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2007年10月19日 (金)

仙厓・センガイ・SENGAI ~禅画に遊ぶ~

出光美術館に『仙厓・センガイ・SENGAI ~禅画に遊ぶ~』展をみにいく。金曜は遅くまでやっているのが嬉しい。助かるわぁ。
仙厓は、諸国行脚ののち39歳の時、博多に下り、翌年聖福寺の住持となったそうです。今度、博多遠征の折には、ぜひ聖福寺を訪れてみたい。
出光佐三さん(初代館長)、よくぞこんなに集めてくださった。この絵をみてにっこりしない人はおりますまい。解説を読むと、ほーっとうなる。にっこりし関心。こういうふうに諭されると、素直に考えてみることができそう。
今回いちばん気に入ったのは、『一円相画賛』 ただの丸。そのよこに、文字「これくふて茶のめ」が。 禅の教えを表す 丸を 饅頭にみたてるとは。 禅では、丸を 絶対の真理や宇宙なども表す思想としていますが つきつめて考えてもわからないなら、食ってしまえという画ではないでしょうか。どうだろう?
あと、『さじかげん』という作品が特に好き。さじがかかれ、その上に文字「生かそふとこをそふと」が。 うわぁお。
繊細な筆跡で描かれた布袋像もありました。書こうと思えば、うまくもかけるのだな。でも、ぜったいにこういう ヘタうまみたいな、なんともユーモララスで魅力的に画風の方がいい。丁寧にみたくなる。幸せになる。まねしてみたくなる。まいっちゃう。そんないい展示でした。 出光は上品でいい館だなぁ。

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