« 松緑マン | トップページ | ステキヨスケキヨ »

2006年12月 6日 (水)

第36回 野村狂言座

宝生能楽堂にて。
本日の演目は、「隠狸」・「とちはぐれ」・「柑子俵」。 あの釣狐をみたあと、もうちょっと間をあけてから能楽堂に行きたかったなあ。そんな贅沢なことを思いつつ向かいました。
「隠狸」。この曲好きです。思い出深いし。 小遣いかせぎに、内緒で狸を捕る太郎冠者。それを知った主人が真相をあばくの巻。そんなお話。 まず狸がキュート。小さいのがあったら、みんなカバンにつけたがるにきまってる程キュート。 あと太郎冠者があわてて狸を隠そうとする様が好き。 そこには入らないでしょ!ってとこに入れようとする様は、何度みても好き。 お酒が入り調子にのり、小舞を悠々と舞うところもいい。 三宅右近さんの太郎冠者の味わいがあっていいなあ。声の調子とか面白い。同じ和泉流なのに ちょっと違っていてふーんと思う。三宅右近さん、高澤さんはとても丁寧な感じがしてよかった。
万作師の「とちはぐれ」斎(とき)を振舞われるのがよいか、お布施をもらうのがいいか悩みすぎる住持。哀しさがおかしい。 深刻そうなのだか、要は食べ物とお金、どっちをもらうべきかなんてテーマだったりする。 その大仰な ものがなしさがよかった。
最後は「柑子俵」正月飾り用の柑子の仕入れにいく男の騒動。柑子買は萬斎師。柑子を売る山家の者のうちの子が、裕基くん。ちいさいのに、おおまじめで、とにかくかわいい。  座る姿もピシっとしている。余計なとこ見ないし、もう見習わなきゃ。 子供を呼ぶときに「金法師」と呼ぶのが好き。 親の頼みで柑子になりすます。みかんになりすます!? ウソをつくのはいけないことです。でも親の頼みならやります。ってキッパリいうの。かわいい。おかしい。 柑子の代わりに俵の中に隠される金法師。 会場中がそのことを知っていて、ほほえましく、かわいくってしょうがないって顔で俵を見守っていました。 今しかみることのできない、愛らしさを満喫。 子供のすることだから舞台をさらうってだけでない。お稽古を積み重ねている、度胸あるミニ狂言師に魅せられました。 幸せ気分で帰りました。ありがとう。
今日 こういう にっこりと微笑む気持ちになる いいものをみたってことは、私の区切りにとっても幸せ。

|

« 松緑マン | トップページ | ステキヨスケキヨ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 第36回 野村狂言座:

« 松緑マン | トップページ | ステキヨスケキヨ »