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2006年8月14日 (月)

『お縫い子テルミー』

買ったままになっていた『お縫い子テルミー』(集英社文庫)栗田有起を読む。
「お縫い子テルミー」
個人的には、表紙のスイートな可愛らしさとのギャップがよかった。あと、勝手にもっていた手芸の女の子らしいイメージとの差。プロフェッショナルなの布へのこだわりの表現がいい。布を触って確かめる。とことんながめつくして鋏をいれる。案外ヘビーでもある話しだが、そんなテルミーのプロ意識に、強さに背中がのびた。
「ABARE・DAICO」
コマこと小松誠二くん。オッチンこと水尾和良くん。5年生の友人同士
。コマを中心に話しは進む。 コマは目標をもっている。ずばり小松もなかなかやるやつだと世間に思われること。 小学校へ通い、オッチンと奥深い会話をし、目標に向け努力する。
コマは何でもできる。チラシをみて献立を考え買い物をする。掃除をする。(この時点で もはや、お手上げだ !

親を大切に思う。お涙ちょうだい的でなく、ごくあたりまえに愛する。
それに比べ、世間一般の人は。自分と違う方法で暮らす人をみると、揚げ足を取ろうとする。小さい。ちっちぇー。
コマとオッチンの、いさぎよい毎日の暮らしっぷりにホレボレした。

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