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2008年4月16日 (水)

『チーム・バチスタの栄光(下)』

引き続き、海堂尊の『チーム・バチスタの栄光(下)』(宝島社文庫)を読む。海堂尊さんって、本物の医師なのね。コレ前にも聞いて驚いたような気もするけど。
上巻 同様、下巻も面白い。 鳴り物入りで召集された、バチスタ手術のチーム。30連勝で、成功を収めた手術が、3回術死を出した。チームリーダーである名医の依頼で、第三者による検証を依頼される。怪しいような、真っ当なような、しがらみのような、正義のような、面白いなぁ。そこででてきたのが田口先生。下巻には、もうひとり登場。白鳥。読んでいるこっちにまでダメージがくる。問題解決のために手段を選ばず。難問解決であっても、その言葉の責任とれるの?とも思う。友達じゃないのだから、後に とりもどす信用なんてものもないし。
そんなこと知らないよぉ。っていう感じの展開とも思いましたが、今まで知らなかった種類の面白さでした。
こんなに面白いのに、映画の仕上がりは、そこそこらしい。なぜでしょう。
なぜ上下巻にする必要がわかりました。こんなに、がらっとかわるのだもの。上は、なんだかどこかひっかかるものが、あるような ないような。下は、むちゃくちゃひっかきまわされる。2冊に分けたのは、値段かせぎではないことがわかった。 でも読者は、1冊になっててもちゃんと切り替えできるよ。 第4回「このミス」大賞記念に、1冊にまとめてみたら どうであろうか。

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