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2008年6月17日 (火)

『職人ワザ!』

先月末に読んだものの読み直し。いとうせいこう『職人ワザ!』(新潮文庫)を読む。
浅草で生きている(暮らし、働き、必要をされている)職人さんの話を聞きに行く。同じ浅草にすみ、普段から仲良く付き合っている仲間。でも職人さんの仕事ぶりはしらない。しらないことを素直に知らないって言う言い方や面白がり方がいい。誰が聞きに行っても話してくれるってものじゃない。そこに、いとうせいこうの書き手としてのワザをみました。
一生懸命ってえのは、こういうことだよって教えてくれる。絶対に手を抜かず、こつこつ毎日おんなじことをするっていうことはどんなにすごいことか。自分の仕事に誇りをもって、愛情をもって、まだまだ先があるって謙虚になって生きている姿に、自分が恥ずかしくなる。
この人はすごいんだよって、おしつけたりしない書き方。だからこそ作者と一緒になって、その職人さんに ポーとなれる。敬うってより憧れるっていうのに近いのかな。
一生大事にするものを探しに、行ってみたくなった。

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