« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »

2006年10月31日 (火)

まちきれない~

明日ね♪ 明日、弁天なんてなんだか信じられないわぁ。そして最後には、忠信狐が飛んでいくのねぇ。勧進帳もあるわ。あー、富樫と弁慶って菊之助さんと海老蔵さんなのね!しぇー! 何をいまさらって感じですが、すっかり忘れてました。これは楽しみ!緊迫感がたまらないだろうなあ。馬盥の光秀も楽しみ。あー濃厚な すごい一日になりそう。
團さまと菊五郎さんは歌舞伎座ね。両家のお弟子さん達の割り振りも気になるわぁ

ワクワクして、眠れそうもないわ。 いやいや、早く寝ようっと。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月30日 (月)

カレンダー

061031_0015 歌舞伎座には、玉三郎さんの来年のカレンダーが売ってました。 染五郎さんのもあったかな?
これは、平成12年の成田やさんのカレンダー。  画像がヘタクソすぎでわかりにくいのですが、卓上モノです。
わたくしのお宝。
また、出してくださらないかしら。
このカレンダーの年 2000年1月。演舞場で 新之助さんの助六、菊之助さんの弁天小僧、團さま・菊五郎さんの勧進帳を観みました。三之助の寿曽我対面もありました。 それで、すっかり歌舞伎にはまりました。 そして、こんなになっちゃいました。 毎月 昼・夜 歌舞伎座参りがかかせない身体になってしまったわ。 あれから、6年。三之助さんは、とってもステキに成長なさいました。 私は何か変わったかなあ? 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年10月29日 (日)

お江戸の誘惑~たぶらかされて~

江戸東京博物館に、ボストン美術館所蔵 肉筆浮世絵展「江戸の誘惑」を見にいって来ました。名古屋のボストン美術館のあと巡回してきてくれました。待ってました!名古屋同様、ガイドは花禄さんによるもの。面白い企画だなあ。借りてみました。「熊さん、そいつぁいけねえよ」といった落語調のものかと思っちゃった。そういった物ではなかったです。丁寧でした。あまり面白いと作品の前から動かなくて困るしね。
浮世絵の中でも、肉筆のありがたさってあまりピンとこなかったのですが、その味がよーくわかりました。実感。
北斎の「鏡面美人画」。後ろ姿なのに、風情がいい。立ち姿の美人が、引き出しに立てかけた鏡に顔を映す。画には 待人~という詩が書かれている。手には文が握られている。なんて粋な構図なのでしょう。うっとり。 師宣の芝居町の画は、鼓の皮をあぶっていたりと隅々まで面白い。 豊国の「三代目歌右衛門」。江戸から大阪に行ってしまうのを惜しんで二百人もの人が見送りにきたところを振り返った図らしい。黒羽二重の裾に 名残雪がチラチラと。いやーん。なんて格好いいのでしょう。 石燕の「百鬼夜行図巻」に河童の姿をみて喜ぶ。ろくろくびって飛頭蛮って書くのね。 北斎の「李白観瀑図」にびっくり。まっさかさまに落ちる滝の前に立ちすくむ人。 音がしてくるような画だった。 あたりの自然の大きさ、滝以外の音のない静寂さを感じた。大きな画ではないのですが 圧倒される一枚でした。
企画展だけでなく、常設展まで面白い。江戸の街をワクワク♪巡る。「お産してはるわ」ってのんきに言うご婦人方と一緒に、長屋を覗いたり。千両箱を持ち上げてみたり、肥え桶かついでみたり、纏を持ち上げてみたり・・どれもこれもとっても重かった。体験コーナーもくまなく参加。 中村座の芝居小屋の一角はやっぱり楽しい。なんだか来るたびに楽しさが増すみたい。 アラーキーの「東京人生」という写真展が常設展のそこかしこにありました。菊之助丈のポートレートの前にしばし吸い寄せられる。エントランスの百花淫乱も面白かった。アラーキーの手にかかると花に食虫花のような妖しさがでる気がします。バラバラな展示が新鮮でした。
7Fの食堂 隅田川 で国技館みながらお昼を食べ、売店で散財。(おさるとお揃いの十手まで購入。ミニですが。)
 帰りに、回向院で竹本義太夫のお墓に手を合わせ、吉良屋敷跡(一部?)に立ち寄りました。 今日も、よーく遊んだなぁ。

| | コメント (13) | トラックバック (0)

2006年10月28日 (土)

『中村勘三郎楽屋ばなし』

先日の源左衞門さんの訃報に驚いた。江戸のかおりを感じるいい役者さんでした。沢山の舞台をみることができて幸せと思わなくっちゃ。
関容子さんの『中村勘三郎楽屋ばなし』(文春文庫)に、助五郎さんのエピソードがのっていたかもしれないわと 思い再読。 あいにくこの本には、助五郎さんのお話はあまりでてきませんでした。 自分のもっている本とは思えないほどへぇ~って面白く読み直しました。 よく、現 勘三郎さんがうれしそうに、先代の勘三郎さんのお話をなさいますが それもそのはずだなあって思いました。 こういう人を「大物」っていうのですね。 勝手きままで 周りは大変な様にみえても、それは その芸に、細やかな気くばりに、周りが何があってもついていっちゃう そんな方だったのだろうなあ。 あーいろいろな舞台を みてみたかったなあ。法界坊の映像をみたときに、特に思いました。あの、なんともいえない雰囲気!いいなぁ。 
関容子さんが、今の関容子さんになるために苦労したのだなあってところも垣間見ることができました。
あと、お妾さんの存在って貴重だわと思いました
?! 役者はワイドショーなんか気にせず、自由奔放にすごして欲しいわぁ。肝っ玉のちいちゃいコトなんか言われても気にしないで とことんどうぞ?!どんどんどうぞ!?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

三響會

本日は、三響會鑑賞。
今日の一番のお楽しみ亀治郎さんの「安達原」。亀治郎の会で、泣かせるという評判を聞き、是非ともみてみたかったので。(泣くのが好きなのかしら、私は・・) 今日の会は、囃子競演 ・ 藤娘 ・ 歌舞伎の安達原 ・ 能の安達原。
見に行ってわかったこと。亀治郎の会のは「奥州安達ヶ原」、今日の三響會は「安達ヶ原」ということ。今日のは、安達ヶ原の鬼女伝説の方でした。あれれ。
「安達原」 みごたえがありました。面白い! 最初は、あれ?思っていたのと何かが違う・・ ? と
思っていました。 亀治郎さん演じる 前ジテの老女が、引っ込む前に 「ちょっとでかけますが、寝屋をのぞいてはいけませんよ」って 地の底からきこえてくるような声で言うあたりには、もうすっかり引き込まれてました。 いけないっていわれたらしたくなるのが人の性。 そこらへんを段四郎さんが実にかわいらしく表現してました。 おまちかねの後ジテ。想像以上のスペクタクル。隈取はこわいのだけど どことなくオバQでもあり・・・ うごきがすばらしい。難しすぎる動きばかり。長袴をはき、廻ったり、花道を後ずさったり。魅せる魅せる。バタンと前に倒れる動きは何というのでしょう?あまりの迫力に口をあけてみちゃいました。 すすき一面の月夜のもと、鬼女と阿闇梨と強力の見せ場はすごかったです。 強力が妖しい力で引き戻されるところがうまい。段四郎さんうまい。ほんとにグイってやられてるみたい。 ~で候って最初に言うところで、~でしょうろうって言ってるところもキュート。いいわぁ。 
こんなに面白い歌舞伎の後、お能はどうするのかしらと興味深々。話がわかった上でみるので、いつもより理解しやすかった。お能に負けてられないぞっていうライバル心みたいなものが、いい感じになっていて面白かった。アイは萬斎師。大活躍!あんなに笑わせるとは。能楽堂ではありえないシチュエーション。シテの片山清司さん、迫力満点でした。動きがシャープ。花道でキッて決めてました。面をつけているのに、目付柱がなくて大丈夫かしら?と心配しちゃった。ワキが、今日は俺が目付柱だ といわんばかりに迫っていて臨場感がありました。誘導する意味もあるのかしら。
こういう実験的な公演の面白さが楽しかった。 能楽堂とは異なる見せ方を楽しませてもらいました。 
最初は、囃子競演。本当に競演。太鼓、大鼓、小鼓、笛、大太鼓、尺八、琴、三味線、ドラ、豪華。ちょっと豪華すぎ。林さんの大太鼓に、一噌さんの笛、傳次郎さんの太鼓の競演が、シンプルでかっこよかった。
2つめは、七之助さんの藤娘。今年は、若手の藤娘をみる機会のある年。 なんだかいろんなことがわかりました。あぁ、お酒に酔っちゃったから ちょっとハメをはずした大きな動きだったのか とか。中村やさんらしさがありました。(踊りの意味するところがわかりやすい) なかなかでした。若く かわいらしくて、女の子でした。大人のもみたくなりました。大人の人の藤娘は、性別をこえた藤の精という感じだもの。御園座の時蔵さんのもみたかったなあ。
能楽大鼓の広忠さん、歌舞伎囃の田中傳左衛門・傳次郎さんの強力タッグのおかげ で、こういう豪華な競演を楽しめるのはうれしい。チケットをとるのが大変ですが。ロビーで亀井忠雄さん(人間国宝!)が、ニコニコしていらしゃいました。今日も満喫。

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2006年10月27日 (金)

43度

あ・あたまが痛い・・・
昨日は、おさると五郎十郎忠臣蔵を堪能し、舞台写真をたらふく購入。うしし。 
その後、沖縄料理を楽しんできました。奄美大島の人の三味線ライブを聞きつつ、泡盛でいい気分。名前に惹かれて頼んだ泡盛には古酒って但し書きがありました。おさるの飲んだ「菊之露」は40度。わたくしの「忠孝」は43度だそうです。これって、ものすごい度数なのでは?と思いつつもよくわからず。 おいしいかった。 ちゃんとチェイサーをもらって、1杯ロックで飲んだだけなのですが・・・ 朝起きたら頭が痛かったわ。そして今日働いているときも。これって、もしかして 二日酔いかしらん? あの1杯で2日も酔いを楽しめるとは お・と・く♪とは、思えませんでした。とほほ。 
料理もおいしいし、沖縄に行きたくなっちゃった。 歌舞伎公演があれば、すぐに行動に移しちゃうのですが。どうでしょう松竹さん。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月25日 (水)

『あやし』

今朝も、寒かった。職場で ちょっと濃くしすぎてしまい 真っ赤になっちゃったハーブティーを飲んでいました。 何 飲んでるの?と言われ 「人の生き血」と答えたら、ちょっとひかれてしまった。 宮部みゆきさんの『あやし』(角川文庫)を再読しつつ出社したせいかしら。
この人、おじいさんじゃないかしらと思う。うまいなあ。江戸時代に生まれていたような感覚があるのに、ブレイブストーリーのような物語も発想できる。どうなっているのだろう。後味の悪さとかもうまい。(あと、若いうちの苦労は買ってでもしろっていうのがよーくわかった。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月24日 (火)

『あかね雲』

家に文庫本を発見。いまごろですが、山本一力の『あかね雲』(文春文庫)を読む。
どうして?とか、本当はそうじゃないよ。とか 力がはいりつつ読みました。 いい人なのに、なんでそうなっちゃうのだろう。そんなすれ違いにハラハラしつつ、涙ぐみつつ、見守りつつ読みました。
京都の豆腐職人が江戸で店を開く。京都の豆腐は、江戸のと違う。生き方の違い。思いやりのすれ違い。いろんな違いに翻弄されつつ、必死にいきていくさまは読み応えがありました。  人の描き方がいい。今回は 断然 栄吉に肩入れしつつ読みました。あと息子の悟郎にも。
うまくいかないんだもん。胸躍る話でもないし。それでも筋を通すことを大切にし、しっかり生きている様は格好よかった。 あと、悪者はやっぱりわかりやすかった。
おくればせながら、直木賞受賞おめでとうございますと祝わせていただきます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月23日 (月)

『ウェルカム・ホーム!』

帯に、しをん先生が解説と書いてあったので、鷺沢萌の『ウェルカム・ホーム!』 (新潮文庫)を読む。読んでよかった
渡辺毅少年のウェルカム・ホームと、小島律子女史のウェルカム・ホーム。 2編とも、周りの人を含めた暮らしがいい。 ちゃんと生きている様がいい。
姉妹みたいな仲良し母娘なんてのより、ずーっと芯の通った関係 ってぇのをみせてもらいました。 ありがとう。ぐすん。 
帯のことば「よく帰ったね。おかえり」がいい。 鷺沢萌さん、この世にもういないのね。 残念。
そして、解説もよかった。プロの作家ならこういうのを御願いします。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月22日 (日)

万作を観る会

今日もいいお天気。なんとか1人で着物を来て、国立能楽堂に行ってまいりました。出かけるまでに、すでに一苦労。 帰り道、雲行きが怪しくなってきて・・・大慌てで帰りました。なんとか濡れずに無事帰宅。ホッ。
今回の「万作を観る会」は、小舞「住吉」に始まり 狂言「萩大名」「柑子」
語り「奈須与市語」最後に、狂言「二人袴」と小舞・語り・狂言の3つをじっくり味わえるという贅沢なメニュー。 よし、じっくり味わうぞ!と睡眠をたっぷりとって向かいました。
番組表の御挨拶に、万作師は 今回 小舞、語、狂言を演じ、狂言の芸の多様さをご覧いただきたいと書かれていました。 それぞれの味わいを深め、その多様さを改めて感じました。 何よりも万作師の手にかかると、1つの作品の中のいろいろな面がでてきて、作品の奥深さを感じるものだなあと しみじみ思いました。 「奈須余市語」の語り分けは、人物を語り分ける技術というより、 その人の思いというようなもの、覚悟とか、集中している様とか、 人だけでなく、海の様とか、そういうものを感じました。 すごいなあ。 「柑子」は、主人に託された三つなりの柑子を食べちゃった言い訳っぷりの狂言です。 それを俊寛僧都の物語になぞえる壮大さ。 淡々としていて、大げさにしていないのに、とっても深い。 うーん不思議だ
石田師の萩大名のおおらかさがなんともユーモラスだった。憎めない大名でした。
遼太くんの花婿・萬斎師の父の のどかさが なんともいえずよかった。狂言を見始めたころから考えると、この役が設定されるようになったのだなあと時代の流れを感じた一日でもありました
濃厚で、充実した会でした。堪能。

おまけ
今日は萩の柄の帯をしめていきました。お気に入りだからという理由だけで何の気なしに。そうしたら、今日の演目は萩大名でし
た。無意識のうちに粋なおしゃれを楽しんでいたみたい?!(友に言われるまで、気がつかなかったぐらい) 能楽堂の中庭には、萩の花が咲いていました。(このことも、友に教えてもらいました。) なんだか得した気分。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2006年10月21日 (土)

男泣き祭

国立劇場に「元禄忠臣蔵 第一部」を観に行ってきました。10月の切符は完売だそうです。今日も満員御礼。ギュウギュウ。 3階からでも舞台がちゃんとみえます。花道が半分みえるのがうれしい。 
道理、道理
と古風にうなずきつつみてきました。いやぁよかった。正直、こんなによいとは思わずにいきました。古典歌舞伎の「仮名手本忠臣蔵」ではないのですね。わかりやすい。科白も何もかも。 それでも時代劇にはならず、歌舞伎でした。 
とにかく男泣きなの
。泣かされちゃいました。(女だけど。) とくに、よかった場は、田村右京太夫屋敷小書院。 浅野内匠頭(梅玉)の最後の姿を一目みせてやろうという伝八郎の歌昇さんの正義感。かっこいい。 庭先で平伏する片岡源五右衛門の熱い想い。この信二郎さんがいい!一緒になって「殿」って想って涙がでました。 歌昇さんが梅玉さん(内匠頭)に、あそこに控えてるよと言わんばかりに、よい月が出ていると扇で庭先を指す。その指し示す先には・・ うー。もうたまりません。 男泣き大会です。男泣き祭りです。
次の幕、「ならぬと申せ」と一言いう大石内蔵助の吉右衛門さんが登場。舞台が、ぐっとしまりました。 「たわけもの」と叱責し、「座を直せ」とたしなめ、一子 松之丞の心配には「昼行灯で暮らしたかった」と諭す。 大きい蔵助でした。
ほとんどの方が2役づつなので、演じわけが腕のみせどころって感じ。 そこは、東蔵さんがダントツに、うまかったな。 歌昇さんと歌六さんの見分けが苦手なのに、2人ともうまいし、2役だし、どっちか?ってなっちゃった。どっちでも、とにかくうまかった。 一役なのは、ごくわずか。信二郎さんの
ご子息の隼人くん。富十郎さんとがんばってました。初々しい姿がよかったです。
舞台が、テンポよく くるくる廻り変わっていく。お弁当用に、30分の休憩が一度。他は10分休憩を3回はさむだけ。六幕十二場が、長く感じませんでした。 何よりも「廊下」の使い方が秀逸。 とりこみがあり廊下を駆ける面々。眉間を切られた吉良殿も通っていきました。 うまいつかいかた。感心しちゃった。

帰りに、11月分の国立劇場「元禄忠臣蔵 第二部」の切符を買っちゃった。

| | コメント (6) | トラックバック (1)

けなげなやつだなぁ

061021_0856今日は10/21。
うちのベランダでは、朝顔がさいていました。
もう、枝もかれているのに、けなげなやつだなぁ。
がんばれよぉ。

060820_0934おまけ。
夏のさかりの朝顔。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月20日 (金)

国立能楽堂定例公演

仕事の後、大慌て国立能楽堂へ。今日は、国立能楽堂定例公演「栗燒」「船弁慶」。定例公演は久しぶり。中正面2300円というお得な価格設定が助かります。
「栗焼」は、万之介さんのはずでしたのに?休演でした。どうなさったのでしょう。先週、舞台をみたばかりでしたのに。 心配です。 
「船弁慶」11月、2月と歌舞伎で見る予定ですし、ここはしっかり 本家の能楽のものをみておこうと楽しみでした。 すきっりとしてキレイな静御前でした。後ジテの智盛が、シャープでよかった。動いているときよりも、じっとしている型の方がよりシャープでした。特に、揚幕を1/3ほどあげて、橋がかりの手前からじっと見るところなんて。 すごい眼力を感じました。 面なのに。
楽しみにしていた萬斎師のアイ、日本語であそぼの ややアクロバティック なものと異なり(当たり前ですね)おさえたところがよかった。しずかに控えているところに品があって。 よく聞くと、帰りの船でも呼んでくれと売り込んでいるのですがね。 船を持って(乗って!)もどってくるのところの速さったら。 イリュージョンですのよ。 わかっていても、びっくりしました。かっこいいな。
子方の義経。しっかりとがんばってました。「そーのーとーきーよーしーつーねーすーこーしーもーあーわーてーずー」ここでは、斜め前に座る年配の方が首でリズムをとってました。気持ちはわかります。本当にあわててませんでした。智盛の霊の登場に刀を抜くのですが、抜ききれなくても、あわてずに静かに抜こうとしてました。 地謡からサポートにきていた方のほうがあわててました。刀をつかんで抜いちゃうのだもの。手のひら切れてますよ! そんなのどかな1シーンもありましたが、キリっとして面白い舞台でした。 

| | コメント (3) | トラックバック (0)

2006年10月19日 (木)

『遊動亭円木』

たて続けに更新。できないとなると、書きたくなるものですね。 
「かぁいこぉく しぃてぇくださいよぉ~」ってペリーがいう吐夢のDVDがいっつも流れている、ヴィレッジバンガード 横浜ルミネ店。
そこの手書きPOPに呼ばれて買った、辻原登『遊動亭円木』(文春文庫)を読む。  (しかし、POPの どんな言葉にひかれたのか忘れちゃった・・・)
目のみえない落語家、まわりには訳ありの住人。うつつだかなんだかわからなくな る不思議な世界。でも円木さんの口調で進んでいくと、こういうこともアリだなと思う。奇妙ってこういう感じ? 円木さんと明楽の旦那のキャラクターがしっかりしているから、どんな不思議も現実にありそうで、またなさそうで。 面白い本だなあ。古い時代のようで、西暦2000年頃だったりする。いい意味で、古いよい 日常がある。 今だってそうやって暮らせるのだなあ。 
辻さんの本、他にも読んでみようかなあと思った。
解説は堀江敏行。辻さんの他の短編集で、この本の登場人物がでてくることをあげ、なんと!なななんと!どうなるかまで言ってます。あぁ。作家なのに。(1冊も読んだことはありませんが) よしてくれ。
言葉使いがいい。ところどころでてくる落語がいい。落語を聞きにいきたくなった。そういえば、タイガー&ドラゴンを見ていた時にも思ったなあ。小中学生の頃、カセットとかラジオとか落語を聞いていました。今なら、自力でいくことができるのに。 道楽暇なし。いまだ寄席に足を運ぶということが
実現できず。(面白かったら また はまっちゃいそうで困るし。)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

再び、海映

そろそろおしまいみたいなので、昨日 もう一回「出口のない海」をみてきました。
劇場に入ると、海老蔵丈着用の衣装がロビーに飾ってありました。外人のマネキンに着せるのはどうなのかなあ? その後ろには「武士の一分」のプロモーションが流れてるの。これはどうなのかなあ なんて話していたら、急にインタビューされました。英国のチャンネル4の取材だったようです。「なんでこの映画をみにきたのか?」この質問はいいのですが、「この映画は、英雄化していると思わないか?」と聞かれました。これからみるのに。 挑戦的だし、タイミングが悪い質問だな。 丁寧かつまじめに答えました。
見る前に、変な汗をかきました。

最近、TVでも戦争モノのドラマがあるとしっかりみます。先日の松たか子・加藤あい・長澤まさみ 三姉妹ものはとてもよかったです。戦争でもしっかり生きていこうとする姿。それを奪う戦争。今では年取った 生き残った弟(西田俊行)が、ぼくらはあれから戦争を止める努力をしてきただろうかったって問いかけるの。号泣しつつ、今の平和な世に生きていられる幸せと責任について考えました。
平和に暮らしてると、考えないことだから。考えるだけでも、大切なことだと思う。
この映画をみにいったことは、やっぱりよかったと思う。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

冷やかしはごめんだよ

ココログ・フリーがメンテナンスやら障害とかで 一昨日からアクセスできませんでした。フリーだからしょうがないね。
火曜日、人形町から帰ろうっと歩いていったら「人形市」をやっていました。人形町なだけに・・・と思いましたが、今年がはじめてだそうです。
どうりで、和風なのやら、アンティーク風のものやら、まぜこぜで まだ落ち着きがない感じ。 認定書がなくて、お巡りさんに 撤去を命じられている屋台もありました。お財布を忘れていっちゃった日だったので、眺めただけ。ひょっとこブローチが ちょっと欲しかったなぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月16日 (月)

『トリツカレ男』

黒のハイソックスをはいていきました。 あれ?右と左の柄が微妙に違う・・・ 会社に行ってから気がつきました。トホホ。
買っただけになっていた、いしいしんじの『トリツカレ男』(新潮文庫)を読む。生きている人の童話なのだなあ。アンデルセンとかじゃなくて。もしかしたら、どこかで見かけるかもしれない現代の人なのだなあ。 生きている人じゃないみたいな時代感があり、そこがよかった。 やさしすぎないし、甘すぎないし。いいな。
いしいしんじさんと、minä perhonen デザイナーの皆川さんが、並んでいるところを見かけたら、どっちがどっちかわからないかも。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年10月14日 (土)

品川教会ネブラスカ

昨晩、キリスト品川教会に斉藤誠さんのライブを聴きにいってきました。 この教会の隣の御殿山ヒルズのビルで、働いていたことがあったので懐かしかった。 会場に向かいながら胸いっぱいに。あー懐かしい。 昔は ヒルズ族だったみたいだわ、わたくし?!  
一人で、完全弾き語りのライブ「ネブラスカ」シリーズ。最初は10年前の日清パワーステーションでした。行ったなぁ。パワステがもうないところが時代を感じます。
教会の最高の音響の中、静かに・熱く・泥臭く・胸に響く曲をたっぷり聴いてきました。客層は、もう十何年聞き続けてきたという妙に落ち着いた年代。男性も多く、いい雰囲気。 なんだかね、涙がでそうになったり、ニヤってしたり。楽しかった。 ギターうまいし(←くわしくはわからないけど)声はいいし、なんだか大人にならないとわからない、いい時間ってヤツをすごしてきました。 ネブラスカ10周年おめでとう!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月12日 (木)

万之介狂言の会

嫌われ松子をちょっとだけみました。松也くんがでているから。あれ松也くんよね ?ね?って男らしい松也くんをみて思いました。

芸術の秋、満喫中。
今日は、国立能楽堂にて「万之介狂言の会」を鑑賞してまいりました。遅めの開演7:00なのがありがたい。すでに座席に画面が搭載されてました。運用は11/17からみたい。なんか不思議・・・・
ストレートなタイトルの会だわ。「蝸牛」もあるので、面白いかなと思い 我が友 おさるを誘って観てきました。
動作がいちいちうまい。プロってすごい。(あたりまえですが) 足をかけてまわるとこととか、いろいろなところが見所でこまっちゃう。
「筑紫奥」ややシュールとも思える曲。こういうのも興味深いなあ。百姓が、毎年毎年 息災で無事に御年貢を持って上ぼることのできるありがたさ を言いながら道行するのをみる度に、うーけなげやなあといつも思います。
「咲嘩」さすがの味。万之介さんの このとぼけた感じが大好きです。こんな太郎冠者いたら困っちゃうけど。深田師大活躍。深田の会でもいいほどでした
。案内に、「万之助はこの太郎冠者を無垢・洒脱に演じたい意欲に誘われたのであろう」と載っていました。やりすぎとかそういう欲のない、にくめない なんともいい太郎冠者でした。
「蝸牛」”にほんごであそぼ”でもおなじみの曲。囃の陽気さと、くりかえし囃したてるところなどが、子供にうけること納得の人気の曲。でも大変そう。 萬斎師はすました顔で演じていらっしゃいましたけど。 みるのと やるのとでは 大違いなのでしょうね。 間が・・・
おさると2人(2匹)で、「雨も風も吹かぬに、出ざかま打ち割ろう」「でんでんむしむし」と囃し合いつつ、家路につきました。 ウソで~す。 1時間以上あんな動きをしたら、体重が半分になります。 (それはそれでありがたいけど。)
楽しい気分で、家路にいたのは本当。
やっぱり能楽堂はいいな。
歌舞伎座で、とことん派手な演目(寿曽我対面 とか・・)をみた後なので、このシンプルな舞台が逆にいい。
どっちも好き。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年10月11日 (水)

『八月のクリスマス』

山崎まさよし主演の いい映画 『八月のクリスマス』 の本。(エンジェルワークス 白石まみ著) 表紙は、映画そのままの写真館。裏表紙には、まーちゃんと関まゆみ。 映画のノベライズだから大丈夫だろうと、たかをくくって電車の中で読んでいたら・・・
あーダメです。やっぱり泣いてしまいました。 映像がよみがえってきました。  お父さんにDVDの使い方を説明しようとして怒ってしまうとこが 特に弱い。 あー。泣けちゃう。 いい映画だったなあ。
電車の中で読むのに向かない本もあるのです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月10日 (火)

D・E・C・O We love デコさん!

とばかりに、演舞場へ「森の石松」をみにいってきました。
デコさんだから奮発。(2等ですが) オンシアター自由劇場を愛する我々にとって、舞台のデコさんが一番! やっぱり可愛らしい。心をくすぐられました。藤山直美ちゃんのは、うんまいなあという絶妙の間。デコさんはうんまいなあとやっぱりかわいらしいなあという絶妙の間。あー。コクーンに通っていたころが懐かしい。
最後にバクマツ(笹野さん)がトランペット吹いて登場、横にデコさんが居て。 ここだけのりだして見ちゃった。あぁ。
芝居の感想。 長かった。6:30開演。9:55終演。
大音響で、アバンギャルドなものを!って言われましても。
東京乾電池の「小芝居劇場」みたいな場面だけ安らぎました。昭和テイストで。 角替さんもうまいしね。なぜ、演舞場で乾電池アワーって思ってそんなことも面白かった。 だって、そこまでの場は、みんな絶叫してセリフがよくわかんないのだもん。(深沢あっちゃん以外は) なんなら、ベンガル流森の石松でもいいな。 せっかく、デコさんも笹野のおじさまも、あっちゃんもでているのに、なんだかもったいない。 高岡早紀も舞台で雰囲気ありました。何言っているかわかったし。 ベンガルさんには笑わせていただきました。帰りの電車でも引きずるほど。
客席に、勘三郎さん発見。いったい、どう思われたのかしら? あとサトエリ先輩(なぜ先輩?)こと佐藤江梨子さんも。完璧すぎ。あーかわいい。 舞台にあきると、ついついみちゃいました。(私は横向きの席なので。) ちょっと得した気分。
最後に歌ってました。 3部は歌謡ショーなの?舟木一夫特別公演?!
座長は、すでに声がかれていました。まだ10日なのに。

精進せよ獅童よ とだけ言っておこう。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

2006年10月 8日 (日)

でぇー もぉー

今日は一緒に、昼の部を観劇。
友がおさえてくれた席は、なんと五郎のまん前。ありがたや~ 今日も照れつつ じーくり観て参りました。
葛の葉は、魁春さんの舞台ウラのあわてぶりを想像しました。走っているのでしょうね。保名はあの保名?調べたらそうでした。ふーん。
おまちかねの寿曽我。 並び大名に新七さんや松五郎さんを発見。ますます楽しくなる。團さまの声がしてワクワク。あの襖(扉?)
の、開き方が好き。 仰々しくて。 一応 祐経さんの屋敷なのよね。 どういう仕組み? むやみに豪華で楽しくてしょうがない。
朝比奈のとりなしで、2人が呼ばれる。 2人の声がして、またワクワク。 まずは、にいちゃんの菊之助さんが登場。 そしてあばれんぼうの五郎が! 2人の立ち姿。これこれ、まってましたー。 んっという息遣いが聞こえてくるほどの気合。 十郎にいちゃんに たしなめられて、それでも祐経がそこにいるのにっていう「でぇーもぉー」が忘れられません!
 
海老蔵さんの五郎の激しい想いがあふれていてすごかったです。三宝の端を握りつぶすものだと思うのですが、片側は全部握りつぶしてました。バリバリバリ。 三宝のかけらを投げつけれれるかと思ったわねと、友とおびえてました。(投げつけられてもよかったのですが) あの勢いには、すごーく伝わるものがあります。 型が、一つづつ きちんと決まっていて 声は飛ばしていて そのバランスが とにかく、面白かった
。 菊之助さんの十郎が控えて心配するところの型も、きれい。静かにきれい。 終わったとたん、もう一回これをみせて!と熱望しました。 
かぶりつきの席なのに、熊谷陣屋はちょっと意識が遠のきかけました。 最初の相模や藤の方がでてくるところは、じっくりみていたのになあ。 義経の團さまは、若々しい青年でした。 松也くんが出ていました。片岡八郎。 あれ?これだけ? ならば、新三のお熊ちゃんもやったらどうかしら?と余計なことを考えました。(最近の高麗蔵さんは凛々しいので忠七つぁんがよいのでは?とキャスティングしてみました) 途中、敦盛の首と別れをするために、下におりてきたとき 相模の芝翫さんが どんどん近づいてきて緊張しました。 あれ?相模ってあんなに前にきたかしら?と友と芝翫さんにせまられたことでドキドキしあいました。(眠そうだったので怒られるかと思ったというのが2人の意見です)。 
最後は仁左衛門さんのお祭り! 芸者がいないのねと思いましたが、オレがいればもうそれで充分だろ?という いかしたお祭りでした。 もう、照れさせたら日本一ですね、仁左衛門さん。 「待ってました」「待っていたとはありがたい」 大向こうとのやりとりがなくっちゃ始まらない お祭り。 ちゃんと毎日かかっているのでしょうね。 粋なシステムだなあ。仁左衛門さんは、鳶頭にかかってきた若い者の棒を、簡単にあしらわず ぐっと力をこめてはね返すのね。 そんなところもすてき。 つぎつぎと喧嘩を売られる鳶頭。(売られないとすぐに終わっちゃうのだけど)いったい何をしたのかしら?単に喧嘩っぱやいの? 
おかめとひょっとこの面の渡し方にちょっとドキドキしたりしつつ、あっという間におわっちゃいました。 もっと喧嘩をしかけて! 最後に新七さんと咲十郎さんが 喧嘩をうってました。 「おべぇてろ!」って言い捨てて去っていきました。 えぇ覚えてるわよ。 
曽我最高。曽我大好き。 今日も楽しい一日でした♪

| | コメント (6) | トラックバック (0)

ごぉ じゅー りょー

昨日、歌舞伎に惚れ込んじゃっている関西の友と、じっくりと観劇してまいりました。 かぶりつきで。いやあ、本当に面白かった。
まずは、夜の部。 友がおさえてくれた席は、定九郎や勘平さんのまん前。もう照れるほど。
定九郎の白い手がぬーっとでてくるところは、あんまり目立ちませんね。もったいない。知らなかったら、注目してないなあ。 50両を、まんまとせしめて、花道のところで得意げにものすごーく悪い顔をするところが秀逸。浮世絵みたい。本当に前だったので、花道に差し掛かったところを横からみました。横からがまたいいの。意気揚々と歩きはじめるところの凄みがすごい。 ふー。
仁左衛門さんの勘平は、自分が舅を手にかけたのではないとわかったときの安堵の笑顔に驚きました。母おかやにも、力ないけれども笑顔で誤解がとけましたかと確認していました。いままでみたものは、そういう表現ではなかった気がします。(自信ないけれど) 誤解で 早まって死ぬのって無駄死にのような思いも 少なからずあるのではないかなあと思ってましたが、仁左衛門さんの勘平には、それがなく こういう形で忠義を尽くすという気持ちなのかなあと考えました。 表現方法っていろいろあるのですね。面白い。 上の方からみたのと違い、間近でみた おかやはかなり力強かった。かなり本気の動作で怒ってました。(ぶつ真似でなく、ぶっていたというか・・) おかやもいろいろだなあ。
久しぶりの菊之助さん。顔もさることながら、そうそうこの声って思いました。声まできれい。 別れの前に、「かる」と声をかけた勘平さんのもとに駆け込んでいくのがいじらしくって、熱烈でよかった。
「これがほんとのご安心」という科白を聞いて、松助さんのことを思い出しちゃった。
最後は幸四郎さんの髪結い新三。 なぜか、魚屋宗五郎だと思いこんでいたの。 友は、五・六段目の演目しか覚えていないし。 このあとは、宗五郎よと話していて 幕があいたら材木やさんでびっくり! 「ウソツキ」って言われて噴出しそうでした。 おかげで、お熊ちゃんは誰?忠七つぁんは?勝奴は?大家さんは?と、見ながら想像しながらワクワクしました。 菊五郎さんの新三のときは、田之助さんを踏んでいたわね、国宝なのに。 とか、 勘三郎さんの襲名の新三のときは、芝翫さんを踏んでいたわね、国宝なのに。 と思い出しトークに花がさきました。
翌日は昼の部。 またもや、かぶりつき♪ うふふ。 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月 7日 (土)

「仏像」 ~仏像と変わり者大集結~

嵐の中、東京国立博物館に「仏像 一木にこめられた祈り」を見にいってきました。 金曜は 20:00までなのが ありがたい。 案の定すいていました。 ゆっくり、たっぷり鑑賞できました。でも、さみしくない程度に人は入ってました。変わり者はいるものですね。(もしくはのんきもの)  東博までの道は大変。 水浸しだし、足の長さほどの枝がバサバサ落ちていてバキバキいってました。 大雨なのに噴水はジャンジャン水しぶきをあげているし。 なぜ今日も吹き上げるの? 
苦労して(わざわざ苦労して)行ったかいがありました。 本当に、よく集めてきたものです。これほどとは。 丹精なものから荒事っぽいもの、完璧なフォルムのもの、風化までがいとおしい素朴なもの。堪能。お寺では不可能な展示方法なので、細部までみることができました。裏側も、蓮坐の下の彫り物までもわかる。 それなのにお寺の宝物館のようなあっけらかんとした雰囲気ではなく、薄暗くシックで、お堂のような雰囲気がありました。上品。
目玉になっている京都宝菩提院願徳寺の「菩薩半跏像」。さすが鳴り物入りで紹介されるだけのことはあります。もう完璧。 本来のお堂の位置はわかりませんが、作品としてみるのにいい高さです。 ちょっとしゃがんで下からみてみると、いつもの仏像をみる感じがしてありがたくなります。 お寺で、まず手をあわせてからじっくり見る そんな気持ちになりました。 歩いて近づいていくと作品という気持ちになります。 そんな違いも面白かった。
うちの近くからも、ここに来ていました。弘明寺の十一面観音菩薩像が。ここでみると全然違います。ノミ目の珍しさが強調されがちですが、そんな特殊なことを 気にしないのどかさがありました。 発見。
円空仏をみました。 これが円空仏ですか。 びっくりしました。 岐阜・高賀神社の3対の像をみたときの驚きったら。 1本の針葉樹の丸太を割って作っているってきいてまたびっくり。 ジャコメッティみたい。(逆だけど) 愛くるしく、ありがたく、やさしく、厳しく、無駄がなく、余裕がある。 十二神将立像は、もう周りをぐるぐる回りたくなりました。 メリーゴーランド?!
木喰作のものにも唖然。 子安観音菩薩坐像(立木仏)。森に本当にありそう。 それと対照的な 不動明王立像。完璧につくりこんである。 この2つに見とれた。 昔話みたいなのどかさなものや、教会のマリアさま・聖人達をおもわせるものもありました。 こちらの十二神将はチェスにしたい。人の道を諭す すごろくのようなものはどうだろう。
あー驚いた。 円空に木喰。 こんなすごいものたちを知りませんでした。 本物はすごい。 お寺で拝見できるものかわかりませんが、ぜひお寺に訪ねていって見てみたい。その自然の中で見てみたい。
あの格好いいポスターは伊達じゃなかったぜ。 いかした いえ すばらしい展示でした。 合掌。

追記:
なぜか散財してきました。
梵字リングとか(ちゃんと廻るの)、胎蔵界曼荼羅ペンダントとか。
円空根付はひかれたけど我慢。 仏具もガマン。 にぎり仏っていう木製卵も欲しかったなぁ。    

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006年10月 5日 (木)

『家守綺譚』

おさるのすすめで、梨木香歩の「家守綺譚」(新潮文庫)を読む。
便利な暮らしが無くしてしまった 大切なこと 素敵なこと があふれている一冊でした。
自分は気が付かなくとも、ちゃんと守ってくれている自然の力がある。そのことを、神秘的にせず 表現しているのが素晴らしい。 植物を愛する気持ちがひしひし伝わってきて自然と微笑んでくる。 美しい言葉遣いがすがすがしい本でした。
マンションばっかり建っちゃって、その守り主達の居場所を奪っている。えらいこっちゃ。 花をみたら その様子を眺め、せめて季節を感じるくらいのことをしようと思う。 植物の名前って美しい。しみじみ思う。
今、周りがせちがないことになっていて、なんだかドロドロしてます。そんな中でも、あせらず 毅然と地に足をつけてくらしていこう ってこの本を読んで思いました。人がうらやましく思えたら、これを読んで 初心を思い返そう。そういうものに守られている幸せを思い返そう。
すすめてくれてありがとう。 もったいなくて、ゆっくり大事によみました。うれしい一冊でした。

永井荷風の「濹東綺譚」も読んでおくべきなのかしら。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2006年10月 4日 (水)

フラガール

楽しみにしていた「フラガール」を見てきました。
命がけでした。 だって、泣きっぱなしなのだもの。 鼻がつまって息ができなくなりました。(口をあいてみてました。) おさると、目を腫らして帰ってきました。 大喧嘩して仲直りした2人組みたい。
ここちよいぐったり感のある映画です。 蒼井優はすごいなあ。女優だなあ。 富司純子さんは、どんな素朴な(ボロな)格好でも、背筋がしゃんとしてる。 化粧っけないのに、さすがの存在感。 背中向けてあるいていくだけで意味がわかる。 豊悦の兄ちゃんすてき。 キュッってなるとことが多々ありました。 松雪ちゃんは、古臭い格好でもジバンシー?って感じに格好よかった。 蒼井優はすごい。素朴なのに、ものすごくみちゃう。動かないときまで魅せられる。 もう、これからも大注目しちゃう。
必死にいきている炭鉱で、奇跡はおこらないけど、なんとかひたむきに生きていこうとしている。 常磐ハワイアンセンターには、こんな歴史があったのね。今はスパリゾートだけど、行きたくなっちゃった。 一つ一つの出来事に胸があつくなりました。 フラかっこいいぞ! すんばらしい映画でした。気に入った♪ 

| | コメント (5) | トラックバック (1)

2006年10月 3日 (火)

成田屋 親子対面

はじまりました!成田屋親子共演の対面。待ちきれず初日に見てきちゃった。
寿曽我の対面大ー好き。筋なんかどうでもいいほど。
松緑さんの襲名興行のとき、
新之助さんが休演になり、團さまが替わりに演じた五郎を思い出します。 團さまが若々しく可愛らしくて見えて驚いた。祐経の前にはじめて立つ時、迫っていく際に 長袴がさーっと一直線にきれいに決まったのが印象的でした。
今回は、海老蔵さんが 元気いっぱいに(飛ばしすぎに)五郎を演じてました。 どなっているのと紙一重ともいえちゃうほど。でも、すごーく伝わるものがあった。菊之助さんの十郎は、それをちゃんと抑えていました。それも、ちゃんと静かに。やるなあ。2人が見合っていると本当に絵になる。團さまの祐経と、海老蔵さんの五郎の見合うところは、もう みているだけで うれしくって。 いやぁ盛り上がりました。 面白かった。 
いろんな良さがあると思うけれど、上手いとかを越えた 何かがあります。すごぉく楽しい。そういう力がありますね、成田屋には。


五段目の定九郎の出番って、本当に短い。短いとわかっていたのに、えーもう!って程短い。それで、これだけ印象深いとは。
文楽では、沢山、定九郎の台詞がありました。面白いものが沢山ありました。歌舞伎では「五十両」これだけ。 そしてこれでもか!って程思い入れたっぷりに 非道をし、死にっぷりをみせつけてました。
仁左衛門さんの六段目は、関西風でした。今までみたものとちょっとずつ違うところがあって興味深かった。関容子さんの芸づくし忠臣蔵を読んだ後なので、いろいろと違いに興味が出ちゃう。 おかやの家橘さんがよかった。 意外。(失礼ですが) 仁左衛門さんの勘平は、やっぱりいい男でした。

また改めて、ゆっくり観劇するのが楽しみ♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

シーパラ

旭川動物園とか、美ら海水族館とかに 行ってみたいなぁ~とずーっと機会をうかがっておりました。 案外 近くにいいところがありました。
八景島シーパラダイス。
招待券をいただいたので、先日 水族館にいってきました。
これが、面白い。再入館までして楽しんじゃった。
ラッコに、あしかに、ペンギンに、セイウチも。 水槽のなかをずーっと運動し続けているの。案外活動的。 怠惰な白熊も、リンゴ入りの氷を与えられたら、水に飛び込んでました。迫力。(子供が「白熊、見たくないの」って泣き叫んでました)
鰯の大群がグルグル回っている下に、ジーっと鮫がいました。2階へのエスカレーターは、巨大水槽の中を通っていきます。回遊する魚群。(子供が「おいしそう」って言ってました!)ブクブクと泡のでているすみっこに突撃しつづけるエイが面白い。砂に埋もれるヒラメや、誘うように揺れるいそんぎんちゃく風なもの。不思議。そして何でそんな色なの?
外では、イルカのショーを開催。子供だったら、大きくなったらああいうおねえさんになりたい!って思っただろうなあ。
建物の中では、水槽の側面がみえてショーの最中の海底(水槽底?)の様子もわか る。ジャンプする前の瞬発力とかがすごい。
食事の時間をアトラクション風にしたり、工夫がいっぱいです。がんばっているのは、旭川だけではないのね。
イルカかジャンプすると、みていて やっぱり楽しい。 さっそうと泳ぐ姿は美しい。
自然とは違うけれど、死ぬ程揺れたホエールウォッチング体験者としては、こうやって活き活きした海獣達をみせてもらえると便利です。(しかも、鯨はみえず再乗船券をもらった。)
でも、ずーっと水槽の壁を蹴って泳いでいるのって退屈かも。と後日 プールで壁を蹴って泳ぎつつ考えちゃいました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2006年9月 | トップページ | 2006年11月 »