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2008年8月28日 (木)

『煙か土か食い物』

『大密室』に、密室作品として『煙か土か食い物』があがっていた。あれ?そうだっけ。舞城王太郎の『煙か土か食い物』(講談社文庫)を再読。
文体に驚いたイメージしか覚えていなかったため、またもやはじめて読むごとく楽しむ。すごい。句読点の全くない文章が、全く気にならない。スピード感がたまらない。暴力がすごい。仕打ちの場面で、自分の想像に、顔がゆがませながらも、夢中になって読む。面白いなぁ。舞城王太郎は、これ1冊しか読んでないけど、もう満腹ってくらい濃い。面白いのに次に手が出ない。普通、面白ったら、次々に手をだしてみたくなるのにな。
一郎二郎三郎四郎って男ばかりの4人兄弟の家。最初は、万作先生のおたくみたい。(五郎さんもいますけど。)なんて思って読んだけど、あーごめんなさい。でも一郎二郎三郎四郎という名がきいている。
他のも、読んでみようかなと思い本やさんに寄ったけど、違う本を買っちゃった。 書店内で、携帯電話で通話をする人が許せない。極端かなと自分で思うほど許しがたい。今日もいた。この本を読んだあとだったせいか「どついたろか」と思った。おやおや。本の影響はすごい。(魅力的なものに限るが。)

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コメント

俺も許せない。
あと平積みの本の上に鞄とか載せる人も許せない。
レジでしゃべってばっかりいる店員も許せん。
この手の話は長くなるのでまたの機会に(やるんかい)

舞城王太郎はその本だけでもいいかも☆(こっそり)

投稿: noppy | 2008年8月29日 (金) 21時02分

そうしましょ。ものすごいこと、言いあいましょ。

舞城王太郎は、面白いの。同時にぐったりさせるの。ダンテとか引用して、本当にかっこいいね。でも、この本だけでもいいかも。濃厚すぎってすごいね。

投稿: マイチィ☆ | 2008年8月30日 (土) 01時49分

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