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2007年8月26日 (日)

ねにもつタイプ Ver.弐

「ちょっとコレ何版?」といって私に断わりもなく私の本に手をのばす。その男は、松田哲夫。
「あぁ 〇X△か・・」(意味わからず、でも なーんだっていうトーンで。)なんなんだ!
ABC(青山ブックセンター)でのトークショーのあとのサイン会会場で、「あっ あの人はちくま書房の松田哲夫さんよ」 と耳打ちしてもらい、いい印象を持っていたというのに。 わたくしが岸本佐知子さんにサインしていただくため、ご本人の前に立ったら、「何版?」とか、「じゃぁフランス大使館のそばの~」とか岸本さんに話し掛ける人が・・・ わたくしは、岸本さん本人が前にいるのがうれしく、関係者の方だわと遠慮して1歩横によけちゃった。あまつさえ、うっすら笑みまでうかべて。
「しかし、待てよ・・・」(←十六夜清心の 清心の悪人に変わるところの台詞の感じで。) 一生に一度の機会よ、わたくしにとって。 あなたは、いつでも会えるだろうがっ!それに、その本わたくしのだろうがっ!勝手に触ったな!そうよ、さっき購入したのだもん。わたくしの所有物に無断で触れるな。版?なんだかわかんないケチをつけるな! その上、まるであたしがその場に居ないかのごとく、無視することなかれ!
『ねにもつタイプ』 この本を読んでいて、すごーく面白く あぁ単行本を奮発してよかったと思った。 その上、サインしていただいたし。 大事にしようっと思った。 よーく思い返していたら、ちょっとムカムカしてきた。 そういえば、岸本さんとお話してないっ!この先、本人と口をきく機会なんてないのに! 何がフランス大使館の近くのレストランだ。そこで会うなら後で話せばいいじゃん。「私の一生に一度の機会を横取りすんなー」 わたくしの邪魔をしおって。松田め(呼び捨てにさせていただいた。) 会釈1つせず、私の存在を無視して去っていったな。こんちくしょー。
タイトルにあわせて、過剰に腹を立ててみた。事実は事実だけど。こういう出来事って書き方次第ね。

本当はそんなに(ほとんど)、ねにもってない。 

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コメント

オモシロイ!いや、本人はトサカにきてるだろうけども。
面白い文章が書けるならば、ねにもつものだね。
しかし自分の所の本を買って下さったお客様だっつう
認識がないのかな、哲ちゃん。
いい本沢山出してるのにね。残念。

この際だからかいちょ様には、
一人殺すも千人殺すも、取られる首はたった一つ...
と、キレて欲しかったどす。

投稿: noppy | 2007年8月27日 (月) 20時28分

しかし、待てよ・・・
じゃ、インパクトなかったね。
わたくしてきには、新之助丈の清心が思い浮かぶので、迫力だけど。千人くらい殺しとかなきゃね。うん。

投稿: かいちょ | 2007年8月27日 (月) 21時55分

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