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2008年2月28日 (木)

眼福旅行(大阪見聞録)・その四

2月25日(月)
旅の最後のお楽しみは、N700系とかいう新幹線。はじめて乗りました。おさるのテンションが上がる上がる。うれしそうな姿をみて、おばあちゃんのように目を細める。電車って特に何も興味ないのだけど、同行者の嬉しさが移ったみたい。明るくて広くて快適でした。車中、旅行のことをひとつづつ思い返しながら帰京。(帰浜。)

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眼福旅行(大阪見聞録)・その参

2月25日(月)
旅行も最終日。京都イノダ本店で朝食を楽しんだ後、大阪へ。もどってきました、松竹座のある街 大阪へ!
神戸の歌舞キチのかわいこちゃんと合流。松竹座近くのレトロなお店でランチ。レトロ風でなく、本当に古くから続いているお店、北極星にで、名物オムライスを食べる。食べてばっかり。
しめくくりにまたもや松竹座へ。最前列で「舞踏公演」を満喫。あ~。しぃ~あぁ~わぁ~せぇ~。夢のように美しく格好よく気高く素晴らしかった。

連獅子
幕があいたら、すぐ舞台。あー。近い。恥ずかしいほど近い。うれしい。
親代わりの兄だが、どんな時もしっかり守ってやるぞという力強い包容力を持つ海老蔵兄獅子(親獅子)。ややゆっくりした動作で、でっかくて、愛情深く子獅子をみていました。驚いちゃった。 我が弟(子)を谷底へ突き落とすとこなんか、もう。 苦渋の決断って感じでみていてもらい泣きしそうになりました。 淡々と答える子獅子。右近ちゃんは、余計なことを一切せず、表情もそんなに出さず、丁寧に丁寧に踊っていました。そして、まっすぐ海老獅子を慕ってついていく そんな美しさがありました。自力で帰ってきた右近 子獅子をむかえる時の、なんともいえない嬉しそうな海老 親獅子。なんでこんなに情愛が出せるのでしょう、このお2人は。はぁー。ため息がでました。正直、こんなにいいとは思わなかった。
親獅子と子獅子のひっこみ。迫力があって情愛深くてよかった。子獅子の勢いあふれる動きは大好きです。まだ子獅子も見せてくださいね、海老蔵さん。 親らしくゆったりと花道を歩く姿は、威厳があって素敵でしでした。でも、子獅子プリーズ。もうちょっと子獅子で。

二人道成寺
あー近い。連獅子みてわかっていたはずなのに。うれしい。目の前で「この手の中の雀は生きているか死んでいるか」問答をしているのだもの。花道でキッと鐘を見る目を、近くでみることができるのだもの。もう幸せ。
菊之助さんのきれいなこと。かわいいこと。ぼーっと見惚れていると玉三郎さん登場。2人で同じような振りをし始めると、菊之助さんは、より よくなりました。相乗効果とは、こういうのですね。テンポよく、面白かった。 玉三郎さんってすごい。すごい人だとは思ってたけど、すごさがよくわかった。すごさ再発見。 目を伏せたときの恨みを秘めた思いと、顔をあげたときのはっとする表情の違い。なんでこんなに違うのでしょう。恥らうのも視線を下に下ろしたときと、顔をあげたときとでは全然違う。かわいい。きれい。すねたり、怒ったり。ぞっとしたり。びっくりした。すごい人だなぁ。
音の響きもいい。体に響いてきました。何ってたって最前列だったのだもの。舞台とわたくしを遮るものは何もないのだもの。贅沢。
そういえば、舞踏公演でした。しゃべらないのね。この席なら「はっ」という掛け声はきけるけど。なので押し戻しがついていて、やっと声が聞けました。へへ。しかし似合うねぇ。普段から竹筒もってそう。かっちょいい。

あー。もう、怖いくらい幸せでした。

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眼福旅行(京都見聞録)・その弐

2月24日(日)
起きたら、目の前の鴨川が真っ白に。大文字焼きの「大」というところも白くて綺麗。
今日のメインは、こだわりのビストロ(ベルクール)でランチ。ということで、朝は軽めに。トーストとカフェオレで360円。昨日より安いわ。
この時期なら、お雛様ではないかなと思い、細見美術館へ行ってみました。春季特別展「源氏絵と雅の系譜ー王朝の恋ー」、特別展示 雛かざり を開催中。
このここは建物が面白くて好き。順路がヘンテコで面白い。中から外、外から中とうまいこと中庭をつかったデザイン。
源氏物語図画帖や、源氏物語図屏風。絵巻には負けてられんぞと豪華でした。あっこれは福助さん(明石の君)、時蔵さん(六条御息所)、菊之助さん(葵の上)、玉三郎さん(桐壺)と言いながらみました。なんでも歌舞伎だなぁ。車争いとか、青海波の舞とか、にも反応。 志村ふくみさんの着物による源氏がきれいでした。私は花散里とか、取り合って?!鑑賞。山本義博さんの「源氏物語五十四帖草花図茶碗」が面白かった。これ欲しいといいつつじっくり眺めました。
雛かざりへ。享保の雛もありました。胡蝶が可愛らしかった。京屋さん系のお顔。江戸後期の雛は、そんな時代がたったとは思えない質でした。
最後に売店。アートキューブ。ここのものは、上質で、洒落たもので溢れる売店もなかなか。すんなり帰してくれない店です。(正確には、ついつい購入を検討してしまい帰れなくなっちゃう店。)
京都会館前でチケットあったら買うよ攻撃から逃れつつ(タッキー&翼の日だったようです。金曜から3日間のラインナップは、ポルノグラフティ・奥田民生・タッキー&翼というものでした。)、平安神宮前からバスで移動。この日はバス乗り放題(500円)を大活用。
いざ、ランチへ。こじんまりしたお店は、満席。家族で来店している方が多かったです。年輩の人の男性が沢山来店しているお店は、なんだか信用ができる気がします。大雪の中、おいしい料理を楽しむ。ここは、本当においしい。大切な友や家族と訪れたいお店です。
食後、腹ごなしに「時代裂屋 梵」へ。レストラン近くの北白川にある時代裂布を使った小物のお店で散財。だって・・・・ いいものばっかりなのだもの。上品で上質でかわいらしい。大事にしようっと。 その近くの一風変わった本屋(ガケ書房)でも随分足止めをくいました。だって・・・・ なんだか面白いものばっかりなのだもの。
その後も高大寺へ行って わらび餅を食べたり、sousouで買い物したり(金持ちになっちゃう財布)。マカロンやさんを探したり。 あっというまに夕方になっちゃった。おさると京都にくるのは久しぶり。したいことだらけで大変。同じところばっかり行ってしまいます。何度訪れても好きなのだもん。
一日中、雪。よく降りました。

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眼福旅行(京都見聞録)・その壱

2月23日(土)
牛乳を台車で運び入れているおじさんに引かれて入った喫茶店でモーニング。タマゴサンドとコーヒーで400円。安いわ。モーニングってそんなものなのかしら。
一路 京都へ。
旅行中にさらに小旅行。2泊は京都にて。ローマ・フレンチェの旅って感じ。もしくはロンドン・エジンバラ的な。または、ニューヨ-ク・ボストン的な(しつこい)。
いつも入れなかった 錦市場にある高級京野菜やさん 京都祇園「かね松」のランチをはじめていただきました。八百屋の二階だと思うのだけど。増築中だかで、お向かいの2階で長寿御膳をいただく。と芋というものをはじめてみました。京野菜を満喫。なんて美味しいのでしょう。こりゃ長生きしそう。水琴窟がありました。寒い時にも涼やかでいい音。
神戸在住のの歌舞伎好きのかわいこちゃんと合流。建物がステキと聞いていたお店(mina perhonen )をのぞいてみたり。行ってみたかったあの店・この店をのぞいて楽しみました。てぬぐい天国ですね、ここは。でも、もうかわないのだもん。首巻にちょうどいい木綿の布を購入(てぬぐいの長さ) 和風小物をみるとあれもこれも欲しくなる。 どんどん雪が降ってきて夕暮れ時には、大雪になりました。こごえつつ夕食。翌日のランチはフレンチだから今晩はイタリアンへと思って入ったら・・・フレンチのお店でした。とってもおいしい。雪のしんしんと降る中、あったかいお部屋で、大笑いしながら、おいしいものをおなかいっぱいいただく。シアワセ。宿の近くで、また いいお店をみつけちゃった。

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眼福旅行(大阪見聞録)・その弐

2/22(金)
松竹座へ。まずは、3階から鑑賞。ここは3階でも、割と花道がみえるのがうれしい。待ちに待った舞踏公演を満喫。 友から、「月亭八方師匠が観にきて、男でも惚れる綺麗な獅子(海老蔵獅子)とラジオで言っていた」と聞いていましたので、より期待。そして、どんなに期待しても裏切ることのない格好よさでした。

連獅子
うっ 右近ちゃん、うまい。みながらなんども「うんまぃわぁ」ってつぶやいちゃった。いつぞやの團菊祭の「かっぽれ」をみて驚いちゃったあの日を思い出します。まだ前髪の時の、タンっと足を踏み鳴らすまでのなんともいえないあの間。うまいなぁ。丁寧でいい。
海老蔵丈は、父代わりの兄という感じで、見守りつつ、厳しく接しているのが伝わります。見守る感じがこんなに強くでるとは。驚きました。なんだか、しっかりしすぎちゃって、寂しくなっちゃうほど。(もう暴れん坊は卒業なの?!って気分になったから。) あぁ、本当にきれいな顔立ちだなぁ。
獅子の毛を振るところ。さすが2人も若いだけはあります。おかしくなっちゃうほど元気でした。がんばれーって気持ちで拍手しました。
花道を兄弟獅子(親子獅子)がでてくるとこを、みるのが楽しみだなぁと3階で思いました。

二人道成寺
3階から見る利点もあるのですね。花子桜子どっちをみるのという選択は迫られません。以前、歌舞伎座で観た時には、玉三郎さんに必死にくらいついていく菊之助さんという感じの必死さがあり、その緊張感もなかなかでした。今回はその次の段階。必死さより、丁寧に丁寧に踊っているように思えました、菊之助さん。すごいなぁ。鐘への気持ちのテンションが、随分似てきたようです。

2列目だったのですが、目の前のおばちゃまがずーっと乗り出してました。引き込まれる気持ちはわかるけど我慢して欲しいわ。連獅子の最後、一緒になって首を振り続けていました。ちゃんと楕円にまわしてました。おかしかったので、ちょっと すっとした。

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眼福旅行(大阪見聞録)・その壱

ただいま。楽しかった日々。
旅行記もどきとしてつけてみんとてす。(←あってるかしら、使い方)

2/22(金)
まず、大阪へ。夜公演なのに、はりきって朝から出発。
今回の旅のサブテーマは、"乙女"。 おさる持参の『乙女の大阪』(甲斐みのり・中央公論新社)を参考に、乙女する。
お昼は「たこ梅」。カウンター席しかないおでんやさんへ。 あれ?しょっぱなから 乙女っぽくない。 おさるが、会社で「タコがやわかくておいしい」という聞き込みをしてきてくれました。(かわいこちゃんだから教えてもらえたのでしょう。) 本当においしかった。デザート?! として最後にとっておきました、タコ。 おいしいし、お店の人の会話がおかしかった。
大阪は、ゴージャスなホテルにステイしてみました。大きな窓から工事中のクレーンがばっちりみえました。あと新歌舞伎座も。なんだか惜しい。でも、広くってよかったです。ホテルと高島屋が隣接しているので宴会準備もぬかりありません。
大阪をというより、なんば周辺をぶらぶら。上方浮世絵館で、市川蝦十郎展をみましたり(なかなか格好いいお方。浮世絵だけど。)、法善寺横丁に行って看板をみたり(東の入り口には春団治さん、西の入り口には藤山寛美さん それぞれの直筆の看板があると歌舞伎チャンネルで情報入手)、吉本 面白おみやげ(南海キャンデーズキャンディ等)をみたり。こじんまり楽しみました。
松竹座観劇後、お部屋で おさるとカニパーティ。(猿蟹合戦か。) 蟹道楽のお寿司でパーティ。道楽つながりってことで。 観劇後に、豪華なお部屋で お酒片手に、いつまでも、グダグダと反芻しあうのって本当にシアワセ。

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2008年2月27日 (水)

眼福旅行

ただいま。
いまごろですが。帰ってから、ぼけーっとしちゃった。
いやぁ。眼福 眼福。目からも栄養とれるかもと思うほど。いいものみてきました。
あー楽しかった。

昨日は、千穐楽でしたね。
仕事中も、あーもうすぐ開演だなぁ・始まったなぁなんて、そんなことを思いつつ リアルな世界(会社)で働いてました。ゴーッ ガッガッガッ って松竹座に押し戻して~

目を閉じると、今でも 獅子が頭をぶんぶん回してます。あー首がとれちゃう~ 美しかったなぁ、あれもこれも。 本当にきれいな顔だったなぁ。 いいのは顔だけじゃなかったわよ、もちろん。
おやすみなさい。
(夢にみたいなぁ)

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2008年2月22日 (金)

松竹座へGO!

バブルへGO!的に。(←この映画、みていないけど。)浮き足立ってます。
まってました松竹座。 まっててね松竹座。
今回は京都へも行っちゃうの。大阪・京都・大阪。古都を松竹座でサンドウィッチよ!?
では、いってまいりまーす。

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2008年2月21日 (木)

姉さん事件です ~文楽にノックアウト編~

昨日、国立小劇場にて文楽公演 3部義経千本櫻鑑賞して参りました。
こっそりと。
先月、国立能楽堂に行った時に ためしに聞いてみたら、最前列席がありました。聞いてみるものですなぁ。
有吉佐和子さんの『一の糸』を読んだあとの初文楽。人形使いよりも、義太夫が(それも三味線が)気になります。あの人の「音」に惚れて、私の人生が狂っちゃうかもと思いドキドキしてむかいました。
あー。狂っちゃったかも。

こんなに面白いとは、文楽。 もうびっくり。 みんなに、「大変です!ここにこんなに面白いものがありますよー」と大声でお知らせしたい。余計なお世話だけど。
何もかも面白かった。装束(衣裳?)も、あっ同じだわなど、いちいち歌舞伎と比べつつ干渉。義経千本櫻は、文楽で大当たりしたのをみて、歌舞伎が取り入れたものなので逆なのですがね。なんせ歌舞伎ばかりみているものですから。
「伏見稲荷の段」
最初は鳥居前ねと、また歌舞伎に置き換えて見る。静のうつむく加減がなんともかわいらしい。静の人形を使う和生さんと、静のお人形のお顔が似ているような気がしてきました。顔が出ているのに全然邪魔にならない。より感情が伝わるのは何故でしょう。 弁慶登場。大きい。義経に怒られて、えーんえーんって泣かないのね弁慶。握り拳を震わせて、大きいのに小さくなって悔やんでいる姿が格好よかった。 逸見の藤太 鼻の下が青くないのね。滑稽さがあるけど格好よかった。忠信に踏まれてしまったのを見て、ギャーって思っちゃった。 縄で縛られ、置き去りにされた静を 助けにくる忠信登場。ちょっと狐がでてしまったところを見て、なんだかぞくっとしました。
「道行初音鼓」
休憩をはさみ、今度は道行。恋と忠義は、いずれが重い~っていう義太夫の語りを楽しんでいると。舞台に一匹の白狐が。先程、わたくしを ぞくっとさせた勘十郎さん。白地に火焔の模様の羽織袴に裃。あら、りりしい。 きつねが、櫻の木の中に体を突っ込みゴニョゴニョしていると、パンっと櫻が倒れて、狐忠信が登場。参りました。 なんと格好のいい出なのでしょう。わたくしの心をわしづかみです。 そして、静に擦り寄る狐のかわゆらしいこと。切ないこと。あぁ。
圧巻なのは、景清の語り。忠信1人でなく、静と共に語るのね。もう、アクロバティック。なんという力強さ。それなのに繊細な心情も伝わる。あー格好いい。なんじゃこれ。 「あくしちびょうえ~かげきよと」と足を踏み鳴らして舞うところなんかホレボレ。口あけてみてたと思う。驚いた。
おひなさまのように、忠信が、義経の代わりに後ろに寄り添うなんてところは、歌舞伎だけなのですね。へー。櫻満開のなか、優雅にっていう歌舞伎の感じと違い、スペクタクルでとっても面白かった。
「河連法眼館の段」
あんまり面白かったので、もうぐったり。最後に河連法眼館の段。下にきつねをきていないので着膨れないのですね、忠信。人形だからあたりまえだけど。  ここの段もすごいことになってました。凄すぎる。もうあれもこれもぜーんぶ驚いた。なんじゃこれ。
狐から忠信へ。あれーどうなってるの?人形が変わるのは当然ですが、なんで勘十郎さんの着物も変わっているの。どうなっちゃてるの?口をあけてみちゃった。拍手するのも忘れるほど。
面白い。その面白さ以上に、きつねがけなげで。もう可哀想で。涙が出てきちゃった。 生き皮をはいで鼓を作るなんて残酷すぎです、人間。 おとっちゃん・おっかさんと慕う きつねのかわいいこと。 そんなけなげな源九郎狐は、己のことを何の孝行もせぬ畜生ものですって自分を責めるの。 あぁかわいいそう。(でも、「これじゃ ブタ・おおかみ並みだ」と嘆くのはブタとかが可哀想。)  そして、鼓をもらったときの尋常でない喜び方。あぁ可愛い。よかったねぇ。 もう壊れちゃいそうな程、手足が取れちゃうほど喜んでました。なのに乱暴にはみえないの。すごい。すごすぎる。なんでこんなに面白いの。もういやぁーーーー。
平成20年度マイベスト3に入ります、これ。まだ2月だけど。いやー面白かった。


 ・ ・ ・

ロビーに、どうしても種太郎くんに見えるお行儀のいい少年(青年)がいました。休憩の度、黙っているののに つい眼に入る育ちのよさそうな子。あの年代の観客は珍しいですしね。夏の鑑賞教室で義経をなさるから研究にきたのかしら。文楽好きなのかしら?それ以前に、ご本人だったのかしら。これも、何かのご縁だわ。やっぱり3月国立の切符を取ろうと思いました。

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2008年2月18日 (月)

2月歌舞伎座 昼の部

関扉の劇評を読んでから、気になっていた昼の部。やっぱりみたいなぁと思っていたところ、3階最前列をwebで発見。ちょうど東京マラソン開催の日。これ幸いと観にいってきました。
開演5分前に歌舞伎座到着。ギリギリセーフ。ちょうどそのとき、先頭ランナーが歌舞伎座前を通過しました。(1号車という車と共に通ったので、おそらくトップ集団かと。) 速い。 ダッシュにしかみえない。速い。ダッシュで42.195kmとは。恐るべし。 一流ってすごい。ギリギリに到着したのに、つい応援しちゃう。ガンバレー。ゼッケン番号すら読み取れない程速かったわ。
「小野道風青柳硯」おののとうふうあおやぎすずり。初めてみました。柳ヶ池蛙飛の場。蛙が力演。池から出てきて、地面をぴょんぴょん跳んで、柳の枝に飛びつきました。あきらかに黒子さんのサポートなのですが、うまくできているなぁ。小野道風は、梅玉さん。似合ってました。公家系はまんべんなく似合いますね。独鈷の駄六は三津五郎さん。動きがいい。お相撲のあの腰の落としっぷりは見事。最後は「おのれ道風」と、三津五郎さんが花道を六法でひっこみ。なのですが、その日は東京マラソン。 急に小旗を取り出し(読売新聞の!?)両手にもってバタバタさせつつの六法。小旗六法。東京マラソンを応援してました。パタパタ ドンッ パタパタ ドンッ パタパタ ドンッ。小旗振ってるのに決ってる!場内が沸きました。やるなぁX。
「車引」松緑さんの梅王丸に、錦之助さんの桜丸。そこに橋之助さんの松王丸が。組合せの相性ってものはあるなと思った。
杉王丸は、種太郎くん。なかなかどうどうとしてよかった。歌六さんの藤原時平は、人間じゃない力を持ってそうでした。
「積恋雪関扉」
おたのしみの関扉。どうしても、前半のところの感じが ちょっとつかみにくい。今回もそうでした。 ところが。後半にいくにしたがって、どんどん面白くなった。関守の関兵衛実は大伴黒主(吉右衛門さん)が、小町桜の前で目を閉じる。現れる小町桜の精(福助さん)。張り詰めた空気の中、言葉少なく舞う。緊張感があって、魅せられた。霞がかかっているような 不思議な気分になった。見ごたえがありました。面白かった。よく理解はできてないけれど、わからないけれどなんだか面白かった。満足。
「忠臣蔵七段目」
染五郎さんの平右衛門は、ちょっと線が細かったかな。でも若さあふれてました。芝雀さんのおかるは、勘平のことばかり考えている、かわいらしさがあった。幕切れで、幸四郎さんの由良之助によりそうとき、なんだか魂が抜けちゃったようで、急に大人びた感がでているようでちょっと哀しくなった。平右衛門は、ひたすら喜んでいるので、対象的でした。そんな感じが新鮮。2人のやりとりのところは面白かった。
高麗蔵さんの力弥、きれいでした。初々しさもあり。(台詞があるとしっかりして見えちゃうけど。)my first 高麗蔵丈舞台写真を購入。
舞台写真といえば、節分の日の豆まきショットの写真も販売されてました。染五郎さんに手をひかれる齋くんのは、反則技。かわいくて、つい購入。富十郎・大ちゃん親子のも購入。雀右衛門さんも節分豆まき写真がありました。芝雀さん、友右衛門さんと手をつないでいたらコレも買ったのになぁ。

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漫画祭・立春

引き続き、部屋を片付けたり、来週の遠征の仕度をしたりの土曜日。
来週は大阪にいるかと思うと、気合が入ります。
コツコツ。
息抜きに、おさるに貸していただいた漫画を読む。こっそりと。なぜかこっそりと。
磯谷友紀『本屋の森のあかり』(講談社)1,2
すばらしい。あぁ。学生時代、どうして本屋さんでアルバイトをしなかったのでしょう、わたくしは。この大変さを、体験したかったなぁ。
(一度、有隣堂の棚卸という一日限りのアルバイトをしました。棚の上から黒電話が アタクシの頭の上に落ちてきて大層痛かった。)
大変な重労働まで、「本のためだから」という思いで乗り切る登場人物達にうっとりとする。
色恋沙汰はもちろん言うことないのですが、結構大事なコトがあちこちに書いてあってなかなかの漫画でした。
おさるくん、いつもサンキュ。

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2008年2月14日 (木)

パン

世の中はヴァレンタインらしい。
Photo_2←かわいいパン発見。(結構大きい)
明日の朝ごはん。

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『仮面舞踏会』

世の中、建国記念日とか 初午の日とかだったり したのですよね。
週末から、家をあげて片付け中。 と申しますか、私の部屋から本棚やら タンスやらを出したために、わたくしの荷物が家中に。
自分のだらしなさが、家中に散乱。地獄の責め苦です。はずかちい。暮らし方って人柄に現れますね。
地道に片付け中。
きちんとしていないので、きちんとしたものに強くあこがれちゃう。
あっちこっちから、昔の本が出てきました。この絵本の謎、解きたくてたまらなかったけど、手も足もでなかった。今ならわかるかな?キット・ウィリアムズ著 坂根厳夫訳『仮面舞踏会 マスカレード』(角川書店)お誕生日にいただいた大事な本。久しぶりの再会。絵本だけど、持ち歩いて通勤電車の中でじっくりながめました。懐かしいなぁ。そして、謎はまだ難しい。
ちゃんと本棚に収納できたあかつきには、あれもこれもゆっくり再読したい。
それだけが楽しみ。あと、来週末の松竹座も励みです。

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2008年2月10日 (日)

ブラボー大観、ブラボー生々流転

「肉の日」と師匠がおっしゃいましたので、その提案のもと、お稽古仲間会で、お肉を食べてきました。送別会 兼新年会。夕方5時開始という気合の入った会。おいしかった♪。

昨日、帰りに新国立美術館へ寄ってきました。金曜は8時までなのでありがたい。
横山大観。実は、あんまり期待しないで出向いた。日本画の巨匠でしょ。まっ見ておこうかしら。ぐらいの感じで。友が、国立近代美術館で所蔵品の「生々流転」をみて、とても喜んでいたが印象的でした。今回、新国立美術館での展示があるので、あんなに長いもの、なかなか見れないしなぁと思ってでかけました。
あーごめんなさい。横山大観、ブラボーです。びっくりした。
金曜の夜でもわりと人が入っていました。とにかく先に生々流転を と思い、真ん中の展示コーナーへ。『生々流転』大正12年製作 絹本墨画1巻 55.3X4070.0 (国立近代美術館所蔵) 40mもの絵巻を、ぜーんぶ広げて公開。スペースをもたない館には、真似のできない技。どうだ!といわんばかりに広げられた作品は、墨だけで描かれたとは思えない大迫力。まいった。
静かな山の中から始まる。木々は、風の力でなのか、まっすぐ立ってはいない。静かな、うっそうとした森。川の流れがある。鹿がいたり、サルがいたり。樵が登場する。先に進むと筏で川を下りだす。山の中の小屋。女の顔がみえる。鶏・馬を飼って、樵を待っている妻らしい。どんどん進む。山の中に鳥居が見えたりお堂の屋根がみえたり。都がみえたり、漁師が見えたり。また山になる。どんよりしている。雨が降り注いでいるのがわかる。墨なのに。どんよりと じめーっとした雰囲気がある。川の流れがどんどん大きくなる。荒れ始める波。空の海の区別がつかなくなる。なんだか、晩年のターナーの絵画のようだ。恐ろしいほどの自然の威力。荒れた海だか、雲だかわからなくなる。そこへ龍が。まいった!どっきりした。神様にはかなわないと、人間を代表して思う。負けとかでなく、まいったという感じ。すごい作品。
横山大観55歳のときの作品だそうです。出展初日、関東大震災が起こったため、展覧会中止(あたりまえ)となった。その後、大阪出展で大成功のあと、東京でも大絶賛だったそうです。
入り口にもどり、最初から作品鑑賞。また生々流転も見て、後半も鑑賞。また巻物の作品が。『四時山水』紙本着色 45.4X2687.7 (横山大観記念館所蔵) 生々流転に比べれば短いが、十分見ごたえのある長い作品。趁無窮(むきゅうおう) と描かれた言葉から始まる。今度は着色。見た時に、若いと思った。力強く、これでもかこれでもかという威力を感じたから。 山も、人も、温かみがある。作品の最期は、綺麗な藍色の空にぽっかり浮かんだ月。なんとも美しい。 年表のところで発見。なんとこの作品は、昭和22年製作。御年79歳の作品。あんなに力強いものが!第二の生々流転を描きたいという思いで、製作された27mもの作品でした。またびっくり。 趁無窮(むきゅうおう)とは、きわまりのないものを、追い求めるということらしい。大観の芸術に対する姿勢とかかれてました。
「没後50年 横山大観 - 新たなる伝説へ」 と銘打たれたこの展覧会。大げさじゃありません。作品もたっぷり。真ん中に、生々流転もたっぷり40m。『夜桜』の六曲一双の屏風もある。なかなかの展覧会。途中に休憩コーナーを設置。大観の年表を、そこにおいたのも工夫。だいたい年表前に人がたかり、流れが悪くなるもの。考えた展示でした。グッズも、なかなか 心引かれるラインナップでした。
あぁ、とにもかくにも 大観万歳。

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2008年2月 6日 (水)

『有栖川の朝』

寒い。最近ものすごく寒い。そういうときには、本で心をあっためようっと。
「久世光彦が撮りたかった、最後の<お伽噺>。」と書かれた帯にひかれて、久世光彦の『有栖川の朝』(文春文庫)を読む。著者最後の傑作とある。最後なのだなぁ。
薄い本なの。もったいなくてゆっくり読む。行間に、温度とか匂いとか色とか、いろんなものを感じる。
漢字がいい。こういう字はちゃんと読める人間だありたいなと思う。字面からくる微妙な感覚を、ちゃんと理解したいと思わせる言葉に溢れている。
主人公はお月さん。年を重ねた婦人。そこに同居する安田と華ちゃん。結婚式をひらくらしい。有栖川とは・・・ひとくせもふたくせもある設定なのに、素朴。ある意味シンプルですらある。あれこれ想像しながら読む。画面が思い浮かぶような進み方。やさしいだけでない、人のもっている影の部分を淡々と、ただ淡々と描く方法が、ぽっと暖かいものを感じる。暖かいのだか決して甘くない。むしろ、残酷。ドラマにしてもらって、それをみてみたかたったなぁ。でもこの本を読むのが先に限る。そんな一冊。
お月さんは田中裕子でお願いします。(お婆さんにもみごとに化けてくれそう。)

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ティーン

毎年、年賀状を交わすだけになってしまった友人がいる。「あいたいなぁ」と書くのですが(思うのですが)、すぐ一年経っちゃう。
そんな中、「本当に あおう!」と電話をくれた友と再会してきました。友と知り合いになったとき、わたくしは19歳でした。うわぁー。
お互いのコトがわかるか 待ち合わせまで ドキドキしました。
待ち合わせ場所に行ったら、男の人が立っていました。あれ?性転換?と、ちょっとだけ思っちゃった。その後、すぐに友人(女子)到着。よかった。
これまでの会わなかった期間が、全然気になりませんでした。なんだか安心して話ができました。楽しかったなぁ。

もし友人が女子から男子になっていても、話をちゃんと聞くことができたら 案外受け入れられるなぁって思った。 そんな話、一言もでなかったけど そう思った。深い意味はないけど。変化を含めて友だなぁって。今日の友と、変化と何の関係もないけど。友っていいな。
なんか変な感想。

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2008年2月 3日 (日)

松本白鸚二十七回忌追善大歌舞伎

Photo 降りました。起きたら一面真っ白。ぽっぽ、ぽっぽと降り続けました。暖かい おうちの中からみている分には、きれいでいいなぁ。うちの前の公園で、子供が大の字にひっくり返って人型作ってました。かわゆい。
雪の中、歌舞伎座へ。松本白鸚二十七回忌追善 二月大歌舞伎夜の部観劇へ。雪でも、みんな見に行くのね。私達(withおさる)もだけど。
寿曾我対面
豪華な並び。祐経の富十郎さんと、五郎の三津五郎さんがもうちょと大きくみえるかと思った。存在感でできる人なのに。好きだからこそちょっと辛口。歌昇さんの小林朝比奈が若々しくって別の人?って思っちゃった。でっかくてよかったわ。
口上
幸四郎さんを真ん中に、雀右衛門さん、松緑さん、染五郎さん、吉右衛門さん。松緑さん偉いな、若いのに。そういえばお祖父さんは兄弟なのですものね。白鸚さんは写真でしか存知あげませんが、厳しくあったかい人だったようです。
節分
Setubunn_32月なら断然節分デーに。昼か夜か、どちらで撒くか賭けでした。口上のあと、一度定式幕がしまり、開くと今月出演の幹部のみなさま勢ぞろい。ずらーっと。数え切れないほど。あたくしの年の数より沢山いました。(ウソ。)こんなお楽しみがあったら、1等の人はうれしいですね。皆様紋付袴で登場。染五郎さんと手をつないだ斎くんが、舞台あらしでした。かわいいのだもの。富十郎さんも大ちゃん(鷹之助くんでしたね)と。いいなぁ。3階の庶民には、歌舞伎座職員の方が非常に偏った感じで配ってました。運良くいただきました。やった!今気がついたのですが、次の熊谷陣屋の方々はいらっしゃいませんでした。
熊谷陣屋
もう、陣屋は・・と思っていたのですが、案外じっくりみちゃった。芝翫さんの相模好きだなぁ。梅玉さんの義経は品があります。弥陀六の段四郎さん、いいなぁ。
春興鏡獅子
口上で、染五郎さん初役というお話がでました。染五郎さんがお子さんの折、一日だけの公演でなさったことがあるそうです。そのときに高麗屋でやっと弥生役者が出たねと言われた思い入れのある演目だそうです。(幸四郎さん談。)そういうのを聞くと、余計楽しみになります。意外に?!お人形さんのような弥生でした。かわいらしい。とてもなめらかでした。メリハリがないかもって思うくらい。とてもキレイな動きなのですがなめらかななので、すこしもったいないような。文句はないのですが。獅子になってから一転してキレがあって見事。動きがキレイ。ダッと音を立てるところよりも、そこへもっていく所作がきれいで感心しちゃった。胡蝶も見所!梅丸くんが大健闘。高砂屋・高麗屋と大向こうのタイミングもばっちりで、にっこりしながら、間のよさ・達者さに驚いちゃった。もうひとりの胡蝶(錦政くんらしい)のやる気(小ささを跳ね飛ばすかのようにすばやく動く)に引っ張られず、相手をしっかりみて、きっちり踊る梅丸くんのうまいこと。今までみてきた胡蝶のこととか思い出しちゃった。マイベスト胡蝶はなんといっても岡村研祐くん。今の尾上右近さんの天才ぶりは忘れられません。がんばれ胡蝶君たち。
今月の歌舞伎座観劇予定は今日の夜の部のみ。でも、昼も観たくなちゃったなぁ・・・

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2008年2月 1日 (金)

陰日向に咲く

久しぶりに、おさると一緒に邦非映非連活動。映画の日と金曜日がかさなるなんて、いいですなぁ。
「陰日向に咲く」を見に行く。なんだか、どん底的な状況にいる人のあがき、進んでいくのがみたい気分でした。(そういうイメージ)
そんなわたしのどんよりした感情(?!)を、さらりと流してくれました。
ひとつづつの話に、ぐっととりこまれているうちに、うまいことリンクしていって・・・みごとなオムニバス。こんなによくできた話だとは、正直思わなかった。ごめんね。
ピン芸人って、あんまり好意をもてないわたくしですが、劇団ひとりだけは別。おうむみたいなのを連れて商店街をあるくマドロスさん役で登場する番組をみて、悪くないと思いました。
ギャンブル好きで、手をださずに入られなかった借金まみれになったシンヤ、岡田くんが主人公。ぬきさしならないこととか、憤りとか、あきらめとか、期待しないとか、期待しちゃうとか、いろんな思いがよく伝わった。
「ひとりじゃない」ってこういう意味だったんだ。人のことを思う気持ちって、何かにつながるのだな。どうでもいいことなんかないし、想いは大切にしたい。
泣かされかされました。目が腫れる程。泣きたい気分じゃあ なかったのになぁ。いい話のせいだ。ばかぁ。

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