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2006年10月19日 (木)

『遊動亭円木』

たて続けに更新。できないとなると、書きたくなるものですね。 
「かぁいこぉく しぃてぇくださいよぉ~」ってペリーがいう吐夢のDVDがいっつも流れている、ヴィレッジバンガード 横浜ルミネ店。
そこの手書きPOPに呼ばれて買った、辻原登『遊動亭円木』(文春文庫)を読む。  (しかし、POPの どんな言葉にひかれたのか忘れちゃった・・・)
目のみえない落語家、まわりには訳ありの住人。うつつだかなんだかわからなくな る不思議な世界。でも円木さんの口調で進んでいくと、こういうこともアリだなと思う。奇妙ってこういう感じ? 円木さんと明楽の旦那のキャラクターがしっかりしているから、どんな不思議も現実にありそうで、またなさそうで。 面白い本だなあ。古い時代のようで、西暦2000年頃だったりする。いい意味で、古いよい 日常がある。 今だってそうやって暮らせるのだなあ。 
辻さんの本、他にも読んでみようかなあと思った。
解説は堀江敏行。辻さんの他の短編集で、この本の登場人物がでてくることをあげ、なんと!なななんと!どうなるかまで言ってます。あぁ。作家なのに。(1冊も読んだことはありませんが) よしてくれ。
言葉使いがいい。ところどころでてくる落語がいい。落語を聞きにいきたくなった。そういえば、タイガー&ドラゴンを見ていた時にも思ったなあ。小中学生の頃、カセットとかラジオとか落語を聞いていました。今なら、自力でいくことができるのに。 道楽暇なし。いまだ寄席に足を運ぶということが
実現できず。(面白かったら また はまっちゃいそうで困るし。)

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コメント

ええっ、横浜ルミネにヴィレッジヴァンガードあるんですかー?
全然知らなかった...ていうか何処に??

ワタシも上方落語のミステリを買ったよ。
この本も面白そうですね。
でも著者は辻が苗字で原登が名前なの?

堀江敏行は罰としてホリエモンと呼んでおやりなさい。
若しくは福岡翼と...

投稿: noppy | 2006年10月20日 (金) 00時17分

あれ?
ユーが知らないとなると あれはヴィレッジヴァンガードじゃないかも。
心配になってきました。


あれ?
辻原さんですね。
なんで、辻で区切ってしまったのか。 自分で自分に聞きたい。

うわ。福岡翼。
あいつは、映画紹介で 最後のいいところを言っちゃったヤツだ。
あれは忘れん。思い出しても口惜しい。
よし、福岡翼って呼んでウサをはらしてやるぅ!

投稿: かいちょ | 2006年10月20日 (金) 23時28分

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