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2008年4月 1日 (火)

アートは心のためにある

土曜日に、学友と 森美術館にいってきました。『アートは心のためにある』 UBSコレクション。
学友仲間の中でも、VBPという連盟を組んでいる3人で鑑賞。ちなみにVBPはビバ・ボケ・プロジェクト。意味なんていいの。(いいのか?)他人からみたら、かみ合ってない会話らしい。(年寄り連中じゃないのよ)
本当にガイドの仕事をしている友(ひ) & 最近、美術部の生徒と鑑賞にきたばかりの友(す)の逆質問に、頭をひねりつつ鑑賞。ほーっと思うとこだらけの、あっというまの2時間でした。あー面白かった。
アラーキーのは、説明がいらない。みたままを感じていいっていうのは、現代では才能かも。ついほほえむ。
角砂糖のブロックを集めて並べた作品。オスカル・ムニョス《ピクセル》 ところどころ、コーヒーが染み込ませてあって茶の濃淡ができている。離れてみると薄ボンヤリと人の顔にみえる。これは、コロンビアで惨殺された人々の顔を並べて描いた作品だそうです。治安の悪いコロンビアの特産物である さとうきびと、コーヒーで描いたというコンセプトだそうだ。そんな深い意味が。 オスカル・ムニョスは、他にも、コンクリートの地面に、水を含ませた筆で、人の顔を描いていく消えちゃう作品もだしてました。これは、ビデオアート。こちらの人は、誘拐された人の顔だそうです。 そこを理解していなくても、面白い。その上、深い。
チン・ガ(琴)の《「長征」跡の縮図 15》というのは、自分の背中に施した刺青の経過3点と、ビデオによる作品。中国で現代アートに興味をしめすのは、西洋人ばかりそうです。、母国の人の興味を勝ち得ていないことに対するアートの運動の一環として、かつて毛沢東が行なった歴史的偉業「長征」の足跡を全走破する『長征夢現』という行進があったらしい。 チン・ガ(琴)は、その運動に動向という形で参加せず、行進に合わせて、その道のりを自らの背中に刻むことで、参加したという作品だそうです。経過をしめす、3枚の写真と、ビデオがセットになった作品。友の説明なくしては、わからなかった。コンセプトを知れば知るほど断然面白い。でも痛そうでビデオをみるのは苦しかった。
おどろいちゃったのは、アンドレアス・グルスキーの《99セント》。カラフルな大きな写真作品。写真作品としては、異例の2億7000万円で取引されたらしい。 写真の中の商品は、99セントなのに。 消費大国とか、安価なものを販売するためには自国で生産するものでは無理とか、含みのある作品だそうです。そういう説明を聞くと、恐ろしいほど(バカみたいに)モノがならんでいる99セントショップも、違ってみえるから不思議。何も、ガムやキャンディにこんなに種類がなくってもって程あった。 色やモノの洪水が、整然と並んでいるところが、奇妙なのかも。 他にも、奇妙なサッカー場を写した《フォルトゥナ・デュッセルドルフ》も、面白かった。競技中のグラウンド。何か、違和感がある。(友のどこか変なとこがあります。どこでしょう?という逆質問に考えた。) ボールだけが存在していない!みんな、何を追っているのか。あと、審判もいないの。最近、アンドレアス・グルスキーの作品に、4億の値がついたものがでたそうです。
実は、最初 USBアートだと思ってました。いろんなUSBメモリがあるもの、あれはあれでアートなんだろうな。それを展示するのか。それにしても、森美術館で開催するほどの規模なのだろうか・・・ あー。バカバカ。
スイスに拠点を置く金融機関UBSの現代美術コレクション展でした。展示スペース内iに、オフィスや 打ち合せコーナーのような空間が、突然ある。実際に座って作品を眺めたり、デスクの上のマックで 作品についての解説を読んだりできました。作品を、美術館でなく、生活空間に(職場に)と言う提案の意味もあるらしい。でも、こんなキレイなオフィスあるわけないじゃん。ソファーのあるコーナーなんて、住みたい程でした。
森美では、今回も無料のガイドを貸し出ししてました。さすが。 そして、わたくしの生身のガイドは最高でした。ありがと♪

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