鳥獣戯画がやってくる ヤァヤァヤァ
もう、ビートルズ状態。「 鳥獣戯画がやってきた! -国宝『鳥獣人物戯画絵巻』の全貌- 」に駆け込みました。閉館30分前でもまだ混雑。15分前から、ちょっとすいてきました。今回は、鳥獣人物戯画絵巻だけをじっくりみてきました。こうやって閉館ギリギリに何度か通えば、全部楽しむことができるかも。せっかく会員になったのでね。
本物ってすごい。印刷じゃ、全然わからないすごさがある。今回初めて、甲乙丙丁と全部で4巻で構成されていることを知りました。おまけに、この4巻は、表現方法が異なる。
甲。印刷物、商品化されたものなのでみなれたもの。4つの中では、一番愛らしいもの。兎と蛙が争うさま。法会を行うさま。それをとりまく猿や狐。いちいち、あっ尻尾にと話したくなるような表現。
乙。これは、動物。擬人化されたものではなく動物。虎は、水を飲んでいる様がいい。水がおいしそう。麒麟は、伝説のようなもの。でも、こちらの方が本物と思いたくなる。龍も実存するかも。そんな気持ちになる。
丙。今回の大発見(私的に)。巧みだし、ちょっと皮肉なところもあるし。ひとつづつが、本当に動いても不思議じゃないほど生き生きしている。見事見事。
丁。最後のこの絵巻は、人物のみ。筆のタッチが太くなり、のどかさが増す。人なのに、逆に本能のままって感じで楽しい。
鳥羽僧正によって書かれたという説があるか、時代があわないらしい。それに、どう考えても、巻ごとに筆のタッチの違う。継ぎ目の問題・並べ方など、まだまだ研究しがいがあるものらしい。面白いぞ。
今回の展示は、ほかにも有名な模本(狩野探幽や 伝 土佐光信)や、ゆかいな絵巻(放屁合戦絵巻)、御伽草子(鼠草紙絵巻)も展示し、面白いものになってます。いかんせん混んでる!絵巻は展示方法の問題から、混むのはしょうがないけど、程がある混みっぷり。他の作品はあきらめて、高大寺の鳥獣人物戯画絵巻だけじっくりみてきました。見飽きない面白さ。
「鳥獣戯画の模写に挑戦!」というワークショップに申し込んでいたのですが、落選通知がきました。落ち模写。残念。
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コメント
ハロー落ち模写(ウマイっ)!
エテはどうなのエテは。
ミッドタウンのこの道にしたって、
エテの足跡がないってどゆこと??ひーん
なんかどこに行っても混んでる気がする...
大徳川もバカバカしいほどに大盛況でした。
21_21くらいだと、すがすがしいやね。
投稿: noppy | 2007年12月 2日 (日) 01時33分
かいちょ 実ハ 落ち模写です。
いいエテいてはりましたよ。
鼓とか、うてるんじゃん。やるね、エテ。
でも三味線はひいてなかったよ。
投稿: かいちょ | 2007年12月 3日 (月) 00時32分