« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »

2008年4月29日 (火)

日光・月光

展覧会鑑賞の覚書。その③。

「国宝 薬師寺 ~平城遷都一三00年記念~」展
於;東京国立博物館 平成館
今年もまた、東京国立博物館パスポートを購入。毎年干支にちなんだ作品が表紙になっています。今年は、チュー。江戸時代の鼠牙彫根付でした。年間、4回平成館の企画展をみるならば絶対におとく。京都、奈良、福岡の国立博物館にも入場可能。もちろん企画展も。遠征の折にも便利なことこのうえなし。
相変わらず平成館の企画は面白く、人もいっぱい。今回もなかなか。スクリーンを駆使し、協賛のキャノンの威力がでていました。あと一歩いきすぎてしますうと、やりすぎギリギリな斬新さ。あとちょっとでアトラクションとかがありそうな感じでした。唐招提寺展の方が、大きな仏像の見せ方はうまかったかな。朱色を効かせすぎ。 休ヶ岡八幡宮社殿を模型で再現し レプリカを配置、逆側にガラスケースを置き 重文 板絵神像 実物を展示するなど、観覧者を分散する工夫も面白い。 玄奘三蔵の像なども展示。夏目雅子か・・・と思ってみる!? 光背のない、日光・月光菩薩というのが貴重。光背があるほうが、腰の角度を感じるのが不思議。あんなに大きいのに、継ぎ目のめだたないことに驚く。仏像でなく、展示物でした。手を合わせている人がいないというが、不思議。でも 明るい場所で、像の周りを、ぐるーっと巡るとありがたいような気持ちになりました。金堂本尊 薬師如来像の両脇侍である日光・月光菩薩を、薬師如来なしに眺める機会はないのだなぁ。
今回の展示で、13もの国宝指定のお宝を拝見致しました。
企画店の売店。いつもながらお見事。うまいものを置くので、ついつい欲しくなる。仏足のTシャツに惹かれたが、今回は汎字の根付を購入。先日、善通寺で購入した三鈷の根付と一緒に携帯につけてみた。おさるに、おばあちゃんの携帯みたいと言われる。わたしもそう思う。
これからも、興味のあるものを フットワーク軽く、あれこれ見に行きたいなと思う。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ウルビーノのヴィーナス

展覧会鑑賞の覚書。その②。

「ウルビーノのヴィーナス ~古代からルネサンス、美の女神の系譜~」展
於;東京西洋美術館
これも、鑑賞券をいただいたのでホクホクと。大行列&大混雑間違いないと思ったら、ほどほどでした。よかった。
ダ・ヴィンチの受胎告知のときにも思いましたが、現地では 周りにお宝がありすぎて、一つの作品に こんなに集中してみませんでした。これだけ、クローズアップしてみるのもいいものです。
ヴィーナスに注目した作品。そのテーマがよくわかって面白かった。ティツィアーノの「ウルビーノのヴィーナス」は、格段に違う。人物が一番美しくみえる採寸なのであろうか。左手の小指につけた指輪の部分をみると、妙になまめかしい。指輪の輝きと、指輪をはめた指先が生々しく、写真のようにリアルに感じる。全体をみると人のようで、人のバランスを超えた完成されたバランスが、リアルさを超え 絵画だからこそ なしえる構図である。その微妙に狂ったバランスに魅力を感じた。
ミケランジェロの下絵にもとづく、ボントルモの「ヴィーナスとキューピッド」の肉感的な力強い作品も面白かった。一部屋づつ、同じ題材の絵画が集まっていて見比べる楽しさがある。
ヴィーナスに愛され 猪に殺されるという最後を迎えたアドニスを取り上げた部屋、3人の女神のうち 誰が一番美しいか決めさせられたパリスの審判がテーマの部屋では、神話を読み直そう!と思った。またフィレンツェにいきたくなった。
会場のはじめにあった作品の、紀元前4世紀前半という途方もない年代に驚く。
常設展示も鑑賞。ドニの絵、やっぱり好きだなぁ。西洋美術館の職員で、イタリア人ぽい方が(まぎれもない日本人だけど)ご婦人の「美術館に対する意見」に、丁寧に耳を傾けてあいづちをうっているところを興味深くみる。イタリア男のしそうな対応ぶりなのですもの。ジェローラモか。神々しい作品の横で、コレと一緒に写真を撮ってと同行者に頼む、フラメンコみたいなスカートをはいた女性とか(オーレ!って感じ)、常設展の観客まで観察して楽しんじゃった。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

痙攣する美

展覧会鑑賞の覚書。その①。

「シュルレアリスムと写真 ~痙攣する美~」展
於;東京都写真美術館
鑑賞券をいただいたのでホクホクと。
有名な作品が多く、深い理解がなくとも綺麗な作品が多く楽しめた。「シュルレアリスム(超現実主義)とは何か」という問いかけから、「写真とは何か」という問いかけに繋がる考察の場として、視覚世界を約200点で紹介というコンセプト。そう深くはわからないが、プロの写真はあきらかに違うと思った。
カール・ブロッスヘルトの『自然の驚異より』という植物の一部分の写真作品が、とても気に入った。トクサなんて、よく今まで無事に残っていたなぁと関心するような貴重な建築物にしかみえない。
売店に気になるグッズ多し。次にいくときに あのてぬぐいを買おうっと。ミュージアムショップ ナディフ バイテンの名前にひっかけてテンがカメラを持っているもの。てぬぐいは、もう買わないと自制しているのだけども、あれはミュージアムグッズというくくりでお許しねがいたい。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月27日 (日)

成田山 開基 1070周年記念 奉納

022「成田屋贔屓大集合せよ。」
「了解です。」
成田屋祭りです。もう成田屋贔屓大喜び。そしてみんなも大喜び。
成田山に行って参りました。海老蔵襲名のお練り以来の成田山です。行事のときにしか訪れなくてごめんなさい。
京成スカイライナー「成田屋号」で、成田屋一門が成田到着。1時お練進発式。JR成田駅前より、新勝寺表参道へ。薬師堂、総門を通り、大本堂前にて歓迎式。1時15分出発、2時15分本堂着というゆっくりとしたものである。という調べがついていたので、スカイライナー到着ちょっと前に、京成成田駅到着。トイレにいって、まだ到着していないみたいと、そのまま駅のホームで休憩。サンドイッチなんか食べていたら・・・あれ?そろそろお練り出発時間では?そういえば、トイレからでてきたときにスカイライナーが去っていくのをみたなぁ。あれだ!さっきまで、改札外が大賑わいだったのに・・・JR成田駅前に移動。あれ?閑散としてる。日にち間違えちゃった?新勝寺表参道へ。ずーっと先に紙吹雪発見!よかったー。とお練り行列に追いつく。そんな、のんきなスタートでした。
011_3 報道カメラマンや、地元の人についていき、抜け道を通り先まわり。すぐ近くで、お練りをみることができました。途中何個もくす玉を割って、ゆっくりと進む一行。こんぴらのときには、人力車でしたが、成田山は、徒歩移動でした。笑顔の團さま。笑顔ってよりも超然とした感じの海老蔵さん(民衆よ、集まってくれてごくろうって感じ)。うれしくて手をふりつつ、何度か先回りして楽しみました。

本堂前で式典。地元の人の後をついていく抜け道作戦をしたため、早くから本堂前で待機。いい感じのところでみることができました。スーツ姿の新蔵さんが、蝶ネクタイでした。支配人?!團さま、海老蔵さん、右之助さん、市蔵さんのご挨拶を楽しむ。うろうろしたり、キョロキョロする海老蔵さん。座頭のときはあんなに頼もしいかったのに、この感じがいいわぁと思い團さまをみると、横の方ににこやかに手を振ってらっしゃいました。おおらかな親子です。いいわぁ。
3時から整理券を配布。ということで並んだのですが、少し前で終了。残念。でもコレが後で 功を奏することになるのであります。 6時の奉納舞踏まで3時間。たっぷり時間があるわと、ご朱印をいただいたり、上のお堂にいったり。開基1070周年記念ということで、商店街では、1070円商品をだしているっていうことで冷やかしに行きました。そこで、うなぎのいいにおいに誘われ、うな重をいただく。ビールもちょっといただく。 立ち見なので、早めに待機しよう(←おさる、ナイスアイデァ!) 1時間半前には特設会場へ。すでに、立ち見がいっぱい。報道スペースが多いの。次回は、特製”報道Tシャツ”を作って潜り込もうと相談。花道近くの前の方の なかなかのポジションを確保。 あれ?あれれれ?舞台に・・・・長唄さんやら鳴り物さんが実際に音をだして音量を確かめたりしてました。 ななななんと!舞台の浴衣姿の人達は、あれ右之助さん?きゃー海老蔵さん、團さまに、市蔵さんに、成田やお弟子さんたちもみんな集合。升寿さん寒そうだわと心配したり、新七さんは黒子姿ねと浮かれたりしてみていました。 次第にその真剣さに、こちらも真剣に。 海老蔵さん、團さまは、舞台を歩き回り、じーっと考え込んだり、舞台から下りて全体をみてみたりと、とても丁寧に確認なさっていました。貴重な場面と遭遇しました。音声が十分かどうかを確認する右之助さんは、なんだか かわいらしく、市蔵さんは、鉦の音が異常に響かないかと気にされる様がよかった。 團さまは、自分の分だけでなく、囃子方とか、全体をしっかりみて、いろいろ声をかけてらっしゃいました。 海老蔵さんは舞台に本当に真剣なのだなぁという こだわりをひしひし感じました。周りがまったく見えていない感じ。自分の納得がいくようとことん確認していました。 プロとしてすべきこと、絶対にみることのできない準備の部分をみるという幸運に、静かに じーっと見つめてました。見ているこちらも姿勢が伸びます。いいものをみました。
6時から大本堂正面特設舞台で、挨拶、口上、連獅子の奉納舞踏。舞台の横近いところでしたので、横顔の美しさにぽーっとなる。親子の口上。あのツンとした鉞髷が並ぶといいですね。待ちに待った連獅子。松竹座と違って今度は子獅子の海老蔵さん。やっぱり、まだこっちです。元気いっぱいで、けなげで、お父ちゃん大好きな子獅子。きりっとして、若さあふれていいです。元気よすぎるところもあるけど。丁寧なんだけどね。 團さまのおおきな、どっしりとした親獅子によく似あう。 右之助さんと市蔵さんの宗論の間のあと、獅子登場。仮のこじんまりとした花道に退場した獅子は、本堂の壇上からそろって登場。階段の両脇を静かに、おごそかに登場。 獅子頭を振りまわし舞いおさめる。なんだかあっというまに感じるほど、集中しました。 緞帳がおりてこないこの舞台ではどうするのかしらと思ったら、息ぴったりに左右にわかれ、一歩づつ段をあがり本堂へと消えていきました。世の中に降りてきて舞い、また戻っていってしまうような、どっしりとした おごそかな入退場に、しびれました。いい舞台との出会いでした。
大満足で、家路につきました。片道、電車だけで2時間也。成田は遠い。一日仕事でした。
12時間近く、おさるとひっきりなしに話したり、喜んだり。今、感じた思いを口にだして、何度も、倍増して楽しみました。あー楽しかった。4月に2回もお練りをみた幸せものであります。ブラボー♪

| | コメント (6) | トラックバック (0)

2008年4月24日 (木)

『むかしのはなし』

三浦しをん先生の『むかしのはなし』(幻冬舎文庫)を読む。
昔話を下敷きとした、六つの短編集。はなさかじいさんとか、かぐや姫とか。各章の扉に、昔話のあらすじがまとめられている。「~無理難題を突きつけた。クリアできた人はだれもいなかった。~」 その、まとめ方もいい。
昔話からくるインスピレーションのようなものを、作品から強くは感じない。が、観念的に通じるところがある。教訓くさくない。その匙かげんがうまい。
短編集じゃなくて、もっと読みたいと思わせるところで、止めるところがいい。
と思っていたら・・・やられた。ソコがそういう伏線になっていたのか。参った。うまい。7つの物語のもつ、「つながり」に驚愕した。
人との温度が実にうまい。そういう未来の日に比べたら、今の世の中のうまくいかなさかげんまでが、いとおしくなる。みごとな一冊でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『東京DOLL』

石田衣良の『東京DOLL』(講談社文庫)を読む。単行本の時の表紙は、香椎由宇ではなかったかしら。オダジョーとの結婚記念に読む。(ウソ。)
できすぎ。
主人公は、才能あふれ、財力があり、見た目もよい30代のゲームデザイナー。彼女は、編集者というキャリアを持ち、気くばりができ、魅力的な20代後半の女子。そこに、神秘的なセンスをもち、夢を持ち、モデルとして見込まれたが、自分の魅力に気がついていない少女が登場。彼氏は、芯の通ったものをもち、鋭いまなざしの喧嘩の強い少年。 でてくるものはブランドもの。しかもセンスがよい。大きな資本の波にのまれることがいいのか、いろんな悩みはあるみたいだが、うーん。世界感が違いすぎて、今ひとつのれなかった。すまん。
医学界のような、別世界で専門用語がとびかっても、面白いものは面白いのに。 うーむ?と思う石田衣良作品にであうとさみしい。だっていいものは、すごーく好きなのだもの。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年4月22日 (火)

『写楽殺人事件』

あー明日でこんぴら歌舞伎も千穐楽ですね。初日にみたのが、もう遥か彼方のできごとです。どうなってるのかなぁ。みたいなぁ。夏祭りがどうなったかなぁ。海老蔵さんのお辰は、すこし柔らかくなったかしら。がっちりしてたもの。でも好きだけど。さっぱりとした浴衣に着替えた団七 格好よかったなぁ。団七と義平次の長町裏の場面、もう一回みたいなぁ。なんで、もう一回分取らなかったのかしら。いや、あれだってやっとのことで手に入れた切符だったのだわ。千穐楽の日のイベント、三味線餅ってなにかしら。あー 確認しに行きたいなぁ。

高橋克彦の『写楽殺人事件』(講談社文庫)の読み直し。再読とは思えないほど、新鮮なのは何故かしらん。びっくりするほど。殺人事件があったことすら忘れてた。(タイトルに書いてあるけど?!)写楽とは、実は誰なのか。大学に残り、浮世絵の第一人者とされる教授のもと助手として、研究に励む津田が、古書店から、1冊の文献をもらう。その序文から、推測が始まり・・・画人の名前がでてくると、名前に聞き覚えがあるのに作品がすぐ思い浮かばず、あーどういう絵だったかしらと思う。そこを把握して読めば、もっと面白いのだろうなぁ。 子供のころ、大人の仕事は全部 研究だと思っていた時代がありました。遺跡発掘みたいなイメージ。この本こそ、子供時代の私の思う「大人の仕事」です。でも、世の大人全員が研究してたら、世の中回らないじゃん。
えー!え?えー!の連続で、今回の読み直しもまた楽しませていただきました。また読もうっと。
ちょっと今、東北にいきたい気分。もちろん!研究に。(秋田の康楽館の歌舞伎公演とひっかけて なんて・・・)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

いろはにほの字

昨日、「かまわぬ」丸の内店、「まめぐい」グランスタ店をはしごし、エルメスのギャラリーに寄ってから、歌舞伎座 夜の部へ。
仁左衛門さんの弁慶を観て、一ヶ月心ここにあらずという状態になったという友の言葉で、1等奮発。魂抜いてもらいましょうと歌舞伎座へ向かいました。先週、観劇した友人たちからも、それぞれ とにかく格好いい!と報告を受け、いやが上にも高鳴る期待。どれだけ期待しても、それを裏切らない、滅法いいものをみせていただきました。
しかし今月は、本当によく売れていますね 切符。仁左玉に勘三とくれば、大人気なのはわかるけど。今日も、ぎっしり大賑わい。「歌舞伎座百二十年記念」とやたらと表記されています。それにかこつけて、切符の値上げなんかしないでね。

『将軍江戸を去る』
1階2列目という いい場所から観劇。集中してせりふを聞いていたのですが、ちと難しい。でも、子供でもわかる程の感情の起伏のおかげでじっとみた。橋之助さんの山岡鉄太郎が、三津五郎さんの徳川慶喜へ とるべき道を必死に伝える。そのちょっとくどいほど、追い詰めるように説明する大げさぶりが 歌舞伎なのだなぁ。演劇でなく、芝居だなぁと思った。主のために、思いを最大限に表現。そこだけが重要ってほど大げさに。そして、私はそこが好き。 橋のたもと、人民になごりを惜しまれる徳川慶喜に、そこが、江戸の端でございます。その先は、江戸ではございませんみたいなことを あえて熱く言うの。すごいわぁ。ちゃんとわかっていないのに、もらい泣きしそうでした。

『勧進帳』
お楽しみの勧進帳。仁左衛門さんはあんなにスマートなのに、仁左弁慶は、大きかった。ちっとも細さを感じさせなかった。受けて立つ富樫は、若々しく熱かった。勧進帳は、熱血の弁慶が、クールな富樫相手に対決というイメージだったのですが、今回は新しいものを感じました。黙っていても、情熱的な富樫。命がけだが、冷静に事を 乗り切ろうとする弁慶。うんまい。力をもったもの同士ががっぷりと組み合うと、すごいものが見れるですね。豪華配役で、見ごたえたっぷりでした。
仁左弁慶の延年の舞は、ずいぶん御酒を召し上がり上機嫌でした。とにかく喜んで。どっしりかまえてる人の意外な一面を見たという感じ。そこが面白かった。とても丁寧でしたので、ひとつひとつの所作の意味がよくわかる。胆を感じる舞でした。
二人とも、全く異なる立場なのに、相手に敬意を払い、胸をあつくし、命がけで受け答えする。みごと。
玉義経は、弁慶が 打擲することで 難を逃れた後、礼をいい、真っ直ぐに弁慶を見つめ心から手を差し伸べるところが、毅然として とても美しかった。
気迫あふれる取り組みに、気持ちを張り続け控えている四天王に頼もしさを見た。じっとしているだけでその息遣いって大変だろうなぁ。鶴松くんの太刀持ち、品があって緊張感があって結構でした。いつも楽しみな長唄連中をみる暇がなかった。

『浮かれ心中』
井上ひさしの「手鎖心中」の歌舞伎化。生きている人の作品。でも、これは今 生きている人のでないみたい。(褒めてます。)昔に書かれたような空気、味わいがある。
こういう浮かれた感じは さすがです、勘三郎さん。サービス精神旺盛で、人を楽しませるのが大好きで。ちょっとサービスしすぎって程。昼の部の半さんをみてるので、余計思う。ごきげんにちゅう乗りして飛んでいきました。世話もので、勘三郎さんと三津五郎さんが、仲良しの役をなさると、本当にいい味がでる。この味は中々でるものではないです。普段から髷を結っていそう。せりふもいいの。三津五郎さんが見惚れてるところ、扇でからかいながら、「おまいさん、あの花魁に いろはにほの字だね」なんて。達者な人が言わないと、ちっとも面白くない一言になっちゃう。勘三郎さんのそのひとことに、聞いてて にっこりとしちゃった。
橋之助さんの大工の「せいさん」。 かっこいい。久しぶりに、そうコレよ コレ!って思った。いいわぁ。七くんのきれいなこと。そして達者なの。花魁道中の堂々したとこや、はすっぱな会話、どんどん うまくなる兄弟だこと。
全体的に、面白く万人にわかりやすいおかしさにあふれる中、時蔵さん一人だけ、のーんびりとおおらかに歌舞伎らしく動くのが、よかった。いいわぁ。萬や~
七之助さん、梅枝くんは、それぞれ、時蔵さんや勘三郎さんと親子というより立派な共演者でした。しみじみ思った。
あー満足。うかれて家路につきました。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月20日 (日)

SARAH・SZE

ひさしぶりに メゾンエルメス8Fへ。サラ・ジー展をみてきました。
アメリカの女性アーティスト、サラ・ジー。日常生活用品でつくるアート。ペットボトル、ダンボール、ひも、クリップ・・・。素材的にはダンボールハウスと同じ。超 身の周りの物で、超 大きな物体を作って、超 高級店に展示。そんな感じ。でも、なんだかポップで、明るくて、やっぱこれは作品なんだなぁ。
色見本の紙や、鏡、ヒモ、が散乱し、どこまで近づいていいのやら。こわごわと近づき、ふーんと思う。係の方に、上からも作品を鑑賞できると教えていただき、上にのぼって見下ろしました。そうすると、いろんな効果がよくわかり、きれいだなって思った。よくわからないけど、きれいだし面白い。
前も、ここにインスタレーションをみにきました。インスタレーションって何?っていいながら。その場で製作される、一時的な造形作品。恒久設置されたもの以外は、同じシチュエーションで再現するこが困難な作品のようです。その場であることに意義があるもの。
ここは無料ですし、お天気の時は、太陽のキラキラした明るさの効果もでて、なかなか面白いです。夜は、またネオンのキラキラで、別の面白さがでるかも。(エレベーターは一時話題になったシンドラー社のもの。)作品の量が多くないので、何かの用事の折に追加して来ても疲れません。まだ3回目ですが、くるたび珍しいものをみたなぁって満足します。ありがとう、エルメス社。おすすめ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月19日 (土)

おやかたさま祭

金曜日、日生劇場に風林火山を見に行ってきました。3等席から鑑賞。
とにもかくにも、亀治郎さんが楽しそうでした。最後に、こちらに飛んできてくれるというサービス振り。あれもこれも1人でやって、楽しくってしかたなさそうでした。貫禄がつきすぎて心配。そんな感想を持つほど、大きな おやかた様でした。
開演15分前には、到着していた方が楽しいコトが起こりますよと教わっていたのですが、3階からは、ちょっとしかみえませんでした。でも、なんだかアレコレ企んでいる感は、伝わってきました。「風林火山」のテーマソングも、これでもか というほどかかってました。いくら、蜷川さんに、最初が肝心って言われたからって・・・ 最初っから、グランドフィナーレみたいに、みんな登場。おかしかったわ。こんなに最初に盛り上げちゃって大丈夫?って心配しましたが、そんな心配ご無用でした。 
音響とライトも、ドシドシ使用してました。舞台へ、客席へと照明があてられました。黄色いライトの残像が視界に残って、みえにくいほど。あまりに照らされて、未知との遭遇をおもいだしちゃった。
弟の信繁の嘉島典俊さん、台詞がはっきりきこえました。やるな。TVでも舞台でも発揮ですね。橋本じゅん氏に救われました。うまいね。メリハリがきいて、さすが。あとは、もうとにかく亀ちゃん。楽しそうでした。どれもこれも、オレできるよと言いそう。そしてできそう。由布姫も、於琴姫もできそう。一人芝居!? 
今月は、歌舞伎座でも日生劇場でも飛んでますね。御園座はどうでしょう。(こんぴらは飛んでませんでした。ぶっ飛んでいましたけれど。)

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月17日 (木)

第42回野村狂言座

恒例の野村狂言座にいってきました。昨日の演目は、『樋の酒』『鬼の継子』『謀生種』『靱猿 -替之型-』見ごたえのある番組ばかり。年四回公演を1年単位で申し込みのため、座席は、やや前・やや後ろと順番に交代するように割り当てられます。なので、いつも席の回りの顔ぶれは、似た感じ。前回の公演の時に、よい香りをつけてらしたご婦人がいらっしゃいました。今回、たぶんお隣の方だと思う。品のあるいい香り。あーこれなんの香りかしら。知りたい。聞けない・・・。いい香りだったなぁ。
『樋の酒』
留守中に、楽しそうに主の酒を飲んでしまう太郎冠者と次郎冠者。おおらかなお二人(石田師、高野師)でした。
『鬼の継子』
夫 藤吾三郎に先立たれたばかりの妻子のところに、深田師の鬼が、「ひとくさい~ とってかもうぉ~(取って噛むぞ)」と登場。食われるか自分と一緒になるかとせまる。藤吾三郎が極楽にいかれるよう頼むため従う妻。鬼が、生まれて初めての子守をする。あやして、案外かわいいものだと目じりを下げる(面をつけているけど)。けれども、最後に まじまじと赤ちゃんをみて、やっぱりうまそうだなぁという終わり。やっぱり食べたくなちゃうの?!おおらかな演目です。
『謀生種』
伯父と甥のホラ吹き合戦。万之介師と遼太くん戦い。やっぱり、万之介師にはかなわない。まことしやかにウソをつく、とぼけた感じが秀逸です。琵琶湖の水を飲み干したらしい。琵琶湖そのものでお茶を点て、泡を吹いては、ずず。泡を吹いては、ずずと飲み干したと。遼太くんの、カタイと思うほど きっちりとまじめにウソをつくところとの対比がよかった。
『靱猿 -替之型-』
久々の靱猿。今回の靱猿 -替之型-という形式。最後の謡がたっぷりと長く、猿曳の大変そうなこと。長い一人での謡。万作師が謡うと、きっちりとメリハリがわかる。ひもをひく様、小猿の装束を直す様、何をするにも余計な動きがなく、的確。
萬斎師の大名は、のんきで勝手で、でも憎めない お金持ちでした。ちょっとあっけらかんとしすぎかも。その差がみせどころなのか。
裕基くんがみるみる大きく、立派になって、驚く。ドキドキするところがひとつもなく、わかった動いているのがすごい。きゃぁーきゃぁーきゃぁーの声の元気なこと。見るたびに変化(成長)を感じる演目です。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月16日 (水)

『チーム・バチスタの栄光(下)』

引き続き、海堂尊の『チーム・バチスタの栄光(下)』(宝島社文庫)を読む。海堂尊さんって、本物の医師なのね。コレ前にも聞いて驚いたような気もするけど。
上巻 同様、下巻も面白い。 鳴り物入りで召集された、バチスタ手術のチーム。30連勝で、成功を収めた手術が、3回術死を出した。チームリーダーである名医の依頼で、第三者による検証を依頼される。怪しいような、真っ当なような、しがらみのような、正義のような、面白いなぁ。そこででてきたのが田口先生。下巻には、もうひとり登場。白鳥。読んでいるこっちにまでダメージがくる。問題解決のために手段を選ばず。難問解決であっても、その言葉の責任とれるの?とも思う。友達じゃないのだから、後に とりもどす信用なんてものもないし。
そんなこと知らないよぉ。っていう感じの展開とも思いましたが、今まで知らなかった種類の面白さでした。
こんなに面白いのに、映画の仕上がりは、そこそこらしい。なぜでしょう。
なぜ上下巻にする必要がわかりました。こんなに、がらっとかわるのだもの。上は、なんだかどこかひっかかるものが、あるような ないような。下は、むちゃくちゃひっかきまわされる。2冊に分けたのは、値段かせぎではないことがわかった。 でも読者は、1冊になっててもちゃんと切り替えできるよ。 第4回「このミス」大賞記念に、1冊にまとめてみたら どうであろうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月15日 (火)

『チーム・バチスタの栄光(上)』

気になってたけど、なぜか手にとらなかった本。海堂尊の『チーム・バチスタの栄光(上)』(宝島社文庫)を読む。
バチスタって、左心室縮小小形成術の手術の名称なのね。創始者であるR・バチスタ博士の名前をとって。難しい手術(大雑把)ということはうっすらわかってましたが、なんだかスターバックに関係しているかも?って勘違いもしつつ!?読みました。(バリスタは、コーヒーのプロらしい)
病院内のものって面白い。医師もののドラマが面白いように。映画では田口医師は、なぜ竹内結子なの?好きだけど。だって、女子じゃん。なんて思いつつも、結構ぐいぐい読む。あんまり急ぐと、帰り道に読むものがなくなっちゃうので、なるべくゆっくり読もうと思うが、面白いのでつい、ぐいぐい読んだ。田口先生と一緒になて、いろいろ考えながら(推理しながら)、読んじゃった。
うすい本。(皮肉でなく、実質的な本の厚みが。) なのに、なぜ上下巻にする必要があるのだろう。本多孝好の『真夜中の五分前 side-A』『真夜中の五分前 side-B』Bは、薄い本だが、分ける意味がちゃんとあった。下巻を読めば、納得するのであろうか。下に続く。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月12日 (土)

大人の歌舞伎

歌舞伎座へ。まずは、昼の部を鑑賞。
なんだかね。大人でした。
大人だなぁってしみじみ思っちゃった。あと、歌舞伎座ってひろい。こんぴら歌舞伎が、あまりに 熱く・若く・勢いがあったから あてられちゃったのかなぁ。少々クールにみちゃった。そんな自分にちょっと驚く。
「本朝廿四考・十種香」
本朝廿四考の白須賀六郎が、my first 新之助観劇でしたので、どうしても比べちゃう。錦之助さんは、力強さで押すより丁寧に押していました。その後、原小文治の團蔵さん。なんだか悪いひとにみえる。白須賀六郎を助けて、一緒に勝頼のお命頂戴!のはずなのに、ちょっと白須賀六郎を出し抜きそうにみえました。
もともと時蔵さんは好きなのですが、最近 更に気になるの。八重垣姫は、姫の立場にいる人が、熱烈に好きっていってる感じがでてよかったです。
(高位の姫君の一途な恋を描いた義太夫狂言の名作だそうです。)
「熊野」
「ゆや」か、「やゆ」か、すぐにわからなくなっちゃう。(答「ゆや」です。)
仁左衛門さん(平宗盛)が、いくら母親が病気とはいえ、愛妾である玉三郎さん(熊野)を手元から離さない。うーん、いいねぇ。花見にいっても悲しそうな玉さまをみて、哀れに思い母のものとに帰してあげる仁左さま。自分でダメっていったのに、哀れだといって泣く。そんな勝手な様まで優雅でした。あいかわらず玉三郎さんは、何をしても完璧ですね。
セットがすばらしかった。雅な感じがよくでてた。そのあと、急にお花見の場に。おみごと。
衣装も、よくにあってました。お能からきたものですが、わかりやすい演目でした。
(長唄連中に、また あらたに素敵な方発見です。たいへん?!)
「刺青奇偶」(いれずみちょうはん)
刺青奇偶を取るか、勧進帳をとるか・・・どっちを奮発するか、非常に迷いました。あーこっちにすべきだったかと 思うほどよかった。
博打はアカン。なんで止められないのだろう。観劇をやめられるかと問われたら無理だけど。
勘三郎さん、見事。あの感じだせませんよ。博奕好きで、江戸っこで。普段もあんな方なのかしらと思うほど、みごとな半太郎でした。
お仲の玉三郎さんは、ふるアメリカ~の時みたい。いくつかい?っていわれて24っていってました。納得のかわいさ。
あと、政五郎親分、仁左衛門さんの格好よさったら。ずるいよ。ちょっとハンデつけたほうがいいのじゃない?って程。低音で、めちゃくちゃかっこいい。
ここで終わりですか・・・って思った。歌舞伎ってすごいわ。普通、これでは終われないもの。 この顔合わせだからこそ、こんなにいいのだろうなぁ。
楽しみました。 でも、いつものように歌舞伎座の中にいるだけで、わーいわーいと浮かれる感じでなく、静かにみちゃった。大人の人の歌舞伎。うまいし、おちついてる。なぜか、あたしまで、落ち着いちゃった!? おそるべき、こんぴら歌舞伎。帰ってきてからも なお、わたくしの胸をかきみだすのであります。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

『シャルビューク夫人の肖像』

おさるのとこに書いてあった、ジェフリー・フォード『シャルビューク夫人の肖像』(ランダムハウス講談社)を読む。
ランダムハウス講談社コーナーが発見できず、本屋さん(デキナイ君)に質問。「えーっと」と言ったまま答えられなでいると、横にいた本屋さん(デキルちゃん)が「ハーレクイーンコーナーのとこ」と指示してました。ハーレクイーン調なの?っていう変なうえこみのせいか、いつ恋に落ちるの?と思いながら読む。
肖像画家のピアンボ。金持ちの気に入るように描くことことに長けた画家。肖像画披露パーティの帰りに、とほうもない報酬の、とほうもない肖像画の依頼を受ける。その依頼とは、これから一か月の間、屏風の向こう側にいるシャルビューク夫人と、平日の2時~3時の1時間お話をして、想像し、肖像画を仕上げるというもの。なんと姿をみずに。
実際にかかわることができるのは、声と 婦人の口から語られる事項だけ。しかも、その会話は、奇妙なもの。ビアンボと共に、想像力が行き詰ったり、広がったりした。
ぐーっと引き込まれるっていうより、じわーっとしみこんでくる 悩ましい面白さ。うーむ。面白かった。
ひさしぶりに、洋物を読みましたことよ。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月11日 (金)

『とっても不幸な幸運』

畠中恵の『とっても不幸な幸運』(双葉文庫)を読む。琴平からの帰りの新幹線で読もうと思ったのですが、にやついたり、筋書き眺めたりしているうちについちゃったので。これも大当たり。
畠中恵は、人間の真の強さみたいなのを書くのがうまいなぁ。
最近、友とのつきあいで考えるべきことがあったため、余計に胸に響いた。心の内をあらわすことについて。はっきりと言うことと、言い方に重きをおくこと。自分らしさとか。言うべきことを言わないことは、優しさか 強さかとか。 親しき仲にも、礼儀あり。これを忘れてはいけませんね。 まじめに考えるべき時期だったのかも。なんだか琴線に触れることが多く 涙ぐんだりしつつ、一話づつ大切に読んだ。心の強い人になりたいなぁ。 
新宿。伊勢丹近くのビルの地下にある「酒場」という名の酒場。そこの常連さんたちの話。
自分で自分に向き合う辛さや、悩みにもがいている人へ、仲間が差し出す力がいい。 大事な仲間を助けたいと思うとき、人にはそれぞれ得意分野があるのだな。私なら、なにができるのだろう。
解説は、書評家の吉田伸子さん。 なるほどなぁって思いなが読んでいたら、TVドラマ化したら・・・って勝手にキャスティングして しめてました。おちゃめさん。(←死語でしょうか)。
いや~私だったらと負けずにキャスティングしてみた。店長は、香川照之。でも背の高い男なんだけど。うーん、大森南朋。そして敬二郎さんに麿赤兒。 飯田医師は、渡辺謙。マジシャンには今井朋彦。健也に瑛太 いや、森山未来來かな。のり子は、井上真央あたりでどうでしょう。 常連さんには、岩松了もいれてね。 吉田伸子さんの、花立に遠憲っていうのは気に入った。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2008年4月10日 (木)

ただいま。 <その参>

018 021 どーしても、2部もみたい。 両親は 一足先に帰路につき、わたくしだけ2部観劇。1部2部通しという強行軍。だって、台詞のある女方ははじめてだなんて言うのだもの、みなくっちゃ。なぜか、ドキドキしてみる。
こんどは仮花道側の横向きの枡。なぜか私の枡には、柵があって、ベビーベット気分でした。横向きに3人。枡よりも、ちょっと楽でした。

『夏祭浪花鑑』
これは、海老蔵さん見放題です。そういえば、1部は30分くらいしか舞台にいなかったかも。(存在感は大きかったけれど。)
団七も、お辰も、勘三郎さんに指導を受けたのだなぁというのがよくわかる感じでした。とにかく必死にきちんとやろうとしているのがよくわかりました。こういうのを積み重ねて、大人になったときに自分の味になるのだろうなぁ。誰に教わったのか、わかりやすい方ですね。 猿之助さんの時といい、今回の勘三郎さんといい。 指導者の言い回しがどおりにしようとしていたもの。裏の努力のすごさを感じました。(とことんやるのが当たり前だろとかいいそう。想像ですが。)
大阪弁が独特な感じになってて、面白かった。團さまもそうだけど、成田やさんが大阪弁だの博多弁だの使うと 愛嬌があって、聞いていておかしくなっちゃう。そこも いいわと思うのは贔屓だからかしら。
亀寿さんの髪結いは、粋でした。松也くんの一寸徳兵衛、男らしくてびっくり。三婦は、男女蔵さん。がんばって老任侠さをだそうとしてました。耳にかけた数珠が何度も落ちてちょっとアドリブぎみになったのに驚いちゃった。やるじゃん。三婦女房の升寿さんのおかげもあって、渋さがでてました。
海老蔵さんのお辰は、想像よりも、がっちりしてました。挑戦中という感じ。面白かったなぁ。お辰のとこは特に。 団七の粋な拵えは、間違いなく似合う。最初のお縄から解放された後のところは むさくるしさが似合わなくておかしかった。着替えたあとの格好いいこと。決まりまくりでした。 小屋の雰囲気にも助けられてました。楽しかった。
義平次の市蔵さんのうまいこと、うまいこと。びっくりするくらいうまい。義平次の、その卑屈な人間性を前面におしてみせるのでなく、なんというか もう義平次そのものでした。ブツブツいったりしないし、余計な動きもない。なのに、みていて みすぼらしく腹立たしい。必見です。
最後の団七と義平次の対決、夏祭りの場。力のぶつかりあいでした。どっちもこれだけいいと、みごたえがある。この場で、かなり舞台が締まりました。文句なし。団七のような、こういう感情むき出しの役が、似合うなぁ。格好よかったなぁ。あーまたみたい。無理だけど。魅せる男です。だーいすき。
『共奴』
最後は、天才右近ちゃんの舞踏。 帰りは、新幹線にしたので、終了の時間を気にしつつも、引き込まれる。うまいねぇ。いつもより、力が入りすぎていたような気がするけど。さすがのキレと間でした。うんまぃ。
開演寸前に、そっと藤間勘祖さんが入ってみえて仮花のところにさっと正座し、くいいるようにみてらっしゃいました。私の真横でしたので、つられて緊張。 ぱーっと明るく、にぎやかに、はなやかに終了。めでたしめでたしって気分に、なりました。

琴平駅から、岡山まであんぱんまんの特急で1時間弱。023_2 岡山からのぞみに乗り3時間程で新横浜。市営地下鉄で帰宅。琴平から最寄駅まで乗り換え2回!その日のうちにおうちにたどりつきました。先に引き揚げた両親と再会。

翌日も、面白かったねぇと反芻しきり。あー楽しかった。

そういえば、このブログを始めたのは、前回のこんぴら歌舞伎観劇記念でした。そろそろ2年。観劇への愛情未だ衰えず。ますます好きになってます。困っちゃうほど。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

ただいま。 <その弐>

こんぴら歌舞伎初日観劇019
小屋中がワクワクして地面から少し浮いていそうでした。小屋中ぎっしり。過剰なほど期待している観客を向こうに、若手の役者さんたちが、真摯に 必死にがんばってました。若い人ばかりで、どうかなぁと思ったのですが、大健闘。緊張感あふれる舞台に、引き付けられました。
平場の一番後ろの枡でした。一枡に、5人。昔の人は、そんなに小さかったのかなぁ。せまい。きつい。017_2
あら?なんだか知っている声が・・・。團さまご夫妻がいらしてました。一番後ろにひっそりと。そのあたりザワザワと興奮ぎみ。一緒にみるなんて、嬉しい。お二人で小声でお話ししてらっしゃるのですが、團さまの声だけよく通るのですもの。「・・・」「五人ですよ」(一枡、何人かお話してるのかしら?) いいイタリアマフィアみたいで、素敵でした。(←ほめてます)
 
まずは『双蝶々曲輪日記 角力場』
小柄な市蔵さんなのに、濡髪長五郎 ちゃんと大きくみえました。じっとしてるだけなのに大きくみえるなんて、うまいのだなぁ。
松也くんの放駒長吉は、最初 ちょっとセリフが普通になりそうで危ないってとこもありましたが、もりかえしました。あの拵えがよく似あう。もらった着物がうれしくってっていうところなんて、若々しくってかわいくってとってもよかった。

そして『太刀盗人』
こんなに男女蔵さんがいいと思ったのは、はじめてかも。左團次のような、変な のどかな うさんくささがあって、愉快なすっぱでした。これは、亀寿さんの田舎ものが、まじめで丁寧に舞っていたから、より すっぱが引き立ったのだと思う。亀寿さん、いつもこのくらい活躍してほしいなぁ。明るく、楽しい演目でした。

最後に『歌舞伎十八番の内 「暫』012
このこみ入った中、どうやって出てくるの!?!? 大きな素襖の袖で、花道近くの人をなぎ倒し(ウソ。そんな勢いで)登場。いやぁ、でっけぇー。king of でっけぇー 素襖を必死に上の方まで持ち上げて、ガッガッガッと登場!大迫力。暫をみたことがある私ですが、唖然としちゃった。何の必要があって、そんなにまで でっかいなりをするの?と聞いてみたくなるほど。かんがえられない衣装ですね。すごいなぁ。
みているこちらは、拍手喝采ってよりも、わぁーと みんな思わず声をだしちゃうような感じ。ワクワクしました。会場中が大喜びです。歌舞伎座のように、少しすました感じはなく(見巧者が多いし、広いので)、みんなでわーっでかいねぇと共有した嬉しさのような感じがありました。小屋の力と、役者の力が いい効果になっているのを感じました。鎌倉権五郎景政という長ったらしい名前にぴったり。
花道 七三のところで。権五郎さんが止まるタイミングにあわせて 見所の障子がさっと開いて、腰掛をもった升寿さんが器用に座布団席を書き分けてさっと権五郎さんの背後へ。いつみても無駄なく安心感がある後見です。男女蔵さんの成田五郎のときには、後見 左字郎さんが客席を通りぬけ花道に。急に、裃姿の人がはいってくるなんて、面白い。なにをみても、楽しくてしかたない。022
右之助さん、色っぽかったわ。総出演かしら、とにかくありったけの人がでてきて楽しかった。もう筋なんていいの(あるけど)。楽しくってしょうがない「暫」でした。

せまい枡席の中、体のあちこちを痛くしながらも、あー 本当に来てよかったなぁと思いました。なんとか、切符がとれてよかった。両親も大喜びでした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

ただいま。 <その壱>

帰ってきちゃった。
足止めをくいたかったなぁ。「本州へ戻ること固く禁ずる」みたいなお触れでも出たら、喜んで従ったのになぁ。
なんとかとれた芝居の切符が、初日でしたので前日から乗り込み。お練りもみることができました。瀬戸大橋開通二十周年とやらで盛大でした。

001_2行きは飛行機で。天気がよく富士山がくっきり。富士山をみると、どうしてうれしくなっちゃうのだろう。
到着して、まず「うどん」。
2年前にきたときに、旅館の方に教えていただいたうどん工場併設のうどんやさんへ。1杯100円だった うどんが、130円になってました。大変なのね。でも、まだこの値段!そして、おいしい!
003 前回、奥所まで登ったので、今回は善通寺にいってきました。弘法大師空海 御誕生所らしい。お寺もなかなかでしたが、門の近くの大きな楠の木がよかった。1300年くらいたっているそうです。「頼もしい」を形にしたら、こんな感じでは。印象深かった。
金比刀羅宮の桜並木を歩いたり、金丸座の下見をしたり(見るだけでもうれしい)、参道を覘いたり、灸まんじゅうを食べたり(お茶とセットで200円)のーんびり。
お練りまで、あと1時間なのに・・・町にはあまり人もいない。あれれ?と思っていたら、どこからか、人がわんさかわいてきました。あと15分というときには、お練のスタート地点はぎゅうぎゅうに。篠山紀信さんをみつけたりしながらぎゅうぎゅうになって待ってました。。
お練開始。海老蔵さん・右之助さん・市蔵さん・男女蔵さん・亀寿さん・松也さん・右近さんの順に、人力車にのって登場!ぎゅうぎゅうの中、TVカメラの後ろからの割りには、よくみえました。先頭の座頭 海老蔵さんは、驚くほど愛想良く ひざにたまった紙吹雪を投げ返したりして、ニッコニコでした。しかし、格好いいなぁ。ごきげんでした。キャーキャー言って見送りました。3人でそれぞれデジカメを持って撮ってみました。002_2 これは、母のとった雰囲気よく写ってもの(役者は影もなし)。お練りは1時間ほど、町中を廻りました。ハーメルンの笛吹きのようについて行きたくなっちゃった。宿で教えてもらった道順から考えて、ゴール近くの橋の上に移動。こんぴら船ふねの音楽にのって、町内会のご婦人の踊り。年配のグループになると、勝手にやめちゃったりして面白かった。浴衣軍団とか、着物軍団とかどんどん続くの。このまちには女性は全員参加なのだろうか。 踊りをながめたり、地元の人とお話したりしているうちに(地元でも切符をとれなかったそうです)、お練りの役者軍団が帰ってきました。わーい。 もう、くたびれてるかと思ったら、まだニッコニコ。 母と2人でいちいち名前を呼んでキャーキャー喜んじゃった。(デジカメはにぎりしめたまま。) 呼びかけると、丁寧にみなさまこちらをみて下さるの。母娘感激。大満足。 父は人混みに押し出されつつ、一人で写真をとってたみたい。両親がこんな人込みにつきあうのイヤがるかしらとちょっと心配してましたが、喜んでました。
あー楽しかった。
前回は、金刀比羅宮 宝物館にいったので、今回は高橋由一記念館へ。豆腐の絵画がみたかったの。ところが、他館に貸し出し中とかで 由一の作品が、1点もありませんでした。由一記念館なのに!? 人間国宝第一号の濱田庄司さんの特別展を開催していました。堀尾幹雄コレクション。すばらしい。焼き物のことは、全然わからないのですが、魅力的なものばかりでした。展示ケースも、シンプルでみやすいものでした。作品の邪魔をしないのに、ちょっと格好いい。伺ってみたら、特別にあつらえたものだそうです。ここのテラスから、参道の桜が一望できます。なかなかの見所です。テラスだけでしたら、拝観料は不要です。おすすめ。母が急に、一個焼き物が もらえることになったらどれにする?と聞くのでかなり真剣になって選んだ。
帰り道に、湯巡りクーポンを活用し、金丸座近くの旅館の きれいな温泉のお風呂にいってみました。露天風呂には、バラが。バラ風呂を好きじゃない女子はいないわ。
宿で、たらふくご馳走をいただき、こんどは宿の温泉へ。
翌日は、こんぴら歌舞伎だし、幸せだったなぁ。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年4月 8日 (火)

♪こんぴら ふねふね~

うふふ。

先週末 四国に行って参りました。
たまには、両親と一緒に旅行にでも 行こうかと。
むこうで、たまたま?!歌舞伎でも!?やっていたのならば、みてもいいかもしれませんってな感じで・・・

ウソです。
こんぴら歌舞伎を観劇するために、一家揃って 香川県 琴平までいってきました。
ちょっとした親孝行もどきの テイストもいれてみました。
いいお天気!金刀比羅宮の桜はほぼ満開。旅館のご飯は おいしく豪華、温泉入り放題。湯めぐりクーポンで、よその旅館のお風呂にもいってきちゃった。うどんは安くておいしい。 こんぴら歌舞伎だけでなく、お練りもみることができました。
あぁ!
幸せすぎ。

思い出は、また おいおいと。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

2008年4月 1日 (火)

非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎

エイプリルフール。
動くヴィヴィアンガールズが見れるよ!と おさるに教えてもらい、一緒にチネチッタへ。
これは洋画鑑賞なので、隠れ邦非映非連活動。いやぁ、アート鑑賞かも。そんなドキュメンタリー映画でした。
ヘンリーダーガーのドキュメンタリーを鑑賞してきました。見る前から、見終わった後 爽快感はなさそうと思った。でも見たい。そんな映画。
ヘンリー・ダーガー なのか、ヘンリー・ダジャなのか。彼の名前の正式な発音方法もわからないというところから、はじまる。そこで、もう衝撃がきた。
去年の春、おさると原美術館に「ヘンリーダーガー 少女たちの戦いの物語」という展覧会をみにいって、衝撃をうけた。障害者の施設にいたという経歴から、教育をうける機会があったら、どうであったか考えた。
ところが彼は、小学校にあがる前に、父親から教わり新聞を読むことができたのだそうだ。1年のときに3年に飛び級するほど。記憶のない幼少のころ母をなくし、病弱の父がたおれ、施設におくられる。静かで勉強の好きな少年の歯車が少しづつ狂っていく。彼が狂っているのでなく、まわりが狂っていく。そんな気がした。みていて、落ち着かなく、ぐにゃぐにゃとしちゃった。もうどうしようかと思って。現実との噛み合わなさを、ものすごく理解できる自分がいて、恐ろしくなった。
73歳まで、もくもくと病院の清掃夫として働く。尼僧にしいたげられながら。貧しく孤独な彼は、施設や障害者労働牧場のようなところに送られた経験から、人とかかわらない。怒りは家に持ち帰り、一人で何役もこなし発散する。一人で部屋で、しゃべるところが自分と似ていてまた怖くなる。(私は発散のためじゃないけど。クセ?)
彼は、あつめてきた雑誌のグラビア・イラストに描かれた少女、童話、聖書、を取り入れ、延々とモチーフ化する。一見、愛らしくみえるそのモチーフのゆがみぐあいが、映像になると強烈になる。色合いがいいので余計に強烈で、怖いほどの思いを感じる。彼の生活には、友もなく TVもラジオもない。毎日 掃除夫の辛い仕事をこなす。そして、教会に通う。 家で、誰にも知られることなく、15000ページにも及ぶ 「非現実の王国で」という壮大な小説と挿絵の創作に没頭した。現実を生きていないといえば、それまでだが、現実の苦しさを十分知った人だと思う。ストーリーの展開も重苦しいし、彼をとりまく環境も、重い。それなのに、絵のトーンはこんなにもきれい。そして、絵からくるゆがみががものすごく強烈。ぐったりきた。 大切な女の子の写真(殺害された少女の新聞記事の写真)がなくなった。どんなに探してもでてこない。かれは部屋の棚に祭壇をあつらえ神へ見つけ出してと救いをもとめる。その救済の求め方・・。言葉もでない。紛失したままなので神を恨む。その後、懺悔する。激しい。内に向いた、その恐ろしい程の強い気持ちは衝撃的であった。  
彼の最後の住居の大家であったネイサン・ラーナーが、彼をささえ、作品を保管した。その妻キヨコ・ラーナーの話を聞いているときだけ、唯一落ち着いて映画をみることができた。最後に、その共同住宅の、数人の近所の人がヘンリー・ダーガーの病院にいく。唯一信用したというネイサン・ラーナーが、本をみたよ、beautifulだと伝えると、ヘンリーダーガーは、白目をむいてみせ「手遅れだ」と答えたそうだ。うーん。 わかる。 彼にとって、あれ(作品)を人にみられたなんて。
実は、原美術館ではガーデンピクニックランチをいただき2人でフルボトルの白ワインをあけてからみた。そのぐらいがちょうどいいのかも。ストーリーの最後あたりの、なんとも居心地の悪くなるあの感じを思い出した。 
すごさを、実感。というか体感。 みてよかった。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

Falkenschrei  鷹の声

土曜日に友人が出演しているダンスをみに、両国にあるシアターX(カイ)へ。森美術館で鑑賞後、両国へ移動。六本木から、大江戸線で一直線。ここでもう1人の友と合流。
アンサンブル・ゾネの公演 『Falkenschrei 鷹の声』 をみてきました。

Ensemble Sonne Dance Parformance
連鎖の一部であるために 降り積もる声
声にならない声としてダンスが積み重なり
一つのベクトルが現出する空間
(HPより)

うーむ。モダンダンスは、未知の世界。よくわかりません。とにかくみてみよう。感じてみよう。と出かけました。
結果。
あっというまの1時間でした。
不思議な感じ。繊細さと力強さとがからみあって、なんだか面白かった。これは拒絶かな とか 繰り返しの効果の意味とか、勝手に構想を考えてながら見てました。
ぐっとアゴを突き出すポーズが、とれもきれいでした。人の、あのラインってきれいなのですね。(とぎすまされている人のラインは。)
椅子に腰掛けたときのひざの下の筋肉とか。そういうパーツがきれいだなぁと思いました。
モダンをやっている従姉妹がいて、その従姉妹の公演も、たまにみにいきます。プロとしての公演にでるのってすごいことだ。自分の知っている人が出ていると、なんだか感無量です。そんな感想で申し訳ない。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

アートは心のためにある

土曜日に、学友と 森美術館にいってきました。『アートは心のためにある』 UBSコレクション。
学友仲間の中でも、VBPという連盟を組んでいる3人で鑑賞。ちなみにVBPはビバ・ボケ・プロジェクト。意味なんていいの。(いいのか?)他人からみたら、かみ合ってない会話らしい。(年寄り連中じゃないのよ)
本当にガイドの仕事をしている友(ひ) & 最近、美術部の生徒と鑑賞にきたばかりの友(す)の逆質問に、頭をひねりつつ鑑賞。ほーっと思うとこだらけの、あっというまの2時間でした。あー面白かった。
アラーキーのは、説明がいらない。みたままを感じていいっていうのは、現代では才能かも。ついほほえむ。
角砂糖のブロックを集めて並べた作品。オスカル・ムニョス《ピクセル》 ところどころ、コーヒーが染み込ませてあって茶の濃淡ができている。離れてみると薄ボンヤリと人の顔にみえる。これは、コロンビアで惨殺された人々の顔を並べて描いた作品だそうです。治安の悪いコロンビアの特産物である さとうきびと、コーヒーで描いたというコンセプトだそうだ。そんな深い意味が。 オスカル・ムニョスは、他にも、コンクリートの地面に、水を含ませた筆で、人の顔を描いていく消えちゃう作品もだしてました。これは、ビデオアート。こちらの人は、誘拐された人の顔だそうです。 そこを理解していなくても、面白い。その上、深い。
チン・ガ(琴)の《「長征」跡の縮図 15》というのは、自分の背中に施した刺青の経過3点と、ビデオによる作品。中国で現代アートに興味をしめすのは、西洋人ばかりそうです。、母国の人の興味を勝ち得ていないことに対するアートの運動の一環として、かつて毛沢東が行なった歴史的偉業「長征」の足跡を全走破する『長征夢現』という行進があったらしい。 チン・ガ(琴)は、その運動に動向という形で参加せず、行進に合わせて、その道のりを自らの背中に刻むことで、参加したという作品だそうです。経過をしめす、3枚の写真と、ビデオがセットになった作品。友の説明なくしては、わからなかった。コンセプトを知れば知るほど断然面白い。でも痛そうでビデオをみるのは苦しかった。
おどろいちゃったのは、アンドレアス・グルスキーの《99セント》。カラフルな大きな写真作品。写真作品としては、異例の2億7000万円で取引されたらしい。 写真の中の商品は、99セントなのに。 消費大国とか、安価なものを販売するためには自国で生産するものでは無理とか、含みのある作品だそうです。そういう説明を聞くと、恐ろしいほど(バカみたいに)モノがならんでいる99セントショップも、違ってみえるから不思議。何も、ガムやキャンディにこんなに種類がなくってもって程あった。 色やモノの洪水が、整然と並んでいるところが、奇妙なのかも。 他にも、奇妙なサッカー場を写した《フォルトゥナ・デュッセルドルフ》も、面白かった。競技中のグラウンド。何か、違和感がある。(友のどこか変なとこがあります。どこでしょう?という逆質問に考えた。) ボールだけが存在していない!みんな、何を追っているのか。あと、審判もいないの。最近、アンドレアス・グルスキーの作品に、4億の値がついたものがでたそうです。
実は、最初 USBアートだと思ってました。いろんなUSBメモリがあるもの、あれはあれでアートなんだろうな。それを展示するのか。それにしても、森美術館で開催するほどの規模なのだろうか・・・ あー。バカバカ。
スイスに拠点を置く金融機関UBSの現代美術コレクション展でした。展示スペース内iに、オフィスや 打ち合せコーナーのような空間が、突然ある。実際に座って作品を眺めたり、デスクの上のマックで 作品についての解説を読んだりできました。作品を、美術館でなく、生活空間に(職場に)と言う提案の意味もあるらしい。でも、こんなキレイなオフィスあるわけないじゃん。ソファーのあるコーナーなんて、住みたい程でした。
森美では、今回も無料のガイドを貸し出ししてました。さすが。 そして、わたくしの生身のガイドは最高でした。ありがと♪

| | コメント (0) | トラックバック (0)

« 2008年3月 | トップページ | 2008年5月 »