« 二日酔いと春団治 | トップページ | 第38回野村狂言座 »

2007年4月17日 (火)

異邦人たちのパリ展

異邦人と書いてエトランジェと読むのね。久保田早紀じゃないのね。
先週、国立新美術館「異邦人たちのパリ展」に行ってきました。 なんでここは友の会のようなものをつくらんのじゃ!ムッ。
藤田嗣治の白は神秘的ね。貝殻の裏のような美しい白。 なぜか日本的な白だなと感じた。
ピカソの『女の肖像』。珍しく白が印象に残った。白の迫力。
ピカソのこの作品と藤田の作品が同じ部屋の反対側におかれていました。共に白がポイントなのかなぁ。
全体の展示に、時おりついているキャプションが気に入りました。5~8行くらいの適当な量なの。 シャイム・スーティンの『緑の雨戸にある野うさぎ』という作品にはこんなキャプションでした。”実物を目にしないと描けなかったため、アトリエに死んだウサギや牛を吊るしたので「肉やのスーティン」とあだ名された” こういう一言で、鑑賞が楽しくなる。 全作品についていたら大変。ちょうどいいな。
作品の前を右に左に動くと色が変わる連続して並べた三角柱の作品、アガムの『ダブル・メタモルフォーゼⅢ』や 画の前のワイヤーが錯覚を起こすのが効果的なヘスス=ラファエル・ソトの『引かれた空間』などの部屋は、面白かった。作品の前を、みんな行きつ戻りつウロウロして、くすっと微笑んで。特にポル・ビュリ『9平面上の81個のボール』よくみてると・・微妙にボールが動くの。クスッ。(深い意味があったりして)
次の空間は、暴力的なほどの色彩の作品。堂本尚郎やザオ・ウォーキなど。10点弱くらいの統一性のある作品で区切られた部屋は雰囲気作りがうまい。
と、この部屋まではなかなかいいかもって思ってみてましたが・・・うーむ。 後半尻すぼみ に。 おしいなあ。写真も多く、面白くなるはずが、散漫な印象に。 あと、全体の流れを感じませんでした。構成力が欲しいなぁ。 なんだか、もう一味欲しい、そんな感じの展覧会でした。(入り口においてある作品目録の並びと展示が、照合しにくい。キッーー! 何順よ これっ!と文句つけたくなった。こんなこと珍しい。)
好きな作品もみることができたし、新発見もあったし、文句はないのです。が・・って感じ。3つの冒険は、作品もいいし、非常に面白い構成だったのにな。そうそう、新美術館って、全体の展示作品の量がわかりにくい。途中で、今どの位見終わったかわからないの。残りはどのくらいあるのか知りたいもの。体力と気力の配分目安としてね。 
さて、モネ展はどうかな?

|

« 二日酔いと春団治 | トップページ | 第38回野村狂言座 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/81962/6127902

この記事へのトラックバック一覧です: 異邦人たちのパリ展:

« 二日酔いと春団治 | トップページ | 第38回野村狂言座 »