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2008年5月28日 (水)

アデュウ わが魂は輝く水なり

月曜日、おさると再びシアターコクーンへ。さようなら~『わが魂は輝く水なり』。
今度は、1階前の方で観劇。友人にとっていただいた良い席で観劇。 最初に五郎がわたくしの横を駆け抜けていきました。裾でタッチされました。幸せモノです♪ いい香がしましたわ。(一瞬ですが)
近くで、そして正面でみるのはいいですね。非常に観やすい。そして物語が強く訴えてきました。
設定も、話も、人物相関図もわかった上での観劇。五郎が話すときの実盛の表情、逆に実盛の話すのをみている時に五郎の表情が細かく切なく胸にしみた。
目を輝かし、聞かせてくれた父の言葉に、人生をかけてみようと思う息子たち。現実の壁。 この世のものでないから、それを語らない五郎。それでもなお戦の世にいき続け無ければならないから口にする六郎。三人いることにより微妙なバランスができるのが見事だと思った。 
若さに嫉妬する実盛が、印象的だった。 森を去ろうとし、結局 森にもどってくる。 
死んでなお、わしの周りを離れんという父。あなたが私を欲するのですよと言うこの世のもので無くなった息子。 実盛は、戦で頭がやられたと思った権頭が、終にはうらやましくなる。わしにも子供がおったらと。 そこに流れる あえて言葉にしない空気がよかった。
最初にコクーンシートからみたとき、戦国の世を生きていくには 少し狂わないといられないのかもしれないなと思った。目の前で人が死ぬ。自分が殺したから。 少しずつ狂ってくる様、誰もかれも尋常でないように見える。 誰が狂っているのか、もしかして 狂っているのは自分なのかと いう感じが恐ろしかった。 今回は、その狂気の連鎖の流れに、それぞれの感情をみてとることができ、より面白かった。
じわじわと面白さがしみてくる。これがいけない。だから、何度もいってしまうのです。 歌舞伎なんて、もう同じ演目ばかり。これでは、行き続けるはずです。役者が変わっても、同じでも、なお一層通ってしまうのです。 仕方が無い。見ごたえある舞台が、いけないのです!?

拍手がやまず、数回カーテンコールがありました。あくまでもお行儀よく、お辞儀をするみなさま。さすが。
最後の方で実盛、五郎にむりやり腕を組まれ、真ん中にさせられ困っちゃう巴御前とか、今度はあなたよ!と五郎を真ん中にして逃げ出す巴御前に、実盛をみて助けてよって感じで 照れつつも、きちんと真ん中に立ちお辞儀する五郎、それをフフと見守る実盛というような、カーテンコールになりました。それ、面白いの?
行儀のよい人たちは、ふざける様まで お行儀がいいなぁと かわいらしくおもいましたことよ。

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オールヴォワール 知盛

日曜日、観にいった團菊祭、知盛だけ別枠で。
今月、奮発しすぎちゃいました。財政難になってでも、観ておいて本当によかった。「義経千本桜」を満喫。特に大物浦。
海老蔵さんの壮絶な碇知盛は、とても思いが強く、わかりやすかった。歴代の名優の知盛は滅び行く美学のような美しさがあり、みとれていて気が付かなかった「台詞」のよさを感じた。実盛が、義経のもとに安徳帝が庇護されていることを知る。怒り心頭で、” 安徳帝を庇護するということは天の定めであり、自分が義経に対して 恩に思う云われはない ” というような台詞がよかった。抑えきれない怒りがすごかった。 その後の、平家が攻め、源氏が攻め、また平家が攻めるというような台詞がくる。 ” 討てば討たれ 討たれては討つのが 源平の習い ” と、終着点のないことを分かって上で戦への執着をみせる。しぼりだすような思いがよかった。 平家の没落だけを背負っているのではなく、まるで戦国の世をまで背負っているようだった。 修羅道に生きるのだと、納まり切れない怒りをもてあます。(そこで暴れると つながるのかもしれない。) 安徳帝から、言葉を掛けられる。義経の情けをあだに思うなと。それを聞いた典侍の局は、義経に後を頼み自害する。 その後の知盛が、ずいぶんよくなったように感じた。 「 昨日の仇は 今日の味方 」 としぼりだすように言う。 義経に対して言うというよりも もっと大きなものに対して 言っているようだった。  実盛は、安徳帝見送る。碇を巻きつけ 自ら海中へ身を投じる様がよかった。安らかとか、静かさとかと 少し異なる何かがあった。うまく言葉にできないけど。 よかった。 碇の綱を体に巻きつけての入水のところも、力まかせだったのが、噛み締めるようになっていた。
義経一行の幕外への引っ込み。いつもは弁慶の弔いのほら貝の音が、じわーと身にしみるのですが、この日は、入水のところでじわーっときた。そこで完結しちゃった程。
大物浦は、みどころが多く、その場面にに注目してみることが多かった。 海老蔵さんの知盛は、仁左衛門さんの知盛のような気高い程心静かな知盛とも違う。 思いが強すぎるし、所作も荒々しすぎる。表情がありすぎるきらいもある。 賛否両論あるかもしれない。 でも、私は こんなに知盛の気持ちを考えながらみた大物浦は初めてです。


追記:

おさるに教わりました。
 アデューは二度と会えないさよなら
 オールヴォワールはまた会えるさよなら。
 
タイトルを変更しました。 
アデュウ 知盛から、オールヴォワール 知盛へ。
また会いたいもの。 
サンキュ、おさる♪

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オールヴォワール 團菊祭

日曜日、神戸の歌舞キチちゃんと昼の部をみてきました。見納めです。さようなら團菊祭。また来年~
銀平の厚司姿も、ゆったりとした 貫禄のあるものになっていました。 魁春さんの お柳が、頼朝方の武士を堂々と諌める銀平らさんを、すごくうれしそうにみているところが、とてもかわいらしかった。 裾の扱いが丁寧でいいです。 安徳帝の子のうまいこと。辞世の句とか本当に読みそうでした。
名題披露された 新七さん改め 新十郎さん 一段と拍手が大きくなっているように思いました。おめでとー。酔っ払い新蔵さんに、腹に据えかねて怒りだすところがかっこいい。 芝居の芝居の中、幡随院長兵衛 團さまがでてくると、うれしくなっちゃう。團さまって出てくるだけで何だか人を喜ばしちゃう方です。 胸をはだけて意気込む、かっちょいい子分(←弥吉)姿をしっかり目に焼き付けました。妙にマッチョに尻っぱしょりする様もよく覚えておこうっと。 でも、このお芝居 どうにも後味が悪い。これじゃあ水野の野郎がって思ったまま終わっちゃうわ。悪人 菊五郎さん。でも、夜の部で挽回ね。と話していると・・・・ 友人が、弁天って白浪だから悪者じゃない?と気が付きました。あー1日中、悪人なのね。やーやーやー。 でもいいわ。

夜、お稽古仲間新居にお招きいただき、お浚い会の総評会。師匠の言葉をいただき大反省会のはずが・・・・楽しく飲んじゃった。 わかったこと。道は遠い。遥か彼方だ。 精進の道は長くなりそうだ。


追記:

おさるに教わりました。
 アデューは二度と会えないさよなら
 オールヴォワールはまた会えるさよなら。
 
タイトルを変更しました。 
アデュウ 團菊祭から、オールヴォワール 團菊祭へ。
五月になったら、毎年会いたいもの。 
サンキュ、おさる♪

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「澁澤龍彦 生誕80年 回顧展~ここちよいサロン~」

展覧会鑑賞の覚書。その②。

「澁澤龍彦 生誕80年 回顧展~ここちよいサロン~」
横浜・山手 港の見える丘公園 県立神奈川近代文学館にて「澁澤龍彦 生誕80年 回顧展~ここちよいサロン~」展鑑賞。おさるの愛する澁澤龍彦をじっくりとみてきました。澁澤龍彦さんのものは数えるくらいしか読んだものがありませんが気になる方です。
展示構成は、Ⅰ客間(サロン)の主人(あるじ)の少年時代、Ⅱ魔的なものたしの来訪、Ⅲ澁澤サロンの客人、Ⅳ時空の彼方へ
三島由紀夫、土方巽、四谷シモンなどがでてくるとわくわくする。
掘内誠一との手紙のやりとりがきれいでした。書間本が気になった。池田満寿夫さんは字も芸術的でした。
本の装丁のきれいなこと。最後に澁澤さんの著作関連本が並ぶコーナーで、ペローの「長靴をはいた猫」を発見。これ、持ってました。同じ装丁のもの。澁澤龍彦訳と、はじめて知る。「長靴をはいた猫」のお話なのに、大人のようでドキドキすると思って読んでいました。まだおうちに取ってあるか探してみようっと。
文学少女になった気分で鑑賞。
館のカフェで、港をながめながらコーヒー。これまた由緒正しい気分になります。

帰りには、アタマのお皿が乾いたのでプールに寄りました(おさる談)。 くったくたに くたびれた時には、泳いだ方がすっきりしてぐっすり眠れるの。 あと、風邪をひきかけたかな?って思ったときにもグッド。すっきりします。

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KAZARI 日本美の情熱

展覧会鑑賞の覚書。その①。

「KAZARI 日本美の情熱」
ミッドタウン。サントリー美術館で、飾りに関する展覧会 「KAZARI 日本美の情熱」をみる。前回のダリ展も初日鑑賞でした。今回も、絵画でないので、このぐらいの人出なら充分見やすい。
飾りという定義で、最初に縄文土器がでてきたのに驚く。 そこからはじめるの?! たしかに土器だけど飾り立てた土器でした。本当にコレ、そんなに古いものなのかしら。縄文人だったころって想像もしにくい。
焼き物の器や、櫛口蓋、根付や着物は、飾りとして想像できましたが、兜もそうなのですね。戦う気があるとは思えない。装飾性しか考えていなうような兜に驚く。一番驚いた展示物は、おさると同じでした。ほうぐ法具を握っている腕のついた兜。靖国神社遊就館の所蔵品「黒漆塗執金剛杵形兜」
狂言の肩衣、大好き。今回は茂山さんちの「猿猴捉模様肩衣(子方)」がとびきりかわいらしかった。月を取ろうと手を伸ばす猿。
祭礼や芸能のかざりなど幅広い展示でした。
サントリー美術館リニューアルオープン記念に入った会員ですが、そろそろ1年が経ちます。更新どうしようかしら。迷うところです。

「mina perhonen」
乃木坂の国立新美術館へ。今回、初めて日中に正面入り口から建物に近づきました。建物の中から出てきて、改めてみたことしかなかったので。突然現れるこの建物、やっぱりインパクトがあるなぁ。ミッドタウンから徒歩8分で到着。
SFTギャラリーの mina perhonen (ミナ・ペルホネン) へ。ここの洋服をきた人達の写真、それに洋服を展示。 写真は、普通に着てますっていう感じを前に押し出した素朴な感じで統一されていました。モデルのプロっぽさを、あえて全然ださない。カメラに気が付かないってほどナチュラルでもない。すこーし恥ずかしそう。普通にするこだわりが面白い。

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通し狂言 青砥稿花紅彩画 白浪五人男 勢揃

カスピアンX世 を楽しんだ後(金曜日に)、團菊祭五月大歌舞伎・夜の部を鑑賞。
通しだとよくわかって、本当に面白い。神輿ヶ嶽の場がせりあがって、その崖下から稲瀬川谷間の場が出てくるし、 浜松屋の場を廻せば、蔵前の場が出てくるし、大詰なんて、極楽寺屋根立腹の場が、がんどう返しになって、極楽寺山門の場になり、更に山門がせり上がりその下に滑川土橋の場がでてくる。展開のすばらしいこと。
團さまの日本駄右衛門。團十郎さん、なんでも大きくみえる上に大袈裟な頭巾で登場。頭巾をとった後も大袈裟な鬘。そして、こういうの本当によく似合う。親子だとわかってから、浜松屋の若旦那が、日本駄右衛門のことをまじまじとみる様子がいい。 「あぁ、この方が・・・」 日本駄右衛門は黙って前をみてる。一度は目を伏せた若旦那は、再びじっと駄右衛門をみる。 
幸兵衛と弁天が親子だと知れる。若旦那、今度は弁天をじっと見る。 「あぁ、この方が・・」
浜松屋で弁天や、南郷が啖呵をきっているときは、ちらっとみてたけど(眼光するどく)蔵前では浜松屋宗之助助としてみてました。
浜松屋若旦那ウォッチングも堪能。東蔵さんに頼る姿がキュート。(そうよね!ね!)
大御所の勢揃いは、見ごたえたっぷり。3階なので花道の間は声だけ堪能。あー今ごろ傘が出て、でてきて、名乗ってるなぁなんて見えない姿までも楽しむ。3階からの粋な鑑賞方法ですなぁ。

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ナルニア国物語~第2章カスピアン王子の角笛~

「あと5分」
みどころは、ずばりココ! 「あと5分・・・」 これは、カスピアン王子の最初の台詞です♪
金曜日に、(一昨昨昨昨日に!) 「ナルニア国物語~第2章カスピアン王子の角笛~」をみてきました。洋画鑑賞なので、隠れ邦非映非連活動。でも吹替版なので堂々と。 吹替王子こと菊之助さんのカスピアン王子をみに、いえ聞きにいってきました。とはいえ、あまりに長い予告とか、導入部分にふーむと思っていて、ついうっかり忘れてたの。菊之助さんのこと。ごめんなさい。 「あと5分・・・」にノックアウト。 時折、あーこの声と思い、ストーリーと関係ないところで、心乱されました。ニヤニヤもしました。 X (カスピアン王子は10代目)という署名に、三津五郎さん?と思ったり。 
『怪談』のときは、音羽屋のお弟子さんたちを発見し おさるとコソコソ笑いあったりしたので、周りの人に「ちょっと頭のおかしな人かも?」と別の意味で怖がらせたりしてしまいました。が、今回は大丈夫!観客は10人でしたので!エンドロールがすべて終わった時には、私達2人だけでした。最後の「吹替役者案内」のロール部分、もうちょっと華やかになりませんか?ウォルトディズニー社さん。
ずいぶん本題をそれました。ひさびさに映画館でこういう大げさな洋画をみました。スペクタクルに弱いので、ちょっと目をそらしていたシーンも多々ありましたが、楽しかった。日曜ロードショーでナルニア国物語(第一章)をみたばかりでしたので、よりよかった。2時間半の大冒険で、ぐったりしました。怖面白かった。カスピアン王子は黒髪。金髪の王子より好きかも。菊之助さんが出てくださった(声だけ)おかげ。後、特典エコバック付きの前売りを買いにいってくれたおさるのおかげ。映画館でみてよかった。こういう作品は映画館の方がいいもの。
ピーター、スーザン、エドマンド、ルーシーの四人にまた会える(見ることができる)とは思わなかったの。ナルニア国物語のことが全くわかっていませんでした。壮大さにやっと気がつく。 これ本でちゃんと読んでみたいなと思う、ストーリーでした。信じるって基本的なことが芯になっている。子供から大人へのもの悲しい感じがなんともよかった。メリーポピンズや、ピーターパンで感じたような(本の方の)。貴族のくらしぶりもよかった。戴冠式の絵画に出てきそうな、毛皮のマントがしっくりと似合ってました。貴族は、白いフワットしたシャツを着て、みんな馬に乗るのね。サーベルとか持つのね。 そういう時代感もよかった。
おさると、私が大地真央だったら、舞台挨拶に出ないわといいつつ映画館を後にしました。楽しかった。
この日は、カスピアン王子と歌舞伎座夜の部を鑑賞したので、團菊祭完成です。

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2008年5月27日 (火)

プチバカンス

金曜日、お仕事をお休みして おさると1泊2日のバカンスにいってきました。
バカンスの前日、とにかく朝食付のプランを!とこだわりやさんの おさると、大笑いしながらホテルを予約。(お得プランを発見したの)。平日、お休みして遊ぼう!から、突然の優雅なプチバカンスへ変更よ♪

~バカンスのはじまりは、カスピアン王子から~
平日の朝一からみなとみらいの映画館へ。日が燦燦と照りつける中、旧電車道(線路を埋め込まれた道)を通って行く。線路を見て 、ならば電車を走らせろと無理難題を言うおさると?!、「ナルニア国物語~第2章カスピアン王子の角笛~」鑑賞。も・ち・ろ・ん吹替版。王子を堪能。1階の聘珍楼のカジュアル版のようなところでお昼。お安くってうれしい。窓の外に、観光遊覧バスみたいな赤い靴号を発見。100円よ!乗ってみるが、あまりに ぎゅうぎゅうに混んでいるためギブアップして下車。一路東京を目指すのであった。

~都会のホテルでバカンス ①~
「三井ガーデンホテル汐留イタリア街」という長い名前の汐留のホテルにチェックイン!お前にチェックインって感じで。 ここ汐留っていうより大門じゃないでしょうか?なによりも大門駅からホテルに向かったもの。 お部屋はコンパクトですが、きれいでなかなかよいです。 バスローブもありました。お部屋に設置されたエスプレッソマシンを使ってみて、こぼして、アワアワする。美味也。買ってきたワインを冷やして宴の用意。

~バカンスといえば歌舞伎~
休暇をとって行くところといえば、歌舞伎でしょ!(休日にも行きますが。) ホテルから、ブラブラと木挽町へむけて お散歩。大きなビルだらけの汐留をとおりぬける。人は少ないのが不思議。
歌舞伎座 夜の部鑑賞。3階から。大向こうがよくかかってました。歌舞伎座とカスピアン王子あわせて團菊祭完成也。
終演後、東銀座から汐留へブラブラと歩く。高層ビルの中、妙にきれいに整備された小道をとおりホテルへ。近未来みたいねと口をあけたまま歩く。なぜか匂いもかぎまくる。電通の巨大さに驚く。今に彼らに乗っ取られるかも。(何を?) イタリア街と名付けられたホテルの近くは、レンガ畳みの歩道をいかして、オープンカフェのようになって、夜には若めの人達で賑わっていたのでびっくり。

~都会のホテルでバカンス ②~
今晩は、ホテルでの~んびり。ホテルなのになぜか大浴場あり。お風呂上りに、お部屋で飲酒&TV。窓からは、結構大きな東京タワーが。ギヒルズ(六本木ヒルズ)もみえました。人の椅子に足を乗せ(人の陣地に攻め込み) 「テルマール人かっ!」と言われたりして グダグダすごす。おさると私は、金曜の夜のTV朝日愛好家なの。一緒に、「君犯人じゃないよね?」→「タモリ倶楽部」→「検索ちゃん」というゴールデンな組み合わせをあれこれ言いつつ、ダラダラと見る。幸せ。 そのまま夜中の3時から放映した、鷹の爪団の映画 『古墳ギャルのコフィー』『 秘密結社 鷹の爪 THE MOVIE ~総統は二度死ぬ~ 』を、夜がしらじらと明けてくるまで楽しむ。たぁ~かぁ~のぉ~つぅ~めぇ~
翌朝、スタイリッシュ&カジュアルなイタリアンモーニングブッフェというカタカナだらけの朝食。彩り豊かなイタリアンとヘルシーな和食を組み合わせ?! 統一感にかけますが結構な品揃。たらふくいただく。

~六本木クロッシングでバカンス~
六本木へ。まずはミッドタウン。サントリー美術館「KAZARI 日本美の情熱」をみる。初日でしたがほどほどの人出。すごい兜に仰天す。
乃木坂の国立新美術館へ。徒歩8分で到着。豚組というお店から、おばちゃま達が沢山出てくるのに遭遇。日中みる黒川紀章設計の建物はやっぱり変わっていて迫力があった。あんがいいいなぁ。SFTギャラリーの mina perhonen展がお目当て。ミナ・ペルホネン展とカタカナにしてもかわいい。なにより、作品(お洋服)が かわいい
六本木ヒルズの森美術館にいったらパーフェクト!六本木クロッシング完成のところ、あえて行かないでおく。ホテルのお部屋からビルみえたのでよしとする。

~バカンスの〆はヨコハマで~
渋谷から元町・中華街へ。一本でGO!便利になりましたこと。中華街でワンタンメン。美味。
元町から、外人墓地をとおり、港の見える丘公園へ。100年ぶりにきました!ってほど久しぶり。沢山の種類のバラが咲き乱れていて とってもきれい。萩原流行のことなど考えつつ?!お散歩。
バカンスの〆。県立神奈川近代文学館にて「澁澤龍彦 生誕80年 回顧展~ここちよいサロン~」展鑑賞。見ごたえというか、資料の読み応えのある展示でした。一日に2つ(3つ?)みると、さすがにくたびれます。館のカフェで、港をながめながらお茶。ここまでお天気にもめぐまれました。日頃の行いがいいからね♪

雨が降り始めたころ、ヨコハマ駅で解散。(近所なのにごめんね。) くたくたになるまで遊びまくりました。楽しかった♪

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2008年5月22日 (木)

『あおい』

今日 本当は、ギヒルズ・ゴールデンナイトという鷹の爪団の先行レイトショーをみに行っていたはずなのですが・・・プレミアムチケットはもちろん、通常チケットも目の前で売りきれ。鷹の爪恐るべし。ちぇっ。

さぁ、次は『あおい』よ!西加奈子『あおい』(小学館文庫)を読む。
この文庫はどこにいってもない。6店目でやっとみつけました。お取り寄せを待っていられなくてうろうろと探す。やっと入手した文庫には、帯がありませんでした。これは誰の帯がついていたのでしょうか。
なんと、この『あおい』がデビュー作だそうです。
『きいろいゾウ』・『さくら』のように、冒頭からぐっと引き込まれる感じではなかった。最後にかけて急速に引き込まれた。あーれー。 短編3編からなる1冊。
「あおい」心に負った傷を、こういう風に描くこともできるのですね。何をしても どうしても つきまとう。でも悲惨じゃない。人からどうみえても、どんなに変わっていても、ぐらぐらしていても、全部自分。 あーその気持ちよくわかるわと同意するタイプのものでは、ない。自分の中にないもの。でも、一緒になって押しつぶされそうになったり、すーとしたりした。
犬。 短編3編からなる1冊。
「しずく」もよかった。葬儀に向かう若者の話。素直。面倒くさいことも、弱気なことも、強がりなことも。描き方がいい。どの人も欠点があって、愛おしい。やっぱり生きてるっていい。
解説は山崎ナオコーラ。しぇー う うまい。うまい人の解説って全然違う。プロの作家さんってすごい。まだ一冊もお書きになった本を読んだことがないことを詫びたくなるほどうまい。ごめんなさい。 とにかく何か読んでみようと思った。そう思わせる解説。 本気で 『あおい』を、西加奈子を誉めてました。
西加奈子 文庫本三昧 終了也。幸せでした。

そういえば、『さくら』の解説は編集者の松田氏でした。ちぇっ。サイン会場でみかけたら要注意人物だぜ。私、まだ根にもっているようです。(いつでも作家に会える編集者が、一生に一度しか会えない一般人のサイン会会場での時間を奪った。割り込んで来て、勝手に個人的な話しをしているうちに私の本のサインが終了していた。)
そうやって、気がつかずに 人の時間を踏みにじっていることもあるかも と思うと怖いな。事故が、何もかも奪うようにね。 小さなことでもね。 でも、そういうことも 西加奈子さんの手を通すと違ってみえるのかもしれない。大層気に入りました。

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2008年5月21日 (水)

『さくら』

あぁ、この本 買っておいてよかった。『きいろいゾウ』を読んですぐに、他の作品が読みたくなったもの。西加奈子の『さくら』(小学館文庫)を読む。これ今年私が読んだ好きな本、第一位に決定。おそらくこのまま突っ走れると思う。(この本は、しばらく前にブームになったらしい。)この文庫の帯はチュートリアルの徳井さんでした。
言葉がいい。「たった今大切な髪留めを無くしてしまった女の子でも、思わず一緒に笑ってしまうような声だった。」本当に気に入った。
五章立になった小説。 一章。正月、実家に帰ることにした。実家には家族が待つ。あと犬も。この犬の名がサクラ。メスなので、犬の気持ちは女の子言葉で表現。まことに犬らしい気持ちの犬。 二章の冒頭でなにもかもがあきらかになる。家族におこった事実を踏まえて、子供のころからのこの家族を振り返りたどっていくストーリー。どうなるかわかっているという前提で、知ることの重さ。どこにいってもヒーローになる兄を持つ主人公。ねじまがらず、自分の居場所を確立していく。大きな存在の母親。静かでしっかりと存在している父親。激しい程自分自身である凛とした妹。 主人公は、自分の家族に対して、太刀打ちできないと圧倒されたり、思いやったり、頼ったり、あこがれたり。翻弄されてもいとおしく思ったり。主人公だけでない。家族みんなが家族に対して じっくりと関わっている。会話をかわすこと、仲良くすることを超えた、大きいもの。見守りあっている。 会話の端々に、大事なことがあふれていて胸がいっぱいになる。
最後の五章を読む前に、一章を読み返したくなり読む。 あぁそういうことか。 組み立て方がすごい。 どうなるかわからなくても、なんだか心にひっかかる言葉達が、胸をザワザワとさせた。
最後の章を読んで、泣けてしかたなかった。切ないとかじゃなく、なんていうのかなぁ、あったかくなって泣いた。
犬のよだれまでがいとおしく感じる、すごい一冊ですのよ。うふふ。

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2008年5月20日 (火)

『きいろいゾウ』

ふぅー。久し振りにトータス松本をじっくりみた。(TVです)。 あーいいわぁ。すごーくスキな顔。骨格もスキ。なにより、声がすき。100年ぶりにCDを買おうかしらろ思いましたことよ。

横浜の丸善の特集コーナーで気になって購入し、とっておいた、西加奈子さんの『きいろいゾウ』(小学館文庫)を読む。
うわぁお。 びっくりするほどひきつけれらました。
文庫の帯には宮崎あおいさんがコメント。いつの日にかツマを演じてみたいと書いてあったので、ツマは宮崎あおいをキャスティングして読みました。
若い夫婦が、夫の祖父が住んでいた田舎に移り住んでくる。夫の職業は作家。ツマは夫のことを「ムコさん」と呼ぶ。なぜならば、武辜歩(むこあゆみ)という名前だから。夫は妻のことを「ツマ」と呼ぶ。なぜならば、妻利愛子(つまりあいこ)という名前だから。なるべくしてなったような夫婦。
とても仲のいい夫婦。こういう風に地に足をつけ、かつ ぼーっとして(?!)一緒に暮らせるのならば、田舎にすむのもいいかと思ったほど。(今すんでいるようなところにしか住めないなぁと常々思っているのに、そんな気にさせる)。 そんな2人でも、胸がキューンとなるような、言葉にしない気持ちが、あっちにいったりこっちにいったりする。この人しかいないってわかっているのに。
近所の人もいい。かかわっていないだけで、こういう味のある人が近くにもいるのだろうなぁ。苗字をカタカナ表記にするだけで、イタリア人みたいに感じるのも面白い。
すごくいい本です。あんまり面白いので、読み出してすぐ次の本(『さくら』)も入手しておきました。
西加奈子さんは、イラン テヘラン生まれだそうです。(そしてエジプト、大阪育ち。)

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2008年5月19日 (月)

中山忠彦 永遠の女神展

週末、横浜高島屋8階ギャラリーで「中山忠彦 永遠の女神展」展をみる。妻ラブの人でした。永遠の女神って・・・。顔はほぼ妻なの。昭和という感じの作品。西洋に・洋装に・洋画にあこがれた時代を彷彿とさせる作品ばかりでした。サイズも大きい。立派にみえる。(イジワルではないです)
中山氏は、アンティークドレスの収集家でもあったそうです。なんとかドレスを探しだす。夫人が試着しドレスを購入。ドレスを身にまとい、本物の宝飾品をつけた夫人がモデルとなり絵画作成というものらしい。どれもこれも妻。輝く妻。イミテーションの真珠をつけ描いた絵画をみた宝石鑑定人が、その絵の真珠を本物で無いと見破ったことがあり、それ以来すべて本物を身に着けさせたそうです。戦後、お金に苦労してなんとかドレスを探したという解説がありましたが、苦労?って思った。どれも豪華で、部屋もすごくて、宝飾品もほとんど異なるものなのですもの。
おばちゃまたちが、アンティークドレスの前で、娘時代にいかにウエストを絞った服をきていたか、声高に話つづけていました。「あーこんなのよね」、「そうそう、こんなの」と楽しそうでした。よかったね。デパートの展示会場なので、楽しそうならそれでいいです。
まだご存命の作家なのですね。
妻への愛にあてられました。めでたしめでたし。

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2008年5月18日 (日)

五月演舞場大歌舞伎

新橋演舞場にて、終日観劇。團菊に力をいれすぎてるので、3階から。歌舞伎座の3階よりよくみえるなぁ。(場所もよかった)
昼の部すこぶるよし。そんなに力をいれて行かなかったのだが(失礼)、面白かったぁ。全部。 5月歌舞伎座夜の部 同様、「歌舞伎を一度みてみたいなぁ」という人を連れていきたい感じ。けっこう賑わってました。 
昼の部。一人で観劇。と思ったら偶然 同じ列の6席くらい横に友人発見!
「毛谷村」
染五郎さんの六郎に、亀治郎さんのお園。吉之丞さんがでるといい。雰囲気がぐっとよくなる。歌舞伎だって空気。吉之丞さんとやりとりしているところが、一番うまいかも。染五郎さんは、強く大きい(人間が)六郎でした。時々、素の部分がでちゃうのは若さか。亀治郎さん、うますぎて貫禄がついて初々しさにかけるのではと危惧したくなるほど(余計なお世話)、安定してうまい。達者だなぁ。 最後、六郎の変わりに お園が行ってもいいかもと思っちゃった。でも、仇討に送り出す支度をうれしそうにしている様子がかわいかった。
踊り三番。「藤娘」
演舞場にきて、舞台写真販売のところで、あっ藤娘があるのねと知る。真っ暗な中、ぱっと電気がつくと藤の木の下、藤娘と出会う。何回みても、この出は大好き。福助さんの藤娘は、切ないって感じじゃなくて、元気にはしゃぎまくって、帰り際に最後 ちょっとさみしそうな感じがして、このパターンも面白いなと思った。(パタパタ走りまわるのをみて、海老蔵さんの もうちょっと足音のする藤娘を思い出しちゃった。)
「三社祭」
善玉悪玉の踊り大好き。染五郎悪玉と、亀治郎善玉の三社祭、うんまい。うなっちゃううまさ。いやぁ、うまいねぇ。特に、タコ絞りの装束になってからの踊りのうまいこと。お二人とも踊りうまいけど、こうやって競演できる相手と、競演できる演目が揃うと、もう格別です。
「勢獅子」
粋でいなせなのだけど、その前の三社祭に少々あてられちゃった感じ。
「一本刀土俵入」
涙がでちゃった。もう。ええ話や。最初のとこ。 吉右衛門さん、ちゃんと小僧の感じがでるの。おなかがすきすぎて、ぼけっとして、なんだか放っておけない相撲取の若造。 芝雀さんがお蔦。うまいねぇ。なげやりになっている酌婦 お蔦が、はらぺこの相撲取りの小僧っ子 駒形茂兵衛のことがなんだか放っておけず、櫛やら金子やらを与えて励ます。一緒になってがんばれよっていいたくなるような、いいお蔦でした。泣かされた。 月日がたち、茂兵衛は、立派な相撲取りでなくやくざものになってました。立派なやくざものだけど。この大きさはさすが吉右衛門さん。 錦之助さんは、いかさま博打してえらいことになる辰三郎。もぉー。ちゃんとしなさいっていいたくなる感じがいい。毛谷村の悪者、微塵弾正もよかった。悪役がこんなに似合うとは。 最後、歌六さんと吉右衛門さんの一騎打ちが面白かった。やくざ同士の対決なのに、丸腰で。というか相撲で。いいねぇ、こういう雰囲気。ブラボー。
夜の部。友人と合流。夕食は、かっぱやのおでん♪
「東海道四谷怪談」通し狂言
吉右衛門さんが民谷伊右衛門ってことはわかってます。でも、吉右衛門さんが悪人なんて。なんかうまくて。うまいから、ひどい奴だなぁって思った。友人は、嫌いになりそう?!って言ってました。だってひどいんだもん、伊右衛門。 橋之助さんの伊右衛門は、時々無駄に格好いいからつい忘れちゃうのだけどね。吉右衛門さんは、恨みとかなんとか言ってひょいと人を殺めたり、お岩を面倒がるのがうまいのだもん。人でなしかもって思っちゃうよぉ。 福助さんのお岩。お岩といえば勘三郎さん。しかも小仏小平も佐藤与茂七も、みーんなやっちゃうイメージ。福助さんから、「今回は私よ」って強い意気込みを感じました。ほっそりした福助さん。最初のか弱い感じがなかなかと思った。 伊右衛門浪宅の場、吉右衛門さんから虐げられたり、髪梳きのところでは、時々絶叫ぎみ。(お岩元気なの?って思っちゃった。) 按摩宅悦とのやりとりのところ、元気すぎて 福助さんがちょっと現代劇っぽく感じました。意外。たっぷりみせるところは、みている方の集中力を保つのがいかに難しいかわかった。ちょっと残念。絶叫のとこ以外は、よかったです。 あと、いろいろな仕方があるのだなと思った。(今までみてきた四谷怪談と違うところがあちこちにありました) 按摩宅悦の歌六さんがしっかりうけていた。大げさでなく、コミカルにせず、出すぎない按摩宅悦は、なかなかよかった。もっと目立っていいかと思っていましたが、出すぎず じっくりよかった。 通し狂言、少々くたびれましたた。これは歌舞伎の荒唐無稽さよりも、南北の話をしっかりみせているからなのかもしれない。話にあたった疲れ方でした。これは、うまいってことよね。

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2008年5月17日 (土)

モディリアーニ展 ~あの名作から、知られざる原点まで~

金曜日は、美術館の日。午後8時まで開館しているのでね。昨日、国立新美術館に、モディリアーニ展をみにいってきました。会期が6月あたままでなので、結構混雑していました。
昨年、Bunkamura ザ・ミュージアムで開催した「モディリアーニと妻ジャンヌの物語展~運命のアーティスト・カップル~」が、とてもよかったので、「今またモディリアーニですが。さて、出来はどうかな?」とお手並み拝見気分で向かう。
Bunkamura でのモディリアーニ展。若き芸術家たちが集うパリ。多くの芸術家が集まる。そんな中であったアメデオ・モディリアーニ32歳と、画学生ジャンヌ・エビュテルヌ18歳という2人にスポットをあてた展示は、とても面白く発見が多かった。
国立新美術館でのモディリアーニ展。プリミティヴィズム(原始主義)に根ざしたモティリアーニの作品の変遷がテーマでした。あまり、テーマの流れにはひかれなかった。(頻繁に引き合いにだされているテーマだから。) しかし!とても見応えのある展覧会でした。
個人蔵の作品のおおいこと。といいますか、ほとんどが個人蔵。油彩はもちろん鉛筆での素描作品が豊富。しかも、油彩になっている作品の素描がたっぷり。約150点も出品。 壁の色を工夫し、割とスペースを確保しての展示でした。最近、区分ごとに壁の配色を変え、雰囲気を変えるものが多い。(国立西洋美術館のウルビーノのヴィーナスも、松下電工汐留ミュージアムのルオーとマチスもそうでした。)モディリアーニの作品の背景の壁は、白が映えるのか、紺が映えるのか。うーむ。昔、自宅に飾る絵画を発注していた貴族の館の壁の色はどうだったのかなんて思いつつ鑑賞。
「嘆きの裸婦」これがすばらしかった。もう、この1点を観るためだけに行ってもいいと思うほど。黒い背景の中の裸婦像。何もない。彼女の周りの空間がすごい。黒い背景をずっとみているとそれは黒でないことに気がつく。青が重なった濃い色。彼女の膝のあたりに背景に溶け込むように顔が逆にむいている。赤い。塗り込められたなかにみえる。しっとも怖くない。哀しさもない。強くひっそりとそこにいる女性。上をむいた顎のラインの強さ。毅然としているわけでなく、途方に暮れているようにもみえる。なんとも不思議で、魅せられる作品でした。最後までみて、どうしてももう一度みたくなり、もどってきました。閉館間際(15分前)でしたので入口付近に人もなく、一人占めした気分でじっくりと鑑賞。すばらしい。いいものと出会えました。モディリアーニ、好きなのですが、これだけみたら モディリアーニかどうかわからないかも。エゴンシーレにもにた強さがあった。でもやっぱりこれはモディリアーニです。じっくりみたくなる作品。これも個人蔵。また出会う機会がありますように。
シャイム・スーティンの人物像、いいたいことを言わなさそうな顔つき。コンスタン・ルプートルの人物像、年寄りの彼は、口元が気になった。とけてしまいそうな灰色の色合い、でも人物の主張は強い。 彼の描く人物像は、体が微妙に傾く。目玉があるものないもの、ないものの方が、口元がいかにも何か言いたそうで、それでも絶対に言わなさそうで、気になる。
見ごたえがあった。
売店もなかなか。キャンパス地のバックとか、Tシャツとか、ほしくなるものがいっぱい。TORAYAとコラボしたアンペーストとか。ぐっとガマン。でも、リトグラフというのにひっかかりました。1000円という値段設定がにくい。売店店員のキュートな女子が、私の財布小さい版を使っていると言ってました。言い方も可愛かった。この財布、案外 人との会話を生んでくれます。愛いやつ。

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平日ですが

先日、3回目の「ざゝん座」を観に、宝生能楽堂にいってきました。ざゝん座は、毎回ちらしや冊子の表紙に書かれた「ひとこと」が、なんとも愛らしく 楽しみにしています。一回目「はじめまして」。二回目「水道橋にて」。今回の三回目は「平日ですが」でした。今回のもいいなぁ。
客席に、男性しかも年配の方が多かったです。半分は男性では?珍しい。若い男子も結構いました。しかもスーツをきてきちんとしているの。坊主男子(きれい系)も。客層も、いろいろと気になる。
解説は深田師。演目のみどころ解説が面白いの。おかげで、どの演目も、楽しさ3割増しになったと思われます。熱心な解説っぷりが、おかしかった。目の前にたんぼが広がるかどうか、演者の腕のみせどころというような、演じる前からハードルをあげる発言も。おかげで、その場になると「ココね!」と客席も期待にわきました。長々と話されて(最後に「ヤバイ」とおしゃってました!?)、急に時間が気になられたようで小走りに退場。最後まで楽しませていただきました。
『七つ子』小舞からスタート。
『水掛婿』婿は、竹山師。かっちりきっちりとまじめ。怒るときもまじめ。そして丁寧。舅の万之介師が、あのステキにとぼけた味で、いい空気をだしていました。2人がまじめだと味わいはでません。さすがだなぁ。
『寝音曲』
太郎冠者の部屋から、謡が聞こえる。主が、謡をきかせるように所望する。折につれ歌わされてはかなわないと、なんとかしようと奮闘。御酒を飲まねばうたえない、妻の膝枕でなkればうたえない。酒をのませ膝まで貸す主。主人の膝まくらから離れると、物をひっかいたような声で謡う。お酒をのみ、調子よく謡ううちに、逆になってしまう。そんな太郎冠者を高野師が大熱演。朗々と謡うのと、すざましい声で謡うのとの 変え具合が面白い。それをじっとみる主は、万作師。表情を作らず、太郎冠者をじっとみる。間違って逆に謡う太郎冠者をみて顔を正面に向ける。またじっと太郎冠者をみる。余計なことを一切しない。表情もつくらない。それなのに、主の心が手にとるようにわかる。なんであんなにわかるのだろう。見事。びっくりした。
『禰宜山伏』
茶屋で、禰宜に勝手に腹をたて、勝負するはめになり、負けちゃう山伏の話。勝手な山伏のいばりっぷりが楽しい。お茶ひとつもらうのに、その大げさなこと。横暴ぶりが、のんきに映るとは、狂言偉大なり。山伏は深田師。やさしいというか、怖がり?!な伊勢神宮の禰宜は、月崎師。その個性強すぎる2人の間に困っている茶屋に石田師。ベテランの人はすごいな。
勝負は、大黒天にまかせられる。どちらの祈りが大黒天を振り向かせることができるか。今回、わが魂に出演中の萬斎師はでていらっしゃいませんが、御子息 裕基くんが大黒天として出演。あいかわらず小さいのに立派。自信過剰な山伏を、一言も発せずにやりこめていました。かわいい。

19時から21時まで。たっぷりと楽しみました。

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2008年5月15日 (木)

『肉体百科』

今日、カフェオレをのみました。私の次に注文した人が「コーヒーと、グレープフルーツ アスパラ」って言いました!? あたくし 何と聞きまつがい したのかしら。答えわからず。

思わぬところからでてきた(と言っても部屋の中だけど)、群ようこ『肉体百科』(文春文庫)を読む。体のパーツっていっぱいあるのね。手首とかは、わかるけど垢とかまで。それもまぁ私のパーツといったらパーツね。 そして、よく こんな部位を エッセイにできるなってとこも、ちゃんとエッセイになってました。ほぉ。
群さんらしくて面白かった。

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2008年5月13日 (火)

『三崎日和~ いしいしんじのごはん日記2~』

もったいないから、ちょっとずつ読んで楽しんでいた いしいしんじ『三崎日和~ いしいしんじのごはん日記2~』(新潮文庫)、完読。
まことにおいしそうな本でした。ごはんも暮らしも。
新鮮で旬のものを、おいしくいただく幸せを感じる。本当においしそうなのだもの。起床、掃除、洗濯、布団干し、スヌーピーの漫画をみたり。(←実は人生の大切なことを教えてくれる番組なのです。) 執筆。 近所の子と遊んだり、ランニングしたり。魚やさん(マルイチ)で今晩のおかずを買う。正しい生活がまぶしい。ちゃんと、近所の人とかかわり、遊び、頼り頼られ。おすそわけをしたり、いただきものをしたり。昭和のいいくらし。いい心がやどりそうです。
文体も好き。です。ってしめていると丁寧な感じでいい。「へとへとです。」とかね。私も丁寧にお話してみようかなと思いました。
京浜急行の名がよく登場。しょっちゅう我が駅を通り過ぎていたのですね。もしかしたら会っていたかもしれませんわ。あっ、このカリジェ展私もみました。寒がりなところも一緒。と、共通部分にわくわくしました。園子さん・・・いいなぁと思いつつ読む。園子さんすごい方です。
いしいしんじさん、髪の毛は短い方がだんぜんいいな。(真ん中あたりの写真ページも楽しみのひとつ。) そのぐらいしか文句のない おいしい満足な一冊。
大好き。

Photo Photo_3 この本をよんでいて叔母のことを考えました。いつもたっぷり手間をかけた旬のものを送ってくれます。いちじくを煮たものは絶品。先日は、貝と土筆を送ってくれました。貝はあぶって、土筆はあつあつごはんにのせていただきました。おいしゅうございました。贅沢。 こういうことができたらいいなぁ。 といいますか基本的なことが何もできません。お恥ずかしい。できないながらも、やってみたくなりました。おいしいものは、人を幸せにしますね。

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2008年5月11日 (日)

漫画祭・初夏

いい陽気になりました。と思ったら雨ばっかり。
おさるにたんまり貸していただいた漫画をちょっとづつ楽しんで読んでいました。完読。入れてきてくれた紙袋は、与三郎と蝙蝠安。まったく、ニクイあんちくしょう(←誉め言葉)です。
仲村光『聖☆おにいさん(1)』(講談社モーニングKC)
これ、読みたかったの。買おうかしらと思っていたら、おさるが おうちにまで持ってきて貸してくれました。やっほー。 
ブッダとイエスが、しばし日本で普通にくらしてみるの。世紀末も無事乗りきったしと。いちいちツボの一冊。
普通にくらすと出会うさまざまなことに、いい感じに翻弄されちゃうの。しかも聖(セイント)なので、もう愛があふれちゃうの。どことなく丁寧なのも徳があるからなのね。日本じゃなかったら危ないのじゃないかしらと作者の身を心配してしまうほど、くすぐります。
ディズニーランドで、徳のあることを考えって自ら光っちゃったり。ジョニー・デップに超似てるといわれ俺の時代がきた(いつでもきてると思うけど)とその気になったり。たまらん一冊。
二ノ宮知子『のだめカンタービレ(20)』(講談社コミックスKiss)もつつがなく読む。もう20巻なのね。ベーベちゃん。
くらもちふさこ『α』『+α』(集英社文庫コミック版)
すばらしい。『α』を読んで、不思議なつながり具合を楽しみ、『+α』を読んで、その深いストーリーの組み立てぶりに驚き、読後すぐに『α』読み返す。なるほど。うまくできているなぁ。絵はきれいだし、雰囲気はいいし、設定も台詞もいい。おまけに、みごとなコンセプト。おまけに役者ものですもの。かなり気に入りました。
黒娜さかき『青春♂ソバット』(小学館IKKI COMIX)
女子高が共学化されて最初の男子というすごい設定。その上ゲイ。そんな白洲くんといつも一緒にいつ有田青年。苦悩なんだか、友情なんだか、愛?そんな振り回されかたがグッドな一冊。
小玉ユキ『光の海』『マンゴーの涙』『羽衣ミシン』(小学館フラワーコミックス)
しをん先生がブログで絶賛されてたのを、やっとみつけたよとおさるが言ってたまんがをまとめて読めるこのありがたさ。絵が可愛い。心がやさしくなれそう。子供の時にもっていて、わすれていたもの(純粋さ)が、そこにはありました。まっすぐ好きって気持ちに じーんとする。ややこしいことも、なんだかいとおしい。えーはなしや。最後にどうなろうとも、その気持ちの大切なこと。忘れてたよぉ。なんだかありがとうといいたくなる。白鳥とか人魚とか、童話のような設定がメルヘンで終わらないの。気に入った。
最後に、羽海野チカ『3月のライオン(1)』(白泉社)
なぜか、これは最後に読もうと。そうすべき1冊。本を読んでいるようなストーリー。心情がぐぐっときます。良い。すごくよい。
17歳高校生の男子が主人公。将棋のすごい段持ちらしい(プロ) 口にだせない気持ち、自分のことはいいからと思い、あきらめているようで、本当に全身で考えてくれる人のこころが、どんなすごい力を持つのか。胸があつくなる。「君のためを思って」なんて安っぽい言葉と違って、芯の太い気持ちをみせてもらいました。感動しちゃった。
大事なコトがあちこちあって、キュンもあって、なかなかの漫画でした。
おさるくん、本当に いつもサンキュ。

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2008年5月10日 (土)

ルオーとマティス(と海老蔵)

またみてきちゃった、歌舞伎座昼の部。母と。驚くべきことに、もう海老蔵知盛 進化していました。魁春さんが自害してからの心情の具合がすばらしい。泣きそうになりましたことよ。 あと、出てくるだけででっけぇ人です。母が「千両役者ね」と言っていました。同意同意。

松下電工汐留ミュージアムで 開館5周年 ルオー没後50年 特別展『ルオーとマティス』をみてきました。明日11日まででしたので、けっこうな賑わい。あのミュージアムでこんなに沢山の人をみたことはありません。といっても、東博や国立新美などとくらべたら、超みやすい。
会場入り口で、ばったりと知人と再会!?びっくり!?お仕事をなさっているそうです。ミュージアムで働くことができるなとは、なんとも うらやましい。元気そうで何より。あうことができて、うれしかったなぁ。(母と2枚分 招待券をいただいちゃった♪ありがと♪)
ここは、いつも構成が面白いなぁと思っています。今回もなかなかでした。ライトのあて方のすばらしいこと。照明は お手のものとはいえ、本当に見事。
ギュスターブモローのアトリエという最初のコーナーの絵画にびっくり。これがルオー?マティス?ついでにモロー? というタッチでした。サーカスという題材でのルオーとマティスの版画集の展示もなかなか。
ルオーの深みのある色の威力。マティスのデッサンのすごさというのは、わかっていたけど やっぱりすごかった。 マティスの、ルオーの、あまり知らなかったタッチの作品(じっとみているとマティス、ルオーらしさがでてくるけれど)たちが特に面白かった。
マティス展を見に行った時のことや、ルオーとグロテスク展を見に行った時のことを思い出しました。そのときの記憶を呼び覚ましつつ 鑑賞。 今回、作品のテーマや色づかいの類似を取りあげ、うまいこと並べすぎ(導きすぎ)ていたかなと思うところもあった。 そんなに類似しては、いないと思う。みんな違ってみんないい、的な。ちょっとだけ思った。 でも、この2人の作品を並べる展示は、なかなか面白かった。 疲れすぎず、ものたりなくない適量。今回も、楽しみました。

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我が魂は輝く水なり

千穐楽近くに観劇予定でしたので楽しみにしていました。でも、昨日 コクーンシートにて観劇してきちゃった。我慢できなかったのだもん。
チラシをみたときから、期待萬斎!なんだか難そうな・堅苦しそうな感じが、私好みな予感とワクワク。(妙にかたい小難しいのも 好き。) 上演時間もたっぷりらしいですし。
想像と全然違うものでした。そんなにいい想像をしていなかったのですが(失礼)。
静かに流れるものが、ぐっと引きこむ話でした。こんなよい流れだとは。心情 いや精神について思うところのある話でした。
汚い役をうれしそうに演じるなぁと実盛・萬斎師をみて思ったり、何を言っても何をしても、品のよさを隠しきれない、そこが普通の人とくっきり違うのだなぁと 実盛・萬斎師、五郎・菊之助さん、六郎・亀三郎さんを見て思ったりした。だからこそ、その悩みがこちらの胸をゆさぶるのですね。
戦国の世を その時代だからこそ しっかりと生きている六郎(亀三郎)。老いという現実を受け入れつつ認めることに抵抗のある実盛(萬斎)。この世から超越したからこそ、父・実盛を受け入れ 寄り添っていることのできた五郎(菊之助)。という3人の人物が非常にしっかりしていた。他の人では変わりのできないほど その人である必要を感じる人物になっていた。みごと。
しっかりした話を、しっかりした役者が演じる。余計なものを省いた じっくりしとした芝居でした。最後の「水」というキーワードを生かすためのキラキラはちょっと過剰かな。急にモダンアートみたいになっちゃった。最後の場面が、胸にキューンときたのでちょっと思った。ちょっとだけ。
ほーら、亀三郎さん こんないいいじゃん!これからは、ちょっとだけでなくたっぷり活躍してほしい(歌舞伎で)。あのまっすぐな思い。引き込まれます。声もいいし、視線も姿勢もいいい。 最後の場面の、萬斎師の表情・菊之助さんの必死な様はとても印象的だった。忘れ難い。実盛は幸せだと思う。
戦国時代、戦い相手を倒すということは、目の前で相手を殺すということ。精神が病まないわけはないなと思った。あせりや、憎しみや、不安や、熱情や、うずまくものが、偽善的にならず 英雄礼賛にならず まっすぐ書かれていて非常に見応えがあった。
じーんとしつつ、あー通路をあんなに歩きまわってるわぁ!と次回自分の座る席からの眺めを想い、ドキドキした。もう一回見に行くことができてうれしい。

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2008年5月 8日 (木)

『yoshimotobanana.com 2007 なにもかも二倍』

でたら買うことにしている、ばななさんの日記を読む。よしもとばなな『yoshimotobanana.com 2007 なにもかも二倍』(新潮文庫)
モノを書く人の、骨身を削って文章を考えるのは当然という姿勢を読んで、あー読み手は、ただただ幸せな人種だなぁと思う。
ばななさんの厳しさが心よい。あとチビのすること、いうことに興味がある。
一年たつと一冊でてくるというペースがはっきりしていい。HPで毎日読むのがすきな人もいれば、私のように文庫になってから手にするのが好きな人もいる。同じ内容でも、提供する方式が違うと印象もかわる。私は本になってから読みたいなぁ。いしいしんじさんのも。あーこれでみていれば、サイン会にいけたかもと思うのですが、本になったものを読みたいのだなぁ。でも、殊能さんのだけはwebで読みますが。あれは別だなぁ。なんだろうなぁ。
今回、ますます厳しくなって、その辛さとかもいい。ちょっとドキっとしたり、命を削るすごさを感じたり、人から勝手なことを言われたりねたまりするのだろうなぁと想像したり。親が弱っていく様、友がはなれていくこと、子供が変化(成長)していくこと、普通のことを、プロが書いた日記です。プロは違うぜっていう日記です。よかった。

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2008年5月 7日 (水)

さらばさらば 黄金週間 ~團菊祭~

あぁ。GWが終わりました。あれやこれや濃厚な日々でした。お稽古ごとのお浚い会があったので、緊張したり、バタバタしたり。あっというまのお休みでした。休んだ気がしないよぉ。(もちろん働いた気もしないけれど・・・)
忙しい あわただしい といいつつも、しっかりと團菊祭も堪能。いやぁ、がまんしきれなくって。
昼の心情たっぷりの知盛をみたり。(「やっぱり若いなぁ」と歴代の知盛のすごさを感じたり。) 團さま親分のもと、だれよりも胸をはだけて意気込む、かっちょいい子分姿をみたり。
夜の部の、目をふせて座っていても どうしても眼光するどい若旦那をみたり。
いやいや 海老蔵丈ばかりでなく、名題披露された 新七さん 改め 新十郎さんに熱い拍手を送ったり、 あの方 この方 舞台の隅々まで堪能致しました。

<團菊祭>
昼の部
「義経千本桜」 渡海屋 大物浦
渡海屋の、銀平の出が格好よくて大好きなのですが意外と普通でした。あれ?いかにも親方という立場の人が颯爽と帰ってくるところがいいのに。裾を引きずる程の衣装が、銀平の大きさを出していて好きなのですが。おかしい。仁左衛門さんたちがなさっていた、あの出は難しいものだったのですね。
魚づくしの前、刀を折り曲げてひょいと返すところで、おもいっきり刀をまげてしまうので、入江丹蔵さんと相模五郎さんが気の毒でした。面白かったけど。市蔵さんの台詞まわしのうまいこと。絶対に間違いない方と思っていましたが、あのうまさに、ちゃんと気づいていなかった。こんぴら以来、感心しっぱなしです。
海老蔵さんの碇知盛は、壮絶でした。想いが強く、みているこっちがあてられてしまうほど。型で止めるとか、間で表すとかっていうところが性急で、もっと大きくみえてもいいかもと思いました。 あの気持ちのもっていきかたはすごいものがあります。若いなぁと思いますが、あんながむしゃらな知盛は、今しかみれないかもしれません。全力の出しすぎの真剣勝負の知盛を、こちらもしっかりと見てきました。面白かったぁ!
「喜撰」
三津五郎さんってうまいわぁ。なんともいえない間。所家さんもかわいかった。小吉くんがんばれ!(坂東吉弥贔屓ですので) 男女蔵さんと亀寿さんが、仲良さそうに見えました。
「極付 幡随長兵衛」
極付! 團さまのゆったりとした台詞回しをみて、これよこれ。このおおらかなゆったりした空気。これがいいのよ~と思いました。
子分達、最高です。ここに菊之助さんがいたら・・・とおさると並びかえをして楽しみました。とりかえたり、もうちょっとつめてあの人も入れてと。私好みに。 あぁ。1時間くらいみていたかったです。子分連中のことを。
幡随長兵衛の男気と比べて、水野め! 家橘っちゃんの悪い目は、すごかったです。 軽々と踊る権一さんにみとれたり、楽屋番の新十郎さんをずーっと目で追ったり。おめでとうございます。なかなか心騒ぐ演目でした。
終演後も、あれこれ思い出し、妄想で一日中楽しめるほど。さすが、團菊祭。

夜の部
「青砥稿花紅彩画」
おもしろい!歌舞伎らしさ満点。初瀬寺花見の場から始まるので、わかりやすく、調子よすぎにことが運び、面白いったらないの。えー。えー。っていうことの連続。
お楽しみの浜松屋の場も、通しだからこそ楽しめる浜松屋 蔵前の場も、たっぷりたのしみました。ここまで見てからみる稲瀬川勢揃の場は、ひときわいい。極楽寺ってあんなにきれいだったの?と思いつつ立廻りをみて、山門の場でおかしいほど豪華な気分になって、最後に滑川土橋の場。えー富十郎さん、今月ここだけ!?とかなり驚きました。
「三升猿曲舞」
松緑さんのおどり。藤間の大切な踊りだそうです。丁寧に丁寧に踊っていたのが印象的。短い踊りでしたが、明るい気分で帰路につきました。

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