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2008年6月30日 (月)

新派百二十年記念公演『鹿鳴館』

先週、新派百二十年記念公演『鹿鳴館』をみてきました。團さまご出演の夜の部。(歌舞伎会のポイント稼ぎという気持ちもあって・・) 会社帰りでしたので、最初の幕は間に合わず。2幕目上演中にそっと入るという失礼な見方。いきなり、八重子さんと西郷さんが庭先で熱く駆け引きをしていました。(みんなには、いきなりじゃないのですが)膨大な量の台詞劇。八重子さんの声の高さに、なかなか芝居に乗れなかったのですが、そこへ團さま登場。いつのもようにゆったりと台詞を。だんだん面白くなってきました。ちらし写真でも、なかなかの伯爵ぶりでしたが、これが格好いい。レットバトラーのようでした。
もと芸妓で、今は團さま伯爵夫人である水谷八重子さんは、友人の娘の恋の仲立ちを頼まれる。娘さんの相手の青年は、夫の政敵である西郷輝彦の息子。しかも西郷輝彦は芸妓時代に恋人。その上、息子は二人の間の子だった・・・ そのうち、いまだにアシュレを思うスカーレットをみているレットバトラーを彷彿とさせる設定に。とにかくレットバトラーが、じゃなくて團十郎さんがかっこいいの。3階から、オペラグラスでほとんど、團さまだけをみてたほど。伯爵中心にみているせいなのか、八重子さんの勝手なこと。三島由紀夫がどういうつもりで書いているのか、ちゃんと読んでみなくちゃ。でも、勝手ぶりがよかったです。女は、感情で生きているって感じで。そういう話なのであろうか・・・ 團さまは、徐々に大量の台詞をいうスピードもあがり、あまり見慣れない感じに!? 強さと哀しさがよかったです。
西郷輝彦さんは、新派初登場だそうです。「さいごう」って大向こうがかかってました。西郷輝彦さん、そんな風に声をかけられたのは初めてではないかしら、などと余計なことを思いつつみる。
辛口なことをいうと、役者の厚みの差がありすぎるなぁ。久里子ちゃんや八重子さんの迫るものがあるあと、なんだか気が抜けちゃうような感じで台詞を言う人もいるし。(長く台詞を言っていると、感情がでるのだが、しばらく黙っていると、またもとの上調子にもどっちゃう。)魅せる人はめちゃくちゃ濃いのだけどね。三島 由紀夫作 八重子十種の内『鹿鳴館』悲劇四幕っていう感じの大袈裟さが面白かった。
「新派百二十年記念ご挨拶申し上げます」この日の日替豪華ゲスト(←松竹談)は、勘三郎さんでした。アツイ新派の面々に、アツイ勘三郎さん。アツアツでした。鹿鳴館の舞踏会シーンで終演でしたので、カーテンコールにも、その舞踏会の衣装で登場。ゲストの勘三郎さんもモーニングで登場。モーニングをお持ちでなかったらしく、レンタルしたとおしゃってました。白手袋をしているの。ちょこまか舞台を動くし、ボーイさんみたいにみえました。もしくはミッキーマウスみたい。 でてくるなり、八重子さんたちとアツク握手。でも久里子ちゃんの前はワザと通過。もうっ!といわんばかりの久里子ちゃん。ベタな兄弟のアツサ加減に、あー本当にうれしいのだなぁと思ってしみじみとみる。 團さまは、一緒にアツクならず、悠然と微笑んでました。そこも、また格好よくみえた。舞台写真が出ていたら、絶対に買っただろうなぁ。

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