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2007年9月 3日 (月)

BIOMBO

9/1初日に、サントリー美術館へ『BIOMBO』展をみにいきました。初日の割には、思った程 混雑していませんでした。割とゆったり鑑賞。みごとに屏風ばかり。(一部絵巻もあり)
ダイナミックな構図が多く、格好よかった。特に気に入ったのは「誰が袖図屏風」六曲一双。江戸時代のこの屏風には、衣桁に掛けられた幾枚かの着物。実際の袖と同じくらいの大きさがありそうな袖部分ばかり目立つよう掛けられています。そして、人は誰もいないの。今まで誰かいた気配を感じる屏風。あれ、みんなどこにいったのという気分になる。画期的な構図だと思う。格好いいなあ。
新聞やテレビにとりあげられている「祇園祭礼図屏風」とその隣に展示されている 「加茂競馬図屏風」がみごと。人物の表情がわかる絶妙のサイズ。このぐらいの大きさが一番、人々が活き活きとしてみえるのかもしれません。競い馬から落ちそうな人、それをみて大笑いする観客。着物の柄もみごとに描かれていて、祭りを楽しみにしていた人々の楽しくってたまらない様子が、とてもよく伝わる作品です。この屏風は”海を越えた襖絵と屏風絵”というセクションにあります。ケルン東洋美術館・サントリー美術館・クリーヴランド美術館の持ち物。これらの作品は、会期中ずっと展示されているようです。何度か見に行こうっと。ケルン東洋美術館所有の二曲一隻と、サントリー美術館所有の六曲一隻とが、かつて同じ襖絵であったことがよくわかる展示。2つの屏風を左右 ぴったりとくっつけて展示してあります。構図はもちろん、色合いも同じ。あー1つの襖絵が、別々に屏風にしたてられ、日本とケルンとに別れ別れになってしまったのだなぁ。安寿と厨子王。 でもこれだけ色合いが似ているということは、どちらも同じように大切に保存されていたのですね。
ボストン美術館所有の「松下麝香猫図屏風」には雌猫と子猫が、サントリー美術館所有の「樹下麝香猫図屏風」には雄猫が描かれ、やっと一家揃ったという趣向になっています。この猫がちょっと面白い。じゃこうねこだけど、古臭いぬいぐるみみたいな味がある。
今回は、こういう 趣向をこらした展示方法で、作品数はあまり多くないのですが、なかなか面白いものになっています。期間中、いろいろなものを展示替えしているようなので、何回か足を運ぶつもり。

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