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2006年12月30日 (土)

『ドバラダ門』

昨日は、仕事納め。ジタバタ。ということで、山下洋輔さんの『ドバラダ門』(新潮文庫)を読む。なんのこっちゃ。
お祖父さまが、門を作ったらしい。しかも鹿児島の刑務所の! 巻頭に洋輔氏手書きの家系図からはじまる怒涛の山下家大河ドラマ。この門は、山下啓次郎作ということはわかっていたが、子孫が誰なのか調べがついていなかった。なかなか貴重な門らしい。建築学会的には、山下だから泰之か清か洋輔かも?という噂が出ていたらしい。
西郷隆盛だのがでてきて、話は維新のころへ飛びまくる。擬音も飛びまくる。文壇界のアドリブ野郎?アートで言えば、ビデオアートみたいな本でした。(ビデオアートのことをわかっちゃいないのに言ってみた。)
これだけ書くのに、調べもの大変だっただろうな。それをこんなすっとんだ本にし て。分厚くて読み応えありました。山下家はみんななかなかの人物で面白かった。ヘンテコで面白い本でした。

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2006年12月29日 (金)

えびシェフ

Photo_7 シェフになっても海老はみんなの人気者Photo_8

横向きもいいわぁ

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2006年12月27日 (水)

平成18年 道楽納め

歌舞伎座千穐楽です。無理矢理仕事を終え駆けつけました。途中からになっちゃいましたが。
菊之助さんってうまい。再確認の年。そつがないわけでなく、華がないわけでなく、うまい。これじゃ文句のつけようがない。(文句をつける気はもうとうないけど) こういう歌舞伎らしい大袈裟でのんきで切ない設定もよーく似合う。たっぷり楽しみました。 菊ラブ効果で、友右衛門さんの肌艶がよくなったような。 ゆっくりした台詞廻しがすごいと思う。 
出刃打お玉さんには、ほーんとに楽しい気分にしてもらいました。(あとせつなさとね。) 最初の場のこの衝立の中にいるのだろうなぁと思わせ、声を聞くまでのうきうき感! あと梅玉さんの、どっちが地なのっていう変身ぶり(どっちも違うと思うけど)。ベテランの余裕を楽しみました。 最初にみた時は、面白いばかりが先に立ちましたが、今日はしみじみうまいなあって思いました。
そして、やっぱり紅葉狩♪みごとに人々の気をさらっていきました。さらわれちゃった。取って喰うぞって怖さよりも、鬼の気迫を感じましたぞ。 更科姫きれいでした。 お綺麗ですわぁ。 そして山神さんは天才だね。 
今年も楽しかったなあ。 ますます歌舞伎好きになったなぁ。 来年もよろしく頼むよ、役者諸君。 いやいや恐れ多いことを申しました。 今年もありがとうございました。 おかげでとことん楽しかったわ。

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2006年12月25日 (月)

「大人の修学旅行」 ~天皇誕生日編~ 石山寺詣で

12/23(土)①
昨晩遅くに「大人の修学旅行」から帰って参りました。何をやっても一筋縄ではいかない連中の本領発揮の旅をなりました。今回も多くのハプニングを楽しみました。
乗るべき「ひかり」に背を向けたまま30分以上も前からホームで待機していた友が話込んでいて乗り遅れ?!という珍事で幕開け。次の「のぞみ」で先廻りして京都でお出迎えしてもらうという離れ業が最初からでました。(追加料金は発生しなかったらしい。かわいこちゃんなのでおまけだと思うの。)「ひかり」に乗って東京・新横浜・小田原と仲間が増えていくはずが、なぜか半分づつになって移動。京都駅で集合となりました。
伊勢丹の美々卯で柚子揚げもちうどんやら鴨うどんやらで腹ごしらえ。いざ滋賀へ。
浜大津に着くはずが、なぜか西大津に到着。電車を間違えたみたい。何が起こっても大笑いになる。先頭に立っている人についてくだけだから、間違えても誰も怒らないしね。
全室からレイクをビューできる琵琶湖ホテルに到着。お風呂からもレイクをビューが可。でも琵琶湖湖畔からお風呂もビューできる気がする。
京阪電鉄で石山寺へ。大騒ぎ(小芝居とか)をしていたら我々の車両には乗客がいなくなっちゃった。2両しかない電車なのに。お恥ずかしい。 ここは、前回おさると訪ねた時は時間ぎりぎりで廻りきれなかったので楽しみでした。今回も時間切れ。結局山の上の方へいかれませんでした。静かでいいお寺です。人も少ないし。また訪れればいいですね。ここは、野菜や果物をお供えする替わりに、紅白の寒天が供えてあり華やかでした。ちょっとクリスマス風?仏像は、巨大すぎず、古風で繊細で美しい。堂内は赤と金でやたらと豪華。対象的で面白い。秘仏の如意輪観音は33年に一度御開帳らしい。次は10年後だそうです。内陣を拝観しました。秘仏の体内にあった像はみることができます。伝弘法大師作不動明王坐像がよかった。脅かすでもなく目をかっと開いて静かな力強さ。暗くて目をこらしてみるので余計よくみえるのかも。
本堂を出た後、眺望のよい月見亭までのぼり時間切れ。境内に奇岩がありました。一円玉をむりやり差し込んであるの。大きな岩がキラキラしてました。何でしょうあれは。お賽銭のつもりかしら。パンフレットに天然記念物に指定とありました。そんな大事なものにさしていいものなのか?! (囲われた中にある岩の方が指定なのかなあ。)

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「大人の修学旅行」 ~天皇誕生日編~ 友(に)宅詣で

12/23(土)②
夕方、今回の旅のメインイベント。友人宅へうかがいました。タクシーの運転手さんに地図を渡したのですが随分道に迷ってました。メーターを倒し、そこら辺をグルグル回ってました。トラならバターになってるよ(大袈裟)。気の毒でした。
来月末出産予定の友(に)のおなかは大きかった。当たり前だけど。細い人だからなんだかより不思議でした。元気なあかちゃんの誕生が楽しみ。
座ったきり、次々に出てくる料理を堪能。どれもこれもおいしいの。魚介のトマトソースのパスタ。おいしい。シェフ曰く トリッパが… 68点とのこと。なぜかしら?
近江牛登場。炭火焼き。おうちなのにこんなことできるのですね。お外で焼いてもらったものをあつあつのうちに次々いただきました。レモンをかけたシンプルなもの。肉のうまみがこれでもかっ!と主張してきました。柔らかぁ~い。おいし~い。しあわせ~。
そしてまた、パスタ登場。今度はカルボナーラ。いままで知らない感じ。ベタっとしたクリーミーさでなく、ふわっとクリーミなの。あれだけたべたのにペロっといただきました。2人分以上いただいた気がします。サラミも何か違う。かむと何かおいしいものがでてきました。いいものっておいしいのですね。沢山おいしそうな食材が詰まった冷蔵庫でした。ぱっぱと料理が出てきて、端からぱっぱと片付いていく。それを友(に)が実にさりげなくサポート。ここって時には、必ず手が出てさっと手伝っていました。 いろんな場面からあー愛されてるのね。と感じましたことよ。いいなあ。幸せにひたりつつ、おいしいものを腹18分目いただき、とっても幸せ。ワインをたっぷりいただいたので、妙なことを言っていないといいけど。あたまの先まで幸せになって失礼しました。コーヒーもおいしかったなあ。
たらふく御馳走になったあと、送ってまでいただきホテルへ。満腹のまま温泉へ。露天で頭を冷やしつつ、大切なことを話し込む。脱衣所で立ちくらみしました。貧血ってどういう感じ?っていう丈夫者なので、小学校のころ朝礼で「貧血」って言ってたのはコレかしらと思う。すぐ治りましたが。興奮しすぎたのかしら。 どんなに近江牛が柔らかく おいしいお肉だったかを、再度語り合い就寝。

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「大人の修学旅行」 ~Xmasイヴ編~ 邪鬼詣で もしくは 阿修羅詣で

12/24(日)①
朝からバイキングをもりもり楽しむ。あんなに満腹だったのに人間って不思議。小さめサイズでいろんなものがあって、どれもおいしの。お皿と一緒にフォークとナイフを下げてもらったら、次は何で食べるの?と心配してくれたのがおかしかった。
朝から奈良へ。大津からあっというまに京都。京都駅で生クリーム入りの大福を購入。20種類ぐらいある中から多いに迷う。近鉄の特急で奈良まで30分。ちかいなあ。
まずは、駅の上の建物「なら奈良館」へ。「いくなら奈良」って感じ?と友(す)談。由来を推理?積極的なボランティアのおじさまにおじけづく。沢山ある奈良名所写真パネルの由来をひとつづつ説明しようとしてくれるので。ここの目玉は東大寺の大仏の左手の実物大レプリカがあるということ。手の平の修繕後まで再現してありました。実際に乗ってもかまわないそうです。みなで乗ってボランティアおじさまに写真をとってもらいました。山田寺の仏頭のレプリカも触ることができるのが面白い。300円也。出口へ向う通路に10枚くらいポスターが貼ってありました。全て踏まれている邪鬼をクローズアップしたもの。これがかっこいい!邪鬼マニアにはたまらないねと、いつのまにか自分達のことを「邪鬼マニアご一行」と呼ぶようになりました。
さぁ、本物に逢いに行こうと興福寺へ。さっそく鹿登場。呼ぼうよといったところ「ぴーちゃん」と話し掛ける友(ひ)。インコなの? そのあと、ずーっと鹿にぴーと話し掛け続ける邪鬼マニアご一行。 あれ?変だったかも。
めすぴーは可愛いけど、おすぴーそうでもないってことに。国宝館で阿修羅立像と再会。すべやかで美しい。あの手全部にぶたれたいと友(う)談。さすが国宝という名品揃い。本物の仏頭もありました。千手観音像よりも我々の目を奪ったのは、仏前に灯りを供養するための天灯鬼・竜灯鬼の2つの像。なら奈良館のポスターでみた像。肩の上に灯をかかげ足をぐっと踏み出す天灯鬼もなかなかですが、何よりも気に入ったのは、頭の上に灯をおいた龍燈鬼立像(竜灯鬼)。体付きは隆々としているに、顔付きがいいの。状況がわかっているのかどうなのか疑っちゃうようなユーモラスさ。腰を落とし気味にして手足をギュっと寄せて、顔はうごかさず、目は燈をみているの。アンバランスさは全くないの。目つきがたまらなくいい。こういうのいるんだけど、大人には見えていない そんな存在感。運慶の三男 康弁の作だそうです。国宝です。ここへは何度か足をはこんだのですが。スクーリングでも2回は来ているのに。何でこの魅力に気がつかなかったのかなあ。ぐっときました邪鬼マニアなら必見!前姿・後姿を、表裏に配した いかしたクリアフォルダーを邪鬼マニアご一行おそろいで購入。買占めはかんべんしてやった。 しめしめ。

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「大人の修学旅行」 ~Xmasイヴ編~ 大仏詣で

12/24(日)②
奈良国立博物館へ。本館に また なら奈良館のポスターにあったいい邪鬼がまってました。こっちはアフリカテイストなの。邪鬼マニアご一行大喜び。 奈良博では、天上天下唯我独尊像がヒット。いい像が沢山ある中、小さいのにいい味がでて惹かれました。売店でミニハンコを購入。これさえ押せば、気軽にありがたいものが作れるとホクホクする。念のため?!阿修羅版も購入。なかなか気をひく品揃え。 本館と新館の間に、まぁお買い物でもどうぞ っていう位置がうまい。
通称、走り弁天の名を持つ大黒天立像の躍動感もよかった。本館最高です。 新館はあとひとがんばりして欲しい。
茶粥を食べ、全員おかわりもして、東大寺へ。この旅をしめくくるでっかいスケールに圧倒。みたことがあるのに、やっぱりおどろく。でっけえ。スクーリングの際に、特別に蓮華座の下にところまで登らせてもらったことを思い出す。お堂の中の光の入り具合といい、本物に圧倒。 背後で守る廣目天、多聞天を邪鬼視線で見上げてみる。ここは案外光があたっていてまぶしく踏まれた感じで目を細めてみてみる。
ぐるっと大仏の周りを廻る。どんどん言葉が少なくなる。この旅をしめくくる でっかいスケールにいい意味で圧倒。しばらくしたらまた 圧倒されに来たい。
奈良から京都へ向うところで、愛すべき邪鬼マニアご一行とお別れ。みなは京都駅へ そして帰路につきました。
私は、1人京都四条へ。それはまた。
本当に楽しかった。目のつけどころが違うのでとっても興味深かったし。こっそり刺激も受けました。ありがとう。
去年の夏は 金沢21世紀美術館をメインにした旅、今年の冬は友(に)宅訪問をメインにした大人の修学旅行と続きました。また第三弾がありますように。今度はみんな参加できるといいな。 私もそのときに、何か提供できるよう 興味深々で生きていこうっと。

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「大人の修学旅行」 ~番外編~ 花の他には松ばかり 南座詣で

12月に京都まで来て顔見世見れないなあ。残念。そう思っていたところ。 我が関西の歌舞伎友が、24日夜観劇よ ですって♪ 大人の修学旅行は、夕方 京都を引き揚げというスケジュールです。 夕方出発かぁ。 その後、友達に会えるなあ・・・  誠に勝手ではありますが、夕方 みんなと お別れして 友とあって、最終の新幹線が間に合うまで観劇しちゃおうと思いたちました。 この友も、何かと楽しく、かわいく、一緒にみると面白いの。話は尽きません。 勘三郎さんの道成寺だけでもみれたらいいなあと思って。(できたら口上も。)

俊寛の最後のとこ。瀬尾が船からおりてきて 大立ち回りになる前から 観劇開始。 本当に最後のところだけでしたが、よかった。 絶望よりも今は千鳥を帰してやれたことが大きい、でもこれからくるであろう孤独の影を抱いている、そんな大きな俊寛僧都でした。 仁左衛門さんは襲名ってなると俊寛好きだなあと思っていてごめんなさい。とても、よかったです。
口上。 しゃべっている進之助ってひさしぶりにみたかも。 翫雀さんの弾むような話し方と、藤十郎はんのゆったりとしたじんわりした話し方と、扇雀さんの感動型の話し方が面白かった。 秀太郎さんは相変わらずお色気たっぷりでした。 全般的にまじめでした。 弥十郎さんが、数年前の12/24に1人の女性を紹介してもらいました。それが今の家内ですってってお話をされてました。 勘三郎さんが、藤十郎はんのことを「成駒やさん」って言って御礼をいってましたぞ。
おまちかねの「道成寺」。 幸運に甘えて、道成寺だけ友と並んで前から3列めの真中でみせていただきました。あ・あ・あ・ありがとう。(本当の席は3階の後ろから2列目です)。 勘三郎さんの道成寺は、謡の意味がよく伝わります。これもすごーく好き。はじらうとか、喜ぶとか、すねるとか。時おり鐘をみる目つきもいろいろある。本当の鐘をみるのでなく、鐘を横に前方や斜め前をみるのに想いを込めて鐘をみるとか、鐘をキッとみるとかよく伝わる。 よいお席で、更に満喫。どうもありがとう みなみなさま・勘三郎さま。 所化も超豪華でした。鶴丸くんが舞の由来を説明。最後の方で声が小さく・早口になってきちゃってかわいらしかった。最後はしっかり〆てました。
雁のたより。これおかしい。藤十郎はんのおかしさがぴったり。えぇーっの連続。帰りの時間の関連であとちょっとというとこで南座をあとにしました。「そなたにとっては叔父じゃ人」あーあの後どうなるのでしょう。こういうのが上方の雰囲気なんですね。こういう違いもずーっと楽しんでいきたい。上方も江戸もよろしくね。

ずいぶん長々と旅行記 つづっちゃった。だらだらすることはいたす舞。愚僧の話はこれでおしまい。

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2006年12月22日 (金)

大人の修学旅行

仕事をはじめて何年か経ってから、何を思ったのか大学生になりました。芸術学部には、想像を越えた興味深々なものやら太刀打ちできないようなものやらがいっぱいでした。 通信学部でしたので 働きながら なんとか卒業できたましたが、キツかった。
いま、そのがんばりが仕事に活かせていないのことが私の大きな課題。(生活には豊かな彩りをもたらしまくりですが)
レポートはエッセイではありません!と言われつづけ、じゃあエッセイ向き?ってプラス思考に考えたり。
友人がなかなかできず、あれ?私はこんなに引っ込み思案だったのかしら?とっつきにくいのかしら?と考えたり。それでも、卒業した今でもつきあいが続く友人達がなんとかできました。
なぜか 今、「大人の修学旅行」を計画。行き先は京都!
京都の芸術系の大学にいっていたので、在学中はスクーリングで京都ばっかりいってましたのに。あえて京都へ。(琵琶湖 湖畔に泊まることにしたので滋賀ですがね)大学友人宅へお邪魔すること以外は、みごとに何の予定もなしといった、いきあたりばったりの旅。楽しみ。
大人は 年末 何かと大変ですが、無理してでも決行。愉快な仲間達と行ってまいり まーす。

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2006年12月21日 (木)

『犬神家の一族』

佐清さんが表紙よ!と教えてもらい、『犬神家の一族』(角川文庫)を購入。
「たぶんあんなきれいなひとは、日本にふたりとあるまいという評判でございますわ」の珠世さん。そこまでのカリスマ性は、映画では出ていなかったみたい。生茶のCMの方が雰囲気があるような。 そして佐清さんは、美しい人だったのですね。「あのたぐいまれな美貌は、いまは、見る影もなく毀損されて ・・・」育ちのよさからくる気品ある美しさだけでなく、絶世の美しさだったのですね。その美しい顔だからこそ、損なわれるということがこんなに意味をもつのか。菊之助さんだからきれいなのだものと、本を読むときは美貌を割引いて読んでいたのですが・・・そのままの想像でよかったのね。
DNA鑑定とかなかったのよね。現代の方が、人の思考の隙間をかいくぐった 技術を伴わなければ成立しない殺し方なのかも。 もしくは奇をてらうためとか。 あと意味もなくとか。 凄惨な殺し方は今よりも 独創的だなあっと思った。 話の進め方が丁寧だと感じた。 なんだか、小学生のころ江戸川乱歩を好んで借りて帰ってきたときのような楽しさだわ。
頭の中で 映画で
みてきたばかりのキャストを動かしつつ読む。なので横溝作品のすごさなのか、映画のすごさなのか判別が難しい。もう一冊読んでみようっと。何にしようかしら。2冊買うと「金田一耕介デザイン」皮製ブックカバーに応募できるの。そういえば藝大の皮製のブックカバーも欲しかったのだったわ。この野望は来年あたりに。ブックカバーバカーです。

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2006年12月20日 (水)

『風の置手紙 -渚と澪と梶-』

桐島洋子さんの男っぷりのいい生き方が面白くって、また家の本棚から『風の置手紙 -渚と澪と梶-』(角川文庫)を探し出して読む。
すごいっ。すごいの度を超えています。
先週末パーマをかけてきました。美容院でみていた雑誌に桐島洋子さんと7人目の孫の写真が掲載されていました。ローリーの第二子だそうです。ローリーったらいつの間に・・  そんなローリーさんがまだこの世に生まれていなかったころの話。 世界中から、友へ親へ送った手紙を通じての旅行記です。あたらしい。 物書きとしてすでにプロの彼女でしたが、一冊の本という形をとったのは この作品が最初だそうです。うわぁ。 

同じ人間とは思えない。目をまんまるにして読みました。でもキライじゃない。 うへぇとかつぶやきながら、読んじゃった。 またグッとくるフレーズが沢山ありました。でっけぇ。言ってみたーい。

「 ・・・ いよいよ世界が好きになりました。人生が短すぎはしないか心配です。」

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2006年12月19日 (火)

いきいき、かぁーっつ

先週末、歌舞伎座観劇中の友からメールが。紅葉狩 怖いよーって。辛抱たまらん。何をしても注目をあつめちゃう罪な鬼女に逢うため、幕見をしにいってきました。
あー。今月は幕見しまくる予定だったのになあ。決算と忘年会にはばまれている場合じゃあなかった。面白いぜ!しまったなあ。
実にいきいきとしてました。このための更科姫だもの。いくらでも可愛らしくしちゃうよって感じ。何をするにも人に頼るのが当たり前なのわたくし、っていう弱々しさがあるの。不思議ぃー。 そして鬼女になってから、気持ち良さそうに あばれ 吼えていました。うきゃー。 (ちょっとジョーカーみたいだけどね。) 捕って喰うぞっていうより、暴れてやるぅって感じで。 その横で松緑さんがキチキチッツとクールに決めていました。それもまた気分よさそう。 2人共満足そうで何よりです。

山神はほんとうに うんまぃ!あっぱれじゃ。

追加:
今日、幕見をしたら2月歌舞伎座のチラシがありました!
ウキャー。忠臣蔵の通し!7段目!
なによりも、お値段が12月と同じに戻っていて一安心です。

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2006年12月18日 (月)

おのおのがた

ちょうど討ち入りの日、たまたまその日のお昼は、お昼仲間と2人きりでした。 突然アドバイスをうけました。もっと めくるめく人生を楽しみなさい(超略)と 。 おおむね幸せそうに生きているのはよーくわかるが、何か大事なことを忘れていやしないかと。恋せよ乙女よ というアドバイスを受けた。 そういうことって、なかなか言いにくいと思う。いい方も難しいしね。 唐突すぎる程ストレートで、そのいい方がとてもよかった。 おしげもなく自分の話を披露してくれた。大笑いしながら、同意 同意と答えつつ聞いた。 誕生日の御祝い替わりに話したんだよって言われて、 こっそり感動しちゃった。 (なんだか とっても うれしかったってことは、照れくさくて 態度に示せなかった。)
それ、書き残しておきなさいねとおさるにアドバイスを受けた。考えたのだけど言葉にするのは難しい。ちょっと滞っちゃった。とりあえず 感激したことだけでも 自分の記憶のために残しておこうと思います。

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2006年12月12日 (火)

『ふり向けば青い海 ~私の航跡ノート~』

いやぁ、1月歌舞伎座は高い!家にある本を読む、会社帰りに能楽堂へ行く時に 夕食用のおにぎりを家から持っていく、 そのぐらいしか節約するすべがない。(そんなはずはない・・・)
ということで、家にあった 桐島洋子さんの『ふり向けば青い海 ~私の航跡ノート~』(角川文庫)を読む。
人の256倍積極的に生きている人!不可能とか思ったことがないのだろうなあ。 「私の辞書にあきらめという文字はない」そんな感じ。でも、自分でしたことに自分で責任を持つ潔さがある。本当に自分で自分のことを決めて、何かあっても引き受け、何をしても悲壮感がない。あっぱれ。
万葉のうたのこと、はじめて面白いって思った。古典って、もしかしてすごーく面白かったのかも。 自然のことを書いても、壮大さを仰々しく書かないとこが面白かった。 田舎の駅に対して「追わずに残るものに幸いあれ」って一言はとても気に入った。こういう気持ちは、よく思うのだけれども、それを見事に言ってくれた。
子供たちのことを書いても、私生活臭がない。 カレンのことね。これはノエル。 ローリーなのね♪と思って読むから、なんだかうれしくなる。
「やーい やーい クヨクヨしてみろっ」
無理矢理悪口を言え!っていわれてもそのくらいしか思いつかない。そんなすごい人でした。
あとがきはお父様の桐島龍太郎氏
桐島洋子さんの父もまた、企画外でした。 とっても好き。
読んで、大物気分になりました。余は満足じゃ。

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2006年12月 9日 (土)

ひとめぼれっ

昨日、健康診断に行ってきました。わかっていたけどバリウムって本当にまずい。そのまま お休みして歌舞伎座夜の部へ♪ 誕生日記念に2等奮発。(何かと奮発してるけど。) 1等席の権力をもっていそうな団体さんのきままな行動を後ろから こっそりみる。都知事風の顔つきの方の勝手な指図に翻弄されるおじ様たちを見て、こっそり笑っちゃった。
こんなに お舟 菊之助さんが活躍するなんて知らなかったわぁ。「神霊矢口渡」。これ面白いなぁ。お舟ちゃん、明石やさんに一目ぼれっ! 菊之助さん、その人 友右衛門さんよ!いいの?(失礼) と心で叫びつつ見る。んもう かわいらしい。先生、教えて下さい!「お舟のひとめぼれ作法 手習い塾」なんてのがあったら通います! あんな風に毎日ときめかれたら、友右衛門さんも月末には男っぷりが 更にあがることでしょう(失礼)。 富十郎さん、どうしてそんなところからってとこから登場! やることなすこと豪快! なんでソコから? どうしてソコなの? いちいち決めて、いちいち決まってました。 真っ暗な我が家を 手探り足さぐりで通るとき、煙草盆にぶつかり すっ転ぶの。 そのとき清太夫さんが「どんく~さ~い~」って語ったような気がするのですが・・ききまつがい? またまた團蔵さん・菊之助さんの組み合わせも。舞台をぐるぐる廻して、お決まりのいろんな騒動があって、面白かったぁ♪
「出刃打お玉」菊五郎さぁーん♪って感じ。お客さん大喜び。わかりやすくて面白い。無駄を省いた ちょっと突飛な筋で、見所満載。 国宝2人揃って、18歳未満お断りぎみな感じで面白かった。時蔵さん、ちょっとお太りになった?って思っちゃうような年による貫禄とか、23歳な梅玉さんとか、そんな風にみせるベテラン力をみせていただきました。菊五郎さんのすごさは、言わずもなが。 出刃って出刃包丁なのね。でもなぜ?気にしなさんなって言われそう。 こっちの團蔵さんは悪モノ。いいわぁ。 
一番のお楽しみ「紅葉狩」!その前におなかがいたくなる。やっぱり、バリウム飲んだ日はダメね~。なんとか落ち着き鑑賞。 思ったより更科姫がきれいでした。立ち上がったら大きかったけど。伏目がちで、綺麗。海老蔵さんの女方の顔すきなの。ああなりたいって思う(本当に)。 思ったより鬼女の迫力がはしり気味でした。もっとしっくりくるかと思った。もう一回みたら、また絶賛しそうだけど。あともうひとつさぐり中な感じがちょっとある。 でも、華やかでおおらかで大げさで楽しかった。歌舞伎っていいなあって感じ。 更科姫が、一瞬正体を現すとことか まってましたって感じ。松緑さんと海老蔵さんの対決、キレがあってかっこよかった。 ぼたんさんも、女々しくなく カラっと明るく
てよかった。女の人ってちいさいなあ。 亀三郎さんをもっと舞台でみせて!っていう従者でした。声も動作もいいのだもん。 右近くんの山神のみごとなこと。うんまい! ウキウキしてくる。踊りの才能をもって生まれてきた人だと思う。間とかがすごい。 すっきりしたし、声がわりが終わったらお芝居で沢山みるのも楽しみ。  幕見しちゃおうっと。

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2006年12月 7日 (木)

ステキヨスケキヨ

音羽屋さんに我々の誕生日を祝ってもらおう!ということで?!イイノホールへ。「犬上家の一族」の試写会に、おさるにつれていってもらいました。さんきゅ♪
そういえば、吉田日出子さんがでているからと八墓村を見にいったことがあったなあ。あの時は映画の面白さはあまりなかった。デコさんのかわいらしさと、岸田キョンキョンの双子っぷりの迫力とか、かずや改めかずやの「あっ階段だ」のセリフの棒読みっぷりとか そういう感想しかなかったの。横溝正史よ、今度はどうだとエラソウに見に行く。
これが怖いの。うまかった。音羽屋親子がうまいの。他の方々は、やや棒読み風なセリフ廻しが昭和っぽくてよかった(ほめてます)。雰囲気がかっちりでていていいの。この話、何も知らなかった。斧琴菊のからみがいい。お宝欲しい。 本も読もう。横溝正史もやるなあ。 
純子ママ、松坂慶子、万田久子3姉妹、迫力ありました。純子ママが飛びぬけていい。立ち振る舞いとかゾクってしました。衣擦れの音に迫力を感じるとは。しわまで美しさの一つに思えます。うまい。 スケキヨ、睫毛ながーい♪古風な美しさがありました。グレゴリーペッグ的な憂いを含んだ2枚目っぷり(伝わるかなあ?)あの瞳。くらっ。2人をみるためだけの2時間ちょっとといってもいいほど。映画よかったです。
会場についたら、急遽舞台挨拶付になりましたので帰らないでって紙を渡されました。歌舞伎座の菊さまの出演演目をすばやく判断して、前の席に移動。 上演後、ゲストといわれてでていらしたのが、純子ママ&菊さま。キャー。こっちみてるぅ。(お誕生日)おめでとうって言ってるぅ。と興奮状態。全員に渡されたスケキヨマスク。こんなのかぶれるかって言ってたけど、音羽やのためならなんでもするわと、すぐ着用しちゃった。 インタビュアの人がとても感じよく(プロの仕事!)育ちのよさと、おっとりしたかわいらしさにあふれたよい挨拶を楽しみました。すてきーかわいいーキャー。嬉しい一日になりました。ありがとー。

ひとつおねえさんになっても?!気にしなーい。ジタバタしなーい。ますます道楽。なんだかいいこと、いろいろありそう♪ 

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2006年12月 6日 (水)

第36回 野村狂言座

宝生能楽堂にて。
本日の演目は、「隠狸」・「とちはぐれ」・「柑子俵」。 あの釣狐をみたあと、もうちょっと間をあけてから能楽堂に行きたかったなあ。そんな贅沢なことを思いつつ向かいました。
「隠狸」。この曲好きです。思い出深いし。 小遣いかせぎに、内緒で狸を捕る太郎冠者。それを知った主人が真相をあばくの巻。そんなお話。 まず狸がキュート。小さいのがあったら、みんなカバンにつけたがるにきまってる程キュート。 あと太郎冠者があわてて狸を隠そうとする様が好き。 そこには入らないでしょ!ってとこに入れようとする様は、何度みても好き。 お酒が入り調子にのり、小舞を悠々と舞うところもいい。 三宅右近さんの太郎冠者の味わいがあっていいなあ。声の調子とか面白い。同じ和泉流なのに ちょっと違っていてふーんと思う。三宅右近さん、高澤さんはとても丁寧な感じがしてよかった。
万作師の「とちはぐれ」斎(とき)を振舞われるのがよいか、お布施をもらうのがいいか悩みすぎる住持。哀しさがおかしい。 深刻そうなのだか、要は食べ物とお金、どっちをもらうべきかなんてテーマだったりする。 その大仰な ものがなしさがよかった。
最後は「柑子俵」正月飾り用の柑子の仕入れにいく男の騒動。柑子買は萬斎師。柑子を売る山家の者のうちの子が、裕基くん。ちいさいのに、おおまじめで、とにかくかわいい。  座る姿もピシっとしている。余計なとこ見ないし、もう見習わなきゃ。 子供を呼ぶときに「金法師」と呼ぶのが好き。 親の頼みで柑子になりすます。みかんになりすます!? ウソをつくのはいけないことです。でも親の頼みならやります。ってキッパリいうの。かわいい。おかしい。 柑子の代わりに俵の中に隠される金法師。 会場中がそのことを知っていて、ほほえましく、かわいくってしょうがないって顔で俵を見守っていました。 今しかみることのできない、愛らしさを満喫。 子供のすることだから舞台をさらうってだけでない。お稽古を積み重ねている、度胸あるミニ狂言師に魅せられました。 幸せ気分で帰りました。ありがとう。
今日 こういう にっこりと微笑む気持ちになる いいものをみたってことは、私の区切りにとっても幸せ。

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2006年12月 5日 (火)

松緑マン

あたらしいお財布をつかいはじめました。HIROKO HAYASHIの、いかしたお財布。かつ おさるとお揃い。(プレゼントしあったことにしました。)  10月に購入、花形歌舞伎初日におろして、最近本格的に使用開始。
ちょうどデザイナーの方が来店中に、はじめてお店に入りました。 すごーく気に入って、買っちゃった。 3色あって決めかねていたところ、デザイナー自らチョイスしてくださいました。 もう買っちゃいますよ。
その日、デザイナーの方が着ていたジャケットがすこぶるすてきでした。燕尾服みたいなの。素材の効果でかっちりしないところがまたいい。 往年のオンシアター自由劇場のティンゲルタンゲルを思い出し胸がいっぱいに?!
先日 またお店に行ったら、そのジャケットが販売中でした。 いかほどかしら?  「じゅうろくまんはっせんえん」でした。 ふーん。(うろたえつつ、平気な振り。) 
じゅうろくマンってしょうろくマンみたい。 
↑けっこう自分で気に入りました。ツボ。 仕事中、数字をみていて また思い出しちゃた。それだけ。

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『娘と私のアホ旅行』

たまーに、NHK朝ドラ[芋タコなんきん]を見ます。土曜日に一挙放送してくれているしね。 なおみちゃんうまいなあ。カモカのおっちゃんもいい。この人たち、地味に演技していても魅せられちゃう。うんまい。この後の朝ドラの人が可哀想と心配しちゃったりして。
田辺聖子さんの本あったなあと親の本棚を探す。『娘と私のアホ旅行』(集英社文庫)なんて気になる本を見つけて読む。これ、佐藤愛子さんの本だけど。まぁいいってことで。
一言で表すと「面白い」。 怒ってばっかりだけど、まっとうな意見だし。つぶやきにも時代を感じるフレーズがでてきて、懐かしい。
とにかくあだ名をつけるので、自分なりのイメージがわいていいの。母娘の気の置けない同士の旅ゆえに わがままなとことか、思わずにっこりしちゃうとことかあって、よかったな。 おかしかった。ちょっとジーンともした。 映画「旅情」が見たくなること請け合い。 異国で、なにか言わなくっちゃならないときに とっさにでてくる一言って面白い。プロの作家が書くと、旅行記も内輪にしか楽しめないものにならないのだなあ。さすがプロ。
解説が、同行の娘さんである佐藤響子さんってとこもよかった。

さっきTVで伊勢丹のすごさを紹介していて感心してみてました。 その中で、すごく的確で 難しい漢字でまとめ まっとうなコメントする人がいました。でも そういう人の言葉って 耳をとおりすぎて残らなかった。 美輪さまは、「わたくしは買い物をするために生まれてきたの」(言葉を正確に覚えてはいませんが)とおっしゃってました。プロの仕事だな。 この本もプロが書いた紀行文でした。

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2006年12月 4日 (月)

これ、紙衣

昨日、おさると着物で歌舞伎座へでかけてきました。まずは昼の部観劇。
菊之助さん、松緑さん、松也くん 花形歌舞伎で一回り大きくなったよう。(エラソウ。) 松緑さん、松也くんは、じっとしている姿が特によかった。菊之助さんにいたっては、もう貫禄すら感じるほどでした。
今日一番のお楽しみは、「八重桐廓噺 嫗山姥」。 浄瑠璃にのせた「しゃべり」って何?って思ってワクワクしました。 なるほど。魅せますねえ。 みどころとしてあげるだけのことはありますね。(再びエラソウ。) 
たっぷり語ってました、身の上話を。 小田巻(苧環?)って子が来てと痴話げんかみたいなのから、いたちも踊るってのどかなのまで。(たぶん。私の読解力があっていれば・・・) 長々語っても ちっとも飽きないの。恋文を代筆しますよ~どんなパターンもおまかせあれなんて言ってお屋敷にいれてもらうって設定からして面白い。團蔵さんと菊之助さんカップルって想像したことなかったのですが、これがいい!浮世絵っぽい絵面の組み合わせでした。写真買っちゃうなって思ってみてました。 妹、キュートな萬治郎さんが登場。團蔵さんに詰問する菊之助さん。後家やなんとかは落とせても、敵の頭は落とせないなんて辛辣なことを言ってました。しえー。 本当に面白い。手水鉢まで持ち上げてたし。幕見ででも、もう一回みようかしらん。
初めてみたわって思ったのだけど、信二郎さんの煙草売りをみたような気がします。どうなの?私。
「忍夜恋曲者 将門」これ、魁春さんの襲名のときにみました。最後の屋根の上の場面がのど派手さが印象的。 今回もバリバリ~。THE大袈裟って感じで面白い。前回の團さまの役は、松緑さん。 踊りにきれがあり決まってました。 捕りかかる人たちは、隈取をしてました。あれ?これもそうだったかしら?
真っ暗な中から始まる「芝浜革財布」。 菊五郎さん、こういうの本当にいい。ほとんど着てなくても、しみったれた感じがしないもの。菊之助さんもいつか、こんな腹掛けいっちょみたいな格好するのねと考える。(隣でおさるも考えていたらしい)二の腕だして よっぱらった團蔵さん、かっこいい。 いやみな東蔵さんにシビレル~。一緒にみているのに、見て見てって言いたくなっちゃうような おかねでした。いやみなのに、帰りがけに おっことした履物直してました・・にくめない。
大勢が一列に並んで踊るのをみて、粋って難しいなあと思った。 幹部役者さんたちだと、一列で踊るとき 案外揃ってないのに、なんだか粋なんだもの。そんなことを思った「勢獅子」をみて昼の部おしまい。 昼の部は、これもぶっかえりで白の装束、これも真っ暗、これも獅子ってしりとりみたいな演目共通点がありました。夜の部はどうかな?
帰りに、紅葉狩の幕見時間をチェック。7:45-8:50 900円也。7:35発売開始。了解!
いや~ん。夜の部を観るのが待ち遠しいわぁー。

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2006年12月 2日 (土)

A.A.A

友人のおかげで、今年もパシフィコにAct Against AIDS のためのコンサートにいく。 こういう電子の大音響のものって久しぶり!いつも生音なのだもの。 
友人がとってくれたチケットは14列目。ヤッターと思っていったら実質5列めでした。しぇー。指も歯もわかるほど近いわ。うれしい! 舞台で甲斐甲斐しく働くスタッフのことを、ついつい後見をみるようチェックしちゃう自分がおかしかった。 
桑田さんは、やっぱり私のヒーローだなぁ。かっちょいい~ 格好いいでなく、かっちょいい。 すごーく好きな声。顔も。動作がヘンテコなとこもいい。 
アメリカンポップというのが今年のテーマ。「星条旗よ永遠なれ!?私のアメリカンヒーローズ」ということで1960~80年代の名曲が目白押し。ビーチ・ボーイズのメドレー、ドアーズ、ビリージョエルにカーペンターズ、KISS、モンキーズも。あげきれない。3時間もなので最初の方のキャーをもう忘れちゃった。おいおい思い出そうっと。 毎年恒例のゲスト原坊がでてきて桑田さんと斉藤誠さんと3人でやったPPMもよかったな。ドナルド・フェイゲンの IGYとか、ベストヒットUSAを思い出しました。レコードもってる!もう聞けない。CDを買おうかしらん。 あぁ楽しかった。 いいなあ。最近まったく音楽を聴かなくなった偏った人間でした。 やっぱり音楽も聞こう! 
桑田さんは、投げキッスの似合う人だなあ。

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2006年12月 1日 (金)

釣狐

「釣狐」は、狂言師として最終課題であり、狂言の最高秘曲といわれる大曲だそうです。いつか、万作家の演者で、生の舞台でみることを夢みて、他の家の方のもの、映像、釣狐に関しての文章もみないようにしてきました。どんな話かすら 知らないまま、その日を楽しみにしていました。
「ござる乃座」で釣狐の公演があることを知ってから もう楽しみで、楽しみで。 当日、確実に開場に入るよう根回しをして、前日は早く寝て備えました。過度に期待しすぎて、それが逆効果になったらどうしよう・・なんて余計なことまで心配。
今日 生まれて初めて「釣狐」を観ました。 14年ぶりに挑戦するという萬斎師の舞台で。 何もかもに驚愕。 演じ方、緊張感、話。 装束にも驚く。色や質感はこういうものなのね。(モノクロの写真でしかみたことがなかったので。) 動作、声の出し方、あれもこれも こんなにも、今までみたことのないものだらけだなんて。  圧倒されました。
白蔵主という人の姿に化けて でてくる狐。繰り返し繰り返し、わが身の姿を見て確かめる。そこでまず、びっくりした。足首やそで口から狐ということが見えている。狐の上に化身の装束をつけ、面をつける。 狐の動作を押し殺そうとするが、時々 正体が現れてしまう その動作や声。こんなカタチで人を装う狐を演じるのかとびっくりした。 なんだか人ではないような人、人の形をした人でないものであった。狐としての生々しさが、逆に型になっていて、この点にすごくおどろいた。 こんなにわかりやすい形でとは、なんて
難しい表現方法であろう。こういうのはみたことがない。  人になって人前にでようとする狐の気持ちが移ってきた。猟師の前で、人のように見えるかと、共に緊張した。
狐の難しさはいわずもがな。 一挙手一投足、200%力が入っていて、息苦しいほど。そこがいい。
そして、狐を受けて立つ猟師の難しさ。 万作師の演じる猟師は、そこにいるという存在感がすごい。 人に化けることのできる狐が恐れる人なのだ。 白蔵主になりすました狐、殺生のおろかさを説き聞かせ、目前で罠を捨てろ 取ってきて今捨てろとせまる。 とりにいこうと立ち上がり振返る猟師の顔。 その緩やかな振り向き方に目が釘つけになった。 狐の気配におされパッと立ち上がったものの、微妙な緩やかな間で振り向くことにより、猟師の胸に小さく浮かんだ疑問を感じたから。 すごい。 あっわかった!と思った。
白蔵主の語りを聞く神妙さ、罠を仕掛けてからの真剣勝負ぶり、しずかなのにメラメラしていた。 存在感があって怖いほどだった。
狐の姿に戻り罠のエサの前にいく狐。欲望と罠の恐怖との葛藤。息が詰まる。狐が罠へ身をかがめる。ハっと周りを見る。ハっと身を伏せる猟師。
その欲望に負けるのか、それが本能なのか。気配を消そうとする猟師の姿に、狐にせまる時を想い、どうしようとなんだか泣きそうなってみていた。その場面で小さな笑いがおきた。正反対の立場の狐と猟師が同じ姿勢をとっている滑稽さからであろうか。人により、うけとりかたはさまざまなのだなあと改めて思った。
眷属を奪った、にくい罠。 眷属が二度と奪われることのないよう、白蔵主に化ける。 殺すのでなく、呪うのでなく、思いとどまらせるために化けるのだ。 純粋というのか、なんというのであろう この強い思いは。
獣の本能、エサをとるということ。 生きるってこういうことかと思った。 説得に成功し、罠を捨てさせ古巣に帰ろうとする。 しかし罠のエサがどうしても気がかりでならない。 帰ろう、帰ろうといいきかせても、どうしても古巣に帰ることができない。 そこに生きるために必要なエサがあるから。 動きと声の緩急で 欲望と葛藤する道中がみごたえがあった。 飛び掛かろうか、いや あれは罠だと言い聞かす。でもあのエサを とどうしても帰るこができない。 食い意地がはっているとそういう言葉で置き換えられない本能の戦いがすごかった。 シンプルで。 生きるってこういうことっていう迫力があった。
75分の舞台はあっという間でした。あの本能とせめぎあった狐のさまざまな鳴き声が忘れられない。脱力するほど堪能した。

来年、福岡でも「釣狐」公演がある。 どうなるのであろう。 次に 自分は どう感じるのであろう。 それを確認する機会があるなんて、なんて私は幸せものなのだろう。

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