少年よ大志をいだけⅢ
西洋美術史勉強会開催ということで、また ホクホクと 参加してきました。あいかわらず緊張しました。
前々回の「北方ルネサンス」、前回の「死と生」。今回は「西洋日美術に見る影」というテーマ。先生が共同で翻訳に携わられた ストイキツァ著の”A Short story of the shadow”(『影の歴史』) という一冊の本から、ストイキツァの論じる、像の影と、像の鏡に映ったものとの存在の関係性についての講義でした。影像(えいぞう)段階、鏡像段階に、実はこんな関係性が潜んでいるという話は、難解でしたが 目からうろこ。その考察にびっくり。正しく全てを理解できてはいませんが、その関係性は大発見でした。このアイデアのもとに 作品をみたら、より面白い見方ができるかも。
師のたまわく、グレートといわれる学者は、例の出しかたが ものごっつうまいと。なるほど。用例をひっぱってくる観察眼にすぐれているのだそうです。大納得。難解な理論を「なるほど」っと思わせる、きっかけを提供する術にたけているのですね。今回も、関心しきり。楽しかった。
今年、はじめて勉強会に参加させてもらい、3月・6月・12月と3回出席できました。来年からも楽しみ。来年は、他のジャンルでも こういう機会を増やしたいな。
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