ているかも。踊り3つが、テンポよく面白かった。魅惑的すぎる振袖新造の翔太さん、太鼓もちの梅秋さんうまい。苧環は、3人共(春花さん、京珠さん、国久さん)キレイ。今回稚魚の会に力をいれていることが感じられたので、イヤホンガイドを借りてみました。苧環のところの解説が面白くって。切なくお三輪ちゃんが花道を帰っていくのに、ちょっとほほえんじゃった。三社祭がよかった!必死さの中にも楽しさがあって。国矢さんと段一郎さんのコンビ。最後の引き窓。うんまい!吉六さんの長五郎は。キリっとしてかっこよくあったかくステキでした。嶋之丞さんのお幸かあさんの愛情たっぷりさもステキ。仲之助さんの女房お早もかわいらしくあったかく、橘三郎さんの南方十次兵衛は大きくてあったかくて。うまくて、よくてびっくりです。みごたえありました。(修禅寺物語も)

本日は、クタクタになるほど観ました。合間にはひっきりなしにしゃべりまくる。帰り道もずーっと。楽しくてたまりません。
その上、道楽は明日(稚魚の会B班)も続くのであった。うしし。

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2006年8月26日 (土)

天上のシェリー

道楽合間に、アート巡り
本日は、納涼歌舞伎千穐楽。第一部を鑑賞し、国立劇場へ移動し稚魚の会堪能という道楽梯子の日。歌舞伎座と国立劇場の合間に銀座エルメスにいってきました。
面白いインスタレーションがあるよと聞いたので。こんなことでもないと、エルメスなんて入ることないもの。(敷居が高くて)。増床工事時を使って屋上の騎馬像をお部屋で囲むの。8階までシンドラー社製のエレベーターで登り、それから階段で登ったとこと聞いておりましたが・・・・
怖い!高い。怖いよぉ。手すりをにぎりしめヨロヨロ登りました。途中でギブアップしようかと思いましたが同行のおさるにはげまされ無事にたどり着きました横トリで中華街の公園の東屋にホテル「ヴィラ會芳亭」建てた人、西野達さんの作品でした
本来、屋上というかビルの上の外にある部分なの。隣のSONYビルのSONYという文字より高いところ。思い出しただけでも怖い
「天上のシェリー」は、その騎馬像がクーラーの効いた小ギレイな部屋のベッドの上に住んでいました。よくもまぁ、こんな大げさなコトを・・・ こんなに怖い思いをしてコレ!という感じなのですが すごすぎて面白かった。そして高いトコが怖かった
公共の目につくものを囲んで作るアートというコンセプトの一環なのでしょうか。 勝手なアイデアが面白い。 行っても怖くて登れなかったらどうしようと思いつつ恐る恐る向った高所恐怖症なかいちょでした。

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2006年8月25日 (金)

明日の神話

昨日、会社帰りに岡本太郎さんの大壁画 「明日の神話」をみてきました。 公開時間ギリギリでしたので、ほんのちょっとだけ。  ほぼ日でみた、TARO MONEYが欲しかったのですが、ありますか?って聞いた売店が適切でなかったのか、ありませんって。 縁があればまたの機会に。
壁画は大きなものでした。 が、勝手に巨大なものを想像していたのでこの大きさなのか と思いました。汐留は周りに色が多すぎですね。音もうるさいし。(人や街の音でなく 大音響の音楽が。) ちょっともったいないなぁ。 日テレ色が強すぎたのが、いまひとつ素直にみれなかった理由かな?
本物は、印刷物やHPやテレビでは だせない色でした。
岡本太郎美術館に、行ってみたいなあ。

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2006年8月24日 (木)

海中2万7000時間の旅

昨日のプチ夏休み。 歌舞伎座・市川流 道楽 の前に、東京都写真美術館に行ってきました。お目当ては、「中村征夫写真展 ・ 海中2万7000時間の旅」。沖縄与那国島の<砂紋の広がる風景>という写真をみて、気になっていたので。
短いコメントがついていて、それがなかなか利いていて面白かった。シャークかと思って失神。記憶のない一枚なんてのも。1時間待ってあくびの瞬間をなんてのも。 想像を超えた写真がいっぱい。 ウミウシ三昧とか、クラゲ対クラゲとか、へー、うわぁーという不思議な写真がたくさん。糞も交尾も神秘的。 海の中のしない音を感じる。光の神秘さ。鮮やかな色。知りえない世界を堪能。
東京湾の写真では、ヘドロのひどさを知りました。けなげになんとか生きようとする姿がありました。
最後は一転して、モノクロの世界。実物大のザトウクジラの写真に圧倒。
この間、情熱大陸で水中写真家をとりあげていたので、勝手にその人だと思いこんでみてました。最後に本人の写真をみたら年配の方でした。そういえば40年の集大成って感じの展覧会でした。(情熱大陸は鍵井靖章さんでした)。我ながら、思い込みがはげしいなあ。

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2006年8月23日 (水)

なりたや!~その弐~

本日は、プチ夏休み。
恵比寿の写真美術館に行って、納涼歌舞伎2部を鑑賞後、国立大劇場へという道楽三昧。

「納涼歌舞伎」
吉原狐。45年ぶりの上演だそうです。こんなに面白いのに。芸者のあだっぽさとか人情とかがよく出て、短くまとまっていて、面白かった。あまりに強引な展開に「ええぇー」って声に出しちゃた。橋之助さんが芸者で登場。案外(?!)キレイでした。所作も。ただ声が大きいの。(亀蔵さんよりも!)
阪東吉弥さんのお孫さん 小吉くんと、三津五郎さんの踊り「駕籠屋」がいい。三津五郎さん本当にうまい。お弁当をとられたからって犬に対して、そんなに決めポーズとらなくてもって程 決まってました。小吉くんの犬は愛らしくなかなか魅せていました。阪東吉弥さんがいないとは・・まだ信じられません。この立派な姿をみて どこかで喜んでいらっしゃるでしょうね。

「市川流舞踏會 市川ぼたん御披露目」。
最終日の今日は、團さまの「景清」、海老蔵さん・紅梅さんの「団子売」、智惠子改メぼたんさんの「鏡獅子」 今日も、昨日に負けず劣らずのすばらしすぎるラインナップ。
でも昨日に比べ、演者の人数が少なく、私自身も落ち着いたせいか、昨日よりも静かに鑑賞。 全体的に最後の鏡獅子に向けてって感じがしました。
「景清」團さまの素踊り。後ろは一面の真っ白な屏風のみ。そこへ蛇の目傘をさしかけ團さま登場。ちょっちょっと開いて、パッと開き、ポーズを決め 客席喝采。 登場がいいですね。 團さまの髪の毛は。かつらのようにふさふさだなあと思ってみてました。あれは・・そうなのですよね。 狂言小舞の「景清」の印象が強かったので、ああいう力強いものなのかなあと思っていましたら、ストーリー性たっぷりでした。二枚目の柔という面も強いものなのですね・・・
「団子売り」はからずも今日2度目の団子売り。先ほど歌舞伎座2部で扇雀さんと孝太郎さんのをみてきたばからり。(今回は藤間ご宗家の振りだそうです)歌舞伎座は男・女の順で登場。市川流では女・男の順で登場。(甥の背が高いので、屋台を担ぐと の叔母様が重そう?!)最初の立ち位置も逆でした。流派の違いを面白く見ました。短くてちょっともったいない。
「鏡獅子」おまちかね!用心で海老蔵さん、家老で團さまが登場という豪華さ。團さまの家老の顔のこしらえがヨボヨボにしすぎでちょっと面白かった。老女に家橘さん、局に右之助さんと豪華で、応援しようという暖かさにみちみちた幕開けでした。弥生は、みていて緊張感が伝わりました。 鏡獅子のすごさ、難しさを実感。とくに獅子のすごさ。 女の人はやはり小さいのですね。装束も動きもすごい、気持ちもすごい。 一挙手一投足の動きも難しさを実感しました。 ぼたんさん大健闘でした。獅子の毛振りでは、会場中が心の中でがんばれ!と思っていました。 そういうところがいい会ですね。大向こうも「よかった」とかかかっていてあたたかく面白かった。
面白かったけど2日続けて真剣にみてくたびれました。ましていわんや出演されている方は・・・ おつかれさまでした。

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2006年8月22日 (火)

なりたや!~その壱~

国立大劇場へダッシュ。「市川流舞踏會 市川ぼたん御披露目」なのですもの。
2日間の公演の初日。紅梅さんの「山姥」、海老蔵さんの「素襖落」、團さま・智惠子改メぼたんさんの「京人形」という贅沢な演目。これがいかずにいらりょうか。
さすが成田や。全体的に安定してました。新蔵さん、新七さん、升平さんも活躍。姫御寮は右之助さんですし、おとくは家橘ちゃん。もちろん市蔵さんも。
紅梅さんの山姥。シンプルな舞台。白の屏風に一筋の紅葉がさがっているだけ。静かで力強い舞でした。
素襖落の海老蔵さんはとばしてました。若いねぇ。仕方話の迫力がすごかった。松羽目ものは、どうしても本家(今回は狂言)のイメージがつよくて。比べちゃう。早口だよ、超リアルだよ、too muchだよ。でも好き。うなじのところに扇を指すのがだーい好きなので、もう♪うれしかったわ。
花道から團さま登場! ものすごくものすごくうれしくなちゃった。だって久しぶりだもの。そしてぼたんさん登場。きれいでした。本当の女の人なのにナマナマしくなく、しなしなせず、さわやかにスカッと踊っていました。甚五郎バージョンの踊りの方が得によかったな。さすが成田や!父娘の舞台は、みている方もうれしくなりました。
なりたや祭りの〆には、大工のお楽しみが。だって京人形ですもの。8人ずらっと。いいねえ。男はでぇくだね。
大満足の成田や祭りでした。明日につづく・・・

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2006年8月21日 (月)

『ラッシュライフ』

私にとって3冊めの伊坂幸太郎、『ラッシュライフ』(新潮文庫)を読む。話しの飛び方が 映像っぽく、それでいて緻密で ヘビー。頭の中がバラバラになって、最後にはまった。そんな感じ。 でもカチッとはまったのでなく、何か一個まぎれているような。 八犬伝見ている時に、気付いたら 九勇士揃っちゃったというか。 ちょっと居心地悪さが不思議な本でした。 布石となるもののうまさ。 シンボルとなるものが、後で効いて来る。 すごいな。
またYonda?Pandaマスコット人形が応募できるわ。 おおきに おおきに。

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2006年8月20日 (日)

『平成よっぱらい研究所(完全版)』

しをん大先生の『人生激場』の文中にあった、『平成よっぱらい研究所(完全版)』(知恵の森文庫)を読んでみる。
想像を越えた飲みっぷりに唖然。
飲んでも飲まれていない気迫があっぱれ。結果的には飲まれちゃっているけど負けてる気がしない、酒に。
頭痛いときに、よくビールのむなあ。いくら、冷蔵庫にそれしかないからといって も。ビールという名のウーロン茶よ!ですって。しぇーー。
最後まで読んで、あっコレはのだめちゃんの人だと気付く。遅っ。

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2006年8月19日 (土)

『極め道』

三浦しをん大先生の『極め道』(知恵の森文庫)を発見。おさるより再販になっているよ!と教わったがなかなか出会えなかったの。難航したわ。 さすがPISMO(←本屋名) おおきに。 「祝 直木賞受賞」みたいな帯がついてました。
妄想大先生の前のエッセイということで過激さを楽しみに読む。大学を出て、バイトを探しなんて時期のもの。
期待を裏切らない、さすがの妄想っぷり。色モノはもちろん カラス夫妻のアテレコまで。カトちゃんとヘイユーブルース左とん平の「電柱(殿中)でござる」に年金への思いをはせるとことか噴出すこと多数。 今回も心のそこから楽しむ。うっふん。

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2006年8月18日 (金)

モダン・パラダイス

国立近代美術館へ。「モダン・パラダイス展 大原美術館+東京国立近代美術館―東西名画の饗宴」をみてきました。金曜は8時までなのがグッド。
チケットにはゴーギャンと岸田劉生が印刷。パラダイスよ!饗宴よ!と楽しみに出かけました。 大原美術館は、修学旅行で行ったきり。今、みると面白いかもと思っていたところ。想像通り、いえ以上の
面白さ。
出口近くにあった 岡村桂三郎の「黄象05-1」が圧巻だった。格好いい。 横山操の「塔」息遣いを感じる空間に迫力がありカッコいい。高村光太郎の「手」は生きていそうだし、杉本博司のおなじ空間・おなじモノクロのジャマイカ・隠岐の写真は、静かできれいでした。
5つのパート分けにし、テーマごとに集め展示することの効果をすごく感じた。Ⅰ光あれ Ⅱまさぐる手・もだえる空間 Ⅲ心のかたち Ⅳ夢かうつつか Ⅴ楽園へ。並べるだけでもいろいろ想像できそう。
岡村桂三郎作品と出会うことができた。これが、一番うれしかった。これは、なんだろうと、木の固まりをみる。象ということはわかる。じっとみているとどんどん、みえてくる。あの眼。目?怖いようなあ
のまなざし。圧巻のだった。今生きている人です!すばらしい。なんて、格好いい作品なのだろう。衝撃。 
モネ・マティス・デ クーニング・ポロック・リヒター・ピカソ・ミロ・ゴーギャン・萬鉄五郎・棟方志功・藤田嗣治・岸田劉生・・・・ゴロゴロしてました。有名だからでなく単によかった。作品量も多すぎずちょうどいい。大原美術館所蔵のものは、丁寧で清潔なもののような気がした。 上品でなかなかいい展示でした。 

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2006年8月17日 (木)

『人生激場』

三浦しをん大先生の『人生激場』(文藝春秋文庫)を読む。
妄想させたら日本一。先生どこまでもついていきます! 先生はすごいわ。すごかった。最初は、あら?少し勢いが落ちたかしらと思ったけどそんなことなかった。(ごめんなさい、先生。)
新郎とソムリエの最初の共同作業!とか、新刊本の広告(たった32文字!)から、あんな壮大な妄想小説。 ス・テ・キ。 サッカーにちっとも興味を示すことのできない体質のわたくしなのに、シーマンとカーンの名は覚えたわ。あぁ笑ったわ。 わたくしの妄想なんて小さい小さい。しをん先生の、いさぎよい妄想っぷりにホレボレ。
「祝 直木賞受賞」みたいなコーナーに、鎮座まします妄想エッセイ。すてき。

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2006年8月16日 (水)

『重力ピエロ』

2冊めの伊坂幸太郎、『重力ピエロ』(新潮文庫)を読む。
繋がりのうまさにうなった。ううむ。印象的なタイトル「重力ピエロ」にも。
非常にヘビィな問題を真摯にとらえる天才のストイックさ。
春の魅力・和泉の魅力。父も母も魅力的である。
新しい組み立て方の文体ですすんでいく。面白い。
言葉もよかった。
漠然と自分が思っていることが印象的な言葉になっていた。
ドキッとした。
「本当に深刻なことは、陽気に伝えるべきなんだよ。」「重いものを背負いながら、タップを踏むように。」

Yonda?Pandaマスコット人形まで応募できちゃった。おおきに。

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2006年8月15日 (火)

『デッドエンドの思い出』

よしもとばななの『デッドエンドの思い出』(文藝春秋文庫)を読む。
体調が悪い時、気持ちに与えるダメージ。ついつい忘れがで伝わりにくく、自分でも判断しにくいモヤモヤ感の危なさ。無気力感。うまい。
ばななさんの本には、大切なことがある。
私のは、たかが夏(雄)風邪ですが、すっきりしないってシチュエーションで 普通の時よりも、より何かを感じた気がする。
だらだらと調子が悪いのって人から気力を奪う。どこかが痛んだら、マイナスな考えをしてしまうかもしれない。そういう考えを、リアルに感じることが新鮮だった。

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えらいこっちゃになりそうな予感

ついに旧三之助祭りの全貌があきらかに・・

わぁお、えらいこっちゃ。
またまた教えていただいたというか、勝手にブログを読みに行って(好きな感じのブログなのですもの)えらい情報を入手。
えらいこっちゃ!
松竹が11月演舞場の演目を発表 (HP)! わぁお。
待ってました!
濃厚なの。もったいないほどなの。
楽しみが濃すぎてもったいないわ。一気にこんなに、いいものばっかり。他の月に回したいわぁ。
しかし、なんで飛ぶのかしら。
飛ぶのがキライってことでなく。 もうtoo muchなの。 充分なの。 充実攻めというイジメかしらん。(なぜイジメ?) えらいこっちゃ。

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2006年8月14日 (月)

『お縫い子テルミー』

買ったままになっていた『お縫い子テルミー』(集英社文庫)栗田有起を読む。
「お縫い子テルミー」
個人的には、表紙のスイートな可愛らしさとのギャップがよかった。あと、勝手にもっていた手芸の女の子らしいイメージとの差。プロフェッショナルなの布へのこだわりの表現がいい。布を触って確かめる。とことんながめつくして鋏をいれる。案外ヘビーでもある話しだが、そんなテルミーのプロ意識に、強さに背中がのびた。
「ABARE・DAICO」
コマこと小松誠二くん。オッチンこと水尾和良くん。5年生の友人同士
。コマを中心に話しは進む。 コマは目標をもっている。ずばり小松もなかなかやるやつだと世間に思われること。 小学校へ通い、オッチンと奥深い会話をし、目標に向け努力する。
コマは何でもできる。チラシをみて献立を考え買い物をする。掃除をする。(この時点で もはや、お手上げだ !

親を大切に思う。お涙ちょうだい的でなく、ごくあたりまえに愛する。
それに比べ、世間一般の人は。自分と違う方法で暮らす人をみると、揚げ足を取ろうとする。小さい。ちっちぇー。
コマとオッチンの、いさぎよい毎日の暮らしっぷりにホレボレした。

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2006年8月13日 (日)

音の会

はじめて「音の会」とやらに行ってきます。鳴り物に興味があるので楽しみ。どういう会なのかしら。
他にも通い始めちゃった「稚魚の会」も応援したいし、市川ぼたんさん襲名の踊りの会も控えています。8月は国立劇場強化月間だわ。
納涼歌舞伎もいきますわよ。かかさず3部とも。心配しないでね 歌舞伎座さん♪
では、
いってきます。

<追記>
いってきました。
いやぁ面白かった。
はじめて、演奏会というような形式のものにいったのですが、こんなに楽しめるとは。年に一・二度は、こういうのも楽しみたいな。ロビーに清太夫さんのお姿を発見。
「廓丹前」鳴物・長唄 
舞台中央に、鳴り物・長唄が2列で登場。
大小の鼓・太鼓と笛などの掛け合いが、はっきりわかって、曲調の面白みというものを感じた。 どれも面白かったし、はじめての形式の驚きもあったかもしれませんが、これが一番、集中してみました。一人一人の音・声を聞いて、あっこれは私の好きな感じ などいろいろ楽しみました。
菊五郎劇団音楽部出演のものをみる機会の方が多いせいか、自然と贔屓におもっているので、さらに楽しかった♪
「五条橋」義太夫・鳴物
次は義太夫と鳴り物。牛若丸と弁慶の出会いのところ。ストーリー性があり、ワクワク面白い。豊太夫さんの弁慶っぷりが、とくに面白く ついついみちゃった。鳴門太夫の牛若丸もなぜか若々しく感じます。
「京鹿子娘道成寺」舞踏
舞踏となるとどうしても、演者に目がいってしまいます。なくてはならないのですが、その前の2つが演奏をじーっとみていたので、それと比べると。  どっちも気になりこまりました。
京妙さんの花子は、最初は少し、やさしすぎるかな?と思いましたが どんどんキリっとなってきました。この曲がいかに大変なのかよくわかりました。やっぱり、京やさんのとこの人はみていて安心。後見(左字郎さん・茂之助さん)の緊張感まで感じつつ背筋を伸ばしてみてました。見ごたえ十分。 てぬぐい撒きがあるとは!びっくり。花道のすぐ横(外側)でしたのに、隣の人も前の人も後ろの人ももらっていましたのに、やっぱり私のところには飛んできませんでした。いつもそうなの。

また、面白い定期的な公演をみつけてしまいました。
来年も、いろいろ道楽が大変なコトになりそうです。

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2006年8月12日 (土)

離れ離れはいやだワン

「三の丸尚蔵館」に、『花鳥 -愛でる心、彩る技』をみてきました。
東京国立博物館に続き、若冲・江戸の絵画を堪能。 「若冲 動植綵絵」全30幅を5期にわたって公開。5期の初日でした。宮内庁ときくと、なにやら心踊ります。
1室だけの展示スペースと小さいところに、20点程の作品。
きれいでした。動植綵絵の1幅は大きなものなのですね。こじんまりしていて贅沢でした。ふらっときて楽しんでいく。そんな楽しみ方のできるところですね。
宮内庁さま、無料でみせてくださってありがとう。

その後、科学博物館へ「ふしぎ大陸南極展2006」へ。
南極と衛星でつないだ通信ライブもみてきちゃった。ちびっこに混じって、昭和基地からの森隊員による南極クイズに手をあげたり、 南極の氷を触ったり、越冬隊のジャケットを着て写真をとったり♪ 昭和基地の個室、今昔を覗いたり。満喫。
タロ・ジロの剥製も展示されてました。なんと普段は、タロは北海道大学に、ジロは科博に保管されているの!離れ離れじゃん。一緒にしてあげて~。 タロ・ジロの頭蓋骨は、両方とも北大にあるそうです。(剥製の横に展示。ちょっとグロテスク。) タロ・ジロは犬というよりも小熊みたいでした。どっちか一匹はツキノワグマちっくでした。 以上タロ・ジロ ひとくちメモでした。
常設展示も、すごい。 海外の博物館ばっかりいっている場合じゃありません。 日本もすごい! 面白い展示目白押し!ハチだの、エビだの、菌だの、わぁわぁ言ってみちゃいました。 みたことないものいいっぱい。 1フロアーも見終わらないうちに閉館時間に。 またいかなくっちゃ。

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2006年8月11日 (金)

『深川黄表紙掛取り帖』

『深川黄表紙掛取り帖』山本一力(講談社文庫)
初 山本一力。またいかした本と出会えました。未読のものが、いっぱいあるこの幸せ。
総髪の蔵秀さんに惚れました。酒をやれないってことが難点ですが、もうあとは文句のつけようがない。
永代橋のかかる、ちょっと前のお話。私の仕事場からそう遠くないこの橋の見えるところでの暮らしに思いをはせる。
にわか成金に そっぽを向く。神輿となると目の色が変わる担ぎ手の粋ななりに、心いきにワクワクする。
いくらお金があろうとも成り上がりのよそ者と、地元に根付いた店を贔屓する。その成金やろうが八幡さまに敬意を払うことでちゃんと見直す素直さ。
筋を大切にし、世間の風あたりに ふらふらしつつ生きていく。暮らしがいい。
そんなお江戸の町に、大物からの依頼のもと、夏バテ知らずの薬売りだからと、真夏にも笠をかぶらず平気のへいざの定斎や蔵秀(31)を中心に、短髪、黄八丈の値のはる作務衣の小間物問屋の1人娘 雅乃(22)。絵草子書きの辰次郎(27)。飾り行灯師の宗佑(33)。設定もいい。この4人の画策に胸躍った。
悪者、いい者がはっきりしているだもん。気持ちいい。

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2006年8月10日 (木)

『さよなら、スナフキン』

うんうんうん。うなずきまくって読みました。 山崎マキコさんの『さよなら、スナフキン』(新潮文庫) おさるの勧めで読んだ『マリモ -酒漬けOL物語-』(新潮文庫)もよかった、そしてこれもいい。世界一不器用な大瀬崎の愛すべきオタオタぶり。この環境を逃したら、あたしなんかの居場所があるわけないってしがみつく切実さに、胸がいっぱいになりました。わかるっ。しばしば思い悩むもの。
読んでいるうちに「よく会社づとめできているなあ」と今の自分が就職しているこ とが(働き口があり、働けば毎月お給料をもらえることが)奇跡のようにもおもえてきました。
想像して妄想して考え込んで。その考えに、おいつめられっちゃったり、人生あきらめちゃったり。もう我が事のように読みました。ふー。
でてきた答えがよかった。奇跡も起こらず、王子さまが迎えにくるでもなく。道がみえたわけでもなく。でてない答えがよかった。

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嵐の藤間会(否 松緑丈)~藤間会追記~

4日の藤間会、感想追記。

藤間のお名前がわかりました。
雀右衛門さんは藤間亀三郎、時蔵さんは藤間勘三郎。ややこしい。 松緑さんは勘右衛門で東蔵さんが勘左衛門。歌昇さんは勘蔵。
番組表には、後見がのっているのですが御曹司のみ。(前の席の方が番組表を開くたびに、後ろからそっと確認。)

【四季三葉草】
勘十郎さんの後見は、どうみても東蔵さん?あれ?出ている人だけでなく後見まで豪華。今日は忙しくなるそう!と期待。歌昇さんも後見に。
能楽の「三番叟」好きには、いろいろと思うところあります。歌舞伎や、踊りになると。
吉右衛門さんは優雅でした。でも素踊りだと優しすぎちゃうかな。顔つきが。
【島の千鳥】
藤十郎はんは、装束・鬘をつけ、化粧をなさってました。大きな屏風の前での踊り。ご自身が引き抜きにより紫から赤の衣裳に変わると、後ろの屏風の柄もパタンと変わりました。いかにも人力(紐が見えます)がいい。わざわざって感じで。
【五條橋】
こわっぱとは言わせないぞ。立派な牛若丸登場。「若天王」と声がかかっていました。富十郎さんの素踊り大好き。素踊りの方がうまさが引き立ちます。うまい。重心って重要。「天王寺屋」「若天王」と声がかかる中、弁慶と牛若丸の舞は、わりと見ごたえありました。鷹之資ちゃんの後見は、たぶん橘太郎さんだと思います。 後見心配いらずという感じでした。
【時雨西行】
またまた親子もの。歌舞伎座の舞台ではみることができない組み合わせ。中村光江さんだけ装束・鬘をつけ、化粧をなさってました。「成駒や」と声がかかっていました。芝翫さんは素踊り。「大成駒」「神谷町」と声がっかっていました。この屋号の変え具合がいいですね。光江さん、七くんに似ています(逆だと思いますが)
【海士】
時蔵さんのおぐしが真っ黒だったのにびっくり。だって銀髪だったはずだもの。こういう時(素踊り)には、黒く染めて出るのが礼儀なのかしら?そういえば、後見も含め、みな茶髪の方はいらっしゃいませんでした。素踊りの方が柔らか味をより感じました。
房前大臣の祖師さんは、女性役なのですが 役の上での女であり、キレがあり悲しみ具合がよかった。うまい。後見は梅枝くん。立派。萬太郎くんも。左字郎さんのサポートぶりも注目してみる。みるとこいっぱい。
【現在道成寺】
雀右衛門さんの道成寺。これだけ15分の踊りでした。(他は30分くらい)畳4枚ぶんくらいしか移動しないのですが、風情がある。少ない動作なのに、なぜでしょう。雀右衛門さんも装束・鬘をつけ、化粧をなさってました。白地に銀の垂れ桜の着物に羽織った薄い衣の裏が銀鱗。(表は帯地にある紋づくし) 道成寺のどこら辺を表しているのかしら。読解力がなくわかりませんでしたが、考えながら楽しむ。  後見は、たぶん京妙さん(自信なし)
【船弁慶】
最後の演目は1時間ほど。一番の不思議ポイントは長唄・囃方の並び。下段の囃方さんは、不思議でないのですが、上段の長唄さんたちは?? 里長さんを立唄として4~5人。栄津三郎さんを立三味線として3人くらい。揃ったかと思いきや、まだ上手側にたぶん富太郎さんを立唄として2人 巳吉さんを立三味線として4~5人。 役者さんごとに唄い分け?と思ったですが、余りに面白く ついつい見るのを忘れました。 目をやるときは、たいてい全員で唄い、三味線を演奏してました。この並びは 意味があるのでしょう。おいおい、こういうのも理解できるのかしら。
素踊り(?)の左團次さんがでてらして、キリっとしてかっこいい。と思っていたら四天王登場。亀寿さんは立ち役の方が決まるような気がする。動作にキレがありいい。松也くん。またどんどん男らしくなってきました。(以前はちょっとだけホストっぽかったので)爽やかすぎなほど。新悟くん・廣太郎くんも健闘。そこへ現れた義経そのものって感じの虎之助くんが、舞台をさらっていきました。あーうまかった。 あの「弁慶よきに計らえ候え」は忘れられない。うんまぃ。 周り席から、誰 誰ってささやき声が。黒紋付に 紋があるじゃない 寒雀の中に「虎」よ! と思いながら、オペラグラスで釘付けにされてました。勘十郎さんのうまさにうなっていると、
舟長登場。あーそうでした。豪華すぎて忘れてました。三津五郎さん登場。なぜこの人が動くと、空気が変わるのでしょう。本当にうまい。うまい人だらけの中、さらにうまい。舟子は、信二郎さんと亀三郎さん。上品でした。そして、皆 袴姿。 みとれました。 
素踊りでの公演でしたので、あぁ みなさん本当に男性なのねって改めて思いました。知ってはいましたけど。 男性色が強かったのでなんとなく、しみじみ実感しました。

劇場では、熱気が凄く 皆暑がっているのにゾクゾクするなあと思っていたら・・・ 帰りの電車でどんどんぐったりしてきました。這うように帰宅。トホホ。また、「藤間会」をみつけたらいかなくっちゃ。体力つけてからね。

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2006年8月 9日 (水)

お家、再興だワン

台風接近のところ、八月納涼歌舞伎3部鑑賞。6時始まりが嬉しい。
里見八犬伝の通し上演。  はずかしながら、八犬伝の知識なし。読んだことも、映画でもTVでもみたこともなし。もちろん歌舞伎でも。 なにやら光る玉、同士を集める、八。これしか知らない中みてきました。
冒頭は、丁寧に丁寧に筋を、観客に語ってきかせるような説明感が強い感じで展開。さぁこれから盛り上がるかな!と期待したところ・・もう急展開。あまりの気前よい展開に、敵がだれかもわからないくらい。むむむ。強引。もうしまいには、犬なの人なの???となる始末。(ちょっと大げさ)
横でおさるが昨年末の12時間八犬伝(←誤のため追記;年始の5時間くらいの大型時代劇)のキャストでいえば誰とコメントしてくれるのですが、筋の助けにはならず。でも、その効果でより楽しくなりました。 信乃と現八の(タッキーと押尾の?!)大立ち回りのところは、次から次へとみるべき人達があらわれて大盛り上がり。いいねえ。立ち回り。かっこいい。 信二郎さんの現八がグッド。特に登場のところ。大きくて格好いい。似合う。 やっぱり、立ち回り!立ち回りだーいすき。

今年の納涼は、恒例の勘三郎さんがいません。その上、勘太郎ちゃんも、七くんもでていません。さみしいなんていいません。三津五郎さんがんばれ!客席から応援するため、1部・2部もみにいきまーす。

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2006年8月 8日 (火)

弁慶よきに計らい候へ~夏雄風邪の巻~

それは、4日のことでした。
「そうけ」「いえもと」こういう大向こうがかかる国立劇場へ藤間会を観に行ってきました。
4日から3日間公演。初日の4日は歌舞伎役者さんのお名前がずらーっと。その上一番お安い席が2000円!国立でみつけたちらしを片手に一度いってみようかしら と軽い気持ちで でもわくわくでかけました。
そうしたら・・恐るべき藤間流。「宗家藤間流 藤間会」生半可な気持ちで行ってはいけません。もう濃厚。魅せる。うまい。豪華。みている間に首すじがゾクゾクして、熱がでました。(本当に発熱)久々に38度を越えてその後3日間寝込みました。トホホ。夏風邪ひいたおバカさんですが悔いなし。(でも辛かった。)  團さまのお誕生日(6日)も風邪を引いていたってことで「夏雄さん風邪」。なら本望。 (おさる、いいアイデアさんきゅ♪)
5時開演9時終演。踊りと踊りの間は6分休憩。どれひとつ見逃せないいい舞台。休むな。見続けよ。なの。ははぁー。
とっても楽しかった。素晴らしかった。もうおすすめ。ただし、体力をつけておくように。3階最後列はもう空気まで薄かったです。
この日の一番の楽しみは最後の『船弁慶』素踊りでなく、なんというのでしょう?袴で鬘なし・素顔で演じられました。装束の力なしなので、おおらかさとか時代感などといったものより、一挙手一投足・感情が 際立ちました。うーむ。素晴らしい。うまい人でないとできませんね。飽きることなく魅せられました。
弁慶は左團次さん。四天王の亀寿さん・松也くん・新悟くん・廣太郎くんを従えた義経は虎之助くん。なんて豪華。 虎之助くん、あんなちっちゃいのに これが、すばらしい。うまいなんてものじゃありません。姿勢よく、きりっとした視線はもう義経。子役なんて枠を越えてました。左團次さんの弁慶に、よし任せたとばかりに「弁慶よきに計らえ候え」  うんまぃ。そこで思わず拍手が。拍手も起こるよ、だって うまいのだもの。とにかくびっくりのうまさです。静にむけるまなざしも、知盛の霊に向ける視線も立派。すばらしい。そのうえ可愛く、凛々しい。よいお顔立ち。もうこれから、大注目です。
左團次さんは、装束のない(素顔)の方が格好いいかも。動きが綺麗でキレがありました。すてき。
静と知盛が宗家・勘十郎さん。さすが宗家。「そうけ」と大向こうもかかるよそりゃ。素で表すのは一番難しい役だったように思う。女性と男性が、静と知盛の違いを、気迫で、みていてちゃんとわかった。
とにかくびっくりの豪華ラインナップは以下の通り。
【四季三葉草】
翁:吉右衛門さん/千歳:勘祖さん/三番叟:勘十郎さん
後見;東蔵さん、歌昇さん
【島の千鳥】
藤十郎さん
【五條橋】
弁慶:富十郎丈/牛若丸:鷹之資ちゃん
後見:橘太郎さん
【時雨西行】
西行法師:芝翫さん/江口の君:中村光江さん
【海士】
房前大臣:祖師さん/海士:時蔵さん 
後見:梅枝くん、萬太郎さん、左字郎さん
【現在道成寺】
雀右衛門さん 
後見:たぶん京妙さん
【船弁慶】
静・知盛:勘十郎さん/弁慶:左團次さん/義経:虎之助くん/四天王:亀寿さん、松也くん、新悟くん、廣太郎くん/舟長:三津五郎さん/舟子:信二郎さん、亀三郎さん 
後見:種太郎くん、左字郎さん
これが、6分休憩ごとに くりひろげられるのです。ああ豪華でした。思い出しただけで熱がでたらどうしましょう。

おいおい感想をつけたし予定。

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2006年8月 3日 (木)

ぎゃおぉぉぉ ちょーぉぉ

教えていただいた(勝手にブログを読んできただけなのですが・・)パソコンテレビGyaOとやらで、訪欧歌舞伎公演inロンドンを見てみました。すごいわぁ。 本当に無料なの?あとで海外から請求がくるのでは・・・と心配になるくらいいいものやってました。 あぁ、懐かしい。いいなあ。行ったのに、いいなあと想う。(なぜ?) そうそう、まず自分たち同士でお辞儀しあうのがおかしかったわと思いだす。「感無量だねぇ。」「そうだねぇ。」(アテレコです) 画像がきれいなのにびっくり。音もいい。おうちでみることができるなんて、ありがたいのぉ。長生きはするもんじゃ。(?!) またみちゃおっと。

一度みてみたいと思っていた「シベリア超特急」の、TV放映を発見!8/7(月)夜中1:48~日本テレビにて。「シベリア超特急5」愛之助さん、進之助さんのお名前がありました。 しかし、なぜに水野春郎は、シベ超に こんなにも歌舞伎役者にでてもらえるのでしょう? 弱みでも握られているの、梨園諸君? そして、春郎は なぜ「シベ超Tシャツ」で 歌舞伎座に観劇にくるのであろうか?(2,3度目撃) そこら辺の謎がわかるのであろうか?こうご期待。

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2006年8月 2日 (水)

『鴨川ホルモー』

ありがとう、おさる。 読ませてくださって、ありがとう。
『鴨川ホルモー』万城目学(産業編集センター)を読む。
導入がうまい。案の定引き込まれちゃったわ。 その上舞台は京都ですし。バカみたいに京都通いをしていたので、地名をみて「あぁあの辺りね」なぁーんて。
いやぁすごいなあ。この話。強引なんだか強引でないんだかわかんない。不思議ちゃんってわけでもない。説得力があるのか、説得力がないのだかもわからない。でもぐーっと引き込まれた。
陰陽道好き、京都好き、祭り好き、京大好き。いろいろな人にグッとくる本ですな。変に面白い本でした。

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生誕29周年花火大会

本人に知られずにお誕生を祝って 我が友おさると、飲む。
菊之助さん、お誕生日おめでとうございます。
神奈川新聞花火大会 改め 菊之助丈 生誕29周年花火大会 横浜じゅうで御祝いだわ。
菊之助さん初主演の映画、「真景累ヶ淵」のことも想像。妄想?最近、舞台がないなあと思っておりましたら、2本も。うれしい。(でも、舞台が一番。)ホラーはダメです。絶対ダメ。 怖いの映画は、見ないまま 一生を終えます。
でも歌舞伎の怪談ものは平気なので・・・これも大丈夫でありますように。
「出口のない海」「犬神家の一族」「真景累ヶ淵」邦非映非連活動にも熱が入ります。

実は、のんでいて花火はあまり沢山はみることができませんでした。でも、音と視覚で花火の醍醐味を感じました。いいねえ。たまやぁ~ かぎやぁ~ 音羽屋ぁ~

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ハチミツとクローバー

花火を堪能した後、すぐそばの映画館へ。だって今日は映画の日。邦非映非連活動です。
我が友、スレンダーなのに太っ腹な友 おさるのおかげで毎号つつがなく読ませていただいている『ハチミツとクローバー』の映画版を見にいく。
すきなモノの映画化って、どうしても問題点が目につくものですが、がんばってました。青いけど。ちょっと青すぎるけど。
原作があんなによく、特に はぐちゃんなんて人では不可と思っていましたが、よかった。あと、伊勢谷くんにほれました。あの骨格。理想の骨格。(ベストはトータス松本さんの骨格。すてき!)キャスティングがグッド。なんだかんだいっても胸がキュンとしました。

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