酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』の日記
恩田陸の「酩酊混乱紀行『恐怖の報酬』の日記~イギリス★アイルランド★日本(ほぼ縦断)~」(講談社文庫)を読む。
プロの日記に目がないの。ただしプロのね。 日記というより、紀行文。注釈が沢山あって、その注釈に書かれた書物や映画が、片っ端から気になってくる。個人の気分を書くだけ。でもうまい人はうまいね。面白かった。
気の毒なくらい、飛行機が怖いようです。あまりに怖いと、アルコールをとっても酔わないのね。狼狽しすぎで、おかしくなった。
怖さをまぎらわすためとはいい、こんないいアイデアをポロポロとだしていいいの?誰かにかかれたらどうするのとちょっと心配になる。妄想ってくだらないことだけでないのね。あーそれ読みたい!って思った。イギリスやアイルランドに降り立ち、自分でその空気を嗅いで、自分の中で育てているのだな。苦しい思いをしてひねり出しているのだなと思った。こういう人がいくべきだな、外国。
関心するくらいビールを飲む。とにかく飲む。おいしそうに飲む。読んでいたら飲みたくなってくる。 日本篇、ビール工場見学というのは実行してみたいな。今年の夏に。
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