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2007年8月31日 (金)

幼稚園児のお年玉?

母に500円もらって、畠中恵の『ぬしさまへ』(新潮文庫)を買う。おかあさま、ありがとう。
毎日読書しないといられない母が読む本は、全て私の本棚からチョイスするので甘えてみた。どうしても『しゃばけ』の続きがよみたかったのだもの。
500円もらうって、いくつだ ワタシ。
近年まれにみる赤貧ぶり。

あー明日は、もうドラクル初日なのね。
エビキュラさん、足の裏大丈夫かしらん。荒事の足ができるか心配してます。
まぁ、ドラキュラには不要だけどね。
でも・・・飛び六法あったらいいな。蝙蝠とか引き連れて。マント翻して。かっこいい。妄想だけど。

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2007年8月30日 (木)

『下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん 』

9月文楽公演 吉田玉男一周忌追善 『菅原伝授手習鑑』。これは、是非見に行こうと、発売日に切符を取る。上手端ですが一番前を入手。やったぁ!
が、振込みを忘れる・・・・ 
気がついたら前日までに振込みでした。 はじめてじゃないの、こういう失敗。バカバカバカ。
再び、国立に電話をし「昨日までだった振込みを忘れました」と言うと・・・「い つ、切符がもどるかわからないシステムになっています」とのこと。あーバカバカ。3日間程、毎日電話してきいていたのですが、もうあの1列めはなし。うーバカバカ。
ちなみに、歌舞伎座は引き換え日 翌日10時に戻ってました。(再び購入した経験あり)ずいぶん昔のことですが。 世田谷パブリックシアターは、webでみても、同じ席はでなかったなぁ。 何度失敗しているのだ、私よ。
稚魚の会を見に行く日、ちょっと早めに国立劇場チケットセンターに寄りました。何の期待もせず、念のためにきいてみたら・・・ ありました。 私が払い忘れた1列目が2席共ありました。 あぁ、わたくしが買うのを待っていてくれたのね。 ありがとう~切符よ、国立よ♪ 奇跡だわっと思った出来事でした。

赤貧なので文庫本が買えない。こういう時は読み返し。
先日、急に読みたくなった 獄本のばら『下妻物語―ヤンキーちゃんとロリータちゃん 』(小学館文庫)を読む。記憶にあるより、更によかった。名著だなぁ。芯のある人生を生きるための苦労が、うまいこと書いてある。端からみたらこっけいな風に。そこがいい。心意気がいい。
川崎TOHOシネマズで映画「下妻物語」をみた帰り、その下の階にある本屋さんで、その映画の原作を買ってかえったのでありました。映画化記念で、表紙は深田恭子&土屋アンナヴァージョン。あの映画も面白かったなぁ。
ロリータだろうと、ヤンキーだろうと、歌舞キチだろうと、どの道であれ、芯が通った人生を生きていくのであります。周りのことなんか知ったこっちゃない。周りに迷惑をかけるのではなく、自分が暮らし難いことになってトコトン我が道を貫く くらいの心意気で、生きていくのだわ。

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2007年8月29日 (水)

『しゃばけ』

今まで、何度も本屋さんで手にしていたのに、なぜか買わなかった 畠中恵『しゃばけ』(新潮文庫)を読む。  あーなんで、今まで読まなかったのだろう、私。 時代劇に、若旦那に、妖怪。好きなもの づくしじゃない。 なぜだかわからないのですが、もっと かわいらしすぎて、なんていうかファンシーが入っているかと思いこんでいたの。 バカバカ。 全体的にやさしいのだけど、裏もちゃんとあるお話でした。面白い。 
病弱な若旦那。近所の笑いモノになるほど大切に育てられてる。過保護さに、うんざりしながらも、体がついていかず、面映い若旦那の、なんとも微妙な感じがいい。 体は弱い。弱いのだけど強い。そんな若旦那がステキ。 妖のクールさ(残虐さ)がおかしい(ちょっと恐ろしい)。いい本じゃん、これ!
あー次が読みたい。今、いろんなツケが回ってきて とにかく貧乏。母をそそのかして続きを買ってもらうよう仕向けているところ。あぁ、使いすぎた・・・ 

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2007年8月27日 (月)

ル・コルビジェ

ル・コルビジェとは何者ぞ。森美術館に行ってきました。森美で働く友(ひ)にガイドをしていただくという、贅沢な見学。友(す)と、小声でキャアキャアしつつ堪能。ル・コルビジェ、すごい!歌舞伎座の伝統的な建物から、六本木のとにかく高い建物へ移動。
森美にいくと いつも思うのだけれども モダンアートって、概要を知ってみるのとあそうでないのとでは、興味の持ち方に雲泥の差が出る。黄金比とか、太陽光とかキーポイントを知った上でみると、なんて面白くなることか。そのうち、自分の中のモダンアートの知識の引き出しを増やして、自分で面白いと思うポイントを発見したい。まだまだ道は遠い。いまは、ただ感心するばかり。とにかく、いろいろなモノがみたい時期。

展望台のところで魚を飼ってはりました。展望台では、夜景と水槽がキラキラ。わー キレイ。これもみたい!ということでそちらも見にいったのですが・・・ スカイ・アクアリウム(天空の水族館)は、水族館ではなく、アクアリスト(そんなのあるの?)が展示したアートらしい。 水槽の後ろに海の絵があったり、夕焼け空があったり、假屋崎?っていう感じの活けこみものがあったりしたときは、愉快にみていた。やりすぎだねーなんていいつつ。 どんどんエスカレートしていきました。アートとしては、ふーんと思うのですが、いかんせん魚は生きているのです。 私が魚だったら、ストレスがたまっておかしくなるだろうと思った。 友(す)が、物悲しい気持ちになると言っていました。本当にそんな感じ。 始終、全身にライトをあてられる。しかも その色が変わっていく。 身を隠す藻も、何もない変テコな空間で。アクアリストとやらに、もの申す。魚は生き物です。
最初のところはキレイでした。水槽の配置方法が凝っていて、夜景と水槽を同時に眺めることができて こういう方法で涼しい気分になるなぁと思った。ウォーターベットのベットサイドに水槽がついているなんてアイデアも、こんなベット欲しいなぁと思いましたしね。魚くん達の無事を祈る。

さて、本題のコルビジェ展。彼の建築作品は、奇抜にみえる。が住みやすさへのに愛がある。気候にあわせて、太陽とか風とか水とか、そういうものを大切にとりいれる工夫が、おもしろい形を造るのだなぁ。 詳しいことはよくわからなののですが、アイデアが面白い。沢山の模型をのぞきつつ歩く。私はこの部屋がいいなぁなんて思ったりしながら。 国立新美術館の紀章展は、「自慢?」って思うようなご立派なものでした。あれだけのものを世界中に、実現しているのだから自慢したっていいと思うけど。 ル・コルビジェは、そういう空気がなかった。沢山の絵画作品をみて、建築家というより画家でありたかったのかなと考えた。名ガイド(ひ)の、絶妙な質問に頭をひねり、コルビジェについていろいろ考えた。早く解答しないと答えをいっちゃう迷ガイドなので、思いつきでポンポン言い、楽しかった。キュビズムの時代に、ピュリズムを立ち上げた彼の絵画作品は、どうして強い印象がないのかを、3人であれこれ考えたのも楽しかった。
実寸大の展示が各所にあって、体感できるとこがいい。写真よりずーっとイマジネーションがわく。最後に建てた、コルビジェ夫妻のための必要最小限のロッジ(別荘)に入り、いかに無駄ななものに囲まれているかと思った。シンプルなのに、凝っていた。縮小の模型をのぞいたり、実際のサイズの中に入ったり、不思議。最後に、彼のお墓の写真がありました。横須賀美術館でみたアルフレッド・ウォリスのお墓のように、とても気持ちよさそうなお墓でした。いいお墓。

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納涼歌舞伎第2部再び

昨日、ふたたび芦屋の歌舞キチちゃんと、また2部をみる。いくらでも歌舞伎話がでてくるかわいい人です。 ゆうれい貸家は、やっぱり よい話だなぁ。舌切雀は、12日にみた時より、すっきりしてました。ほぉー。 床が濃い紫だったのですね。絨毯のようで不思議でした。装束が、よりきれいにみえました。 勘三郎&三五郎の善玉悪玉の踊りのところ、本当にすばらしい。劇場中が んん?!って乗り出す感じ。これ、舞踏でみたい。この部分も、ちょっと踊りのまねごとを・・という感じから、一部分だけ踊っちゃうよ。と たっぷりめになってました。うれしい。 これで、お二人がその気になって、「本公演にかける?」なんてことにならないかなぁ。あーみたいわぁ。そうしたら、夜の部の最後にしてほしいわぁ。幕見天国だわぁ。 全部妄想だわぁ・・・
東袖からみたので、先日わからなかった花道の部分も よーくわかりました。2部は、最初から完売なだけあって、桟敷から幕見まで、みごとにぎっしりはいってました。
歌舞伎好きって、世の中に いっぱいいるのね・・・

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2007年8月26日 (日)

ねにもつタイプ Ver.弐

「ちょっとコレ何版?」といって私に断わりもなく私の本に手をのばす。その男は、松田哲夫。
「あぁ 〇X△か・・」(意味わからず、でも なーんだっていうトーンで。)なんなんだ!
ABC(青山ブックセンター)でのトークショーのあとのサイン会会場で、「あっ あの人はちくま書房の松田哲夫さんよ」 と耳打ちしてもらい、いい印象を持っていたというのに。 わたくしが岸本佐知子さんにサインしていただくため、ご本人の前に立ったら、「何版?」とか、「じゃぁフランス大使館のそばの~」とか岸本さんに話し掛ける人が・・・ わたくしは、岸本さん本人が前にいるのがうれしく、関係者の方だわと遠慮して1歩横によけちゃった。あまつさえ、うっすら笑みまでうかべて。
「しかし、待てよ・・・」(←十六夜清心の 清心の悪人に変わるところの台詞の感じで。) 一生に一度の機会よ、わたくしにとって。 あなたは、いつでも会えるだろうがっ!それに、その本わたくしのだろうがっ!勝手に触ったな!そうよ、さっき購入したのだもん。わたくしの所有物に無断で触れるな。版?なんだかわかんないケチをつけるな! その上、まるであたしがその場に居ないかのごとく、無視することなかれ!
『ねにもつタイプ』 この本を読んでいて、すごーく面白く あぁ単行本を奮発してよかったと思った。 その上、サインしていただいたし。 大事にしようっと思った。 よーく思い返していたら、ちょっとムカムカしてきた。 そういえば、岸本さんとお話してないっ!この先、本人と口をきく機会なんてないのに! 何がフランス大使館の近くのレストランだ。そこで会うなら後で話せばいいじゃん。「私の一生に一度の機会を横取りすんなー」 わたくしの邪魔をしおって。松田め(呼び捨てにさせていただいた。) 会釈1つせず、私の存在を無視して去っていったな。こんちくしょー。
タイトルにあわせて、過剰に腹を立ててみた。事実は事実だけど。こういう出来事って書き方次第ね。

本当はそんなに(ほとんど)、ねにもってない。 

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2007年8月25日 (土)

『ねにもつタイプ』

久々に泳ぐ。体が鈍ってるのがよくわかる。調子はあがらないけど、きもちいい。
ABC本祭で購入の岸本佐知子『ねにもつタイプ』(ちくま書房)を大事に読む。 ちょっと怖いくらいの不思議さがいい。吹き出すトコと、怖不思議な文が、変則的に、
登場。合間合間に、あぁ、これがクラフトエヴィング商會の作品なのねという挿絵をも堪能。クールな顔して、変わった頭の中だなぁ。けっこう気に入った。そういえば、お顔が真矢みきさまに 似ているような。トップスター顔?
トークショーの質問コーナーでも、翻訳家になりたい人に 一度は勤めることを薦めていらっしゃいましたが、本書でも何故勤めることを薦めるか書かれてました。うらやましくらい?!個性的な人が、その職場にはいらっしゃいました。そして岸本さんは個性的な体験を呼び寄せる人だと思う。けっこう働いてきましたが、そんな体験ちょっとしたことない。うひゃー。かなわない。そして、説得力がありました。こんな人を同期に欲しい。あと素晴らしい妄想の数々の中に、ものすごーくわかるものが。というか、それ!知ってる。というのものが。 しをんせんせいとは別な感じで、新たな妄想師匠を発見。これからも読ませていただきます、せんせい。 

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稚魚の会 歌舞伎会 合同公演

昨日、「稚魚の会  歌舞伎会 合同公演」を見てきました。キラッキラした舞台でした。小劇場というサイズの贅沢さ。師匠をロビーでみかけたりというお楽しみもあるしね。今年の鑑賞は、C班一本勝負。
「今昔須磨の写絵」貴公子が優雅に舞う。のどかさ雅さを出すのって大変。船頭此平衛がでてきたところからがぜん面白くなる。荒事だしね。新七さんだからかもしれませんが。隈がよく似合います。 ぐっと乗り出して(気持ちだけ)見ましたが、なんだか落ち着いてみれました。だってうまいのだもの。間とか、感情の表し方とか、形とかが大きくてきれい。安心。鷹揚さがでるなんてすばらしいわ。 途中黄色の紐を手に、松風と争う場で、それがうまいこと「たすきがけ」になるところがすごい工夫だなぁと思う。濃い紫の装束によく映えて、格好よかった。 秀逸なのは花道の引っ込み。本舞台なみの迫力。惜しむらくは 決めた後 一瞬 普通にもどっちゃうとこ。本舞台で活躍している方の緊張感のすごさを改めて感じました。 数秒が惜しいと思うほど、よかった。さがさないと悪いところがないほどよかった。狂乱の松風(京妙さん)と、怒り狂った此平衛(新七さん)の争う場は、見ごたえがありました。あー面白かった。
休憩後は、あの「勧進帳」。定式幕があく前から、なんだか特別なことが始まるぞという緊張感が高まったような気がします。最初は あぁはりきりすぎじゃないのと余計な心配をしてしまった升一さんの富樫も、問答では落ち着いて迫力がありました。控える番卒も、きりっとしてました。ちょっと大きかったけど(強力っぽかったけど)、義経 左字郎さんは品がありました。出の花道での決めも もうちょっとたっぷりと と思ったほどきれいでした。 新蔵さんの弁慶。本当に熱演でした。この緊張感をずーっと持続して、それを1ヶ月勤める本舞台のすごさを、また感じました。 弁慶の必死さに、みているこちらも必死。ひとつひとつ丁寧な所作、台詞でした。その上、感情もしっかり伝わります。なんだか、とってもわかりやすかった。様式的な演目なのに、わかりやすく感じた。 四天王も一人づつ必死で、控えていながらもするどい眼力。ひとりづつに大向こうさんから屋号がかかるところも、それをかみ締めているようで(←勝手な想像だけど)ジーンとしました。 よし、勧進帳を読み上げた、次は問答よ、次は・・と ひとひとつのステップをこなす弁慶よ様子を、皆の様子を丁寧に楽しみました。勧進帳のすごさも、改めて感じました。挑戦する意義を感じました。花道横でしたので、でてくるところから、入っていくところまで、まんべんなく熱い視線を送り、痛くなるほど手を叩きました。 また、来年もきますね!

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夏の風物詩

Photoやっほう♪YondaPandaブックカバーが届きました。2つ分応募。届いたのは、赤と紺でした。うれしか。夏っぽいカバーでしたので、秋になる前に届いてよかった。ちょっと仰々しい大きさ&固さ です。夕立にも強そう。

さて、本日は すっかり夏のお楽しみとなった「稚魚の会  歌舞伎会 合同公演」を見に行く。今年の鑑賞は、C班一本勝負。今昔須磨の写絵と、あの勧進帳の舞台を熱く見る。
稚魚の会も、見始めて3年目となりました。この会を観ることによって、贔屓がどんどん増えます。本舞台のすごさを感じたり、彼らのうまさを感じたり。こちらもしゃきっとしてくるほど、必死でひたむきな舞台を見るのは なんだか気持ちのいいものです。
その後、グランドアーク半蔵門という小洒落たホテルへ。なんだろう?と思ってたあの建物は、ホテルだったのね。お茶でもと言いつつ、生ビールを。皇居の緑を堪能できる窓からは、国立劇場みえて、なんだかうれしい。ここはいいなぁ。気に入っちゃった。また来たいなぁ。
さらにその後、神楽坂へ向う。「拝啓、父上さま」を見て、行きたかった街&博多座での忘れらない味”水炊き”を堪能するためにね。夏は水炊き!でしょう。暑い日には、熱い舞台みて、熱い鍋料理食べて、暑っ苦しく語り合うのだ!人情も厚いよ!?と勇んでお店へ。 ところが・・いい鳥がはいっていないとかで、今日は水炊きはありませんでした。おすすめというセットを注文。うまい!うまい!今度は、水炊き目当てで また来たいなぁ。 カウンター席みっちりと客が並び、お店の人や隣に座った人ともお話しつつ、たらふくいただく。なんだか大人になった気がした。

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2007年8月23日 (木)

第39回 野村狂言座

前回、病欠した狂言座。今回はしっかり観劇。昨日の演目は、水掛聟、盆山、膏薬 煉、薬水。
能楽堂にくるの久しぶり。やっぱりいいなぁ。
「盆山」のシテは、野村遼太くん。もう遼太さんという立派さ(高校生ですが) 基本に忠実で、きっちりと演じる様子がとても新鮮でした。味とかそういうことでなく、きっちり基本をなぞる姿が美しく、ひとつひとつの動作を集中して鑑賞しました。とてもよかった。
「膏薬練」は万作師・萬斎師親子共演。 鎌倉と上方の膏薬練が自分の膏薬のすばらしさを自慢しあう。突拍子もない代物があれこれ出てきます。ここぞという目立たせたい言葉が、きちんと目立って聞こえました。「あたりまえのすごさ」にはっとしました。 その聞かせる技を しみじみうまいなぁと思って鑑賞。 ダラダラしゃべらないし、ダラダラ動かないってすごいこと。 見てる分には自然。その自然さを出すその技術を 強く感じました。すばらしい。 番組案内の裏表紙に「お知らせ」として、小さく国宝認定の記事がでてました。おくゆかしい。 
素囃子「神舞」は出だしの大鼓の一声と同時に、わーっとはじまった。かっこいい。
最初の「水掛聟」は、聟と舅が田の水を取り合う話。ついには、腹を立てて水を掛け合う。しかも手で掛け合う。 妻が聟の味方をして、舅は「もう祭りには呼んでやらんぞ」と淋しく怒る。おしまい。
最後の「薬水」は、養老のパロディ版。若返りの泉の説明を受け、翁4人で「ちょっと飲みますか?」とのんきに泉に向う。いやぁ、ワシばかり若返っても、ばぁさんがそのままでは話にならんわい。ここはひとつ呼んでこよう(意訳)と、曲がった腰をあげると、「いやぁなーに、ワシらがうまいこと若返ったら、ばぁさんのことはおいておいて、若さに見合った若い娘っこと一緒になればいいじゃろうが(かなり意訳)」という。胴慾(どうよく・無情)だなぁという翁、ワシらは同心じゃという翁。 結局 なんの迷いもなく4人で泉にいき、みるみる若返り、これ以上にのんで赤ん坊になったらかなわんのう、ほっほっほっほっ。と1つ見事に舞って去っていく。おしまい。 
ドタバタにならないのがいい。型の力は偉大。
あーいいねぇ、こんな解決方法。解決にもなりゃしないような。 こういう世界には戦争はおきない。狂言万歳。

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2007年8月22日 (水)

『朧の森にすむ鬼』

Photoあっ!かかとの皮がべろっと剥けてる。ひぇー。  ん? でも痛くない?  シールでした。脅かすなよぉ。(でも、マンゴーのシールなので許す) 


染五郎丈が、舞台挨拶をするらしいよ!ということで昨日 『朧の森にすむ鬼』の試写会に連れて行っていただきました。おおきに。
染五郎丈は真っ黒でした。サイパン焼けらしい。サイパンにいくのか~と妙にひっ かっかる。阿部サダヲちゃんはうまいね。こういうトークも。小声で惹きつけるもん。マスコミのカメラで半分しかみえなかったけどさ。 真木よう子の、ボツボツと覇気がないしゃべりも好感。あと いのうえひでのりもいました。 ひとりだけ張り切って キラキラの格好をしてきた染五郎丈は、なんだかキュートでした。
ゲキXシネとかいうものをはじめてみました。ゲキXシネ とXが入っているとことが新感線ぽい。映画じゃなくて、舞台を撮ったものなのね。いろいろなものがプラスされて映画から進化してるけどさ。 基本的知識があまりにもなく、舞台か・・・と驚いた。 確かコレは昨年末 演舞場でみたはず。 わめく芝居になれていないので最初の方、何の台詞を言っているのかすらわからなかったような・・・すまん、それは獅童の演舞場公演の方であった。 大スクリーンでは、いろんな角度から、いろんなとこや表情を拾っていて、非常にわかりやすかった。 生では大きすぎな音と思ったが、映画館では迫力の大音響となりました。一日中ちょっとねむたかった日だったのですが、そんな私を寝かせませんでした。大音響で。いえ面白くて。派手さが映画に向いているかも。洋画のように派手でした。(いい意味でね)
これ、舞台を見たときに よくできた話だなあと思いました。映画だと よくできた話+うまい役者のうまさ という点が更にに引き立ちました。 染五郎、阿部サダヲ、秋山菜津子、高田聖子、古田新太、真木よう子、とても魅力的でした。 染丈はみせるね。止まった形がきれい。 サダヲちゃんは、うまい。芝居も間も動きも。うんまぃ。おまけにおかしい。 聖子さんは笑わせつつも、ニヤリとさせたり ちょっとジーンとさせたりする。新太ちんは文句なくかっこいい。なぜだろうと思いつつも格好いい。
ゲキXシネをみて、逆に生で見る方が勝つ点を感じた。生の方が、より愛らしく・より格好よくみえる。勢いとか雰囲気とかで惚れさせるのかな。現場はパワーが強い。映画は話をより しっかりみせる。 舞台好きとしては、なぜわざわざ映画でって思うとこもちょっとある。それは歌舞伎座や演舞場が近くにあるおごりなのかもしれません。 
面白かった!しかし180分は長い。休憩15分という映画を初めてみた。帰る途中に日付が変わったもん。 あと、きれいでした。映像が。 役者の表情のすごさも実感。うまい人のね。(スクリーンは残酷)

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2007年8月20日 (月)

水と生きる

先日、サントリー美術館 開館記念展Ⅱ「水と生きる」展にいってきました。
ミッドタウンにてリニューアルを祝して、サントリー美術館のレギュラー会員になってみました。なので、せっせと通ってみた。
今回の展示テーマは水。流れや滴、青い色、水といってもいろいろな捉えかたがありますね。
今回は昼間と夜間と2回行ってみました。マリア・ルゴッシーの強化ガラスでできた作品の色が違っていたの驚いた。夜の方がキレイな緑で、神秘的。昼間は、黒さがにごって猥雑感が増すように思った。 
「道成寺縁起絵巻」もでていました。安珍を追っていく、清姫がどんどん蛇になっていく様が絵巻になってます。顔に隈が入り、首がたるんでシワシワになり、全身が鱗化していく。ついには着物が抜け殻のように落ち、蛇というか龍になっていました。安珍を慕って、帰りにはきっと寄って下さいねといったのに、遠ざけられたことを恨みに思いと書かれていました。つきあっていたわけでは、ないのね。ちょっと思い込み激しすぎでは。
藍染めの布団地が数点出品されていました。「雪中筍採模様筒描蒲団地」雪持ち笹に、筍の図柄。藍の活かしたデザイン。本朝廿四考にある場。親孝行の若者が雪の中、母のために筍を探すと、その季節にはありえない筍をみつけることができるという説明がついていました。 その昔、「通し狂言ってなんだろう?」と思い、国立劇場へ観にいったなぁと思い出しました。そう、あれは文化の日でした。1人でドキドキしていきました。はじめて自分で1等席を買った歌舞伎公演だったかと思います。&初 新之助観劇。(おっそろしく格好よかった。) そして、親孝行の弟が やっとの思いで雪の中から掘り出した筍を、團さまが横取りしていった場面を思い出しました。あーひどいわぁ、團さま。歌舞伎のおかげで、いろいろ楽しみが広がります。蒲団地の前にウフフと思い出す。 
円山応挙の「青楓瀑布図」のイヤホンガイドでは、滝の流れる音をバックに解説。うーん、アイデアはアイデアだけどねぇ。それは私の頭の中で想像したいなあと思った。江戸博の肉筆浮世絵展でみた北斎の滝の画には、そういう音を想像させる力があったもの。でも、他の作品でドビッシーをバックに解説っていうのはよかったな。なかなかいい解説なの。声もいし、でもちょっと説明が長い。見学者の流れが止まっちゃうかな。広重の江戸高名会亭尽「両国柳橋 河内屋」なんてのは解説のおかげでより面白くみれました。イヤホンガイドはなかなか難しいものですな。会員には無料で貸して下さるので借りてます。
「水」ってことで、アルプスのおいしい水の給水コーナーがあったのが面白かった。記念に飲みました。参加するの好きなのでね。

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2007年8月19日 (日)

納涼歌舞伎1部

父と納涼歌舞伎1部鑑賞。これで3部制覇! 3階なので、浴衣で。これで浴衣は着納めかな。
毎年、1部の若者達のまっすぐな芝居が楽しみです。今回も、「磯異人館」にとても期待していました。その期待は裏切られることなく、それどころか大感激。いやぁ、いい話だ。というかなんとも切ない話。最近、若手実力No.1よ!と、勝手に思っている勘太郎さん。うまいっ。それに、+観客の心をギュッとつかむようになったねぇ。(エラソウ)ぎゅっとつかまれました。「周さぶろぉーーーーー」という最後の場面で、一瞬 場が止まったように感じた。びっくりした。魅せられました。

薩摩藩で、生麦事件の際に異人を斬ってしまった父を持つ勘太郎・松也兄弟。武士道を重んじ、正義感強く血気さかんな弟 松也くん、薩摩藩に人質同然に預けられている琉球王室の娘 七くん、ルー大柴の様になぜか怪しさ満点の英国技師 ハリソンの亀蔵さん、絵に描いたように権力をかさにきる家橘さん、まさしく その息子といった感じのまことに憎たらしい橘太郎さん。勘太郎の親友で、正義の見方そのものといったいい人 猿也さん、その中心に松也くんの兄 勘太郎。武士であるが それよりも薩摩切子の職人といった風情。ガラスに向ける熱い情熱とか 琉璃さんと初々しく話す様とかがかわいい。役者はそろったという感じ。時代に翻弄されつつ、それでもなお真剣に暮らしている姿に泣きました。あー参った。ちょっとつっぱしり気味の松也くんは男らしかった。猿也&橘太郎はうまいねぇ。七君はけなげで、品があるし。とにもかくにも勘太郎ちゃんのうまいこと。ところどころ、お父さんかと思った。あー来年も楽しみ。何をやるかしらないけど、何をやっても楽しみ。大満足。

TVで「出口のない海」を鑑賞。TVはTVだなと思う。映画は映画館でみるべし。しかし、きれいな顔だなぁ。 戦争の理不尽さを思えば、今の理不尽な事々は なんてことないな。

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2007年8月18日 (土)

この本は本当にいい!!

今日は、青山ブックセンター青山本店にて開催の『ABCブックフェス2007』~この本は本当にいい!!~に行ってきました。まっすぐで、いかしたタイトル。
「本のお祭り」なので、作家が焼きそばを焼いているのでは?という想像(妄想)をしつつ向かいました。そういうお祭りではありませんでした。クイズラリーに参加して、あれこれいただいちゃった。 たんまり本があっていい場所。協賛作家による、水に関するお気に入りの一冊を紹介する冊子をいただきました。ゆっくり楽しもうっと。
我が友が『岸本佐知子+クラフト・エヴィング商會トークショー』のチケットをとってきてくれました。こういう企しものに参加するのは初めて。センスがあり、かつ気の会う人たちのトークというものはなかなか面白い。満足。 書籍購入者にはサインをしてくださるということで、岸本佐知子さんの『ねにもつタイプ』と、吉田篤弘さんの『それからはスープのことばかり考えて暮らした』を購入。サインはうやっぱり単行本にと思って。大事にしようっと。岸本さんがかっこよい女の人でびっくり。もうしぶんないじゃん。吉田浩美さんのかわいさにもびっくり。仲よさそうで、なんかいい。しをん先生のお話(コミケ話)もちょっとでてきて嬉しかった。楽しかった。
帰りに、浅草へ出て永井荷風ゆかりの蕎麦屋「尾張屋」で、上天せいろとビールをいただく。毎週末、浅草で揚げ物を食べているぞ?!ライフワーク?!

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2007年8月17日 (金)

『1ポンドの悲しみ』

石田衣良の『1ポンドの悲しみ』(集英社文庫)を読む。またまたナツイチストラップをいただく。おおきに。
30代の悩みという共通テーマのある、短編集。 若干できすぎと思った。こんなに恵まれてたらいいじゃんとも思った。生きがいのある仕事をしてるけど恋も!というような。でも、年代をうまくとらえた1冊。本好きの人にしか惚れない人の1編が好き。
そういえば、わたくし ギラギラするわよ!と いきまいていたのに、全然ドキドキしてない。ダメじゃん。とちょっと反省などしてみた。

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横須賀美術館

本日はプチ夏休み。横須賀美術館へ行って参りました。今年のGWにオープンしたばかりの この美術館気になってました。
目の前は、海。エントランスの前は広々とした芝生。その先に海。後ろはうっそうとした森。展示室を地下に配した美術館は、低い1階部分のみ地上に現れ、自然を邪魔しないすてきな建物でした。
21_21 DESIGN SIGHT同様、バカみたいな巨大な建築物の多い中、本当にすてきな設計です。室内にはいると、丸く切り取られた窓からポカンと空が見えたり、海が見えたり。この暑さの中、建物に入り まぁるい窓から外を眺めると、ひざしまでやさしく感じました。この建物に入るためだけでも、行く価値があります。鑑賞後、夕暮れの海をみながらカフェでお茶を飲んで、ぼーっと船の行き交う様をみていました。のーんびりしていつまででもいられそう。
まずは、
企画展「アルフレッド・ウォリス -海に生きた素朴画家-」。実は、美術館に行くのが目的で、この企画になんの興味もありませんでした。他の美術館でみたチラシにも興味がわかず。 あー甘かった。本物はいい!アルフレッド・ウォリスは、70歳になってから、絵を描きはじめた人です。写真をみるとなんとも頑固そう。船にのっていた彼は、多くの海の船の絵を描きました。その寸法や向きはむちゃくちゃなのですが、ものすごく伝わるものがある。嵐のさまや、入り江にいる船のおだやかさが。船にあたる波のようす、帆にあたる風の感じが伝わる。色あいがなんともいい。灯台が描かれると、そこには何か安心感がある。 彼は、身近にある厚紙や板きれに、船舶用のペンキで絵を描きました。 厚紙、板といっても、どれも切れ端。 ここは、箱の耳ではと思わせる形の厚紙の上に、船乗りだけが知っている海の世界がところせましと描かれていました。素朴と、ひとことで言ってしまいたくない、あったかいものがありました。 あー本物を見に行ってよかった! 偶然ウォリスの家の前を通りかかった、画家ベン・ニコルソン、クリストファー・ウッドが、壁に掛かった彼の絵を目にし、衝撃を受け、理解者を得ることになる。 原美術館でみたヘンリー・ダーガーのように、よい理解者が現れたからこそ、こんにち私が彼の絵を見ることができたのですね。展示の一番最後に、彼のお墓の写真がありました。緑の芝生の上に、バーナード・リーチ作の陶板によるその墓は、色あいがとても美しい。今までみた中で、一番きれいなお墓。こういうところい入りたいと、お墓をみて初めて思った。
常設展も、すばらしいらしい作品が目白押し。どうしてこんなにすばらしいものを持っているのだろうと首を傾げつつ鑑賞。見ごたえのあるものでした。くたびれた。

最後に週刊新潮の表紙を描かれた、谷内六郎館を鑑賞。本物ってすごいとまた思う。なんてかわいらしいのだろう。つばめフィルハーモニー訪日という作品に惚れました。その視線のよさと、タイトルのよさで、だれしもが絵の前で、にっこり。幸せを呼ぶ人です。ありがとう。

プチ夏休み堪能

Photo ←これは、来館記念として自分に買いました。綿でできてるし「てぬぐい」として使ってもいいかもしれませんね?!かまわぬ製ですし。あくまでも、記念品ですってば。(もう、これ以上てぬぐいを買わないというマイルールには、何かと苦労します・・・)

その後、横浜で中華のビュッフェへ。もう、何も口にしたくないほどたらふく食べました。どうして、あんなに食べたのか自問自答。だって苦しいのだもん。ふかひれ姿煮がメニューにあるビュッフェが悪い。そのまま食べても、おかゆにいれてもおいしいのだもん。 あー胃も心も満喫な、プチ夏休みでした。

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2007年8月15日 (水)

納涼歌舞伎3部

昨晩、歌舞伎座にて納涼歌舞伎3部を鑑賞。裏表先代萩。裏表ってなんだろうとおもいつつ鑑賞。お稽古仲間と師匠ご夫妻との観劇でしたので、最初からウッキウキ。歌舞伎も、歌舞伎座も、売店も何もかも楽しんでいただなくっちゃ!と空まわりするほど。
前回観た通し狂言の時は、このヒトはあのヒトだったと 思い返しつつみる。そうすると、筋も面白いようにスラスラと思い出す。(こういうことでは、記憶力抜群になります。仕事では全くいかされていないのに。)そういえば、前回 あのお裁きの場で、仁木弾正だけ、どうして裸足だったのだろう・・
最初の花水橋の場は、同じ仕様。七くんは、福助さんだったなぁと全くもって余計なことをかんがえつつみる。次の場は、途中で、これが、栄御前がもってきた献上の菓子の中に入れた毒ね!など、あれこれ はっとしつつみる。橘太郎さんが端整でした。
もう、勘三郎さん出すぎ!他の方にもお役をまわしてあげたらいいのにと思う程。うまいのだけど、いかんせんですぎ。ひとつひとつお役を印象深く演じることで、不思議なことに 1つ1つの場面の話の印象が薄くなってしまった。なぜだかわからないけど。どれも、濃すぎて逆に、全部が薄く感じるというか。ちょっともったいないかな。正岡と八汐の場は、あれ?もっとよくてもいいのにって思った。なんだか短かかったから。
でも、思い返してみると最後の決闘の場もいいし、お裁きの場もいいし、殺しの場もいいの。不思議だなぁ。
あと、舞台であんなに大きいのに、花道をでてきたところでは、勘三郎さんとても小柄で、改めてびっくり。かわゆらしいほどでした。
伽羅先代萩を何度もみてきたからこそ、表と裏のぐあいが面白いなぁとしみじみ思う。初見の人にはどう写るのかな。
仁木弾正は、勘三郎さん、男之助は勘太郎さん。親子競演。最近、勘太郎さんをみるたび、うまいなぁとうなっているのですが、今回は若いなあと思った。男之助や仁木弾正ってむずかしいのだなあ。あんなに短く台詞も少ないところで、がっちり魅せなければならないのだもの。
今回は、2等最前列の花道端に座って観劇。仁木弾正のひっこみをこんな風にみたのははじめて。イヤホンガイド利用者からの一口メモで、雲の上を歩いているような歩き方としりました。ほぉ。 じりじりと腰をひくく じわじわ迫ってくる様が、腹に逸物ありそうで、妖術使いそうな迫力がありました。本当の蝋燭の灯りにとともに、あのジリジリ歩みくる姿が、目にやきついた。

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2007年8月13日 (月)

ルオーとグロテスク

先日、松下電工 汐留美術館に、「ルオーとグロテスク」展をみにいってきました。汐留というちょっと足が向かない場所にあるのですが、ここは好き。こじんまりしていて、品よく、疲れすぎない量の展示が気に入ってます。ルオーをいっぱいもってますし。ルオー、好きです。
地下室で生まれた自らを「カタコンベの画家」と読んだルオー。表面的な諧謔(かいぎゃく)の裏面には辛辣な風刺の毒が隠されているというのがテーマのようです。 グロテスクって悪くない。
一番気に入った作品は、『法廷』 法廷という作品の、底が知れない深い漆黒に魅せられた。友人につれていかれた法廷で、ルオーは黒い縁無し帽と、赤い法衣に興味をもったそうだ。とにかく、黒という色にみせられる。よくみていくと、そりくりかえって座る判事の偉そうな態度が滑稽。吸い込まれるような黒の色だった。深い色。
特別協力 出光美術館とありました。まったく同じサイズの同じモチーフの2つの作品という組み合わせが数組ありました。1つは色をつかったもの。もう1つは白と黒の、あの厚塗りの筆のもの。厚塗りの方が松下、色をつかったもの(下絵)は出光美術館のものというパターンが多かった。2つあるとその雰囲気の差が面白い。出光も、ルオー沢山所有しているのですね。
さいごの展示空間のテーマは、聖と俗。キリストの作品が多かった。壁に12点の作品。そこに、右上2点・左上2点・右下4点・左下4点と区切り、その隙間に光があてられ、光で十字架がつくってあった。作品の重みが活きた展示方法だった。やるなぁ。

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2007年8月12日 (日)

納涼歌舞伎第2部

納涼歌舞伎第2部鑑賞
3階なので、浴衣で鑑賞。切符の売れ行きからみてみると、第2部が一番人気らし い。こちとらも、張り切って出かけました。
『新版 舌切雀』渡辺えりこさんの歌舞伎作品をみるのは2度め。勘三郎襲名前の勘九郎さん最後の舞台『今昔桃太郎』の時にも感じたのですが、もうてんこもり。てんこもりすぎ。あの人のこの人のいいとこ見て見てと、ぎゅんぎゅん。舞台転換の間もどっかで踊ってたり。お気持ちはわかりますが・・・。つねに大勢の人がでて、それがみんな動いてしまうと、歌舞伎らしい所作が活きないなぁ。ちょとグダグダしました。面白かったのですがね。派手だし。派手すぎだけど。うーん。思い切ってばさっり1/3ぐらいにするとどうでしょう。途中で何も関係なく、勘三郎さんと三津五郎さんの善玉悪玉の踊りがちょっと出てきました。うんまいねぇ。 
『ゆうれい長屋』2部最初は、ゆうれい長屋。これがいい話。みんな浴衣いっちょうの長屋話。桶やの三津五郎さんちの隣は、秀調さんの魚屋。おかみさんの右之助さんが、ちょっと三津五郎さんちにいったりすると妬くの。かっこいい。早くけぇってこいって呼ぶの。 みんな職人でね。いかしてる。 いい話だなあとおもったら山本周五郎さんでした。5月の泥棒と若殿もよかったなぁ。なまけもの弥六が、どうどうと「働くのだけはごめんだよ」といったりするのだけど、憎めない。あっちもこっちも憎めない。そして、又蔵(勘三郎)は、ジーンとするようなことをいうの。幽霊なのに。あの間がすばらしい。 みんな達者だし、いい話だし、満喫。これからも、もっと山本周五郎作品が歌舞伎でかかるといいなあ。気に入りました。声に出して笑っちゃった。

観劇後は、浅草へ。いしいしんじ氏の文章にでてくる「Gallery ef」へ。気になっていたの。ジョエル・ビトンの映像インスタレーションを鑑賞。絨毯に映し出される庭を、その絨毯に乗って鑑賞。自分の影になったとこだけ、映像が映るの。??? おかしい。 帰りにはみ出すほどの天丼を堪能し、満腹のおなかをさすりつつ、都営浅草でびゅーんと帰宅。

追記;
舌切雀で舞台上で琴をひいてました。途中、胡弓もひいておられました。あと一つで阿古屋じゃんって静かに思った。

追記2;
舌切雀はえりこちゃんの強い思いは感じとりましたが、したいことがつまりすぎ。愛が大過ぎとでも申しましょうか。 がんばれ、えりこちゃん!じゃなくて、がんばりすぎないように がんばって!
逆に、本来の歌舞伎の絶妙な舞台配分の妙を実感しました。 

 

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2007年8月11日 (土)

谷中散策「朝倉彫塑館」

浴衣着て、日傘さして、谷中を散策してきました。先日、教育テレビで桐島ローランドが来訪していた「朝倉彫塑館」に行って参りました。ローリーが行っていたから行きたかったのかも。いやぁ、かっこよかった。ローランドが。 もちろん、彫塑館もね。 
しかし、暑かった。
「朝倉彫塑館」は、日本彫刻の祖 朝倉文夫の自宅記念館。まんなかに日本庭園。鉄筋コンクリート造りのアトリエと、数寄屋造りの家屋が合体。広いの。「朝倉先生、どちらにいらっしゃるのですか?」と弟子気分でウロウロしました。磨きこまれた床、階段はどこもかしこも凝っていました。とびっきりすてきなのは書斎。夢のような部屋です。重厚で。大きな机の周りには、一面の書棚。美しい。和とじの本は謡本?趣味のつりの釣竿の仕込み杖などもあって、なんとも落ち着く部屋でした。しかし暑い。日本庭園を囲む部屋は風がそよそよ吹いて、あーいいねぇなんて思ったけど・・クーラーの効いたアトリエに入ると天国。やっぱり人工でいいから冷風をって思っちゃった。ゆるーいクーラーでしたが。あと、年表をみて、朝倉文夫さんのお嬢さんが朝倉摂さんと知り、驚いた。
 
彫刻作品制作していた館だけあって、いろんな工夫がいっぱい。仕掛けがあるらしい床に作品を置き 登って上の方を作成するのでなく、作品自身を床下へ下げて作業をしたりとか。 いちいち手書きで、ここでスリッパをお脱ぎくださいとか、ここから元の部屋へ引き返してくださいとか、この部屋はあけないでとか指示が多いのがおかしかった。
部屋にあふれるブロンズ像は、いきているかのようでした。筋肉が美しいの。変ないい方ですが。 ダビデとか、外人じゃなく日本人なの。そこがよかった。あー同じ人間なのだなぁと思って。美しすぎないとこがいい。 人と同じような寸法のブロンズは、若い人は若々しく、墓守はくたびれた感じが、顔をみなくてもわかる。筋肉で。 応接間に、骸骨の標本があって、あー正確な骨格って必要なのだなぁと思った。
あちこちに作品があって、雰囲気のよい館。作品を飾るというより、お屋敷に必要なものって感じ。 また、違う季節にも、是非きてみたい。すずしくなったら。
帰りに、谷中銀座で甘味。土地感が全くないので、嗅覚を頼りに甘味処を検索。いきあたりばったりを楽しみました。コーヒー飲んだり、アイス最中食べたり、醤油せんべいを1枚食べたり、最後はかきあげ蕎麦でしめ。暑いけど、浴衣を着て楽しかったなぁ。
正しい日本の夏を楽しみました。

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2007年8月10日 (金)

動物園 動物園 海

仕事帰りに、夜間特別公開している恩賜上野動物園に行ってまいりました。8/10~16だけ夜間延長営業しているという情報をメトロで入手したの。夜、カレらは何をしているのか見物してきました。おさるとだけどね。
不忍池のほとりでは夕涼みのビアガーデンもあり とか、夕方から飛び始めるコウモリをの声を変調機で聞くなんてイベントもありと読んでワクワク向う。海外旅行をしたときには、動物園に行ったりするのですが、何故か上野は子供のころに行ったきり。やっぱり、いいねぇ。 動物園にいくと、檻から檻へ走って移動したくなっちゃう。
蒸し暑い一日でしたので、昼間は動物たちもぐったりしてたでしょう。夜になったけど、まだややぐったり。毛むくじゃらだもんね。暑いよね。横たわっているパンダをみて、やっぱり熊だなあと思いました。大きい。背中しかみせてくれなかったわ。 おさるたちの檻はベビーラッシュ。
小猿ちゃんがあちこちに。動き回ってかわいい。 象はつながれて気の毒。 雉やエミューを横目にみつつ、不忍池のほとりのビアホールコーナーへ。 机にはランタン。目の前には蓮の密生した池。 風がそよそよふいて、手元には冷えたビール! 最高です。 暗くて、なかなかロマンチック♪ そのまま閉館時間まで、楽しく飲んじゃた。 あんまり動物をみていない気も・・・ 気のせい気のせい。 久しぶりの動物園は、やっぱり楽しかった。

「動物園 動物園 海」 これは、松尾ちゃんが映画 『図鑑に載っていない虫』で言ってたセリフ。「ずーずーしぃー」のコト。かわゆい。

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2007年8月 9日 (木)

ロマンス

「ボクの可愛い天使ちゃーん」
昨晩、母と世田谷パブリックシアターへ「ロマンス」を観に行ってきました。大竹しのぶ出演で、井上ひさしの本というだけで切符を申込ました。松たか子ちゃんもでるしね。 行ってみたら、チェーホフの生涯についてのお芝居でした。チェーホフ!?
そんなに愛情をもてる印象がありませんでした。ワーニャ叔父さんを見に行って、 休憩時間に帰ったことすらあります。柄本明さんとこの「櫻の園」が唯一面白かったくらい。うーんチェーホフ。
ところがね、愛すべき人でした。チェーホフ。井上ひさしさんの描く世界にいる人間は、必ず愛すべき何かがあります。そういうお芝居の中心人物「チェーホフ」は、なかなか魅力的な人であり、劇的な人生をおくった方でした。こういうのを波乱万丈というのですね。
舞台の登場人物は、6人。青年のチェーホフ(井上芳雄)、青年のチェーホフ(生瀬勝久)、壮年のチェーホフ(段田安則)、晩年のチェーホフ(木場勝己)。妹のマリヤ(松たか子)、女優オリガ(大竹しのぶ)。休憩15分をはさみ、3時間10分という大作を、芸達者な6人が、いろんな人になって熱演。とにかく魅せられた。シンプルな舞台、シンプルな装置、ピアノ一台(後藤浩明)という徹底的にシンプルな舞台には、上等なものが溢れていて、うなりました。
派手にしたり、豪華にしたり、効果音を使ったり、そういう驚かしの一切ない芝居は、じわーっと心に染みました。ところどころ大笑いさせてくれるし。人の生活に笑いというのものが、いかに大切か教えてくれる作品。医者より、薬より、効き目があるのは「笑うこと」。実は、チェーホフは笑うことを目指した人でした。笑うことの大切さを、人生においてなんども実感してきた人でした。モスクワ大学で医学を学び、ドクトルでもあったそうです。そして、13歳の時に、こっそりみたボードヴィルに大感激して、一生に一度でいいから、こういう作品を書いて、笑わせたいと思った人でした。なんとまぁ! 
ドストエフスキーや、チャイコフスキーと同年代の人。いろんなことにも、ほーーーーっと驚きました。チェーホフが好きになりました。次に舞台をみる機会があったら、演出家や俳優の思い入れを越えて、チェーホフが描きたかった「笑い」の部分をしっかり感じてこうようと思う。
医療で、人を救うことに見も心も財産も費やした人でした。チャーホフは。 人が必死にあがいて、がんばって生きている様に、こっけいな点を見出す愛すべき人でした。チャーホフは。 献身的で、美しく、常に自分を思いやってくれる妹を持つ人でした。チェーホフは。 そして、妻へ膨大な量の手紙を書き、冒頭に、いちいち「僕の可愛い天使ちゃん」という甘い書き出しではじめる「ロマンス」の人でした
こういうステキな事実は 調べればわかることです。しかし それでは、こんなにじわーっと心に入ってきたりしません。
いいお芝居でした。
晩年に、病で体がボロボロのチェーホフ夫妻が、ころがって笑いあう場面があった。2人だけが共有するささやかな笑い。特別おかしいことでなく、そのささやかな笑いをうむためには、相手はこの人じゃなきゃいけない。 さっきまで妹を巻き込んで、大喧嘩してたのに。正しいこと=人生に必要なことではないんだという、なんかその強大な夫婦の力に、まいったなあと思った。なんだか涙が出てきた。あの場面は、とてもよかった。あの芝居にも、世の中の夫婦にも、まいったと思った瞬間でした。生活の中に、ちょっとある「笑い」。独りものには、まぶしく思えたほど。 「笑う」ってことの偉大さを、しみじみ思い出した。
医学部の最終諮問で肺病について、わかりやすく答えるの。結核菌は空気ととても仲がよいので、肺を住みかとする。ロシアの寒く劣悪な環境が、空気を汚し、空気感染により結核が広まる。そして、チェーホフ自身も、青年期より その結核に悩まされる。というところが、実に巧みだなあ。 あちこちに伏線があり、思いで 貧困も病気も、いろんな障害をはねよけようとする。 いやはや。うまい芝居の力を実感。
8/3からはじまったこのお芝居は、2ヶ月くらい上演するそうです。おすすめ。
そして、今日の感想にはやたらと「チェーホフ」という単語が。いったいいくつ?

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『黄色い目の魚』

昨晩、帰りに人形町にでたら「せともの市」をやってました。ああいう屋台が並ぶと、特に欲しくないのに、「何かひとつ。(急須でも)」って気分になります。不思議。 人形町は、いろんな市が立つので楽しい。

ヨンダパンダブックカバーのために購入した、佐藤多佳子『黄色い目の魚』(新潮文庫)を読む。
また、名作と出会いました。
もともと子供の視線という作品は、好きです。「ものを言わない」という、より強い思い・気持ちというものにはっとします。誤解されても、助けがほしくても、なすすべもなく、じっと黙って待っている。待っている気持ちを汲み取れない親。 そういう気持ちを書いたものは数多いですが、これは、秀作。「言わない」気持ちが実によく伝わってきた。 ぐっと噛み締めて暮らしていく様がとても、かっこいい。クラスの子の薄さも、怖さも、うまい。自分の子供時代について考えたりもした。
"みのり"と"木下くん"が、お話の中で繋がったときには、もう鳥肌が立ちました。同じ話なんだ! あと、手紙の威力にも感動。 
大あたり。

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2007年8月 7日 (火)

『笑う招き猫』

山本幸久の『笑う招き猫』(集英社文庫)を読む。集英社文庫で面白かった聞けば、今読むべきだわと思い購入。これもハチのストラップのため。そんなに欲しいのか、わたしよ。
でも、これは面白かった。28才独身、アカコとヒトミ 漫才コンビ。初舞台が書き出しの場面。現実に翻弄されながらも、やりたいことのために貧乏する人達の奮闘記は好き。登場人物の描写もいいしね。あたりでした。

今回は、本を読んで泣いているハチくんのストラップでした。これもかわいい。お会計後、「これ お持ちになりますか?」と1つ手渡してくれました。紳士だねぇ。さすが丸善。

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2007年8月 4日 (土)

漫画祭り

今日の漫画は、椎名軽穂の『君に届け③、④』(集英社)
でてくる人の性格が、みな憎めなくて。いいねぇ。青春サイコー。いじめから立ち直るきっかけの、1つの成功例をココにみたよ。貞子のように、正攻法で生きてみようかしらん。
今日は、暑い一日でした。ならば我が家で漫画祭り。ということで、bassoの
『クマとインテリ』も楽しむ。Basso?? あと、黒田硫黄の『セクシーボイス アンド ロボ』も楽しむ。あたくし、TVドラマ版を一回としてフルで見たことがなかった。バカバカ。録画してまで楽しむべき いいドラマだったのになぁ。最後の10分だけみても泣いちゃったりしましたもの。ちょっと趣きが異なりますが、なかなかグッド。(こっちが大元ですが。)昨晩は、『のだめカンタービレ⑰⑱』も、楽しんじゃった。お借りしたものは、あらかた読んじゃいました。いいものだけ読めて、幸せものですアタクシ。

土曜の夜はプール!なので、今日もはりきって泳いできましたら・・・プールからあがったとたん胃が痛くなった。なぜだ。お借りした最後の漫画、菅野文『オトメン(乙男)①②』を読んで、早く寝ようっと

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2007年8月 3日 (金)

Let's 禅

ほんとうに、ポスターに「Let’s ZEN!」と書いてあったのですって。
7/31からの国立博物館の平成館ではじまった、足利義満600年御忌記念「京都五山禅の文化」展を見てきました。とにかく、期間最初の金曜にいく!というのがマイルールなので。最初の夜間公開日が、期間中で一等すいている日だと思い込んでいるの。
京都五山第二位相国寺の協力を得ての開催だそうです。今年はとかく、相国寺と縁があるみたい。中国風の禅文化が、京都にどのように受け容れられ、定着していったかを辿る展示。
実は禅文化に、そんなに興味があるわけではない。とくに、何も期待せずに向ったのですが、なかなか面白かった。宝物は蔵に保管されているか、参詣者が立ち入り出来ない奥深くに安置されているものらしい。お寺に参詣してみせていただけるのはお庭とか、建物とか、襖絵などだから。いいものは隠してあったのであった!
金ピカに飾り立てられた仏像関連のイメージとは異なり、禅僧はまじめです。渋いというか。そうか、仏じゃなくて僧の坐像なんだ! これが、また、いいの。大発見。 創建当初から、金などつかわない像は、正確には感じ取れてはいませんが 深い思想を思わせ、見ごたえがありました。 
将軍家と五山僧という展示が、一押し。金閣寺の模型を中心にしてあって、あーこれが本来の金閣寺なのだとしみじみ思いました。焼失前のすばらしいこと。
愛知県 實相寺の、南北朝時代の釈迦如来が面白かった。今までにみたことのない質感。京都 鹿王院の十大弟子立像のリアルさも、すばらしい。動き出しても不思議じゃないほど。今の世なら、彫刻家としているのではなかろうか。
東京国立博物館ニュースを読みながら帰宅。「注目!今回展示する作品はお寺では、ほとんど見ることができません。」とかかれてました。面白い企画ですね。お茶会や坐禅会などイベントもいい。
最近は、展覧会をあおりすぎていて いけませんね。正しい展示を見に行ったような気がしました。なかなか。

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2007年8月 2日 (木)

『気になる部分』

貸与された漫画たちの中に、ひっそりはいっていた岸本佐知子の『気になる部分』(白水Uブックス)を読む。
はじめてよみましたが、いやぁいいね。いかにも、私の好きそうなナイスエッセイ。
被害者意識に満ち満ちた卑屈なのだけどおかしい妄想から、ちょっと怖いような見事な空想まで、すみからすみまで堪能。見事。子供時代の残酷さなんて、さすがの描き方。この人が翻訳している本までが気になる、そんな1冊。
社会人生活を経験している筆者の会社でのすごし方とか、通勤列車の中とかの描写がたまりませんでした。ひとつひとつの〆の言葉が効いてる。気に入りました。

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2007年8月 1日 (水)

『大奥』

本日は、菊さまお誕生日記念横浜花火大会でした。(ウソ。神奈川新聞花火大会)菊之助さん、お誕生日おめでとうございます。 地元、横浜ですもん。帰りに立ち寄って見物してきました。ドーンって音がいいの。おなかに響くような。あー浴衣が着たい。

ただいま漫画週間中。幸せ也。無理矢理貸すね?!といいつつ、おさるからグットくる漫画をあれこれ貸していただきました。漫画堪能週間中。もう一度いうけど幸せ。まず、よしながふみ『大奥』(白泉社)から。(第一巻、第二巻)
流行病でね、男の人がどんどん死んじゃうの。男の人が存在するだけでありがたいって世界になると、大奥も男女逆転。そんな世界。いやぁ、いいねぇ。こういうドロドロ。おまけに水野様ステキだし。かなりウハウハして読みました。ありがと、おさる。一巻に続いて、二巻を読み更に気に入る。
他から遮断された権力世界にはつきものの卑劣な画策やら、妬みやらのなか、まっとうな(?!)心を持つ主人公が翻弄されるという、お決まりの図式なのですが、一味抜け出るよさがある。かなり主人公に肩入れしますことよ。まぁ、みんな仲良しの世界の物語なのんて面白くないけどね。あーこの先も読みたい。
まちがってもコメディタッチにしてTVドラマ化なんかにしないでね。ゴールデンの時間帯でなく、真夜中のドラマならいいかも。時間帯が怪しすぎるか・・・といいつつ脳内キャスティングをはじめちゃいそう。

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