« 博多っへ 巡業 (博多っ子 純情・・・おそまつ) | トップページ | もう買わない紋 »

2007年1月 9日 (火)

梅初春五十三驛

菊之助さんは若衆もよいね。まず感じたのはそれ。見目麗しいわぁ。わたくしはドタバタはちょっと・・といったお美しい若衆ぶりがなかなかでした。
菊五郎さんが楽しそうに あれもこれもそれもこっちも、もう何もかも!って程登場。
昨日、国立劇場ならではの通し狂言を楽しんできました。会場に、みひらきになったすごろくのようなチラシがありました。面白い。
前半は、あれもこれもな展開に「えぇ!」と言いつつ笑っておりましたが、後半は いくらなんでも勝手すぎでは・・と思いました。いくら筋がわからなくっても面白いのが歌舞伎とはいえ、トゥーマッチよぉ。 歌舞伎座の切られお富といい、国立の五十三驛といい、今月はやや勝手ぎみ? 文句ではないの。不満でもないの。どっちも楽しかったもの。 お客さまを喜ばせようっ 自分たちも楽しもうっ という芝居の いいとこどりの度が ちょっと過ぎたのではないかしらん。ちょっとくたびれちゃった。でも楽しかった。
芝居も半ばすぎ、同行のおさると「あれ?まだ亀亀兄弟が登場してない?」と気付きました。あーもう1時間しかない。あーもう30分しかないとヤキモキ。あまりにも、でてこないので可笑しくなっちゃった。もっと活躍しているところをみせて!声もいいし。もっとみたいよぉ。
出てこないといえば、秀調さんも。やっと花道から出ていらしたと思ったら、七三あたりでひきかえしちゃったの。えー舞台を踏まないの?!とハラハラ。(あとでちゃんと舞台に登場) 
立ち廻りは、もっとみたいわぁという感じの短めの菊五郎さん版と 菊之助さん版。
菊之助さんの立ち廻り。背景がやわらかく幻想的で、とってもきれいでした。あんな夢をみてみたい、そんな感じ。 立ち廻りは、もっと勇ましく、声や音の多いものが好物?!ですが、これはこれで とてもきれいでした。

|

« 博多っへ 巡業 (博多っ子 純情・・・おそまつ) | トップページ | もう買わない紋 »

コメント

>わたくしはドタバタはちょっと・・といったお美しい若衆
んまいっ!そのとおりですわぁ。
ええ?!そんなのダメよ、といいながら天然ボケな美若衆。
上方の「つっころばし」若旦那や、封印切の忠兵衛なんかも似合いそうな、近頃はお笑いもOKな菊ちゃん・・・早くみたいわ~。(今週末行くけど ^^ )

投稿: 恵美 | 2007年1月10日 (水) 13時10分

恵美さま
わたくしはドタバタはちょっと・・といった感じでしたが、ちょっと「おまぬけさん」で、そこがまた愛くるしかったです。
今週末、いらっしゃるのですね。ごぞんぶんにお楽しみあれ!
わたくしは、今週末 ちょっくら浅草に行ってみます。

投稿: かいちょ | 2007年1月11日 (木) 00時14分

そうそう、そうなんです、亀亀兄弟そこだけ!?えぇっっ、うそ~、の驚きでした。もっといい声聞かせてよ~って。ねぇ。秀調さんもちょっとだけでしたねぇ。
立ち回り、1人じゃ大変だから半分息子に委ねたのかな、と勝手に思っちゃいました。

投稿: うさ吉 | 2007年1月11日 (木) 00時57分

うさ吉さま
「立ち回りちょっとつらいから、おまえ半分やってみるか?」って感じかしら?
「おとうさま、そんなに何もかもご自分でなさっては・・・(ずるいです)。わたくしにも もっと見せ場を下さい。」っていうのを想像していました。

投稿: かいちょ | 2007年1月14日 (日) 00時19分

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 梅初春五十三驛:

« 博多っへ 巡業 (博多っ子 純情・・・おそまつ) | トップページ | もう買わない紋 »