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2007年9月15日 (土)

『海辺のカフカ(上)』

村上春樹『海辺のカフカ』(新潮文庫)を読む。これ、読んだと思い込んでました。まだだった。ラッキー。ゆっくり読みました。
「君はこれから世界でいちばんタフなあ15歳の少年にならなくちゃいけないんだ。なにがあろうとさ。」淡々と自分をみつめ、淡々と生きようとするさまは、ゆっくり読まないともったいない。いろんな世界が、かちっと関係を持つのだろうかと思わせる展開は面白い。
村上春樹の作品は好きです。でも相当変わっていると思う。独自の世界。それなのに、どうしてこうも一般受けするのかちょっと不思議。浅田次郎とか宮部みゆきなら、久しぶりに本を手にする人にも、面白く感じるというのはわかりやすいのだけれど。春樹さんの世界は独特だと思う。理屈じゃない感じ。生きるすべを探しているかどうかが大事というか。この本を読んでまた不思議に思う。すごーく気に入ったのだが、万人が気に入るのかなぁと。村上春樹を読むことはファッショナブルなのであろうか。
きちんと暮らしたくなった。よっぽど、きちんと暮らしてないのであろうなぁ、私は。自主的に腕立てしたり ジョギングしたりすることはちっとも好きじゃないのにね。(きちんととはそういうことではないけど。)
下巻も大事に読もうっと。

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