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2008年10月14日 (火)

万之介狂言の会

週末覚書
ストレートな名前の会。今回は古稀のお祝いの会。「翁」なので正面席を奮発。はりきって着物で向かいました。中庭には萩の花が咲いてきれいでした。
番組表に、「第二十回、古稀記念を迎えて」というご自身の挨拶文が載っていました。三番叟をつとめられるのは、今回の会で四回目とのこと。「 ~ 他の狂言師に比べればほんのわずかな回数しか勤めておらず、父の大事な時間を割いてくれたのに本当に親不幸者です。今回の「三番叟」も約四十年ぶりで、思い出しながらの稽古は本当に苦労しました。 ~ 」と書かれていました。いつも飄々とされている師の、別の一面をみて 大切に鑑賞しようと思いました。
翁は、万之助師の兄、野村四郎さん。千歳は、四郎さんのご子息 昌司さん。三番叟後見に万作師と、特別。みなさん大事に思われているのですね。面箱は高野師。三番叟後見に深田師。小鼓頭取に大蔵源次郎さん(小鼓 田邊恭資さん・古賀裕己さん)、大鼓 亀井弘忠さん、笛 一噌仙幸と、豪華でした。
三番叟は、五穀豊穣を祈るものといわれる。万之助師の三番叟は、我が命を削ってまで、民のために祈るというような感じでした。みている方も ものすごく力がはいちゃった。
もう一番は、小傘(こがらがさ)。博奕で食い詰め、仕方なく出家した俄坊主。賭場で覚えた歌をお経っぽく唱え、まんまとお布施をせしめるという話。にわか坊主には萬斎師。万作師を従え、いんちきくさいお経を すました顔をして唱える。室町時代に確立された狂言。こういう時代だったのだなぁ。心底憎めないキャラクター設定がいい。

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