« 2007年2月 | トップページ | 2007年4月 »

2007年3月31日 (土)

ござる乃座 37th

夜遅くなって大嵐に。すごい雨風。桜、大丈夫かしら。

ござる乃座 37thの公演を観に国立能楽堂へ行ってきました。
配布の冊子の冒頭「萬斎でござる」という挨拶分は前回の『釣狐』を受けたもの。挑戦に対する思いが伝わる 真摯でいい文章でした。好きな感じです。
最初に、冊子に目を通し、企画を理解し そこに着目してみるのもいいなあ。
「横座」
男が牛を拾う。元の持ち主と対決。牛の名を呼んで牛が返事をするかどうかで勝負という筋。去年の4月の野村狂言座の舞台でみました。前回は、とくとくと真面目に牛に言ってきかせるのが面白かった。文徳天王の皇子の継承争いまででてくるし。今回は、冊子に人物相関図が乗っていました。真言宗と天台宗の二台密教の加持祈祷対決をいう形態だとわかりました。ますます大げさ。 五大尊のくだりがかっこよかったです。~西方は大威徳明王、北方は金剛夜叉明王~、と言ってらしたのですね。独鈷でですって。 語りだしのところがよかった。萬斎師は、牛の横に立ち一呼吸。ここで雰囲気が変わった。そして、とうとうとした語りが始まる。冊子を読んでいたので、今回は「語」「舞」「謡」というテーマとわかりました。横座は語りがみせどころ。特に注目していたせいか、この切り替えがよかった。静かなのに平坦にならない。すごいなあ。 その間じーっと待っている男。万之介師は、小ざかしくなく、泰然と待ってました。ちょっと苦味ばしってました。最後の牛の「もー」渋い声でした。
「重喜」
これ、楽しみでした。万作師と。裕基くん。祖父と孫。この演目は、素人さんの発表会でしかみたことがなかったの。初めてプロでみます。わくわく。
万作師の住持と、裕基くんの重喜という贅沢な配役。祖父と孫よ。たった2人しかいない舞台。目の中にいれても痛くない孫でなく、いい緊張間がありました。万作師がちゃんと向き合っているのがわかりました。小さな重喜は、きっちりと自分の成すべきことをやってました。 師の影を踏まずという言葉は、言葉そのままにとらえ ちょこまかと住持の周りを巡る。重喜のすることなすこと愛らしい。 重喜の不調法な態度を見て、住持が「あれは何をすることかな」という。この一言の間がすごい。見てて、ほぉっと言っちゃった。
明日の法要のため頭髪を剃ろうとする住持。粗忽ものの重喜に命じる。「弟子七尺を去って師の影を踏まず」という言葉を鵜呑みにし、影を踏まぬように竹の先にかみそりの刃をつけて剃りだす。頭髪のついでに鼻先にもかみそりが、あわわわわわ。狂言らしいワンダフルなストーリーです。
地謡が登場。エライことをしちゃった重喜は、謡の言葉どおりに、さーっと橋がかりを去っていく。スタコラサッサという姿が愛らしい。 鼻を押さえそれを追う住持。橋がかりをすーっと退出する。最後の一足が入ったとき、ぴったりと謡が終わり ちょうど揚幕が閉まった。
うわー。感心しちゃった。 みごとなの。地謡は正面をみて謡っているので演者はみません。 住持の橋掛かりの歩みは急に速度がかわることなく すーっと進んでいきました。 そして、何もかもがぴったりと収まりました。それが、とても印象的でした。
「寝音曲」
休憩の後、最後は萬斎師と石田師の寝音曲。小舞謡は、『海人(あま) 玉ノ段』が普通だが、その日の能の番組に『海人(あま)』がでている場合などは謡を代えることがあるそうです。今回は場合により演じるという「咸陽宮(かんようきゅう)琴ノ段」でした。特別。
最初の狂言小舞「小原木」の謡いを聞いて、萬斎師は いい声だなぁと改めて思う。みせどころたっぷりの萬斎師はもちろんよかったですが、石田師の主が、言葉を発せずに「あれ?」というところを態度で示すところが、とてもよかった。大げさに表情を変えることないのに、よく伝わりました。受けて立つ人の力量って大切だなあ。3つの演目を通して、配役のもつ影響を大いに感じるござる乃座でした。堪能しました。

(横座、去年みた気がする・・・ ブログをはじめたおかげで、わかりました。自分の役に立つなぁ。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『團十郎切腹事件』 よみかけその壱

今日は後輩ちゃんの大送別会。皆で贈ったレッズのユニフォームを着て感激してくれました。憂いやつじゃ。

おさるのブログで知り、先日 ホクホクと購入。戸板康二さんの『團十郎切腹事件』(創元推理文庫)。文庫なのに1200円よぉ。でも、戸板康二さんなので買います。
全集は全部で五冊。そろえると何かいただけるらしいとおさるに聞き、帯をよくみました。なるほど。最後の巻は今年の10月みたい。まちきれないなぁ。何がいただけるのかな。てぬぐいかしら?ブックカバーだったら嬉しいなぁ。
もったいないから、ちょっとずつ読んでます。今のトコ、一日いっこづつ堪能中。 演劇記者の竹野氏の語り(でも、頭の中では戸板康二さんになってます。)で話が進みます。物静かで思慮深い、老歌舞伎俳優・中村雅楽が、幕内で起こる事件を解決に導く手がかりを指し示す。《中村雅楽探偵全集》という古めかしいすてきなタイトルがぴったり。
おさるが、中村雅楽には誰をキャスティングする?ってきくの。うっ燃えるぜ!
「車引」
又蔵さんをキャスティングして読みました。読み終わったら、これは吉之丞さんかな と思う。
「布引」
(仏様)
これは大幹部の方ね。芝翫ちゃんだわって思いました。上品で厳しく控えめな感じがします。私的な時間はね。 おさる案の雀右衛門さんもぴったりだなぁ。
「立女形失踪」
朱雀は、時蔵さんで読みました。とすると露紅は、福助さんかな。でも、芝翫ちゃんと親子なので・・ここは扇雀さんでどうでしょう。
購入して3日め。すでにこんなにワクワクが♪ 贅沢に妄想三昧。1200円だしてもよいわ。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

2007年3月28日 (水)

『毎日、ふと思う』

おっ日記発見!と手に取る。日記マニアだから。
浅見帆帆子「毎日、ふと思う ~帆帆子の日記~①、②、③」読みはじめて、うーんこれは私の好きな感じじゃないなぁと思った。だらだらと日常のことを綴ったものは好きなのだけどな。何食べたとか、どこ行ったとか、誰とあったとか徒然に読むの好きなのだけどなあ。なんか違うんだよぉ。そう思いつつも3冊読んだ。だって3冊刊行されてるんだもん。
プロの作家の日記は、人が読むことを仮定して、その上で私的な日記と想定して綴るから面白いのだと思う。
ちゃんとした大学をでて、その縁を 人間関係だけでなく仕事にも活かしている。ガツガツしないのに、話がくる。マイペースでコツコツやっているようで、かなり裕福な暮らしぶりの方でした。もしかしたら、恵まれてる環境を妬んでるのか私?! 妬むなんて ちいさいなぁオレ。3冊も読んだのだから、実は キライじゃないのだろうなあ。よしとしよう。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年3月24日 (土)

かお

マット・ジョンソン「パンの顔」の作品がかわいかったのでまねっこ。 Photo_16 
森美にいった翌日の朝食のパン。
うーん甘い。まねにもなってない。
やっぱり作品のインパクトはすごいな。

でも、個人的に楽しむには楽しい。
←ごきげん、パン君。

今日のお昼は、赤いきつね。
↓にっこり、おあげちゃん。 Photo_19
ちょっと三平師匠風?
どーもすいません。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月23日 (金)

レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像-

ビバ ルネッサンス!なのかな?と思ってでかけましたが、ビバ 天才でした。 東京国立博物館で開催がはじまったばかりの「レオナルド・ダ・ヴィンチ -天才の実像-」展に行って参りました。
最初の金曜日の夜間公開は比較的すいていると思いこんでいるの。前々から行くぞ!と力んでました。比較的すいていたと思います。(まんべんなく展示の前に人 はいましたが。)会場でロッカーに荷物を預け、やる気をだしていたら、同期とばったり出会いました。隣の部なの。偶然!
 
20日に早速みてきたよという友(す)によると、読みつかれる・天才すぎて疲れると言ってました。納得しちゃった。そんな展覧会でした。
本館でレオナルド・ダ・ヴィンチ<受胎告知>拝見。部屋に入る前にかばんチェック。チェッカーも、会場の人もみんな白手袋。飛行機のときみたいなゲートをくぐらされお部屋に入ることができます。ものものしい。 突き当たりに作品が!わぁー。そこへたどり着くまで蛇行した通路が。ぎゅうぎゅうになってしまうのでしょうね。ちょっとづつ近づきながらも見ることができます。そして、最後に真近で。とまらずに歩きながら見てくださいといわれるのが少々うざったい。本物はすごい。あれはみるべき。ウフィツィで出遭ったときは、あれもこれもどれもこれも すごい作品ばかりで、気もそぞろでした。こんなに集中してみると、バランスやら細密な美しさやら、いろいろ素晴らしさがわかります。何はともわれ美しい。私は、2~3分で作品のまん前にたどりつきました。まちくたびれてうんざりなんて鑑賞が予測できます。じーっと止まってみたくなるのですもの。
平成館が第二会場。実は ここにはオリジナルはありません。こんな構成珍しい。いかに天才だったか、6つの構成で紹介。作品を見るというより 考案ぶりをみる展示だなあ。Ⅵ絵画への結実というコーナーが面白かった。ここなら、考えれば彼の考えが少しはわかる気がするので、ほーっと思える。あとは、ものすごくて。きっと手を抜くってことをしたことがないと思う。ありとあらゆることを考え、どんどん検証することがわいてくるのでしょうね。手稿(ファクシミリ版)に細かく美しい字が並んでいます。図も書き添えられています。それも作品みたいに綺麗でした。頭部も構成比を考察。何もかも構成比を考え、数値にもとづく手法で絵画を描く。そんなの面白み のない絵画になりそうなのに・・ とても綺麗なの。パーツパーツが完成していて、独立しても作品となりそう。 大洪水の波頭も、パーツとして取り出してみると回転しているぜんまいのようなの。理論的で、構成も比率も正確。それなのに理屈くさくならない。すごい。 若者と老人の腕を描き比べていた。若者の血管はまっすぐで、老人の血管は蛇行し詰まっている。年齢による血管の変化。これは動脈硬化症を示しているそうだ。もー すごすぎ。圧倒されちゃった。
受胎告知は30歳くらいの作品だそうです。(ちなみにモナリザは51歳くらいの作品)いろいろな考案にびっくりしっぱなしですが、.スフォルツャ騎馬像の前脚部分にもびっくり! お釈迦さまの手の平の上にいる孫悟空気分になりました。
Photo_14 全部 同じ会場だったら 最後にもう一回<受胎告知>を観にもどったのになあ。最初にみたいし、いろいろみた後、もう一度みたい。 見ごたえ(読みごたえ)のある展示でした。(でも、これは一回でいいかな。) グッズ売り場でいろいろ購入。今回のお気に入りはこの筆箱♪ 
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月22日 (木)

源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流

邦画非映非連。どんどん渋くなります。
来月の錦之助襲名に備えて予習よ! と、またもや近代フィルムセンターに入ってまいりました。今日は「源氏九郎颯爽記 濡れ髪二刀流」主演は中村錦之助さん。きゃー満席になっちゃうと会社から小走りで駆けつけました。(心配いらなかった・・) 歌舞伎時代はこの「中村錦之助」を名乗ってらしたそうですね。そして、映画時代 (?)「萬屋錦之介」に。
おはなしは、「水煙」「火焔」2本の宝刀をめ ぐって、美剣士・源氏九郎(錦之助)と様々な敵が入り乱れて戦う。というもの。美剣士。うーむ。美剣士かわからないけれど、すごかったです。お一人だけ真っ白な衣装。着物も帯もよ。どんなに戦っても常に輝くような白なの。そして、たしかに様々な敵でした。わんさか。狐小僧なんて人も。
きめまくってました。また、決めるのが似合うの。御存分に! あんまり決まるので、ちょっとおかしくなっちゃった。暴漢に襲われた 秘剣「火焔の剣」の持ち主に剣
を託されて、神社で変わりに決闘するの。(するかなあ?)対決した侍は、破れるまぎわに「秘剣 揚羽蝶・・・」と言ってばったり倒れる。えええ!揚羽蝶。ちょっと万歳風。立ち回りはかなりかっこいいのに、あの「秘剣 揚羽蝶」のポーズは。あれでいいのかなあ。萬屋だから揚羽蝶かしら。
最後、大立ち回りの末 水煙・火焔の秘剣を手にする源氏九郎。「
源義経の末孫 この源氏九郎の手に」と決め台詞。(ここかっこいい) そして「秘剣 揚羽蝶」のポーズ。うーむ。面白い。 
わんさかいた敵は、2つの剣に隠された財宝(義経が、後白河法皇に託された宝物)がほしかったから。 刀の柄をはずすと言葉が。”ふくはらあげはのり”(←私が聞き取った台詞。絶対に違うと思う) そして源氏九郎の台詞、「おりえ殿、私は今からそこへいくのだ」 音楽 ジャン ジャン ジャーン。「終」。 ええええ。 私にはその謎がなんだかわからないよぉ・・・ (それでもいいかな って思えました。

放れ駒のお龍(千原しのぶ)が かっこよかった。源氏九郎にひかれるさまがわかりやすくてかわいいし。相方(子分)の
灰神楽の留吉(桂小金治)もクスクス笑わせてくれました。そういうつもりはなさそうだけど。波乱万丈なのに、のーんびりしてて面白かったわ。スペクタクルな映画をみなれた人には、スピードがものたりないかもしれません。でも、音楽とか、インパクトとかに頼らず、主役の個性で決めまくるなんてなかなかできないと思うの。わたしにはいいテンポの映画でした。
白黒。87分。500円也。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月21日 (水)

「日本美術が笑う」「笑い展」「グレゴリー・コルベール」

春分の日を祝して、森美術館にいってきました。
学友たちと勝手きままに鑑賞。ずーっとコメントしながら(もちろん小声です!)楽しく鑑賞しました。なかなか面白かった。新旧・笑いのダブル展と銘打った展示でした。古典に軍配があがりました。すごいんだもん。思想とか、風刺とか、メッセージなど作品に意味をもたせてないのだもん。あっ意味はあるか。ごちゃごちゃ言ってないの。古典作品のストレートな表し方が逆に新鮮に感じるせいかもしれません。
土偶・埴輪がずらーっと並んでお出迎え。ここは土の中から~のコーナー。埴輪を作ってみたくなりました。
作者不詳の寒山拾得の迫力。ここは意味深の笑いのコーナー。
河鍋暁斎の「放屁合戦絵巻」には多くの人がたかって笑ってました。下に本物の絵巻の展示。壁面に全絵巻を左から右へ流れる画像で紹介。ここは笑うシーンのコーナー。
秀逸なのが、次のいきものへの視線。すんばらしい。このコーナーのためだけに来館してもいいくらい気に入りました。すばらしい展示方法。建築家千葉学氏によるケースデザインとありました。ケースに入った、若沖の「白象図」と蘆
雪の「牛図」がばーんと目に飛び込んできました。掛け軸のための黒いケース。モダンなのだかクラシックなのだか。ごちゃまぜになって作品が飛び込んできました。かっこいい~しびれます。もうお薦め。もう一回見に行こうかしら。俵屋宗達の「犬図」も妙によかった。犬のまねをしたくなる一枚。ここは17作品を展示。ビバ!
最後は神仏が笑う~のコーナー。白隠の作品はなんだかタッチが漫画みたいでおかしい。すたすた坊主図なんてのどかなタイトルもいい。ここの展示も面白い。みていると1作品分の展示スペースがパカっとあいています。奥の作品が見えたり、鑑賞中の人がみえたり。それが狙いかな?工夫ですね。円空の仏でおしまい。なんともキュート。あー楽しかった。
笑い展も面白いのだけど、もうここまででたっぷり作品をみてきたので、やや疲れちゃった。そこがもったいない。クスッとしちゃう作品や、バカな・・っていう作品や、ありえなさが面白かった。こちらはやっぱりガイドさんの一言がほしかったなあ。もっと興味がでるだろうに。お得意の逆質問をおりまぜた桃色トークガイドの名手(友ひ)がインフルエンザに倒れてしまい参加できなかったの。いたら、あれもこれも聞きたいねえなんて勝手なことを言いつつ堪能。マット・ジョンソンの「パンの顔」は明日の朝、早速作ってみたくなるキュートさ。磯崎道佳の「ファット・ボーイズ・スマイル・イン・ニューヨーク」は指さして笑いました。衝撃的なビデオアート”私はアドルフ・ヒトラー。超楽しい”で始まるタミ・ベン=トールの「アドルフ・ヒトラーについて語る女たち」や”退屈してんねん”と言っていた 会田誠の「日本潜伏中のビン・ラディンと名乗る男からのビデオ」には、大丈夫かしらとアーティストの命の心配をしちゃいました。赤瀬川原平のお札をみて、これか!とおどろいたり。
興味深かった。
グレゴリー・コルベールにはびっくり。何度も本当に?本当に?ってつぶやきながらみました。人間と動物の驚異的な交流を捕らえた作品とありましたが、驚異なんて超えてます。静かで美しい。本当に美しい心をみた思い。ピューマの美しさ、象の穏やかさ。きれいでした。お台場のノマディック美術館(移動美術館)で3/11から作品をみることができるようです。あんな俗された土地にはもったいない作品たちです。
私はお稽古があったので、後ろ髪をひかれつつ夕方失礼しました。とっても楽しかった。今度はフルメンバーで集いたいなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月19日 (月)

ア~ ビバ ノンノン♪

ただいま。いいお湯でした。
本物の「外郎売」を売っているお店に寄ってきました。甘味の”ういろう”ではなく お薬の”ういろう”。(店内には甘味とお薬 どちらも扱っていました) 070319_2114 口中に含めば、弁舌あざやかになり たちまちモテル。そうあの外郎売りです。感激。 原料がとても貴重なようです。薬を必要としている方が直接買いにくるという姿勢のようです。
そういえば、去年の五月 團さまが外郎売りで復帰なさったのでしたね。それが今はパリ オペラ座へ。お元気になられて本当によかったわ。あーもう みなさまパリね。いいなあ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月18日 (日)

ババン バ バン バン バン~♪

ちょっくら温泉に行ってまいりまーす。
箱根で骨休め。そんなにくたびれてないけど。
まぁ道楽疲れはあるかな・・・
いってまいりまーす。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月17日 (土)

左團次(地団駄)踏んで~ジタバタ~

先週は、友人3人と一緒に夜の部観劇でした。もう大騒ぎ。あんまり楽しくって売店を覗く暇さえありゃしない。今日は1人で静かに観劇。判官贔屓 第二段。しみじみ観劇。(休憩時間には、ばったり友人と出会いましたが。) というわけでこんどは昼の部にいってきました。義経千本桜は、昼夜と見る順番が逆になっても、あまり影響ないみたい。
とにかく一番のみどころは仁左衛門さん逸見藤太をなさるってこと。襲名でもないのにどうしてかしら?ご自分のお誕生日月だから?うーむ。おまぬけでも、そこはかとなく格好よかったわん。
鳥居前。私が歌舞伎道楽にはまってしまった記念すべき2000年1月の演舞場で、これかかってました。そうだった。あのとき藤太の亀蔵さんをみてびっくりしたなあ。懐かしく思い返しちゃった。こんなのドリフじゃんって思って好きになったわ、亀蔵さん。こういうお役は本当にいい感じ。 鳥居前の武蔵坊弁慶といえば團蔵さん。てっきり團蔵さんだと思いこんでいたら左團次さんでした。なぜかあまり隈も鬘もしっくりこない。珍しいこともあるもんだなあ。ちょっとびっくり。 福助さんは、出てきただけで姫の風情が出る。何もいわない方がより姫らしさがでるかも。やっぱり違うのだなあ。 菊五郎さんの狐忠信 花道で片足をあげた形がいい(←舞台写真購入)。表情やしぐさでなく狐のかわいらしさが型で出る。そこが若者と違うところ。最後の六法が楽しみでした。3階だけどそこは雰囲気を想像。拍手の感じで ああもう花道の終わりくらいだなあとか想像していました。その人の階級?!にあった楽しみ方で堪能。不思議な空間だわ、歌舞伎座って。
渡海屋・大物浦。いちゃもんをつけにくる歌六さんと高麗蔵さんがよかった。今日は曲げられた刀がうまく鞘に納まりませんでした。魚づくしは妙にゆっくりでおかしかった。魚の名前は聞き取りやすかったけど。 どっしりかまえている女房 お柳の藤十郎はんもよかった。さすが。(また赤い涙を流してらっしゃいました) 大物浦の高麗蔵さんもステキだったわあ。 幸四郎さんの舞台写真、碇の影をバックに血まみれの知盛というのがありました。うまくとれてるなぁ。 この場は心なしか寝てる人が多かった。前一列ねてました。横も。そしてものすごく冷えました。ジャケットをひざにかけマフラーをグルグル巻きにしてポットのお茶を飲んで暖を取りつつ見てました。 最後に花道に一人残る弁慶、法螺貝を吹き魂を弔おうとするところがとてもよかった。急にしんみりジーンとしました。(鳥居前のもじゃもじゃ頭から急に坊主に。怒られたからかしらん)
道行初音旅。 道行。今月の通しでこれが一番よかったかな。(すしやもよかったけど)のほほんとして大げさで、真剣なのだけどのんきで。主役はほぼ3人なのだけど、舞台はちっとも すかすかせず ぱーっと明るい。 芝翫さんはかわいらしかった。3階だったのですがあえて双眼鏡を使わないほうが、全体の雰囲気からでる初々しさがでる気がします。菊五郎さんと2人でのどかでいい雰囲気。菊五郎さんは品のある狐忠信でした。景清の語りのところが、景清の謡をよーく読んだあとだったので とても興味深かった。義太夫や清元に渡すタイミングとかが いろいろ気になりました。堪能。 お・ま・ち・か・ね。逸見藤太登場。しかも従えている8人の花四天がわたくし的に最高でした。先頭は左十次郎さんそして松次郎さんと続くの。まさに選び抜かれた花四天だわ。満足。 藤太はおまぬけなこしらえに隈なのですが、それでもまだ格好つけてる様がなんとも愛らしい。藤太の間が絶妙なの。あとちょっとずれるとまじめになったり、わざとらしくなったりするのに。おもわずにっこりしちゃう、絶妙の間なの。魅せる男だなあ。役者づくしが面白かった。あーぜんぶ覚えておきたかったなあ。あらしコウシローとかあったなぁ。何にひっかけてたのだったかしらん。タイトルの左團次踏んでもここででてきました。ジタバタ。 帰りに藤太の舞台写真を追加購入して帰路に着きました。(権太と藤太の写真の差がすごい!)また来月~

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月16日 (金)

天草四郎時貞

近代フィルムセンターにて「天草四郎時貞」鑑賞。 大川橋蔵さん主演なのでいそいそとでかける。私にとっての銭形平次は大川橋蔵さんです。(祖母が、大好きだったの。)
大川橋蔵さん♪って軽い感じで出かけたら まぁ大変。問題作でした。
The「大島渚監督作品」って感じ。あまり知らないのだけど。なんて個性的なの。最初は、時代劇なのになんかバタくさい感じだなあ。拷問シーンが生々しいし、長すぎ。もう助けて~とか思ってました。 大川橋蔵さんだけ妙に上品なの。あどけないっていうか。(色っぽいのかな?) いい意味で周りの人と違うの。選民感がよくでてました。
だんだん、シビアになってくて・・一揆を引き起こすしかない農民の憤りみたいなのは、よくわかる。精神論的な討論がすごかった。玉砕覚悟は同じなのに対決するの。あつかったわ。学生運動をスマートにした感じ?! こういうのが、好きかどうかはおいておいて、ものすごかった。徹底的でした。 映画を撮るって命がけだという迫力があった。現代の映画監督の何人かは「TVみたいなエーガ撮ってんじゃないよ」って怒られそう。「終」って文字が画面に現れたときには、もう心底びっくりした。こんな終わり方。うへぇ・・・助けて。恐れ入りました。
三国連太郎さんは信仰を捨てた画家の役。拷問にあい、キリシタンの仲間を売らされ、お大尽たちに自画像を描かされ、しまいには見せしめに殺したものを描けといわれるの。えんえんと拷問されてるし。もう苦悩なんてことばじゃ現せない。それを見事に演じてました。追い詰められ方がすごい。一人だけ妙にうまい。あぁ すーさん。

平幹二朗さんに、佐藤慶さんも でていらしたそうですが、どれだったのでしょう。 たぶん、大友柳太朗さんかと思われる 新兵衛が 一番格好よかった。 この時代に道楽してたら、いろいろ見に通うだろうなあ。プロマイドも買うかも。すてき。

白黒作品。101分。500円也。 人に薦めるかと聞かれると疑問だが、見てよかった。好きかどうかよくわからなかったけど この時代の映画の真剣さって貴重。「何億かけて作ったかばっかり言うんじゃないよ、大事なのは映画の質だよ」と大島渚気分で一言いいたくなる そんな映画。(もしかしたら当事としては破格の費用がかかっていたりして・・)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ねぇ おじさま 

おさる宅 "自分ちマンガ喫茶" より貸し出ししていただいた、勝田文『Daddy Long Legs』(集英社クィーンズコミックス)をホクホクと楽しむ。おさるさま、どうもありがとう!すごーく気に入っちゃた。いいわぁ。お話も絵も。時代もいいし、はなし言葉もいいの。読みながら、全力で応援しちゃったわ。もっと読みたい。
最初の「天馬」もよかったなぁ。出雲に行ってみたい。(同行者が重要ですぞ) もちろん「パーラー」も「シンガポールの月」もよかった。秀逸なのは、「Daddy Long Legs」。グっとくる言葉がいっぱい。書くことのお稽古をしようっと と思う。 本当に気に入ったわ。
あと「おじさま」って話し掛けるのって、なんだか あこがれ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年3月13日 (火)

『詩歌の待ち伏せ1』

北村薫さんの『詩歌の待ち伏せ1』(文春文庫)を読む。詩歌についての授業をうけているようないい本でした。教わるの大好きな私には、とてもよかった。こんなに知識があるのに、押し付けがましいところがないの。 その作品が好きすぎて、相手が好きになるようやや強制的になることも もちろんない。(見習いたい。) なんとものんびりして、おだやかで。
高校生の時に、こういう見方があることを知っていたらどんなによかっただろう。いまでも諳んじることのできる詩(ごくごく僅か)は、中高のときに出逢ったものだもの。
案外、歌舞伎の知識は役にたちますね。伝承歌の2階の柱の言葉には、私も待ち伏せにあったのかもしれません。うれしい。
関容子さんの絶妙な筆も紹介されてました。胸に情景がふわっと浮かぶよう。すばらしい。
助けがないと気がつくことの出来なかった魅力を知りました。いい本と出会うことができました。ゆくゆくは自分で感じ取りたいけれども。 まぁ おいおいと。

今日は華道でした。華材は、枝ものと ラナンキュラスにマーガレット。 洋風すぎだなあと思ったけれど そこそこ和風に仕上がりました。なかなか春しい。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年3月12日 (月)

『天使と悪魔』中・下

読み返し完了。上の途中で思い出した!と思った結末は一部だけでした。またまた ええええーと驚愕。 かなり、ハラハラしました。
ハラハラといえば、ジュラシックパークを読んだ時もハラハラしたなあ。ときに上巻の終わりのところ。エライこっちゃ~というとこで終りました。これはまだまだ覚えているので、もう少し寝かしてから読み返そうっと。これは、本に余りに迫力があったので映画はみませんでした。
ビバ、ダン・ブラウン。ぐんぐん引き込むので、最寄駅についたときに続きが読みたくて寄り道にてお茶でも飲みつつ続きを読もうかと思ったほど。あぁ面白かった。
次は『ダヴィンチコード』再読か?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月10日 (土)

判官贔屓

歌舞伎座にて、通し狂言「義経千本桜」を観て参りました。2ヶ月続けて通し狂言ですね。重厚というか濃厚というか。多少くたびれました。
入り口上 大看板に團菊祭でてました。やったー!聞いてはいたけど、実際に見てみるとうれしいものです。

お正月に、浅草歌舞伎で愛之助さんの権太、男女蔵さんの鮨屋弥左衛門を見たなあと思い出しました。やっぱり重鎮ってすごい。(若者もとってもがんばってました)仁左衛門さんと左團次さんのうまさをしみじみ感じました。
仁左衛門さんの権太が、とにかくよかった。木の実の、なんと憎らしいこと。因縁をつけているのにかっこいい。せせこましくなく、堂々と要求する。そして悪そうに笑うの。 自分の子に向ける愛情の深さ。かわいくって仕方ないって姿。このあとどうなるかわかっているだけに、あのひとときの家族団欒の姿のあたたかさがクローズアップされてました。
すし屋、母に甘えお金をねだるときの調子よさ!あんなにかわいらしく膝枕してもらうなんて。だまされるかもと思いつつ、もう一度信じちゃう気持ちがわかるわ。竹三郎さんの母 お米、よかったです。
首を抱えて、若葉の内侍親子(実は小せん親子)をひきつれて帰ってくるところが
とにかくよかった。仁左衛門さんにばかり注目していたせいか、いろいろな権太の本心が垣間見え、胸があつくなりました。二人を膝まずかせ、下手端に立つ。首にかけたてぬぐいをはずす流れの中、そっと目頭を押さえ上を向く。そんな仕草ひとつで、主への忠誠と、親への孝行を踏まえた、家族へのおしみない愛情を感じました。面をみせようとするときなど、ところどころで、すまないと手をあわせるような情愛を感じました。 最後、小せん親子が花道を行く時 それを見送る姿のよかったこと。無言のまま、小せんと権太は目をあわせる。言葉にするより伝わりました。 涙をこらえて、梶原景時にほうびを忘れないように頼む言葉に、ちゃんと裏の愛情深い思いを感じました。仁左衛門さんはとにかく情愛深い権太でした。
川面法眼館、菊五郎さんがんばってらっしゃいました。若者ってよく動くなあって思っちゃった。(若者=海老蔵さん。)菊五郎さんごめんなさい。 奥庭、そんなに必要かなあ。蘭平物狂のときも思ったのですが、特に「今日はこれぎり」ってしなくても
。さきほどの盛り上がりのまま終了でもいいのではと思いました。 まだ、ここのよさがわかってないみたい。 
おさるに訊かれた素朴な質問から、義経千本桜って、通しという形態においての物語性が強くないなあと考えました。 一つ一つの場の独立感が強い。 忠臣蔵のように、松の廊下があって、・・・と どんどん場が進んでいくというわけではないなあと思った。 全体を通し、義経を中心に、話が成り立っていく。面白い構成方法ですね。 碇知盛、いがみの権太、川連法眼館(源九郎狐)と一つの演目でちゃんと完結しているからかなあ。 一緒にみにいく人の一言ってハッとすることがありますね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

豪華 特別愛蔵版 拝見

4月の襲名興行の切符をつつがなく手配。歌舞伎座夜の部観劇前に、丸ビルへ。カ ウパレード以来だわ。
玉三郎さんの超豪華写真集(50万円!) 刊行記念エキシビションというのをみて参りました。エキシビションは無料というのがありがたい。
篠山紀信氏は、37年間にわたって玉三郎さんを撮り続けたそうです。うらやまし い。(今日、歌舞伎座で紀信さんをおみかけしました。)『五代目坂東玉三郎 特別愛蔵版』(講談社)は、第1巻「芝居編」、第2巻 「舞踊編」、第3巻「国内公演、旅、年譜編」、第4巻「特別限定贈品編」で構成。
装丁は4巻すべて別の色に染めた草木染。収納する箱は、長期乾燥させて組み上げた桐箱。総重量約13キロ。 ははぁっーー。ひれ伏しちゃいそう。 こんな豪華な写真集、玉さまのものならば納得。 第4巻の限定贈品編は、玉さまが実際に舞台で身に着けられた唐織の衣装数点を、京都の老舗「佐々木能衣装」が柄に合わせて裁断。下敷きより大きいくらいの大きさの生地でした。それと、1枚1枚押した隈(くま)取りにサインし落款を施したものを組み合わせた豪華版。衣装を数点切り刻んじゃったのね。くくく隈取付き!?もうありがたくて何が何やらわかりません。
エキシビション会場では、大きくなった写真(印刷物)と、その豪華版の実物をみることができました。拝見って感じ。玉さまは、おおきくしても美しいの。桐箱も、立派。あれ、家に届いたらそうとうおおきいのでしょうね。これでもかっという豪華さでした。
全2巻、3万8000円の「玉三郎写真集」というのも発売されるそうです。安い わって思っちゃった。 あぶない あぶない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月 9日 (金)

20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―

国立新美術館へ。ここ、100年くらいしたら困るでしょうね 名前が。余計な御世話か。
国立新美術館開館記念展「20世紀美術探検―アーティストたちの三つの冒険物語―」 というのが気になっていたので、あわてて行ってきました。3/19(月)までだそう です。 あれ? ここ月曜開館しているのですね。(火曜休館でした)
約600点もの貴重な作品を集め、現代最先端 国内外の重要作家6人が参加した大規模 な新作インスタレーションを発表ということで、いい意味で、訳のわからなさを期待 してでかけてきました。全体のテーマが伝わってこなかったです。3つってどこで別れていたか、よくわからなかった。ガイドツアーなどに参加していたらよかったなあ。
でも、とても面白かった。面白い作品が多く、展示の仕方が個性的でした。森美術館で見たわっていうのが多かったけど。森美術館ってやっぱりすごいなあとそんなことまで関心。 構成が面白かった。机の上にコップや果物などの静物という構成の絵画が大集合。キュビズムとかいろいろな時代のもの。これだけ沢山並べると、面白いものですね。新鮮な感じ。 オブジェの発見のコーナーでメレット・オッペンハイムの「りす」発見。これ、横浜美術館ももってたはず。こんなの!?って思うのだけどにくめなくてすき。 森村泰昌の「批評とその愛人」という7作が面白かった。同じ机の上だが微妙に見る角度が違う静物の連作。皿が2つ、林檎がたくさん載っている。1枚の絵は皿の上に林檎がなかったり、1枚の絵はりんごに森村さんの顔が。構図の違いが微妙で、面白くて見比べ続けました。
かなりの分量。ポロックやイヴ・クライン、ステラ、ヨーゼフボイスと私でも知っている有名な作者のものがいっぱい。天井が高く広々とした空間に、贅沢に作品が置いてある。なかなか格好よかった。 最後にアートの今。 そしてこれから。 というコーナー。インスタレーションってこういう風に展示するのねという見本のような空間つくりで、ははぁと思う。 急に、視界が拓けて作品が登場。コーネリア・パーカーの空間がキレイでした。 250トンの工業用プレス機でおしつぶされたオブジェを展示。それだけきくとなぜキレイ?って思うでしょうがみたら納得。そんな作品。 田中功起のコーナーが面白かった。時間が足りなくて惜しいことしました。映像が面白かった。いっこづつゆっくりみたい~ビデオアートみたいなのは、よくわからなくて説明してもらわないと面白さがわからないのですが、これは感覚で面白いと感じることができました。
「20世紀の大きな特徴のひとつは、都市を中心とする物質文明の時代であったということ。さまざまな物にあふれる世界に身を 置く我々。アーティストたちは、このような新しい状況を敏感にとらえ、それを革新的な芸術の形式によって表現 しようと試みます。」
みたいなことが書かれていました。難しい。現代最先端の表現がこんなに集まっているのだから、こんなに小難しく言わなくても・・・ 面白いものがいっぱいあるよ、見においで!ともっと気軽にどうぞと薦めて欲しい。 もったいないわぁ。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

2007年3月 8日 (木)

『天使と悪魔』上

久々に宗教絵画について考えていたら、読みたくなっちゃった。
ということで ダン・ブラウンの『天使と悪魔』を読み返し。ご存知『ダヴィンチコード』の前の作品。ランブルトン教授もでてきますの。あいかわらず、一度読んだとは思えない程楽しみました。今回も、うひゃーとびっくり。イルミナティという言葉すら忘れていた自分にもびっくり。上の半ばで結末を思い出しました。しかし、ぐいぐい読ませる本だなあ。エライこっちゃと思いつつ ハラハラしつつ読み進める。
『天使と悪魔』を読んで、『ダヴィンチ・コード』を読んで、映画「ダヴィンチ・ コード」をみたせいか、ランブルトン教授はトムハンクスになってません。私の頭の中で。トムハンクスも好きだけど 探偵レミントン・スティールに出てた ジェームスボンドの人を割り当ててて読んでます。珍しく、外人をキャスティングしてみた。役所広司でもいい気もするけど。
「探偵レミントン・スティール」とか、「こちらブルームーン探偵社」とか好きだったなあと ついでに懐かしく思い出しました。「ファミリータイズ」とかには懐かしむ共感者がいるのに、「俺がハマーだ」にはあんまりいない。とびっきり面白かったのになあ。銃にマギーって名前つけてたなあ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年3月 7日 (水)

さくらん

高島屋~  左團次さんご出演なので「さくらん」をみてきました。すごかったわ、ビジュアルが。
今年は月に一本映画(邦画)鑑賞のペースです。「シネマ歌舞伎 京鹿子娘二人道成寺」、「右太衛門 寶の山に入る退屈男」に続き「さくらん」。映画好きの人と会話がはずまなさそうなラインナップ。 いいの邦画非映非連だから。
全然期待しないでいったの。(なのに行くの。) プロモーションビデオのような映画でした。とにかく徹底的に造りものなの。そしていかにも現代人が演じているって感じ。その とことんモダンという線で凝りかたっまっている感じが、
もう少し面白くなってもよいような気もしました。 夏木マリさんがいいねえ。 土屋アンナさん 楽しそうだった。 椎名林檎の音楽がいいので余計ミュージッククリップっぽいのかも。
蜷川実花さん、案外お父様と似たような感性だなあと思いました。みせもの小屋っぽさとか。(ふくよかな人が胸を出すとか。)
シーンは別ですが、案外 キョンキョンと永瀬くんがでてました。
花魁道中のシーンがあるの。 花魁に肩を貸すならねえ、左團次さん お弟子さんをつれてきて下さればいいのに。傘を差し掛けるとか提灯持つとか、いろいろねぇ っておさると妄想し
つつ帰宅。
文句は、ないです。徹底的に色彩で表現。面白かったでありんす。 話はさらっとしてたけど。

おまけ
携帯を切りたまえって注意してくれる”鷹の爪”最高! TOHOシネマズでみることをお勧め。吉田くんのすることなすことに盛り上がりました。 踏んだり蹴ったりですよ(吉田くん談)

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年3月 6日 (火)

実を言うと・・・

Cah4qh9f_1 もう買わないって決めたのに。買っちゃった。
てぬぐい。
勉強会が代官山だったのがいけないのだわ。緊張して1時間30分前に到着しちゃったものだから「かまわぬ」をのぞいたの、
仕方なく。限定の長尺のてぬぐいがありました。スカーフにもって書いてあったのでコレはスカーフとい気持ちで購入。黒地に赤がきいていて遣いやすそうなスカーフだわ。(あくまでもスカーフ) 翌日、横浜にリニューアルオープンした小粋(かまわぬ)をのぞいたの。オープンの御祝いにと思って、パトロン気分で ブックカバー と共に 蓮の手拭も買っちゃった。これまた仕方なく?! 実は、博多でも牡丹柄の手拭を買いました。だって牡丹なのよ。成田屋グッズじゃありませんか。グッズと思って購入。 横浜で、オープン記念のプレゼントといただいたものがなんと手拭。あれーーーー
この2週間ほどで4枚も増えちゃったことに。なぜかしら。不思議だわ~。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2007年3月 5日 (月)

少年よ大志をいだけ

勉強会を開催していることを聞きつけ、雛祭の日 参加してきました。はぁー緊張した。
西洋美術の勉強会でした。 大人になってから通った大学なので、受身でなく楽しそうに参加していく人が多くていいなあ。まとめてくれる方は、大変でしょうね。感謝。 そして、集まるならと講義をしてくださる先生。あぁありがたい。感謝。 通っていたころは(通信だけど)とにかく、日本美術ばかりを選択してましたので、せっかくの勉強会なのに積極的な意見も質問もできず。うーむ。先生のファンでしたので参加というていたらくでした。それでも、もう一回講義を聴くことができるとは!嬉しかった。 久しぶりに濃い時間を持ちました。やっぱり、知ることって楽しい。 
テーマは、「北方ルネサンス」。ファン・エイクの作品を中心に、細密画のすごさ、北方絵画の特徴、ルネサンスへの影響などとても興味深かった。知っているのと 知らないので見るのでは 大違い!ってほど 数え切れないほどのワクワクが その絵画には潜んでました。 学術的な説明はできなくても、この絵の秘密について、友と知識を共有したくなりました。どこまで凝るのでしょう。すごかった。
『ベリー公のいとも豪華なる時祷書』という写本の話もでてきました。図柄の美しさはいうまでもなく、その写本の名前までもが壮大で別次元です。
当日はかなり緊張し、休憩時間に胃薬まで飲んだりもしたのですが 本当に参加させてもらってよかった。飲み会まで参加してご機嫌で帰宅しました。在学中の方がほとんどで、スクーリングの話などを聞くと面白そうなものがいっぱい増えていてうらやましかったなぁ。
この勉強会の存在を知ったのは、夏に文楽を観にいった時に偶然声をかけていただいたからなの。先生のスクーリングの時、御一緒した方でした。その方の記憶では、私は「海老蔵さんのファンの人」だったそうです。これも、海老蔵効果?!さすが、成田屋。海老蔵さんに感謝?!だわ。 
また 探ったり、比較したり、考察したりという時間を持ちたいなと思いました。自己満足でいいの。細々とでいいの。 自分の時間の遣い方次第ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2007年3月 1日 (木)

オー コンシェルジェ♪

浮かれて博多から帰ってきたら、PCが立ち上がらなくなってました。ありゃりゃ。 仕方がないから、思い出をネタ帳につけ反芻しつづけてましたら 博多旅行記が、超長文になっちゃた。 こんなに書いてもまだ書ききれていないことが。あぁ、楽しかったなあ。いろんなことがありました。
ヅカ出身風の喫茶店の方に、「ダンサーですか?」と聞かれたり。(なぜ??よさこいダンサー??)
「高時」上演中に、隣の席(最前列!)のおばあさまが、やおら板チョコを取り出し、半分にして隣のおばあさまへ。そのおばあさまは1列折り隣のおばあさまへ、そのおばあさまも・・と どんどんチョコが1列目の御年配のご婦人たちへ流れていくさまをを目撃したり。(なぜ「高時」上演中に!)
全席禁煙と書かれたティーサロンで「喫煙ですか?禁煙ですか?」と尋ねられたり。
2人でツインのお部屋に泊まったのに、お部屋にベットが3つあったり。 (手違いだったらしく大層わびてらっしゃいました)
コンシェルジェに、美術館への道を聞こうと近付くときのテーマソングができたり。(”オー シャンゼリゼ♪” の節で ”オー コンシェルジェ♪” それだけ。ステップを踏みつつやってみると案外楽しい。)
焼酎を買って、「そのままで結構です」「すぐ飲むので」と言って お店の方に笑われたり。
水炊きを食べた翌日、今日も水炊きをたべる気になるかシュミレーションしたり(←これは、おさる。そして可と結論づけてました)。
意味もなく、博多座の周りをまわったり。(千穐楽だったので、搬出途中の 蘭平の井戸やら、鏡獅子の台と書かれた箱だのを見かけて興奮)
あぁ幸せでした。

「つい歌を口ずさんでしまう娘(おさる)と、気がつくとアテレコしてる病(カッパ)の娘が、連れ立って博多へでかけました。その珍道中はそれはそれは楽しいものでした・・・・」
博多道中膝栗毛 これにて おしまい

| | コメント (2) | トラックバック (0)

どれもこれも大当たり~

2/26。博多最後の日となりました。1階上手端の方最前列より昼の部鑑賞。

「一、新歌舞伎十八番の内 高時」
お犬さまのくだりが終わり、次に幕があくと高時の海老蔵さんが、杯を手に やや不機嫌そうに柱にもたれて座ってます。 この横顔がすてきなの。なぜ写真販売ないのかしらん、もうバカバカ。
諫言に耳をかしているようで、結局 次からな 今回は斬ってしまえと言うところがいいねえ。少しイライラして、気短で。
田楽がなかなかやってこないから、衣笠の松也くんに舞えと命じます。はいと立ち上がる松也くん、懐中に手をやり あっ扇がないわ。どうしましょう。 女官達が気付くより早く、それを察した高時が 自分の扇で床を静かに打ち そっと貸し与えるの。ここ、見せ場よぉ!断然見せ場よぉ。わたしがイヤホンガイドを任命されたら、激しく皆に注目をうながすわぁ! 松也くんが結構 色っぽかったです。
田楽が到着したかと思えば天狗たち。これがすごい跳躍力なの。シルク ド ソレイユ並みでした。すみからすみまで、みんなだーい好きと豪語するわたくし?!も、天狗ではさすがに誰が誰やら。街中で 花粉対策のちょっとツンと立体的なマスクをしている人をみると、もしかして天狗?って思っちゃう。 みんなキレがよく、人じゃないみたいで すごかったです。 天狗たちのふくらはぎの脚半は、最後の天狗の子と一緒の茶と白の縞々でした。最初と最後の演目は天狗登場なのですね。
天狗に薦められ、一緒に舞い始める高時。やや遅れて拍子をとり、はじめての踊りを習う踊りがなかなかでした。とてもえらそうな人がウキウキ真似してる感がいいの。おどおどしてなくて。おくれているのにどうどうとして、しかも楽しそう。
しかし、うつつを諌めるためとはいえ、若をバカにするやつは許さん!と古参の御弟子さんのような気分になったかいちょであります。

「二、新歌舞伎十八番の内 春興鏡獅子」
鏡獅子だーい好き。好き好き大好き。演じる方によっていろんな魅力があって、どなたのも好き。好き好き。 菊之助さんの鏡獅子は優雅で力強く余裕がありました。
老女 升寿さんと家老の菊十郎さんが話すと、時代感がでていいですね。 弥生は、とても丁寧でした。指先などみているとブルブル震えていたりしましたので、実はきつい姿勢なのでしょうね。でも表情は柔らかいまま。感情を顔にだしすぎないの。若いのに。真剣なのにピリピリしてないの。すごいなあ。さすがでした。上手のに座っていたので、袱紗を手にお辞儀をするとこや、獅子頭をとりにくるときなど 近寄ってらっしゃるのでドキドキしました。獅子が橋掛かりを静かに、力強く入ってくるときとてもきれいでした。バタンとねむるとこなんで怖いくらいきれい。 大きくみえました。激しい動きなのに、優雅で力強く 余裕すら感じるのはなぜかしら。特に跳躍がいい。上で止まってから、バンっとおりてくる感じがしました。
上手端の席から舞台を観てみると、ちょうど視線の先 正面に太鼓があるの。あら ここ 特等席かも!その上、附け打ちの音がまたいいの。深く響いてくる感じがして、獅子で忙しいのに、ついみちゃいました。 太鼓は気合がはいっていて いかしてるし、あっちもこっちも あー忙しかった。 とっておいて 後で順番にゆっくりみたいわ。でもこの相乗効果がいいのだろうなあ。満喫。 

「三、倭仮名在原系図 蘭平物狂」
蘭平は、奴さんの中でも色奴だそうです。黒繻須を着ているそうです。お洒落さん?!繁蔵くん、立派でした。お二人の衣裳には、それぞれ蘭と繁の文字が巨大な紋になってました。お洒落さん?
大立ち回りの前、舞台に網代幕が引かれ、念入りな準備となりました。その間ワクワクしたり、怪我のないようと祈ったりしつつ待ちます。どうぞごゆっっくり、心ゆくまで準備をしてって願うのって珍しい感じ。幕の中から、「おーっ」という円陣を組む声が聞こえました。すでに小さく感動。
幕が落ちると、大勢の捕り手に囲まれた蘭平。ここで ぞわーっときました。なんちゅう格好よさ。大勢いるというだけでなく、なんだか舞台からすごい気迫を感じるの。丁寧で、すばやく、キレのある立ち回りが続きます。あっ あそこに、ここにとおなじみの面々が。ひえーひえーかっこいいと内心大騒ぎです。舞台近くでみると、3階でみるよりも はしごは高いし、動作はす速いし、飛び越える人の塊は長く感じました。もうたいへん。
伝説の大掛かりな立回りと言われるだけあって、とりかかる姿勢に筋があるようで、なめらかできれいでした。ひとつづつ丁寧で。息をとめて魅入ってしまいました。
席は附け打ちさんの前あたりの最前列でした。最後に、蘭平が上手端に立ち、捕り手が全員がその蘭平に向ってきました。大勢の視線、迫力を一緒になって受け止めました。あの真剣なまなざし、気迫が今でも忘れられません。何に涙ぐむのかわからないのですが、あついものが沸いてきました。 あの大勢の捕り手がいっせいにとんぼを切ったとき床が響きました。 情熱をこうやって体感することがあるのねと驚きました。胸がいっぱいになりました。 附けうちさん、もう うちっぱなしでした。網代幕があく(おちる)前に附けをうつことから大立ち回りがはじまるのですね。かっこよかった。
松緑さんの蘭平で松緑のお子さんが繁蔵をなさるときには、何をおいても(どこへでも?!)観にいこう!と心に決めました。

あー楽しかった。終っちゃうのも帰るもの残念なのに、あまりのすばらしさに、とってもいい気分で博多座を博多を後にしました。
また行こうっと。道楽万歳。

| | コメント (3) | トラックバック (0)

失礼、左近少将です

2/25。美術館、博物館を堪能したあと、おまちかね1階一列めでの観劇タイム!今日は夜の部です。

一目みたその日から 「失礼、左近少将です。」が口ぐせになりますわよ。絶対。 まずは 「おちくぼ物語」から。
「左近少将 御礼を申しあげます。」とか 自分で自分の名前を言うの。優雅に。もうこれからは、どんどん名乗っていきましょう! 3階でみた時は、とにかく面白かったのですが、1階でみると す・て・き。あんなのんきな人たちの時代だから、牛車で移動もOKなのね。月をみながら笛を吹いたりするのね。と想いをはせました。とにかく、ゆったりと過ごしましょう これからは。
左近少将がお部屋にいると、とにかくよい香りでするようで、訪れる邪魔ものたちは必ずくんくんします。 左近少将の香を販売するのはどうでしょう?博多座さん。 わたしも、こっそり嗅いでました。右之助さんは、暗闇でも、香りで 少将がどこにいるのか嗅ぎあててました。
亀寿さんの帯刀、なかなかのものでした。ゆったりとしゃべっても間がもたつかないの。あの、のんきさ。愛されるでしょうね。松也くんとの阿漕との夫婦役 なかなかいい組み合わせでした。
「平安絵巻のような美しいコンビの恋物語にご期待ください。」ということでしたが平安絵巻を越えてました。(越えると何になるのやら・・) 若いのに現代っぽくならないの。あの優雅さ。(多少 おばかさんの方がのほほんと優雅に感じるかも) さすがですね。 花外の一番前に座っていましたので、最後二人が近付いてらしたとき大変でした。 他の誰がなさっても、あんなに のーんびりとした鷹揚な絵巻のようにはならないかも。ぴったり。愛すべきおバカさん風。 最近、迫力・気迫ものが多かったから、うれしい。荒事大好き派なので、どっちかというと吼えているのが好きなのですが、こういうのいいねえ。すてき。

これまた楽しみにしていた「船弁慶」。知盛はちょっと表情が豊かすぎるけらいもありますが、大迫力。もう誰にもとめられません。 悔しさにあふれた知盛でした。あまりの怖さにみんな大喜び?!って感じ。 義経一行に襲いかかる知盛。義経に迫りすぎ。それでも、みじろぎすらしない義経 松也くん立派です。 知盛 海老蔵さんは、とにかく襲いかかり、威し、悔しそうでした。かっこいいー。 花道のすぐ横でしたので、長刀で刺されそうでした。いやっむしろきって欲しかったわ。あの迫力ったら。ドドドドドッって感じでした。
舟長は松緑さん。あの若さで、しっかり長の貫禄あり。すごいわ。 やっぱり、長は貫禄がなくっちゃ。 舟子は亀亀兄弟。うまい。声もいいし。今月は大活躍でうれしい。 毎月このくらい活躍して欲しいわぁ。是非。
知盛は、間違いなくすばらしいだろうなあと思ってました。 どうなるのかなぁと思っていた静御前でしたが、ぐっときました。 しずかに哀しみをこらえた たたたずまい。もう目が離せませんでした。すばらしかったなあ。心に残る舞でした。あんな切なそうに義経をみるのですもの。 疑って申し訳ございませんと武蔵どのに詫びる姿もよかったなあ。この詫びるところの静は、今までのどの静よりもよかった程。
そういえば、この演目 宮島歌舞伎でみたのだったなあ。この日の舞台を みていて 急に思い出しました。

彦一ばなし。これは、狂言のために書きおろした作品(な、はず。) がんばって九州の言葉でご当地の言葉をで語っているのが、いいのかなあ。 ご当地の方にはなんともおかしそうでした。うらやましいほど。 私の中で 殿は、断然「新之助さん」だなあ。あれブラボーでしたもの。目を疑うのんきで あんまり賢くなく、憎めない殿っぷりでした。なのにえらそうなの。そしてキュートなの(ほめすぎ?)  亀蔵さん、もっと力量があるのでは と辛口のことを思う。
最初に登場する千里見通しの棒、貸し出したらいいのに。保証金1000円でどうだろう。はじまりの相撲がみえると喜ぶ彦一どんと 松緑さん、みせてー かしてー って言う天狗の息子どん 橘太郎さんがかわいかった。 あのままダレずにがんばって欲かったなあ。
松緑さん、あんなにすばらしい蘭平の後 これなのね。演目の並びのバランスがちょっと悪いのでなないかなあ。登場人物は3人だけですし、セットもけっこうシンプルなので、ちょっとさみしい。ちょっともったいない。 松緑さん、かなり脱いでサービスしてました。楽しそうに。ならいいか。 橘太郎さんがさすがの天狗の子でした。

この日のお宿は、博多座そばのオークラ。ここに泊まりたかったの。混んでいて最後の晩だけとなりました。お部屋のクラスをアップしてくださったので、お部屋でゆっくりお食事。のーんびりしながら、舞台の様子を反芻し続けました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

国王です

2/25。2泊したモントレをあとに、博多座のちかくのホテルに移動。
今日は、「福岡県立美術館」へ。おさるのブログで興味をもった高島野十郎さんの作品をみようと訪ねました。かなり古めかしいたてものでした。事前に、初めて美術館に質問メールをしてみたのですが、とっても感じのよいメールをいただき感動しました。
ギャラリーにあった野十郎さんの5作品を鑑賞。なんとここは無料コーナー。太っ腹。
企画展「生活の<かたち>~豊田勝秋のあゆみに見る昭和の工芸~」という展示をみてきました。チラシの ”豊田先生が生きていらっしゃったら、いまの<無印良品>なんかを喜ばれたかもしれませんね。”っていう文句がうまいなあ。
次に「福岡市博物館」へ移動。ここはどこ?ギリシャ?この大袈裟な建物は誰が建てたの、紀章?という感じの立派な博物館です。入り口前は巨大な水溜り。(噴水の噴き出てないもの。なんていうのでしょう。)
おめあては、「金印」。HPをみて下調べをしたのですが、レプリカのことが書いてあったので、てっきりレプリカかと。本物があってびっくり。きゃーありがたい。そして、小さくてびっくり。警備が手薄なら口中に含んで持ち出すなと密かに思った。
なかなかの博物館。常設展は200円よぉ!博多っこ全員集合!
一番の収穫は「旧稀集(きゅうきしゅう)」。 その中に書かれていることを、活字に置き換え 巨大パネルで展示しています。その前で指さしつつ、片っ端から読み上げて大笑いしちゃった。こんな愉快な資料初めてみました。
旧稀集とは、博多中島町の曲げ物細工商 庄林半助が記した江戸後期の博多見聞録のことだそうです。場所柄、山笠の評価が必ずのっているのがいい。「松囃子 台に放れ駒を作る 格別おもしろからず」と辛口。特に面白くないとか。 全て、とにかく短い言葉ですぱっと現すの。「~力士は人気があったが相撲嫌いで風流の道に進む」「薩摩から駆け落ちしてきた間男と女が先夫に襲われる~」「芝居興行 家中小若頭と近隣の住人5人が喧嘩をする」とか。「円行という黒犬、夜な夜な現われ人々を襲う」や「オランダ人象を献上するが日本側はこれを断る」なんてのもありました。いちいち読み上げては楽しんじゃった。
見聞集に飄逸な挿絵がついているのも特徴だそうです。 実物の旧稀集も展示されてました。
「芝居興行 仮名手本忠臣蔵の五段目で猪が大暴れし場内騒然となる」という頁が開かれてました。 本物の猪が暴れていて、大騒ぎになってました。
カフェの食事もおいしかった。売店で金印を購入しました。もちろん漢委奴国王って押すことができます。これでこの国は、わたくしのもの。ほほほほほ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

バブルより、博多へGO!

土曜日、早起きして飛行機に乗り 観劇中 眠くなったら大変!と 金曜日 会社の帰りに最終便で博多入りしました。結局夜中3時30まで妄想話を し続けちゃったけど。
2/24土曜日。天神のホテル(モントレ)から 紀章設計の福岡銀行本店建物などみつつ、気持ちよく散歩しながら博多座へ。 本日は3階にて昼の部・夜の部と終日鑑賞。 神戸の歌舞伎をこよなく愛す友と合流して、濃厚な一日をすごしました。博多座は、イヤホンガイドを無料でかりることができるの。昼夜共に借りてみました。

まずは「高時」から。橋之助さんでみたことのある演目。道場寺の舞づくしで「北条高時 天狗の舞」って言うぐらいだから、結構舞うのだろうなぁという程度の記憶。観ていて、あーそうだったと どんどん思い出しました。短くて みせどころ多い演目なのに何故、あんまりかからないのかしら。幹部のみなさま バカにされるのがあまり本位ではないからかしらん。天狗が孝俊 じゃなくって 高時をいじめる場面のはりきりっぷりったら・・・。 もう!よってたかっていじめる天狗に渇だ!(諌めてるのはわかります・・・) 天狗登場前の、海老蔵さんの高時の不愉快そうなとこがよかった。だまっているし、動きもないのだけど、全身 不満げなのだもの。 静かに怒っている時って11代目の団十郎さんに似てらっしゃるような気がします。すてき。

次に、「鏡獅子」。イヤホンガイドの解説に、ほぉー へぇー とうなづく。踊りの型の意味をひとつづつ紹介。御殿女中の誇りを表すとか、架け橋を表すなど、振りにはいろいろな意味があるのですね。なかなか面白い。普段は意味なんていいのと思いますが、たまにはいいですね。この美しい姿勢は、中腰になったまま止まっているのでとてもきつい体勢ですという解説のところで拍手がおこってました。普段、ここではあまり拍手がおこらないような。イヤホンガイド効果ですね。 弥生は初々しく可憐で、胡蝶の京やさんは大人だけど可愛らしく(やっぱり肩あげしてるのですね) 獅子は青年って感じで若々しくよかった。大迫力っていうより凛としてきれいでした。上からみてみると、獅子の毛振り軌道が違うことに気がつきました。丸めとか横長めとか。気のせいかなあ。本当に、鏡獅子っておもしろいわぁ。

今日のお弁当は、ふぐのから揚げ弁当。1000円也。おかずも凝っていて美味なり。博多座やるなあ。これ、歌舞伎座でもたべたいなあ。

昼の最後は「蘭平物狂」。まってました!物狂いの様子をみせたあと、一度 網代幕がおります。イヤホンガイドで、いまからスペクタクルな大取り物がはじまるので、念入りに念入りに準備してます。みなさま ゆっくりゆっくり 待ってましょう(かなり意訳)という解説が。先々代の松緑さんは先代の辰之助さんと親子共演もしていること、先代の辰之助も蘭平を演じていること。なども紹介。あー今の松緑さんはお父さんと親子共演することは叶わなかったのだなあなんて思いを胸に待っていました。
大立ち回りが始まり、あっというまのような、たっぷり満喫のような。もう訳のわかんなくなっちゃう程の迫力の舞台でした。あぶないことはして欲しくないの。でも、かっこいい。あーくれぐれも気を付けてとおもいつつ食い入るようにみました。息止めてみちゃったふーっ。すごい立ち回りをみて、なんだかジーンとしちゃった。不思議。

昼の部と夜の部の間は、お隣のリバレインの上の方の温室みたいにポカポカするカフェにいきました。結婚式とかしてました。若いっていいねえと冷やかしつつ ソフトクリームを食し、再び博多座へ。

お・ま・ち・か・ね。「おちくぼ物語」。左近少将にすっかりノックアウトよー。いいに決まってます!だって海老菊コンビでしょ。この演目、以前みたのですが、「蚊が・・」という場面しか覚えてませんでした。おそまつ。(以前は、福助さんのおちくぼ、新之助さんの左近少将でした。)またまた、あっそうだ そうそう と思い出しました。いやーすごい。能天気?鷹揚さというより、のんき。 そして海老菊はしあわせになりましたさ。めでたしめでたし。
妻 右之助さんは、ブリブリ男声で怒ってらっしゃいしました。京やシスターズは、キャアキャア怒ってました。 右之助さんに怒鳴られ、しぶしぶ「その通り」という團蔵さんのセリフに、後ろにいたおじさま達がやたら喜んでらしたのが面白かったな。
けっこうおちくぼはしたたかです。そうやって幸せをつかもうかしらんと思ったりもしました。ましていわんや左近少将ですもの。あーすてきでした。(横でおさるは大笑い してたけど)

これまた楽しみにしていた「船弁慶」。11月の演舞場であんなにすばらしい菊之助さんの船弁慶を観たので、大丈夫かしらと多少不安な気持ちでした。あーごめんなさい、海老蔵さん。 本当に初役なの?と思う程。とてもよかった。 知盛怖いよーと聞いていたんですが、怖すぎではなかった。ほっ。大迫力でした。(義経が泣いちゃう程怖いよって聞いてました。)かーっと言い過ぎかなと思う気もしますが、逆にお客さん喜んでました。(後でガァーって言いあっている人がいたから。)花道がよくみえなかったので、明日が楽しみ。迫力のあまり 花道の七三っていうより、もっと下がってから より激しくなってたみたいなので。びっくりするくらい静御前がよかった。 あんな切なそうな表情。 心にしみました。
年配になってから演じたら、こういう部分は省いて芯の部分をドーンとみせるようになるのでしょうね。 今だからこそみることのできる、滑り込むような勢いとか、涙を流して花道を去る程 思い入れる 今の船弁慶を堪能しました。あー5月にやってくれないかしらん。(今度は松緑さん番かしら)大層、気に入りました。

彦一ばなし
前の時は、あーだったな、こうだったなーとおもいつつみちゃった。(殿は新之助さん、天狗どんの息子どんは巳之助くんでした)。我ながら、ヤな客だなあ。場面転換もテンポよかったです。松緑さんは惜しげもなくおしりをだしてました。

そして、今日のお楽しみの〆は<水炊き>。福岡在住の友に教えてもらった”いろは”にいってきました。芸能人のサインだらけの店内。水炊きのおいしいこと。一口食べることに おいしい おいしいって言ってました。しあげに ちゃんぽん玉投入。すこぶる美味なり。満腹。満喫。濃厚な一日でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2007年2月 | トップページ | 2007年4月 »