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2006年12月12日 (火)

『ふり向けば青い海 ~私の航跡ノート~』

いやぁ、1月歌舞伎座は高い!家にある本を読む、会社帰りに能楽堂へ行く時に 夕食用のおにぎりを家から持っていく、 そのぐらいしか節約するすべがない。(そんなはずはない・・・)
ということで、家にあった 桐島洋子さんの『ふり向けば青い海 ~私の航跡ノート~』(角川文庫)を読む。
人の256倍積極的に生きている人!不可能とか思ったことがないのだろうなあ。 「私の辞書にあきらめという文字はない」そんな感じ。でも、自分でしたことに自分で責任を持つ潔さがある。本当に自分で自分のことを決めて、何かあっても引き受け、何をしても悲壮感がない。あっぱれ。
万葉のうたのこと、はじめて面白いって思った。古典って、もしかしてすごーく面白かったのかも。 自然のことを書いても、壮大さを仰々しく書かないとこが面白かった。 田舎の駅に対して「追わずに残るものに幸いあれ」って一言はとても気に入った。こういう気持ちは、よく思うのだけれども、それを見事に言ってくれた。
子供たちのことを書いても、私生活臭がない。 カレンのことね。これはノエル。 ローリーなのね♪と思って読むから、なんだかうれしくなる。
「やーい やーい クヨクヨしてみろっ」
無理矢理悪口を言え!っていわれてもそのくらいしか思いつかない。そんなすごい人でした。
あとがきはお父様の桐島龍太郎氏
桐島洋子さんの父もまた、企画外でした。 とっても好き。
読んで、大物気分になりました。余は満足じゃ。

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