『娘と私のアホ旅行』
たまーに、NHK朝ドラ[芋タコなんきん]を見ます。土曜日に一挙放送してくれているしね。 なおみちゃんうまいなあ。カモカのおっちゃんもいい。この人たち、地味に演技していても魅せられちゃう。うんまい。この後の朝ドラの人が可哀想と心配しちゃったりして。
田辺聖子さんの本あったなあと親の本棚を探す。『娘と私のアホ旅行』(集英社文庫)なんて気になる本を見つけて読む。これ、佐藤愛子さんの本だけど。まぁいいってことで。
一言で表すと「面白い」。 怒ってばっかりだけど、まっとうな意見だし。つぶやきにも時代を感じるフレーズがでてきて、懐かしい。
とにかくあだ名をつけるので、自分なりのイメージがわいていいの。母娘の気の置けない同士の旅ゆえに わがままなとことか、思わずにっこりしちゃうとことかあって、よかったな。 おかしかった。ちょっとジーンともした。 映画「旅情」が見たくなること請け合い。 異国で、なにか言わなくっちゃならないときに とっさにでてくる一言って面白い。プロの作家が書くと、旅行記も内輪にしか楽しめないものにならないのだなあ。さすがプロ。
解説が、同行の娘さんである佐藤響子さんってとこもよかった。
さっきTVで伊勢丹のすごさを紹介していて感心してみてました。 その中で、すごく的確で 難しい漢字でまとめ まっとうなコメントする人がいました。でも そういう人の言葉って 耳をとおりすぎて残らなかった。 美輪さまは、「わたくしは買い物をするために生まれてきたの」(言葉を正確に覚えてはいませんが)とおっしゃってました。プロの仕事だな。 この本もプロが書いた紀行文でした。
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