20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―
国立新美術館へ。ここ、100年くらいしたら困るでしょうね 名前が。余計な御世話か。
国立新美術館開館記念展「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」 というのが気になっていたので、あわてて行ってきました。3/19(月)までだそう です。 あれ? ここ月曜開館しているのですね。(火曜休館でした)
約600点もの貴重な作品を集め、現代最先端 国内外の重要作家6人が参加した大規模 な新作インスタレーションを発表ということで、いい意味で、訳のわからなさを期待 してでかけてきました。全体のテーマが伝わってこなかったです。3つってどこで別れていたか、よくわからなかった。ガイドツアーなどに参加していたらよかったなあ。
でも、とても面白かった。面白い作品が多く、展示の仕方が個性的でした。森美術館で見たわっていうのが多かったけど。森美術館ってやっぱりすごいなあとそんなことまで関心。 構成が面白かった。机の上にコップや果物などの静物という構成の絵画が大集合。キュビズムとかいろいろな時代のもの。これだけ沢山並べると、面白いものですね。新鮮な感じ。 オブジェの発見のコーナーでメレット・オッペンハイムの「りす」発見。これ、横浜美術館ももってたはず。こんなの!?って思うのだけどにくめなくてすき。 森村泰昌の「批評とその愛人」という7作が面白かった。同じ机の上だが微妙に見る角度が違う静物の連作。皿が2つ、林檎がたくさん載っている。1枚の絵は皿の上に林檎がなかったり、1枚の絵はりんごに森村さんの顔が。構図の違いが微妙で、面白くて見比べ続けました。
かなりの分量。ポロックやイヴ・クライン、ステラ、ヨーゼフボイスと私でも知っている有名な作者のものがいっぱい。天井が高く広々とした空間に、贅沢に作品が置いてある。なかなか格好よかった。 最後にアートの今。 そしてこれから。 というコーナー。インスタレーションってこういう風に展示するのねという見本のような空間つくりで、ははぁと思う。 急に、視界が拓けて作品が登場。コーネリア・パーカーの空間がキレイでした。 250トンの工業用プレス機でおしつぶされたオブジェを展示。それだけきくとなぜキレイ?って思うでしょうがみたら納得。そんな作品。 田中功起のコーナーが面白かった。時間が足りなくて惜しいことしました。映像が面白かった。いっこづつゆっくりみたい~ビデオアートみたいなのは、よくわからなくて説明してもらわないと面白さがわからないのですが、これは感覚で面白いと感じることができました。
「20世紀の大きな特徴のひとつは、都市を中心とする物質文明の時代であったということ。さまざまな物にあふれる世界に身を 置く我々。アーティストたちは、このような新しい状況を敏感にとらえ、それを革新的な芸術の形式によって表現 しようと試みます。」
みたいなことが書かれていました。難しい。現代最先端の表現がこんなに集まっているのだから、こんなに小難しく言わなくても・・・ 面白いものがいっぱいあるよ、見においで!ともっと気軽にどうぞと薦めて欲しい。 もったいないわぁ。
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