幕末純情伝~龍馬を斬った女~
ポイントゲッター演舞場へ行く。歌舞伎会ゴールド会員維持のため。 はからずも初日でした。演舞場にて、つかこうへい作・演出の「幕末純情伝~龍馬を斬った女~」をみる。石原さとみの沖田総司に、真琴つばさの坂本龍馬。3階から鑑賞。なぜ行くの?と思う程、期待をしないで見に行く。TVでは主役の力がありますが、舞台ではどうでしょう?石原さとみちゃん。相手は宝塚のトップだったもの。相当分が悪いのではと危惧。
こんなに割りびいて出向いたのに、予想を超える舞台でした。いいところがみつけられなかった。逆に、元気を吸い取られました。(お口直しにといって、歌舞伎座の周りを1周して帰ったほど。)
石原さとみちゃんは、かわいかった。がんばっていました。いかんせん、あの演出ではがんばりようがないのでは。何いっているのかわからない人も多いし、あのはじけかたの意味がわからない。一番最後のダンスシーンの真琴つばさのキレはさすがでした。あと、石原さとみちゃんをはさんでもう一人の男の人の動きが決まってました。誰なのかわからない。 誰が誰でもいいやって思えてきちゃったので。驚くべき展開の連続の芝居。ちょっと話が深くなったなと、台詞に耳を傾けだすと、ヘンテコな方向にばっと変わる。何度も何度も。それ、何の効果?ちょっとイラっとすらした。
つかこへいさんのこの本、話はよくできている気がする。わけわかんないことになっちゃってたけど。どうしてこんなことになったのでしょう。なぜ18年ぶりに演出したのでしょう。今日は辛口。
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コメント
帰宅後、原作をぱらぱら読み返してみたら
設定がかなり違いました。
総司が好きなのは土方歳三なんだよ。それでいいじゃんよ。
しかしこの度の土方には殺意すら覚えました...
そんなイタイ新撰組ファンであった。
どうでもいいけど宮下君(ペットボトル王子?)は
石原さとみと同じホリプロなんだってね。
投稿: noppy | 2008年8月15日 (金) 03時42分
原作とかなり違っているって聞いて、安心。
宮下君(ペットボトル王子よ)がホリプロ出身と聞いて、調べてみました。その写真を見たら、薪車さんに似ている気がしてきました。ということは、音羽屋?!
投稿: マイチィ☆ | 2008年8月16日 (土) 16時30分
ダンスのきまっていた男の人・・・西郷隆盛役の舘形比呂一さんです。エンターテイメントパフォーマンス集団のThe Convoyのメンバーです。
投稿: tomo | 2008年8月18日 (月) 20時51分
tomoさま
あの人が、舘形比呂一さんなのですか。
抜きんでた動きでした。
(そして、西郷隆盛役の人なのですね。
同じ人でないみたいです。)
教えていただいてありがとうございました。
投稿: マイチィ☆ | 2008年8月18日 (月) 23時53分
舞台の感想はほぼ同感です。個人的には夏休み9連休で7公演の最後の「トリ」の舞台でしたが、それまでが良かったのでさらに減点・・・感情移入できないまま館外へ。戦後の状況と時空をとぶ設定など面白い点もありましたが、つかさんの良さがよく伝わってこない感じでしたね。木挽堂さんで「感想」をお話しようと思ったら臨時休業でさらにがっかりでした。
投稿: うかれ坊主 | 2008年8月23日 (土) 15時39分
うかれ坊主さま。
ごらんになりましたか・・・
この間、東銀座から地下鉄に乗ってらした年配のご婦人も、「あんまり面白くなかったわ」とおっしゃってました。ちょっとおかしかったです。
木挽堂さんって、奥村書店の後の書店のことかしら。お話なさるのですね。いいですね。
投稿: マイチィ☆ | 2008年8月23日 (土) 17時53分