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2007年8月13日 (月)

ルオーとグロテスク

先日、松下電工 汐留美術館に、「ルオーとグロテスク」展をみにいってきました。汐留というちょっと足が向かない場所にあるのですが、ここは好き。こじんまりしていて、品よく、疲れすぎない量の展示が気に入ってます。ルオーをいっぱいもってますし。ルオー、好きです。
地下室で生まれた自らを「カタコンベの画家」と読んだルオー。表面的な諧謔(かいぎゃく)の裏面には辛辣な風刺の毒が隠されているというのがテーマのようです。 グロテスクって悪くない。
一番気に入った作品は、『法廷』 法廷という作品の、底が知れない深い漆黒に魅せられた。友人につれていかれた法廷で、ルオーは黒い縁無し帽と、赤い法衣に興味をもったそうだ。とにかく、黒という色にみせられる。よくみていくと、そりくりかえって座る判事の偉そうな態度が滑稽。吸い込まれるような黒の色だった。深い色。
特別協力 出光美術館とありました。まったく同じサイズの同じモチーフの2つの作品という組み合わせが数組ありました。1つは色をつかったもの。もう1つは白と黒の、あの厚塗りの筆のもの。厚塗りの方が松下、色をつかったもの(下絵)は出光美術館のものというパターンが多かった。2つあるとその雰囲気の差が面白い。出光も、ルオー沢山所有しているのですね。
さいごの展示空間のテーマは、聖と俗。キリストの作品が多かった。壁に12点の作品。そこに、右上2点・左上2点・右下4点・左下4点と区切り、その隙間に光があてられ、光で十字架がつくってあった。作品の重みが活きた展示方法だった。やるなぁ。

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コメント

>かいちょさま
カレッタ汐留に滞在していたのに,Newスポットはええわとパスしたのが愚かでした。実はルオーを鑑賞する審美眼がないだけですが…。
ものすんごく努力しているんです。命懸けてますが,感性向上しません。浴衣で町も歩いています。よさげなこと頑張っているのですが…。たぶん生まれや育ちと現在のステイタスなんでしょう。
気後ればかりのお江戸探訪でした。

投稿: とみ(風知草) | 2007年8月14日 (火) 12時18分

とみさま
わたくしも、汐留にはなじめません。あそこは、なじまなくていいやと思います。個性なく騒がしすぎますもの。
松下電工 汐留美術館は、人出も少なく、とにかく静かです。ウィリアムモリスのテキスタイルなど、面白い展示もあるので、時間が余ったときにはおすすめです。
まぁ、余るってことはないと思いますが。
お江戸の本当のよさを、さがしているところです。
わたしは、逆になんでもよくみえちゃう。
数見て 目を養っていくようにしたいと思います。
また、おいでになった時の お江戸探訪の様子を 楽しみにしてます。

投稿: かいちょ | 2007年8月14日 (火) 23時56分

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