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2007年12月30日 (日)

シアワセのカタチ

 散らかった気持ち

 散らかった気持ちを整理して
 大好きな言葉をつなげて
 きみの気持ちに会いにゆく

 (太田朋『シアワセのカタチ』 二見書房 より)

大掃除中に、本棚にあった『シアワセのカタチ』を手にとり、つい読んじゃった。この人の絵が好きです。言葉も好き。一時期、メッセージを書くときには、いつも太田朋さんのポストカードを使ってました。最近では、カードにあまり力を込めてないなぁ。一筆箋が多いしね。それはそれで、選んでいるのですが。 素敵なポストカードでもらうと、あーこういうのを私に選んでくれたのだと、嬉しくなるのになぁ。来年は、心の余裕を持てるよう時間を使おう。
久しぶりに この本を手にとって、そう思いました。

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2007年12月29日 (土)

漫画祭り・年末

やっと昨日が仕事納め。ちかれた~。年末に引越しをし、新しいオフィスになりました。落語家さんのサインが沢山飾ってある老舗と思われるうなぎやさん(白焼きが美味でした♪)とか、お玉ヶ池稲荷や、やたら多い中華料理店(ミニチャイナタウン?)など探検しがいがありそうな所です。夜になると、「火の用心、カンカーン」って見廻りがあるの。いい所だと、いいな。
さぁ、9連休!うれちい。お片づけしたり、お正月の花を活けたりする合間に、こっそり漫画祭り開催。いつもながら、気前よく貸して下さる 我が友 おさるに感謝感激の巻

一日中、吉原炎上の番組宣伝ばっかり見ていたせいか、時代物から。よしながふみ『大奥』3(白泉社)。これ、待ち遠しかったの。奇抜なようで奥深い設定に、今回も参りました。すごい。その上、絵もきれい。キャラクターも魅力的とくりゃ、怖いものなし。堪能。続いて、
『きのう何食べた?』1(モーニングKC講談社)。あれ?これも よしながふみ なの?現代も、いけますなぁ。またまた、この凝った設定にぐっとくるし。ユーモアに溢れたゲイって、魅力的でしょ。この、ごはんのおいしそうなこと。しかも、いい話だしね。すごいぞ、よしながふみ。 さぁ、仕上げに、菅野文の『オトメン(乙男)』(花とゆめCOMICS)を読んで寝~よおっと。ドキドキしちゃお。昨日はギラギラ、今日はキラキラ?高校生生活っぷりを読んで、若返り大作戦の巻。

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『かぶく者』1・2巻

おさるに貸してもらったデビッド・宮原&たなか亜希夫の『かぶく者』1,2巻(講談社モーニングKC)を一気読み。
うー。とか、エー。とか言いたくなるとこ一杯ありすぎ。でも、ものすごくよくみてる人だなぁと思う。劇場の絵がすごい。細かいとかまで見事。そうそう、こういう風に見えるって感心する。よく描けてるなぁ。
生まれてからずっと歌舞伎一筋の御曹司 仲村宗太郎と、天才 市坂新九郎。宗太郎は御曹司なのに、努力しまくる。怖いほど。天才の勘のよさに悔しがる様とかすごい。 新九郎は、はちゃめちゃすぎ。でも、これだけ飛ばしても、歌舞伎の底をしっかり押さえてあるから、えっーとか言いつつもぐいぐい読んじゃう。やるね。
とにかく強烈すぎの2人です。くたびれちゃうくらいのところも、何かいい。
これは、あの方ね。と連想も楽しめる。1巻のこの襲名のポスターの背景は、どうみても蜷川実花が撮ったものみたいだし。いちいち細かく面白い。デビットがすごいのか、亜希夫がすごいのかわからいけど、歌舞伎を深く愛しているのでは。読みどころがいっぱい。
助六の出端のところの解説がいい。超参考になる。1月の團さまの助六が楽しみになった。ギラギラしてないけどね。
この先どうなるの!あー早く読みたい。借りて読んでるのだけどさ。かぶきなさいは、コレ読んで、気迫を学びなさい。なんちゃって。お返しする前に、もう一回読んじゃおうっと。

江古田ちゃんといい、かぶく者といい、モーニングってすごいね。ギラギラ。どんな雑誌(漫画誌)だろう。
<訂正>
江古田ちゃんはアフタヌーンらしいです。モーニングにアフタヌーン。うーむ。で、どんな雑誌だろう。

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2007年12月28日 (金)

『愛しの陽子さん yoshimotobanana.com2006』

こわっ。
帰り道に、自転車止めて、ゲーゲーしてる人の横を大きく迂回して通りすぎたら、坂道で、後ろから「おえっ」「うげえー」といいつつ、全速力で坂を自転車押してきた。怖いよぉ。どこにそんな底力が・・・ 助けてオダジョーとつぶやきつつ、おうちへダッシュしました。ふん、もうあの人は助けてくれないのね。(助けてもらったことないけどさ。)

人の日記だーい好き。公開してくれるのは、プロの作家くらいですが。よしもとばななさんの『愛しの陽子さん    yoshimotobanana.com2006』(新潮文庫)を読む。なにげない日常なのだけど、うまいなぁ。あまりに、違う日常だし。途中で「って、これじゃ素人のブログだよ!」って言葉があり、プロってすごいわと思う。怒りとかを、注意深く書いているのがよくわかるし。子供が、どーした こーした って言う話が好きなので、チビちゃんの成長を面白く読む。ウルトラマンに対する愛情ぶりがおかしい。子供のより、母親の。(つまり、ばななさんの)。ときどき、知っている固有名詞(人名)が出てくるのも興味深い。人との接し方についても、いろいろ思う。いままでのも、ときどき読み返しちゃう。これからのも、読むだろうな。プロの作家の日記は、面白いなぁ。あたくしは、素人なので、素人らしく ただただ面白いって言ってみます。

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2007年12月25日 (火)

Xmas

Photo メリーX’mas

「X」というと三津五郎さんを思い出しちゃう。10代目襲名グッズにいっぱいついていたから。大和やと思いつつ、メリーX'mas。

←これはティラミス。なかなか美味でした。

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2007年12月23日 (日)

平成19年歌舞伎納

12月歌舞伎座 夜の部 夜の部をみてきました。
寺子屋にジーンとする。とてもよかった。一番前マジックも手伝ったけどね。源蔵夫婦の、松王夫婦の気持ちが手に取るようにわかる。首実検なのだから、あんなにわかりやすく 気持ちが伝わっちゃうのはどうかとも思うけど。芯がよくわかる芝居だった。それぞれの夫婦の間の空気もよかった。どちらも、あつい夫婦でしたので、調和がとれてました。休憩後、また寺子屋が始まってもうれしかった程よかった。海老蔵・勘太郎夫婦、いいなぁ。海老蔵さんは、苦みばしった苦難の人が似合う。支える勘太郎さんのけなげさがいい。間がいいし。うまいねぇ。 松王の吐露の場がよかった。じーんとした。 源蔵の「せまじきものは宮仕え」が、わたしにはすごくよかった。あぁ、こういうつもりで言っていたのかと、新たな発見があった。(うまくいえないのだけれど)
ふるあめりかに袖はぬらさじの玉さまに驚く。芸のある人のすごさをしみじみ感じる。今までみたことのないような玉三郎さんを堪能。すぐに熱くなっちゃう海老蔵さんの佐藤もキュートでした。
濃厚で満足な歌舞伎納めとなりました。

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2007年12月22日 (土)

『一の糸』

Photo 会社の引越し。歌舞伎座売店で購入した”め組シャツ”をきて乗りきりました。

おさるに薦められて有吉佐和子の『一の糸』(新潮文庫)を読む。
そして驚く。
面白すぎる。
新川の酒屋の大店の一人娘の茜。目を患いったときに父に連れて行かれた明治座で、太棹の三味線の音色に我を忘れるほど魅せられる。その撥をさばいたのは、文楽一の男前、露沢清太郎であった。ジャカジャン。
三浦しをんの解説にあるように、茜はわがままで 気が強く 世間知らずである。でも、私はその変テコさがわりと理解できた。お嬢じゃないけどね。生きてく上のバランスの悪さとかがわかる。しかし、清太郎(後の徳兵衛)、その人でなく、彼の出す一の糸に惚れたなんて、格好よすぎ。
芸事って、恐ろしい。才能を持ってうまれたが故に、そのためだけに生きている男の壮絶さにぐったりしつつも、魅せられた。こんなに自分の仕事に命をかけて、愛し、必死に生きている人って恐ろしい。そだからこそ人をこんなにも惹き付けちゃうのだろう。文楽という世界で生きていても、みなに与えられた才能じゃない。でも、文楽というのは、その世界で生きる人、その周りで暮らす人、観続ける人、全員が揃わないと、なりたたない世界なのだなぁ。なんだか、いろんなことを考えた。
歌舞伎が大好きだからこそ、この本がこんなにも面白いのだと思う。読んでいると、いろいろな場や、音を想像できる。何よりもその空気を感じることができるのがたまらなく楽しかった。
今日は、これから歌舞伎座へ。今年の歌舞伎納め。海老蔵さんの寺子屋と有吉佐和子の降るあめりか~をみてきます。(粟餅もね。) 三味線にドーンという音を聞くのが楽しみでならない。お楽しみはたっぷり♪魅せられて、人生変わっちゃうかも。

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2007年12月18日 (火)

『ときどき意味もなくずんずん歩く』

タイトルが気に入って、宮田珠己の『ときどき意味もなくずんずん歩く』(幻冬舎文庫)を読んでみた。中身も気に入った。こんな変わったことしてみちゃったってエッセイは、失敗するとひとりよがり度に目もあてられないものですが、コレはいい。気にいった。
時々意味もなく歩き回りたくなることってある。くたびれて満足みたいなとき。おしりが痛くなるほど自転車で遠出するとか。そんなときに思う、ここで引き返しの地点の決め方とか、抜き差しならなくなる様とかに共感。アンド関心。文を書くまでのあれやこれやの言い訳とか、面白い。グダグダぶりがうまい1冊でした。

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2007年12月15日 (土)

漫画祭・冬

おちごとが忙しい。会社のお引越しがあるから。でもアタチには、おさるに貸していただいた漫画があるもん。ここんとこ、我が家で漫画祭り。いつも、いいものだけ貸して下さるので、ハズレなし。 というかアタリだけを厳選して読むことができるの。アタチって幸せもの。
『君に届け⑤』椎名軽穂(集英社)で、青春サイコー。貞子ちゃん(爽子ちゃん)かわいい。また、あー間違った学校生活を送っちゃったわと思う。ドキドキにあふれてかわゆい。授業に出たり部活に出たりしたくなっちゃった。今なら、ちゃんとられるハズ。(どうかな?)
『のだめカンタービレ⑲』二ノ宮知子(講談社)。いいなぁ。才能。芸術家の中で、才能がない辛さとかも感じつつ楽しむ。「ケッ。部屋が汚いとこしか同じじゃないじゃん。」とか思いつつ、のだめちゃんから目が離せません。というか千秋さまから

『コーヒーをもう一杯 Ⅰ』山川直人(エンターブレイン)。本みたい。文字を読んでいるみたいな1冊。ホロ苦のなんともいえないあと味がいい。

最後に、『臨死!江古田ちゃん①②』瀧波ユカリ(講談社)。なんじゃーコレ!漫画祭りは、みんな江古田ちゃんに、持っていかれちゃったぜぇーーーーはぁはぁ。そんな1冊(2冊)。

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2007年12月12日 (水)

『NIWA』

「今日は庭を開放してねえんですよ」
この一言で始まる漫画。 森美術館、六本木クロッシングに出品していた 横山裕一の『NIWA』(イーストプレス)を読む。
「柵が一部こわれています。」「それはよい。」「入ってみましょう。」ザクザク。しかも大勢がザクザク入っていく。 ここに梯子が。じゃあ登りましょう。 ここに玉が。投げ込みましょう。 こんな調子で、丸々一冊。大勢の、庭への不法侵入物語? 言葉のキャッチボールじゃなくて、まんちゅうかもう、投げっぱなしでドンドンすすむ。 最初の1ページで、あーあ、もう元に帰れないよと思いつつ、どうするんだろうと思いつつどんどん読む。先に進みっぱなし。 そして、読んでも何も得ない漫画。 でもなんだか後をひくの。漫画ってよりアートかも。アートか?漫画か?でも、なんかおかしい。そして、ぐったりくる(疲れちゃう)。そんな1冊。不思議だ。Photo_5
本の帯に、広大なアシッド・ダンジョン。ギミック溢れる奇想の「庭」へ!とある。なんじゃそれ。そう思いつつも買っちゃった。隣にあった、『トラベル』は、構想10年、制作3年だそうです。なんかすごい。 横山さんは、物質が、なんでも人間の顔にみえるそうです。友(ひ)情報。 森美の上のショップで購入すると、横山さんの直筆スケッチプレゼントと書かれていました。 これをもらってきました。脱力しちゃう。でもうれしい。不思議だなぁ。

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2007年12月11日 (火)

愛い奴、湯湯婆

Photo ゆたんぽを買ってもらいました。湯湯婆と書くらしい。アバラ骨みたいな見た目で、なかなかのやり手。
本当は、ドイツ製のが欲しかったの。友人宅で使わせていただいて、その保温性にびっくりしたので。カシミアでできたカバーにくるまれたものは、△万円でした。あぁ、無理。あたくしの手元に届いたのは日本製。ゆたんぽ(湯湯婆)と書いてありました。結構な量のお湯を飲みたがり(案外ずっしり)、朝までアタチのことをあっためてくれるの。愛い奴じゃ。寝るときには、お布団から出してと注意書きが。イヤよ。低温ヤケドなんかしったこっちゃないわ。一緒に寝るわ。
朝は、そのお湯で顔を洗って出勤。それだけで、正しく生きている気までしてくるの。なんだか楽しい。電気毛布よ、さようなら。

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2007年12月 9日 (日)

落ち模写、年賀状を作るの巻

落ち模写(←気に入ってる!)、年賀状を作るの巻
Photo 今日は、サントリー美術館でワークショップをうけていたはずなのに・・・と思いつつ、年賀状を作成。いまだにプリントごっこ愛好家です。サントリーで、鳥獣戯画の模写に挑戦していたら、蛙でも猿でも 登場させ 縁起のいいものにしてたのになぁ(ウソ)。 意味もなく車引図案にしました。もちろん梅王丸。だって格好いいのだもん。 最初は、ねずみでも踏ませようかと。梅王と男之助のコラボよ!? 絵心がないので、あきらめざるをえませんでした。(普通の友人には伝わりにくいしね。) 年始から干支を踏んでもいけませんしね。(チューの音も出ない。)
あぁ。一度でいいので、「11月中にほとんど仕上がったわ♪」、なんて手際のいいことをしてみたいものです。

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少年よ大志をいだけⅢ

西洋美術史勉強会開催ということで、また ホクホクと 参加してきました。あいかわらず緊張しました。
前々回の「北方ルネサンス」、前回の「死と生」。今回は「西洋日美術に見る影」というテーマ。先生が共同で翻訳に携わられた ストイキツァ著の”A Short story of the shadow”(『影の歴史』) という一冊の本から、ストイキツァの論じる、像の影と、像の鏡に映ったものとの存在の関係性についての講義でした。影像(えいぞう)段階、鏡像段階に、実はこんな関係性が潜んでいるという話は、難解でしたが 目からうろこ。その考察にびっくり。正しく全てを理解できてはいませんが、その関係性は大発見でした。このアイデアのもとに 作品をみたら、より面白い見方ができるかも。
師のたまわく、グレートといわれる学者は、例の出しかたが ものごっつうまいと。なるほど。用例をひっぱってくる観察眼にすぐれているのだそうです。大納得。難解な理論を「なるほど」っと思わせる、きっかけを提供する術にたけているのですね。今回も、関心しきり。楽しかった。
今年、はじめて勉強会に参加させてもらい、3月・6月・12月と3回出席できました。来年からも楽しみ。来年は、他のジャンルでも こういう機会を増やしたいな。

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2007年12月 7日 (金)

マイチィ☆襲名披露

ブログをはじめて20ヶ月程経ちました。こーんな感じのものかと、ちょっと わかってきました。(リンクとトラックバックは未だつかんでいないため、できませんが。)
名前のつけ方というのも、ニュアンスがあり 大事なことなのね。
コメントいただいた方と、実際に お目にかかることができたりも するものなのですね。逢った時に「かいちょ」ですっていうのも照れくさいですし。なによりも!? 狙っていた 永山会長の2代目も襲名できなかったし!?改名することにしました。いや襲名。「かいちょ」改め「マイチィ」。
すみからすみまで、ずずずいっと おんねがい あーげ たてまつりまするぅ。
以上、マイチィ☆でした。
書き手は変わりませんので、なんら変化はありません。が 気持ちは一新。新鮮な気持ちで勤めます。がんばらず、気楽に続けていきたいと思います。

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2007年12月 6日 (木)

蟻が10

Photo わーーーい。一日早いけどって、お誕生日のお祝いにってお花をいただきました。(今日は海老蔵さんのお誕生日ですね。)4

感激しちゃった。2

花束は、女の子気分を高めてくれるものですね。
学友達(か、す、ひ、う)の粋なプレゼントに、乙女心がときめいちゃった。うれしいなぁ。ありがとう。

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六本木クロッシング

学友達と、森美術館にいってきました。またまた華麗な桃色トークの名手(ひ)による名解説付き。実際に働いている友(ガイド)を貸しきりで廻れるなんてゼイタク。
「六本木クロッシング2007」。今回は、第2回目。1回目のときも、面白かったなぁ。36のアーティストの作品は、作品?ってのもあり、不思議なのものあり。あっコレ好き とか、なんじゃコレと思ったり、関心しちゃったり。面白かった。新しいなぁ。
入り口でむかえるのは、丸山清人の描く富士『神明湯』銭湯の富士を書いていた職人さんの描く富士。今回参加のアーティスト(?!)の中では、最年長の方だそうです。大きな絵は、たったの4時間で仕上げたそうです。富谷悦子の銅版画は、不思議でみていて飽きない。 シャツのほつれた糸から建てられた鉄塔!(岩崎貴宏)。田中偉一郎の作品は、どれもPOPで欲しくなる。ドラムを叩くと床の画像が変わったり(山口崇司)、四谷シモンの人形があったり。横山裕一の漫画も面白かった。(買っちゃった。) ゲバ棒やら、映像やら、もうなんだかわからないものまで。 一番のびっくりは、新聞の展示。これの何が?えええええーーー。全部鉛筆を使って、書き写してる!?「ね。コレみて」と、驚きまくりました。1部まるまる仕上げるのに、2年かかったそうです。音声ガイドで、吉村芳生さんご自身が 書き写すことに特に意味はないというようなことをおしゃって、これまたびっくり。現在、生きているアーティストの展示なので、展示方法への指示や、音声ガイドで説明などができるのだなぁ。
友(ひ)のだしてくれるヒントで、作品がぐんと面白くなる。気がつかなかったら、もったいない いろんな遊び心に溢れたものばかり。素直に面白がって、楽しんできました。

鑑賞後、展望台からTOKYOの街並みをみてきました。キラキラして綺麗。(でも地球に優しくないね。)沢山の人が存在しているのだなぁって、しみじみ思っちゃった。

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2007年12月 5日 (水)

第40回 野村狂言座

ひゃー。しびれた。久しぶりに(失礼。)しびれました。萬斎師の小舞「景清 前」。厳しい表情で おりだす一挙手一投足の美しいこと。型のきまること。しびれました。あー。もう、ずっとみていたかった。これだけくり返し10回みたい。かっこよかったなぁ。盲目の景清が見えない山を見上げ、波音に耳を傾ける様子らしい。哀しさがあり、凛と強く、気高かった。

今年最後の狂言座。小舞3番から始まるという うれしい番組。しかも、野村裕基くんの海道下りからスタート。今年の能楽堂おさめは、充実したものとなりました。
年に4回、宝生能楽堂で開催の狂言座は、なかなかの演目なので楽しみ。一年分まとめて申し込み。払うときはキツイけどね。
今日の演目。
小舞「海道下り」「八島 後」「景清 前」
狂言「蝸牛」
素囃子「楽」
狂言「杭か人か」「野老」
裕基くんの堂々とした小舞。あわてずさわがず、どうどうと舞ってどうどうと元にもどっていきました。大きくなられましたね。
蝸牛のシテは野村小三郎さん。又三郎さんのの家に伝わるもの。太郎冠者が金法師(子供)のものをはじめてみました。おなじ、和泉流なのに装束も異なり、雰囲気が違いました。金法師を肩に乗せ、でんでんむっしむしなんて。すごい。
暗闇で、怖がりの太郎冠者が「そこにいるのは、杭か人か?」と聞くと、隠れて様子をみていた主人が「くい」と答えるもの。太郎冠者は聞かせどころが多く大変そうだが、のどかにみえる。 最後は『野老』。あまりに大きな野老(ヤマイモ科)を食べたところ、野老の執心があらわれたので卒塔婆をたてて弔ってやったという話。まじめな顔して、ヤマイモ科の植物(つまり、いも)の亡霊がでてきて、厳かに、どんな風に調理されたか、地獄の責め苦のような苦しみだったと舞ってみせる。亡霊は万作師。おおまじめで、おおげさで美しい。いいもので、ことしの狂言鑑賞を納めました。来年も楽しみ。

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2007年12月 4日 (火)

12月歌舞伎座 夜の部

12月歌舞伎座 夜の部 初日夜の部。
今月の一番のお楽しみ。『菅原伝授手習鑑』 寺子屋。 どんな源蔵なのかと思って。ワクワクというか、ドキドキ。
寺子屋の子供達がひとしきり騒いだあと、花道を源蔵が帰ってくる。考え込んだ様子で 戸をあけ、田舎育ちの子供らの顔を見て、状況を打破できないと途方にくれる。一言も発せず、苦みばしった様はとてもよかった。 あれ?いつのまにこんなに、大人に(年をとったの)と思った程。 台詞があると やはり若かった。 勘太郎 戸浪は達者だけど、やはり若い。源蔵 戸浪(海老蔵・勘太郎)夫婦の若さが、悲劇性を増したと思う。ものすごく若いし、台詞も動きも早いし、見慣れてきたものとの違和感もある。でも、海老蔵・勘太郎 夫婦は、心情がとてもよく伝わった。命をかけて、管秀才を守ろうという その必死さに溢れていた。松王丸が性急にことをおこすなと諌めるのもよくわかる。これは これで、いいと思った。 「せまじきものは宮仕え」の一言が、こんなにしみたのは初めて。 松王の勘三郎さんの、首桶を前にした思いはさすが。 福助さんの千代もよかった。抑えたお役の方が好きかも。 今までは、松王夫婦が出てくると、その後はそっちばかり見ていましたが、今回は、どっちも目が離せなかった。源蔵夫婦の心情たっぷりな様子が印象的でした。 
満喫しつつも、ゲスな行動だな と思いつつ、オペラグラスで源蔵 海老蔵さんの足の裏を みちゃった。素足でずっと平伏していたので気になったのだもん。
次は、『粟餅』。短い踊り。パァーっと。前後の演目をつなぐのに、ほどよい短さと明るさの踊りでした。
最後に、『ふるあめりかに袖はぬらさじ』、先々月みた牡丹燈篭のような玉三郎さんを満喫。楽しそうに、生き生きとなさってました。気の向くまま優雅になさっていたせいか、終演後 時計をみたら9時50分。しぇーーー。 座り続けで、お尻が痛くなっちゃった。
芸者お園(玉三郎)の目を通した、一時代の話。歌舞伎の荒唐無稽さとかがないので、現実が重たい重たい。でも、歌舞伎の手法で、ひっぱられました。七之助さんの亀遊は、久里子ちゃんに似てました。七くんが話すと、演劇じゃなく歌舞伎になるので、すごいなと思った。あと、市蔵さんも。 有吉さんのこの話をしらなかったので、驚いたり、玉さまに驚いたり。浪人客佐藤の出番の少なさに驚いたり。 チェリーさんたちには、びっくりというかあんぐり。どうして、あんなに楽しそうになさるのでしょう。彌十郎さんは、本当に日本人じゃないみたい。獅童さんもがんばってました。今度は、歌舞伎でがんばれたらよいね。
芸者お園(玉三郎)を堪能。そんな演目。たーーーっぷりすぎだけど、やっぱり面白かった。三味線、かっこよかったな。1階でみるのが楽しみ。月末までおあずけ。 

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12月歌舞伎座 昼の部

11月歌舞伎座の千穐楽に出かけたと思ったら、 もう12月歌舞伎座 初日。辛抱たまらずに、初日に駆けつけました。昼夜3階での鑑賞に我慢しといてやった。ハハハ。
まずは、『鎌倉三代記』から。幕開けからちょっとお堅いかな。要所要所、型の決まり具合に ほーっと思う。ツケがはいっての派手なものでなく、しっかりきれいなのもいいなと思って。 三津五郎さんの佐々木高綱は手堅いなぁと思っていたら、終演後後ろの女子が、「私を裏切ったことのない男。」と三津五郎さんのことを評してました!?そのお二人はその後の会話も面白く、ついつい聞いちゃった。(聞こえてきちゃった。)遠征有りの歌舞伎好きのようで(同類)、言うことにいちいち納得しちゃった。
昼一番のお楽しみ『信濃路紅葉鬼揃』。幕があがっただけで、もう別の雰囲気。最初から長唄・義太夫が並び、松羽目の松も渋め。能楽堂のように能舞台上に屋根まで作ってありました。(3階からの鑑賞じゃないと気がつかないかも)。個人的には、とても面白かった。鬼女の舞は、舞というより マスゲーム的な感じもしたけど。フォーメーションって感じ。3階から全体をみたからかもしれませんが。お二人以外(玉三郎、海老蔵以外)の方の緊張感がものすごかったせいもあるかも。みていて、緊張が移ってくるほど。気合の入りまくった、静かな舞台。玉さまワールドでした。賛否両論ありそうでした。どっちが好きかきかれれば、そりゃ間違いなくいつものだけど。上演を重ねて、より練られたら面白いかも。エラソウなこというけど。 この演出の方が、平維茂は絶対にいいもの。海老蔵効果もあるだろうけど。端正で、キリッとして、あんなに鬼に囲まれても、刀の力を信じて、あんなに心おだやかにいられるなんて、すごい。衣装がすごかった。特に、玉様の鬼女の衣装の金の色は、やわらかくて、上品で、きれいな色。 特筆すべきは、山神。勘太郎ちゃん、うまいだろうと思ってたけど、予想を上回るうまさ。「う~っむ、うんまいねぇ」と口に出していたかも。                      
昼の最後は、『水天宮利生深川』筆屋幸兵衛。とにかく濃厚でした。融点を越えている感じ。娘お雪(鶴松くん)と お霜がね、けなげでね。もう、我が身を恥じながらみちゃった。(何もしない人間で、申し訳ございませんという気分になりました。) 父 幸兵衛(勘三郎)も熱血。金貸 金兵衛(猿弥)のあくどさも、すごい。貧乏の設定も重たいし。のっぴきならなさかげんが、すざましいの。ぐったり。それだからこそ、いきてくる主題なのでしょうがね。いやぁ濃かった。 最初は引き込まれてみてたけど、後半くたびれちゃった。 車夫 三五郎(橋之助)のきっぷのよさにすくわれました。一息つけたわ。 初日の意気込みもあったでしょうが、勘三郎さんの狂気の場は、もう怖かったよぉ。あの家にいるような気持ちで、途方にくれました。                      
こんなにみて、まだ昼の部。

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2007年12月 1日 (土)

師走到来

あぁ。12月になってしまった。なんだかあせる。待ってたも。
Photo_5あせってもしょうがない。 ここのおいしいよって教わった「蜂の家」の栗むし羊羹をいただきました。なかなかおいしい。 手前のは、ミニ ガマ口。栗つながりってことで。秋はいつの間に過ぎ去っちゃったのかしら・・ 結局、夕方まで おうちで のんびりしちゃった。

昨日から南座顔見世始まりましたね。明日から歌舞伎座もはじまります。明日、歌舞伎座に偵察に行ってくるのであります。(誰への報告??) うしし♪  終演予定時間は21時35分みたい。たっぷりです。 あー源蔵はどんなかなぁ。

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鳥獣戯画がやってくる ヤァヤァヤァ

Photo もう、ビートルズ状態。「 鳥獣戯画がやってきた! -国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌- 」に駆け込みました。閉館30分前でもまだ混雑。15分前から、ちょっとすいてきました。今回は、鳥獣人物戯画絵巻だけをじっくりみてきました。こうやって閉館ギリギリに何度か通えば、全部楽しむことができるかも。せっかく会員になったのでね。
本物ってすごい。印刷じゃ、全然わからないすごさがある。今回初めて、甲乙丙丁と全部で4巻で構成されていることを知りました。おまけに、この4巻は、表現方法が異なる。
甲。印刷物、商品化されたものなのでみなれたもの。4つの中では、一番愛らしいもの。兎と蛙が争うさま。法会を行うさま。それをとりまく猿や狐。いちいち、あっ尻尾にと話したくなるような表現。
乙。これは、動物。擬人化されたものではなく動物。虎は、水を飲んでいる様がいい。水がおいしそう。麒麟は、伝説のようなもの。でも、こちらの方が本物と思いたくなる。龍も実存するかも。そんな気持ちになる。
丙。今回の大発見(私的に)。巧みだし、ちょっと皮肉なところもあるし。ひとつづつが、本当に動いても不思議じゃないほど生き生きしている。見事見事。
丁。最後のこの絵巻は、人物のみ。筆のタッチが太くなり、のどかさが増す。人なのに、逆に本能のままって感じで楽しい。
鳥羽僧正によって書かれたという説があるか、時代があわないらしい。それに、どう考えても、巻ごとに筆のタッチの違う。継ぎ目の問題・並べ方など、まだまだ研究しがいがあるものらしい。面白いぞ。
今回の展示は、ほかにも有名な模本(狩野探幽や 伝 土佐光信)や、ゆかいな絵巻(放屁合戦絵巻)、御伽草子(鼠草紙絵巻)も展示し、面白いものになってます。いかんせん混んでる!絵巻は展示方法の問題から、混むのはしょうがないけど、程がある混みっぷり。他の作品はあきらめて、高大寺の鳥獣人物戯画絵巻だけじっくりみてきました。見飽きない面白さ。
「鳥獣戯画の模写に挑戦!」というワークショップに申し込んでいたのですが、落選通知がきました。落ち模写。残念。

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