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2008年7月28日 (月)

ぴょんぴょんぴょーん ダーン

海老蔵祭 覚書。
週末に、7月大歌舞伎昼の部の見納めをしてきました。
あー面白かった! 
語尾を伸ばしすぎだし(かぁーーーーーーーーーーんむ天皇 とか)、大きな口をあけすぎなのだけど。 どれもこれも200%がんばってました。狐忠信がどんな気持ちなのか、とっても とっても とっても よくわかりました。
鳥居前では、ガァー。ダーン。とすごいの。力強いの。 最後には、義経一行と別れ、静御前と都へ。 後ろ髪ひかれる静御前に、丁寧に かつ 毅然と 都への道をすすめる忠信の様子は、切なさでいっぱいになっていました。どんなに辛いのか、お気持ちは わかりますという心からなのか、静御前と目をあわそうとしない。そこがよかった。 ピンとはった指先からも、さぁ、こらえて あちらへ都へ というような切ない気持ちが伝わりました。 忠信が脊を向け、足を揃えると 左右のふくらはぎのところで、足の隈がきれいに長い丸になりました。そういう仕組みになっているのねと感心。
吉野山では一転。 静御前と 時おり目をあわせ、にっこりと 満開の櫻満開の中 連れ舞いする。静御前、 忠信 共に微笑むのですが、そこに立場に応じた位が きちんと出ていてすごいと思った。 時おり顔をみあわせるところは、いちいち「うわぁ」っていってしまうほど、雰囲気がありました。 忠信の源氏車をちらしたものでなく、源氏車の半輪がひとつだけ、裾に大きくついた衣装は、とても素敵でした。静御前の打ち掛けも ちょっと抑えたところがまた豪華で素敵でした。 忠信の刀、大刀・小刀とも 柄(つか)の最後の部分が海老の柄(がら)になっていました。ひげがピンとのびていい柄(がら)でした。
最後の、川連法眼の館では、すっかり子狐。鼓を前にすると頬をすりよせんばかり。(というか摺り寄せているようでした。) 全身で喜び、こちらがもらい泣きしそうになるほど全身で悲しみ、鼓をいただいたら、ぴょんぴょんぴょーんと飛びはねていました。かわゆい。 
今月の昼の部を、一言でいうと「ぴょんぴょんぴょーん ダーン」。そんな感じ。一言じゃないけど。 大満足。
今月一番気に入ったのは、吉野山。 圧巻。 玉三郎さんが別格だということがよくわかりました。足を一歩だすのも、全然違う。 若手なのに、玉さま相手に萎縮せず ついていこうという必死さも(表面には)みせず 堂々としてる海老蔵さんもよかった。 あたり一面櫻しかみえない中、お供の忠信の姿がみえないのに、疑いもせず 優雅に鼓を打つ静御前の姿は、神々しいほどでした。参りました。桜のときに、吉野山に行ってみたいとずっとあこがれています。こんな感じなのでしょうか。うぐいすの鳴く声にうっとりしました。いいものみました。長生きしそう!?

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コメント

>あー面白かった!
何より何より ^^ ♪えびまにあには、それは極上の歓声ですね~♪
ガァー、きょろきょろ、ンッ、ダァーーンが目に浮かびます。

投稿: 恵美 | 2008年7月29日 (火) 12時25分

えみさまぁ~
ぴょんぴょんぴょーんもすごかったの!かなり高くとんでらっしゃいました。そんなに、うれしかったのね、よしよしと、ゴロゴロしたくなるほど。
ガァーも、ガァーーーーーーーーーーーーーーーーーーくらいすごかったです。
えびまにあは、幸せでした♪

投稿: マイチィ☆ | 2008年7月29日 (火) 22時21分

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