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2007年7月30日 (月)

怪談

昨今、
えへへ 今日は菊さま舞台挨拶付の「怪談」試写会にいってきちゃった。おさるさま~、連れていってくださってありがとう♪
スーツ姿の菊さま。舞台挨拶の第一声は「昨今、」昨今よぉ!固くてステキ。今日は、昨今ではじめようと思ったが、言葉が続かず。 「~私の挨拶に代えさせていただきます。」確かに舞台挨拶だけど。紳士だわぁ。端正でね。幸せ。
怖いものが大の苦手のわたくし。ホラー映画は死ぬまで見ないと決めているわたく し。贔屓の力は、怖さをも越える?!これは、ホラー映画でないの。私は真景累ヶ淵を見にきたのという区分で臨みました。
菊さまは見上げる視線の時の顔付がいいですね。なんて言っていられたのは最初だけ・・・ 
あー怖かった。本当に。怖かったよう。菊さまの顔もみれないの。ちぇっ。だって、このモチーフがでたらこんなことになるって累見てたらわかるじゃない。だからね、そういうものがでたら・・キャー。

そういえば何年か前、納涼歌舞伎でかかりましたね、豊滋賀の話、これだったのか。
わかったこと。ホラーにも物語があるということ。演者のもっていきようによって (監督の力で)、怖がらせに力をいれるか、その根底に流れるテーマをクローズアップするか別れるのですね。ギャッっていうおどかしをやめて、じっくりみせるという手法はどうだろう。文句じゃなくて、怖かったからだけど。 
わからないこと。なぜ浜崎あゆみ?
女の子に、ちょっと物なんかあげたりして(しかも高価じゃないもの)そこで女の子の心をぐっとつかむとこなんてまあ。うまい。つかまれちゃった。

とにかく、睫が長くて美しいお顔でした。

< 追記>
ちょっと貧乏な時の新吉さん(菊)は、世話もののときの菊五郎さんに似てました。あー、やはりああいいう風に変化するのね。そして、本当に男の人でした。
ちょっとした仕種がいいの。立ち居振舞いがいいの。
ちょこんと端に座るさまや、ちょっと雑に部屋に入ってくるときの裾さばきとか。 寄り添うとことかね。いいとこあげてたらきりがない。
滋賀と会話するときの視線とか、2人とも本当に雰囲気がありました。
大画面でみてもキレイなんて、恐ろしい美しさね。

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2007年7月28日 (土)

夏祭り

今日はわが町内の夏祭り。母がお手伝いに行って肉マンを売ってました。おさるにダンボール入り?としゃれたジャブをもらう。肉マンは、なかなか売り切れませんでした。トホホ。
その後、おさるのお父様のとびっきりうんまいご飯をご馳走になる。そういえば、去年もおじゃまして2日酔いになったなあと思いつつ学習能力のないわたくしは、去年の2の舞に。2の舞妓はんどすえ。ああ楽しかった。「御馳走さまでした」って言葉はこういう宴のためにあるのねとしみじみ思う集いでありました。久しぶりに若手気分を味わい帰宅。頭がぼーーー。

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キサラギ

おさるが見なさいと言ったから、キサラギを見てきました。 ヴィヴァ レイトショー。
ィヤッホウ。大笑いしました。
こんなに面白いのに、よくこんなにも情報がもれずにいますね。感嘆するほど。この映画を見た人は、皆なんの情報も持たずに見るのが最高と思い、余計なことをいわないに違いないわ。マナーがよくなる映画です。これは。いいことずくめ。
そして、香川照之さいこー。さすがテロップの大トリだけのことはあります。もう北島サブちゃんなみにすごい。ブラボー。これから香川照之氏がでている映画は、みんな見に行こうかしら。
これは、わざわざ映画にすべき企画ですね。CMなんかいれずに、一気にみると ますますいい。金をかければいいってもんじゃないよ、ハリウッド諸君とでもいうべき映画。(挑戦しているわけでもないだろうし、お金もかかっているかもしれないし、ハリウッド映画をみなう訳はスペクタクルに弱いからだけど。)あぁ大満足。 ちょっと泣いたほどよ。見るべし。超おすすめ。

そして、俳優祭TV放映をみて いろいろなことを思い出す。にんまり。

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2007年7月26日 (木)

アデューアデュー

いつかは終わりがくるのが人生ですが、終わりって淋しい。わかっちゃいるけどね。
日本橋三越新館で気に入っていたお洋服のお店や、お店の方がやめてしまうそうです。重なって一気にみんないなくなっちゃいます。おさると一緒に、なごりを惜しみに行ってきました。
昔っから、わたくしたちは、①張り切って切符を確保 → ②何を来て観に行く?  という観劇切符を中心にお洋服を新調してワクワクする という図式で楽しんできました。観劇記念に新調なんてね。(買う理由が欲しいだけかもしれませんが) お店ともお店の方とも とてもいい出会いができたので淋しい。
もうしばらく物欲ともおさらばです。アデュー物欲。アデューアデュー。
(↑自分で自分が信じられないけど) 

あぁ。今日は松竹座千穐楽ですね。今日は知り合いの誰々が観劇しているはずだわ なんて 松竹座のことをしょっちゅう考えてました。松竹座のみなさま本当にご苦労様でした。より気迫に満ちた半月だったかと思います。客席も、より一層の拍手でしょうし。 終ったら気が抜けて風邪などお召しになりませんよう。(という私は風邪を引きましたが。)

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2007年7月25日 (水)

舞妓Haaaan!!!

水曜日は、邦画非映画非連活動日。今日は「舞妓Haaaan!!!」を鑑賞。aはいくつだ?
これは、絶対に見に行こく!と決めていた映画でした。阿部サダオちんが主役!舞妓はんだし、京都だし。特番がやたら多かったのであらすじを知らないでいるのが困難でした(無理でした)。予告はtoo muchすぎるよ、全く。TV臭が強いのはいただけないな。と思ったら、知ってるとこは最初の方だけでした。おかげで楽しかった!
まかでちゃんが出てました。時効警察のね。小出早織さんというらしい。柴崎コウより舞妓はん似合ってた。かわいい。 伊藤四郎さんみたいな人が似合う場所ですね。一見さんお断りの雰囲気がいいの。もう、そこにいたかのように怖気づいちゃう、にっこりとしたお断りの笑顔! 真矢みき様の「あたくし、踊りながら階段を降りるときには下なんかみませんことよ」っていうプロ意識にみちみちた踊りがよかった。結構いい話だし、細かく面白いし、あー間に合ってよかった。ふんだんに、いろいろなことを詰め込んでるけど、うるさくなくて、ずーっと面白い。やるな、クドカン。堤さんのうさんくささもグッド!阿部サダヲの高すぎるけど、うるさくないさすがのテンションに大喜びしました。こういう世界の話は好物だしね。あぁ、大人になったらかつ乃になりたい。(もういい大人だけど)

この映画にも、わざわざ映画でやらなくってもっていう贅沢なおかしさがありました。その点では、「図鑑に載っていない虫」の方がよかったけど。もっと観客のこと考えずに突っ走ってくれてもいいかもしれない。我 満足也。
こんな映画見たさかいに、えせ京都弁を使いたなってきますよって。もうかなんわぁ。

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2007年7月24日 (火)

『特集・本の雑誌1』

キチンとしてない本屋店員と接したので、本への愛情に溢れた この1冊を再読。本の雑誌編集部編『特集・本の雑誌1』(角川文庫)出版業界篇
文学賞をチャンピオンベルト制にしようとか、参加したくなるような論議が山盛テンコモリ。妄想すれすれの議論(いや、立派な妄想?)がサイコー。活字の組みかたもいい。テーマもいい。文体もいい。あーこの世の中には、本当に沢山の文学賞があるのね、作家がいるのね、本があるのね、ばんざーい!
本好きというにはまだまだですが、これを読むと、本当にまだまだだなあと思いま す。上には上がいようと、本が好きなのは事実なので、自分のペースでこれからも 本を愛するぞ!とやたらと力強く誓うのであります!

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2007年7月23日 (月)

『となり町戦争』

戦争って、一般市民にとっては気がついたら巻き込まれているものなのだなあと実 感。たとえ それが どんな形態であれ。 気がついたら抜き差しならなくなってる。世界のどこかでは、平和に暮らしているていうのに。おかまいなしに戦争にまきこまれてる。三崎亜記『となり町戦争』(集英社文庫)を読んでそんなことを考えた。ごく普通のちゃんとくらしている人が、あるひ突然、戦争の只中にいることを知らされる。突拍子もないようで、ないとも言いきれないようで。誰にきいても答えがでなさそうだし、すみか から逃げ出すほどでもないとこなど怖い。うまい。バンバンッ。とかドンとかそういう実感でないの。でも怖い。
どうなっているのかわからず、何より何のためかわからないことのために巻き込まれてしまうという恐怖についてしみじみ考える。

集英社文庫 夏イチお買い上げの方全員にマスコットプレゼントと帯に書いてあった。該当帯のついた一冊を購入したのですが、店員さんはなにくわぬ顔して会計終了。レジにもお知らせが出ていたので、指さして「もう終わりですか?」と聞いてみたら、無言でマスコット満載の箱をドンと出した。1つとっても、店員はひとことも口を聞かない。あかんよ!そういう態度は。せっかく本屋で働いているのに、もっと誇りと責任感を持って働き給え。

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2007年7月22日 (日)

『アキハバラ@DEEP』

うーむ。どうも不調だ。この週末はうちで本など読んで、じーっとすごす。海老蔵熱だから。
石田衣良『アキハバラ@DEEP』(文春文庫)を読む。分厚い本でうれしかった。
オタクって、その道を極めているところがいいんだよね。気持ち悪がる人にいいたい、こんなに夢中になるものがあるのかって。なんでかばっているのかしら?自分の弱点をちゃんとわかっているから弱いのに強い。いいね。結構はいりこんで読みました。面白かった。
でも、だるい体には、少々疲れた。また元気なときに読み返そうっと。

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2007年7月21日 (土)

『チルドレン』

文化審議会が、万作師はじめ 七氏を 重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定するよう伊吹文明文部科学相に答申したそうです。今まで認定されなかったことが遅い程です。ばんざーい。

お祝いに、とっておきの本を読もうっと思って伊坂幸太郎の『チルドレン』(講談社文庫)を読む。 おさるが、薦めてくれるもの数多かれど、その薦め方に一際愛があったので、とっておいたの。
うわーーーーー。なんていいのでしょう。全員の個性がたまらなくいい。おまけに言う言葉もいい。知り合いになりたいと切に願う。一緒にいたら人生の大切なことを忘れずにいられそう。 
これ、日本中の人が読んだらいいのに。
陣内のように、豪語しつつ生きていきたい。うぉーーー。  
個性がいいし、台詞がいいし、短編のようで、きれいに輪がつながると長編になるという見事な構造。うまいなぁ。 こういう本と出会うことができたら、本好きが増えるのではないかなぁ。
本当に強い人間の持つやさしさとかを、微笑みつつ しっかり教えてくれる1冊です。本年度ベスト1だな。

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2007年7月20日 (金)

『大衆食堂へ行こう』

あぁ、あの日から一週間たちました。先週は大阪で途方に暮れてました。早いものだ。 今週はおうちで風邪ひいて熱だしてます。トホホ。 
安西水丸の『大衆食堂へ行こう』(朝日文庫)を読む。水丸さんが紹介すると、カレーライス!是非食べてみたい~と思います。由緒正しい定食(おかずに ごはんに おみおつけに おつけもの)、いいなぁ。それに冷奴とか納豆とかつけるの。いいなぁ。 定食やさんって、逆に 敷居が高くて入れないのですが、行ってみたいなぁ。 

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2007年7月19日 (木)

『真夜中の五分前 - side B -』

海老蔵丈休演ときいて、張りがなくなったのか風邪を引いた。だるい。(なんでも俺様のせいにするな!)  あぁ、足の裏のお加減はいかがかしら。

AとB両方買っておいてよかった。絶対にすぐ読みたいもの。先週の読書の備忘録。
冒頭から、驚きつつ読む。薄いのに、2冊する意味があるなと思う。
なんともいえない温度の本。読みながら、考え込んじゃった。いやな感じでなく。途方にくれつつ。
かなりエライことになってるのですが、それでも毎日は流れていくというか。 こういう本も好き。(あまりにも単純な感想だけど。)

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図鑑に載ってない虫

久々の邦非連活動。チネチッタに『図鑑に載ってない虫』を見に行く。 松尾ちゃんをはじめ、笹野高史、岩松了、ふせえり、松重豊といった好物並び。あっ伊勢谷くんもね。菊地凛子も気になるし。おまけに三木聡監督・脚本とくりゃ「時効警察」マニアにはたまりません。脱力系コメディらしい。超好み。
ちまちま、細かく面白かった。わざわざ映画を作ってまでする?というところがまたいい。くっだらないの。でも、好き。受け入れられる人とそうでない人とわかれそう。松尾ちゃんは実にうれしそうにクネクネして、エンドーを演じてました。凛子も楽しそう。岩松了と、ふせえりがいると なんだかそれだけでおかしい。伊勢谷くんはいいねぇ。腕もいい。(技術という意味でなく、腕のフォルムがいい。) 私てきには、満足。

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2007年7月16日 (月)

愛之助奮闘公演

14日も張り切って終日観劇。
鳴神は、どうするのかしらと思ったら、愛之助さんでした。しぇーーー。だって、最初っから昼夜六演目中 5演目ご出演なのよ。これでフル出場。お若いとはいえ、大丈夫かしら。愛之助さん、孝太郎さんとも達者なだけでなく、若々しくよかったです。愛之助さん、すぐに鳴神できるのですね。すごい。
昼は、3階一番上手端の上の方の列で観劇。ななめ後ろの大向こうさんがよかった。絶妙なの。プロの仕事はいいねぇと楽しんでいました。 鳴神上人が、怒り狂い 暴れまくる場面で、崖の上から僧を落としてしまうところ。升一さんが崖の上からトンボをきります。そこで升一さんに 「成田や」 「名人」 と声をかけました。今日は 成田や という単語を聞くとは思わなかった。愛情いっぱいのその大向こうにジーンとしちゃった。 あなたも「名人」です! 舞台がより楽しくなる絶妙の大向こうをありがとう。

身替座禅の歌六さんすごい!夜は1階最前列でみたのですが、おばQのようなキュートさ。怖いのだけど、山の神から もう目が離せません。仁左衛門さんは、口をとがらしても、ふくらましても、姿勢を悪くしても愛らしい。笑ったり、怖がったり、感心したり。たっぷり楽しみました。
その歌六さん、女殺油地獄では泣かせます。歌六さんと竹三郎さん、このお2人は なんてすごいのでしょう。もう参っちゃった。昨日みたのに、やっぱりこの芝居のすごさに驚きまくり。こんなことに!そしてこんな終わりなの!みんなこれでいいの?! 最前列という夢のような席でしたので、油の樽がザァーと倒れてきたとき、頭っからかぶるかと思いました。喜んでかぶるわ。 本当に 難しい芝居ですね。 そして、本当に面白い。 すごいものをみました。 仁左衛門さんのこんなすごい舞台をみることができてよかった。堪能。 海老蔵さんは、どのようになさっていたのでしょう。みてみたかった。
一日中、何をみても愛之助さんがでてくるの。わかっちゃいるけど、おかしくなっちゃう。がんばれ!って手が痛くなるほど拍手してきました。
愛之助さん、薪車さん、仁左衛門さんに一段と大きい拍手があったように思います。お体に気をつけて。
遠征からもどってきてから、落ち着いてきて だんだん あー海老蔵さんみたかったなぁと思ってきちゃった。

成田や贔屓なだけに、海老蔵さんのことは ただただ心配です。

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松竹座新築開場十周年記念 「七月大歌舞伎」

13日に昼夜終日鑑賞してまいりました。
『鳴神』
絶品でした。 海老蔵さんは、こういう低音のものは いうことなしですね。怖いものなし。貫禄があって、法力があることがうなづけるお上人さまでした。 黒雲坊・白雲坊にかける声、雲絶間姫にかける声に内面から違いがはっきりでているのはもちろん、姫の話にどんどん夢中になるさまが、大げさでないのに はっきりわかり、よかった。
特に、胸をさすってやるうちに 破戒したかと我に返るところで なんとも哀しそうな顔をしたのが絶品でした。あの場はちょっと忘れ難い。 「堕落した」というまでの短い時ですが、とにかくよかった。
姫の色気にまどわされるところはもちろん、 杯ごとをするところのあどけなさ、 くちなわが映ったとおびえた姫に 一瞬助けようとパッと身構えるりりしい様など うまいなあと感心しました。 怒り狂うところは、もう想像通り!元気に暴れ、怒りまくり、人間のいかないところまでも追っていくぞ!と飛び去っていきました。 堪能。 周りの方々も大喜び。うまくなったわね~ とか、こんなにいいとは(失礼な?)などという声がして
、みなニコニコした雰囲気になりました。孝太郎さんは達者ですね。 こういうまじめで、うまい方と組むとじっくりとしたいい味がでました。これも、いい組み合わせだなあと思いました。
松竹座は舞台と客席の間が短いですね。とにかく舞台が近くてびっくり。うれしい!鳴神上人が話に聞き惚れて壇上から ころげ落ち、目を閉じていたときに睫が長いなぁとみとれちゃった。
『橋弁慶』
壱太郎くん、立派にがんばってました。軽やかでよかった。愛之助さんと息ぴったり。見事な立ち回りのあとの一声が初々しかった。
『渡海屋・大物浦』。
銀平の出は、かっこいいですね。もう一回花道を歩いてきてとお願いしたくなるほど。義経に薪車さんがでてきて?あれそうだったかなと思いつつみていると妙にプロンプが。そんな人じゃない
のになあ。後で代役とわかり、心中をお察ししました。上品でした。 碇知盛は文句なくすごかった。さすが。

『鳥辺山』
人が変わるとまた面白いものですね。いちいち海老菊の時は・・・とか思い出しちゃった。薪車さんはりきってました。元気だなぁ。小憎たらしくよかった。達者にお二人(愛之助さん・孝太郎さん)はうまかったです。上方歌舞伎の実力を感じました。
『身替座禅』。
あー笑った。大笑い。これを見て、楽しむことができない人はいません。断言。
仁左衛門さんの翻弄される様に、男性の笑い声がひときわ大きく聞こえました。どんなに怒られても、みじめったらしくならず愛くるしい。千枝・小枝も上品でした。そして歌六さんの山の神のすんばらしいこと!だって、にっこり笑うんですもの。怖いのにかわいい?しかしうまいなぁ。仁左衛門さんに呼ばれて出てきた太郎冠者は愛之助さん。本当に活躍しますね。親子みたい。うまいし、愛嬌あるし、最強です。心の底から楽しくなりました。うまいからこそ、このなんともいえない味があるのですよね。

ここではじめて場内アナウンスがありました。海老蔵さん休演が発表に。どうしたのとオロオロ。怪我だなんて。 そして、今こんなに活躍なさった仁左衛門さんが油地獄。 クタクタではないかしら。大丈夫かしらとこれまた心配。
『女殺油地獄』
はじめてみる演目。これが一番のお楽しみでした。 そして、仁左衛門さんにすっかり引き込まれました。もう、このドラ息子が!いいとこ一つもないのに、仁左衛門さん効果で どこか憎めないの。なぜだ?! しかし、なんて話だ。 歌六さん竹三郎さんのうまさに、ベソベソ泣き、仁左衛門さんに振り回され、孝太郎さんのいうことにうなづき、愛之助さんにまぁまぁ落ち着いてといいたくなり、話はもうどうにもならないことになっていき・・・・ 見せ場に、びっくり。あんぐり。 チョンと析が入り客席が明るくなったときには驚いちゃった。 えーーー。 周りをみまわし、みんな これで終わりでいいの?と目でうったえちゃった。反応なかったけど。 あー驚いた。そして面白かった。

歌舞伎をみすぎているせいで、こんなに驚いたのは久しぶり。あーいいものをみせていただきました。仁左衛門さん、みなさん、ありがとう。

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ただいまー

帰ってまいりました。
あぁ、びっくりした。
松竹座は大変ですが、ものすごくがんばってます。全力で応援して参りました。
帰りに、京都によって蓮の花を愛で、人混みにもまれつつ宵々山をみて帰ってきました。
楽しかった♪Photo_26
←これは祇園祭の厄除けちまき&食べるちまき。長刀鉾で、人に揉まれつつ『厄除けちまき』を購入。 他の鉾で「食べるちまきです!」と売ってました。 あれっ?? さっきのは、食べることができないの? どうやら、『厄除けちまき』は、お守りだそうです。+ 購入するとその鉾に乗ることができるらしい。 さっそく玄関に飾りました。厄払、厄払。
びっくりで、残念とかなんだか よくわかりません。 足の裏を15針縫うってどんな長さでしょう。早くよくなりますように。 松竹座は気合のある いい舞台でした。

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2007年7月13日 (金)

いってきまーす

ちょっくら、大阪に行って参りまーす。
松竹座で待っている人がいるの(妄想)。
女殺油地獄、どのようになっているのでしょう。なんだか心配だわ。(余計なお世話だわ。)はじめてみる演目です。(たぶん!?)
そして京都によって蓮の花をみてきます。開花の時にポンっと言うらしいです。台風がきているから、無理かしら。
とにもかくにも「松竹座」が、私を待ってます。逆かしら。
あぁ、楽しみ。
いってまいりまーす。

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2007年7月11日 (水)

『真夜中の五分前 side-A』

ヨンダパンダのブックカバーを応募したさに、該当帯のついている本の中から、チョイスしているときに、コレおさるがほめてたねと思い 何気なく手にとった1冊(正確には2冊)。本多孝好の『真夜中の五分前 side-A』(新潮文庫)を読む。
しぇー。驚きの面白さ。なんていうか、淡々としてるのに、気がついたらひきこまれるっていうような。なんか知っているような感じ。村上春樹の香り?でも、まねじゃなくにおいがにているというか。間違いなく、わたしの好きな感じ。
読み終わってたからよいようなものの、自分の駅で降りるの忘れちゃうかも。そんな1冊。
明日はside-B。 一緒に買っておいてよかった。

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十二夜ふたたび ~ 美しく残酷なお方 ~

日曜日、いろいろ楽しんだあと 更なるお楽しみ”歌舞伎座”へ行ってきました。十二夜 観劇。今月も3階から観劇。普段3階から見えにくい花道や、あんなとこ こんなとこも、舞台セットの力(鏡)でよーくみえます。1階前方のお客様もね。 この舞台装置はすばらしい。新作というのは、こういう意外性なのでしょう。壊すというと語弊があるけど、それに近い画期的なものを感じました。2年前に驚いたのに、またまた驚いちゃった。
博多で一ヶ月演じた後、歌舞伎座で一ヶ月上演。昼も夜も同じ演目なので、演者のみなさま飽きないかしらと心配していましたが、余計なお世話だったみたい。勢いのよい舞台でした。ダラダラせず、ギュッとしてました。展開がよくなった。
麻阿は、本当に楽しそう。誰よりも楽しそう。マイプレジャーとか言いそう。 記憶の中の麻阿よりも、更に張り切ってました。 しかし、飛ばしていましたねぇ亀治郎さん。 うまいからこそ、あの若さであそこまで飛ばしても 鼻につかない。そりゃ左團次さんも惚れるわという麻阿っぷりでした。
懸案の?!アンドー英竹。翫雀さんはさすが大人だなぁ。うまいことアホっぽさをだすなと感心。痛々しくなかった。松緑さんは、気の毒だったもの。若者には酷ですよ。年を重ねたこそでる味をみせていただきました。翫雀さんのアホっぷりは、愛らしさまでありました。テキーラ♪
そして!主役の菊之助さんは、思った通り清楚で、凛々しく、見事でした。眼福 眼福。歩き方とか、ちょっと素がでちゃった感をみせるところが見事。 いやぁ、思っていたよりも 端整だったかも。主役になるためにうまれてきた人だなあという大きさがありました。 「さようなら、美しく残酷なお方。」と時蔵さんに言い放って帰ったとこがとびきっりよかった。あなたの方が よっぽど美しく残酷でしたわよ、菊さま。
鷹揚というか、どこかのんきな所がグッドの錦之助さん&時蔵さん。お二人のおかげで ラストの「
相手の顔がキレイだから、まぁ こっちでもいいや」というような 突拍子もない まとめ方 にも「えぇー まぁいいか」という気になりました。なったのか?  能天気さを納得させていました。萬屋兄弟、なかなかです。現代じゃない時代の空気がでます。
菊五郎さんステキと目をハートにして買った19番の写真が、物狂いの場だったことにショック。あれ?ここなのぉ!乱れたおぐしがステキと思ったのに、よってたかってイジメられた後だったとは。 うーむ。でもかっこいいからOK。捨助、軽みがあってよかったな。
初演の時、十二夜てぬぐいがグッドでした。トランプ風に逆に切り替えしてあるの。今回は、特別グッズがありませんでした。残念。
歌舞伎座の売店にいくと何かお買い物したくなっちゃう。藍色のポーチを購入。いいわ!と思ったのだけれども、もしかしたらおばあちゃんぽいのかも。もう、よくわかんないよぉ。和物バカ也。

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2007年7月 8日 (日)

チョコレート

「10人のうち9人はチョコレート好き。そして10人目は嘘をついている」 アメリカの漫画家、ジョンG.トゥリアスの言葉だそうです。 Photo_25
そんな粋な文句に惹かれ、21_21 DESIGN SIGHTで開催中の、「チョコレート」展をみてきました。入場時に「おひとつどうぞ」ってチョコのプレゼントがうれしい。  周りはバカみたいに高いビルばっかり。そんな中、この美術館は、入り口までの芝生のアプローチとか、展示部分を地下に収納されていたりと 素敵な空間になってます。 大きさも疲れすぎず、いろんな空間をうまくいかしていました。気に入っちゃった。
会場は、これでもか これでもかって チョコレート攻撃。 こんな攻撃なら、大歓迎。 クスリとしちゃうキュートなものがいいっぱい。 ?なのもあるけどね。 暗い部屋の中、ガラスケースの乗った同規格のテーブルの上にのっていた、いろいろな人の作品達の部屋が一番好き。 なるほど、ウフフとか、ほぉーっとか思い楽しんだ。あれだけ同じ条件を突きつけられると厳しいですね。いかしたモノと、普通のモノと実力がはっきりでちゃう。残酷なほど。 ちょっとひねってある絶妙な作品がいい。小声であれこれコメントし合いながらみるのにぴったりな 幸せな空間。
この部屋を出ると、自由な展示空間。 製品化して欲しいなぁと思ういかしたチョコディップリングなど、作品がなかなか面白い。 添えられているメッセージがまたいい。 そんな中 コートジボアールでカカオをとっている人たちの写真に みせつけられた苦味にドキッとした。同行のおさるに教わらなかったらメッセージ性に気がつかなかったという ていたらく ですが、あの写真があったからこそとてもいい企画展になったと思う。
21_21 DESIGN SIGHT第1回企画展だそうです。深澤直人ディレクション。なかなか。床と天井と壁をうまく使った作品が一番愛らしかった。ここは、これからの企画にも注目したい。見落とすことなかれだな。
今日は、朝からドラクルの切符をとるためにBunkamuraに行って、 サントリー美術館で加賀麩のランチを楽しみ、21_21 DESIGN SIGHTで関心し、テレビ朝日ショップにいって時効警察グッズを買い占め、ほくほくしました。 (その後、12夜も堪能!)

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2007年7月 7日 (土)

『秋の金魚』

七夕記念に、河治和香の『秋の金魚』(小学館文庫)を読む。大河ドラマにしたらいいのにと思う波乱の展開。
今度は、江戸が終りそうな頃。江戸の香りがプンプンっていう方が好きだけどね。人物がいいの。一人一人の個性があって。みんな違ってみんないい?!盛り上げる描写方法じゃないの。どっちかというと淡々してます。けれども心中ではハラハラ、メソメソ大忙し。
背負っているものが大きいの。家に、時代に、愛情に。押しつぶされそうになって、やや押しつぶされちゃてる登場人物に大いに肩入れして読む。
薩長の有名人の影に、こんな人がいたんだ。それぞれの一生はかくも波乱に富んだものなんだ。時の癒す力って偉大。
留喜(るき)って名も在りだなと思う。るきって呼ばれるているのを読むと、胸がキュンとします。(おるきじゃないの) そこにいたる描写がうまい。
最後までぐいぐい読みたくなる一冊。 河治和香さん、いいな。出たら読まねば。ねばねば。

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『ニシノユキヒコの恋と冒険』

今年のyonda? panda?の、全員大当たりプレゼントは、アロハなブックカバーですぞ!全5色也。ブックカババカとして飛び付かざるを得ません。さっそく、応募帯付の単行本を4冊購入。
川上弘美の『ニシノユキヒコの恋と冒険』(新潮文庫)を読む。十編の短編集。 タイトルがとってもいい。 最初の「パフェー」を読んで、不思議感が甘くなりすぎず いいなと思う。 次の「草の中で」 あれ? 西野くん?さっきは、ニシノさん! ひゃーーー そういうことか。面白い。1冊通して、ニシノユキヒコの冒険なのね。気に入った!
ニシノさんは、榎木孝明、西野くんは、キングコングの西野(ベタ)とか考えつつ読んでいたのですが・・ 全編にわたり、オダジョーというキャスティングに決めました。
さっ応募しよっと。何色のブックカバーが届くかなぁ。

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2007年7月 4日 (水)

『三人目の幽霊』

私が創元社に対してもっているイメージにぴったりな、「丁寧」な一冊でした。おさるのブログで気になった、大倉崇裕の『三人目の幽霊』(創元推理文庫)を読みました。落語ブーム中。
あこがれの出版社に入ったら季刊落語に配属された主人公、間宮緑。わたくし的には、とってもうらやましいシチュエーション。愛すべき古くさ~い世界が仕事場なんて。でも名人の前にでたときの緊張感を紙面からも感じ取り、手に汗握ったけど。
落語の筋をうまいこと紹介して、それが事件とうまいこと からんでいくのですが・・・ 落語の落ちを読むのが、なんだか惜しくなっちゃった。 あーこれ直接聞いてみたい。うー。と思いました。文章がうまいから、こんなこと思うほど楽しめたのだろうけど。
最近は、初見の歌舞伎は 情報を頭に入れずに見るというのがマイブーム。わかるかなぁ?と思いつつ、登場人物と一緒になって、ハラハラしたり、泣いたり怒ったり、おどろいたりと楽しんでます。 超有名な噺なのでしょうがね、知らないの。 落ちが、いかしてるので、あー生で聞いてみたいと思う次第であります。落語シリーズは、第3弾まででているようです。次を読む前に、落語にいけたらいいなぁ。
あの人は、枕はいいのだけどねぇ(聞きかじりのフレーズ)。噺は、どうもねぇ。 とか大きな口をたたいてみたい!?今日このごろです。

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2007年7月 3日 (火)

『帰ってきた時効警察』

通勤途中の駅で、ホームにおばちゃんが7人ほどワサワサ。みな小さなガラガラを引っ張り、ほぼ全員で路線図の前で目的地だかの駅名を指差してました!両手あげて指差している人も。バッラバラの千手観音チックでした。北千住観音を思い出しつつクスクスしちゃった。 全員満足げに確認し、ガラガラ引いて去っていきました。朝から元気だこと。
ここのとこ、ずっと残業続きです。今週末までがんばればなんとかなるはず。がんばれ、わたし。 という想いをこめ?! わたくしへのご褒美に、文庫じゃない 大きい本を購入?!  『帰ってきた時効警察』 これを読めば、うんざりも和らぎます。 ありがとう。霧山くん。 タレント本でなく、オフィシャル本ですぞ、いっときますけど。 時効警察のオフィシャル本もあったらしい。 透明のカバーにメガネが。表紙の霧山くんが、ちょうどかけているようになる按配。そういう細部にこだわった本。 8話がオダジョー脚本・監督だったことは、見ていて大層驚きましたが、その思い入れなどを読み、いろいろと思う。そして、いろいろ思い出してニヤニヤっつうか、さみしいっつうか。そんな想いにとらわれましたことよ。
♪青春それはピチピチ ピチピチそれは青春~♪ さぁ、ご一緒に!

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2007年7月 2日 (月)

『佐藤さん』

席替えで後ろの席にすごく外人マインドのおじさまが移っていらっしゃいました… 電話で、「shallもwillも意志を現しはしますがねぇ、contractの時に使用する単語ではないでしょう、ねぇ。」とかおしゃってました。うろ覚えですが。はぁ。その後、海外ドラマ見てるように英語でしゃべってらっしゃいました。一人アリーマイラブかっ。男女一緒のトイレかっ。 雰囲気にのまれてしまいました。こんなんじゃ、あたくし 部長に電話を回す程度の英語でさえ、使いたくなくなるよ。勝手に緊張しちゃう。トホホ。
片山優子の『佐藤さん』(講談社文庫)を読む。いわゆる児童文学。あさのあつこのバッテリーのように、鼻の奥がツーンとするタイプの本ではない。ハラハラドキドキしたりというのとも違う。ちょっと重い事柄もあったりするけど、それも日常だからと、毎日を生きている子供の視線って、新鮮で やっぱり面白い。

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2007年7月 1日 (日)

『ハナシがちがう! -笑酔亭梅寿謎解噺-』

スイミングスクールでヒーヒー泳いでいる時、2,3本向こうのコースで逆立ちしている人を発見!笑っちゃった。 足だけがVの字にでていて、”犬神家?”って感じだったのだもん。100mのセットで泳いでいた途中で、かなり苦しいかったのですがね。 何のつもりだろう。

マイブーム落語ものなので、読んでみました。田中啓文『ハナシがちがう!-笑酔亭梅寿謎解噺-』(集英社文庫)。信用している本屋PISMOでずっと平積みしているし、落語ものだし、面白いに決まっているとずっと思っていたのですが・・・・ 表紙の漫画っぽさに なぜか手にとらなかった一冊でした。 読んでみると、案の定面白かった。すごーくってことはないけど、文句のつけようがない。泣かせないタイガー&ドラゴンちっくとでもいいましょうか。&いい話です。
やっぱり才能なんだね。努力しても報われない兄弟子の嫉妬とかに同調して読んじゃった。 あれ?けっこう気にいってるじゃん、わたくし。

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