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2007年7月23日 (月)

『となり町戦争』

戦争って、一般市民にとっては気がついたら巻き込まれているものなのだなあと実 感。たとえ それが どんな形態であれ。 気がついたら抜き差しならなくなってる。世界のどこかでは、平和に暮らしているていうのに。おかまいなしに戦争にまきこまれてる。三崎亜記『となり町戦争』(集英社文庫)を読んでそんなことを考えた。ごく普通のちゃんとくらしている人が、あるひ突然、戦争の只中にいることを知らされる。突拍子もないようで、ないとも言いきれないようで。誰にきいても答えがでなさそうだし、すみか から逃げ出すほどでもないとこなど怖い。うまい。バンバンッ。とかドンとかそういう実感でないの。でも怖い。
どうなっているのかわからず、何より何のためかわからないことのために巻き込まれてしまうという恐怖についてしみじみ考える。

集英社文庫 夏イチお買い上げの方全員にマスコットプレゼントと帯に書いてあった。該当帯のついた一冊を購入したのですが、店員さんはなにくわぬ顔して会計終了。レジにもお知らせが出ていたので、指さして「もう終わりですか?」と聞いてみたら、無言でマスコット満載の箱をドンと出した。1つとっても、店員はひとことも口を聞かない。あかんよ!そういう態度は。せっかく本屋で働いているのに、もっと誇りと責任感を持って働き給え。

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コメント

本書で印象に残っているのは、役所の人の話し方とか
いやな感じがうまいなーってことかな。

で、その本屋どこ!?腹立たしい!!
俺様が小一時間説教してやる~
ほんとにかいちょの仰る通り、書店員には
書店員としての矜持を持っていただきたいです。
バイト気分なら辞めちまいな。

で、夏イチのハチさんはひじょおおおに欲しいのですが、
対象文庫で今のところ欲しい本がないのが悩みです。

投稿: noppy | 2007年7月24日 (火) 10時06分

ヘロー noppy

読後の爽快感がないとこがうまいなと思った。

その本屋はね、我らが街の駅ビルの上に入ってるとこだよ。説教しなくていいよ、効 き目なさそうだから。
浮き輪して本を読んでいる”夏イチのバチ”があたりました。おそろいのビーバッグにつけようかと思案中。とりあえず、柄違いのおばあちゃんポーチにつけました。お揃いばっかりね。
夏の100冊チックな催し物のときには、「ユーは既にに購入済みなのだろうなぁ」 と平積みの本を前にして、いつも思うのであります。

投稿: かいちょ | 2007年7月24日 (火) 22時08分

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