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2008年3月28日 (金)

『おまけのこ』

読むのがもったいなくてとっておいた、畠中恵の『おまけのこ』(新潮文庫)を読む。腰がアテテなので、気分を盛り上げようと思って読む。
畠中さんの物語は、読み始めると、すーっとその世界に入ることのできる。空気ができる。 いいなぁ。 主人公の若旦那は、とにかく病弱。そんな若旦那を守るためなら、なんでもできる妖や、大甘な両親に守られ暮している。そんな我が身に ため息をつきながらも、あきらめた範囲の中で、なんとか気を強く生きていく若旦那。ひねくれるのとも、あきらめるのとも、何とも違う あのスタンスの妙。見事。
一緒になって、ため息をついたり、悩んだり、微笑んだりしながら、大事に読み進めました。
子供のころの思い出を語るところが、なんとも胸があつくなりました。体は弱いけれど、気持ちの大きい若旦那にメロメロです。

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