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2007年1月 7日 (日)

ビバ酒呑童子図屏風

九州国立博物館。
どうして、九州にも国立博物館を建てたのかしらと疑問に思っていましたが、あっぱれでした。ココ面白い! 大宰府の横に入り口がある。古きよき建物・自然 その中から急に超近代的な理解を超える建物が出てくる。 大宰府の敷地内といいたくなる場所柄か、「破魔矢をお持ちの方は、他の見学者・作品へ注意して下さい」というような意味の看板が出てました。破魔矢についてコメントって。おかしい。
特別展「プライスコレクション若沖と江戸絵画」をみて参りました。昨年、東京国立博物館でプライスコレクションを見ました。同じ展示作品なのに、雰囲気がこうもかわるとは。天井が高く、シックな室内、余裕ある空間での展示。ここまでは同じ。
順路がわかりにくい。順路と明記してあるのだけど、そっちに行きたくなるような流れではない。でもその秩序なんてクソくらえって感じ、混沌とした感じがこの特別展にはあってました。名前じゃない、みて好きなものを集めたのだというプライス氏のパワーがある。
芦雪の作品は、ちょっとした芦雪ルームを形成していました。東博で、グッときたものの一つであった『白象黒牛図屏風』は今回ガラス内の展示でした。 なんか感じが違う。(そんなはずないのに。) 大宰府から近いのだから、もっと牛のありがたみを前面に押した中心にもってくるような展示はどうだろうと考えてみた。(大宰府では、牛の像をみると必ず頭や角をなでている人をセットでみたので。) 『幽霊図』 東博では、掛け軸ごとに空間を作成し、薄暗い展示だったが、ここでは明るく 他の作品と並べてガラスケースの中にかけてあった。幽霊には、ちょっと明るいかな?でも、よく見えました。
今回、もっともグっときた作品。それは『酒呑童子図屏風』です!みんなの心をわしづかみよ!6曲1双の屏風です。右からみていって、足をうすくスライスして切っている場面を発見。ん?なぬぅ?!その物語性に釘付けになった。もう一度右から丹念に見直す。ここで鬼の集団の待ち受ける中 尋ねていく・・・ わかりやすい!じゃあ、この料理されている足は誰の?どこで切ったの?と夢中で探す。私の横にいた男子もなにやら夢中のよう。その男子が、連れ(男子)に話しかけてた。「お前酒呑童子の話知ってる?」「知ってる。源頼光が鬼を退治する話だろう、金太郎と。」えぇーそうなの!金太郎? 「あそこで、足だか腕だか喰ってない?」うんうん!「どこ?」「そこ」っていうから、場所をどけて協力してみた。あそこで鬼の親玉がどうこうと話あってるのが面白くて、横で一緒に見ながら聞いてた。最初の方の場面を指さして「俺、あの時点で尋ねていくの無理」って言ったときには噴出しそうになっちゃった。屋敷の入り口に鬼がひしめき合っている場面。そこへ頼光一行が尋ねてる。 確かに・・・ 無理かも。 大学生くらいかなあ?仲間に入れて欲しかったわ。なかなかよい男子達でした。 鬼は3つ目になっていたりするが、背も人と同じ。顔つきも割りと人と似ている。鬼と人、描き方に差がすくないのはなぜだろう。
次の屏風では鬼はやられっぱなし。捕まり、首をはねられる。 おじさんが、「あそこで鬼の首を切って、ここで籠に入れてしょった。」とか、つぶやきつつ確認しているのが面白かった。一緒に確認してみた。 かなり若い女の子が「ねえねえ鬼が腕か足か切られて、それでなんか取りに来る話あるよねぇ」と話かけ 「へぇーそうなの」と答える彼氏。 それ、渡辺綱よね と心の中で問いかけてみた。かなり若い2人連れ。 いろいろな人が、この屏風の前でワクワクし、指さして話していた。 やるなあ『酒呑童子図屏風』! 江戸時代には、描くよう依頼した権力者しかみることがかなわなかったのだろうなあ。そのころの多くの人もみることができたらよかったのに。 ビバ酒呑童子図屏風。
『花鳥人物図屏風』にはなんども驚かされる。今回もまた圧倒された。

会場には、エツコ&ジョー プライス夫妻がいらした。 なんとサイン会に。 東博でもあきらめた図録を買って署名をいれてもらっちゃった。 うれしい。(重かったけど。) もう、感動プライスレスです。

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コメント

東京で見逃した「プライスコレクション」が福岡で見られるとのことなので、 2月の博多遠征時に少し早めに出ることにしました。寒いのであまりあちこちするつもりはなかったのですがこれなら室内ですしね。(^^) 

投稿: kirigirisu | 2007年1月14日 (日) 17時02分

大宰府とセットで楽しめますのでおすすめです!
天神駅に、往復切符とプライスコレクション入場券とセットになったお得な切符があります。ポストカード付きです。おすすめ。
大宰府には沢山の梅が枝もちのお店があります。中村やとか松嶋やとかもありました。気になりませんこと?

投稿: かいちょ | 2007年1月14日 (日) 23時43分

お得情報ありがとうございます。(._.) φ メモメモ

太宰府には仁左衛門さんが昨年植樹した梅の木を見に行くつもりでいたので(なんか違うかな(^^?)、プライスコレクションもあると聞いて「こいつぁ春から縁起がいいわぃ」です。(^^)

投稿: kirigirisu | 2007年1月15日 (月) 11時50分

あーみつけましたよ!屋台で買ったものをモグモグと食べていたら、目の前の梅の木の立て札に書いてありましいた。うれしくて、写真をとってきちゃった。
去年植えたものだったのですね。へぇ~。
情報ありがとうございました。
2月なら、梅がみごろかしら。
伝統の大宰府と、超近代的な国立博物館。その横にあるシュールな遊園地にも注目です。外見をみるだけでしたが、ミスマッチ感がたまりませんでした。

投稿: かいちょ | 2007年1月16日 (火) 00時27分

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