« 『ゆめつげ』 | トップページ | 社会人のための歌舞伎鑑賞教室~義経千本桜~ »

2008年7月19日 (土)

『かぶく者(3)』

ものすごいことになってるよと貸していただいた、『かぶく者』最新刊を読む。おさるくん、いつもありがと。デビッド・宮原(原作)&たなか亜希夫(漫画)『かぶく者(3)』(講談社モーニングKC)。
ありえへん。といいつつ読む。どんどん読む。一気に読む。前は、コクーン歌舞伎の客席の描き方とかをみて、細かいところにまですごいなぁって感心しました。たけど、もう筋がすごくてね。ふっとんじゃった。籠釣瓶をそうきましたか。もうロックだね。ロックなのか。
チューはないな。ぐっと見つめあう方がかえって気持ちが強いのでは(行動をみせないほうが)。 ないなってところを、あげたらキリがないけど。 客席でてぬぐいをかぶってみていたらかえって目立つよ師匠 とも思った。  「この小僧っこが、舞台でせいぜい恥をおかき」と古参のお弟子のような気持ちにもなる。なんで? 
逆に、籠釣瓶ってすごいはなしだと思った。よくできている。徹底的に人を目立たせるため、主になる人の人数が少ない効果を、改めて感じました。筋より、見せ場重視。多少話が飛んでも、わたしをみにきたのよ、お客はってとこもあるところがすごい。(少々偏った意見ですが。)
いろいろ思うけど、やっぱり面白い。舞台の袖で出を待つ空気とか、よく出ていた。そういう空気がどういうものかしらないけど。面白かった。
これを読んで、自分が案外 保守的な人間なのかもと思った。

|

« 『ゆめつげ』 | トップページ | 社会人のための歌舞伎鑑賞教室~義経千本桜~ »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 『かぶく者(3)』:

« 『ゆめつげ』 | トップページ | 社会人のための歌舞伎鑑賞教室~義経千本桜~ »