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2008年11月28日 (金)

花形歌舞伎 昼の部

覚書 
11月後半、またまたみて参りました。演舞場 花形歌舞伎。
「伊勢音頭恋寝刃」後半になりましたら、初日より落ち着いたように思います。緊張感がちょっと落ち着き、ゆっくりみることができました。
みればみるほど、のんきでいいですね 門之助さんの、万次郎さまは。でもあの若旦那(万次郎)は、命がけで取り返してくれたあの大切な刀を、また無くしちゃいそうだなぁ。 海老蔵さんの貢は、最初はキレもので、絶対になんとかしてくれそうでした。 それにしても、どうやって刀を取り戻したのでしょう。黒幕がわかったとはいえ。 
キレものだけど、どこかのんきな二見ヶ浦の場面、好きです。あなた、もそっと早く言って下さればいいのにと言って、結局悪人を追わないところがすてき。 この状のあて名が読みたいものだなぁという 立ち廻りは、きれいでした。読めたって、うれしそうにいうのだもの。
そして、油屋。最初に貢さんが油屋を訪ねたとき、万次郎さまが大林寺の裏にいると言われる。そのまま、そこへ向かったら何も起こらなかったなぁと思いつつみる。 あれはね、お岸が また万さまに逢いたいと 一生懸命ひきとめるからだなぁ。女のそういう恋心が 何かを狂わせるのね。 吉弥さんの万野は、きもちのいいイジワルぶりでした。一文の特にもならない人の相手をするのは・・・なんて台詞すごいなぁ。 しかし この段は、貢さん 見放題ですね。幸せ。 大勢の前で、お紺に説明しようと必死になる貢。けれども、ちっともみみっちい男にならないの。 若くて抑えがきかなくて怒りまくる様がよかったです。 とうとう、万野を斬ってしまう。その後、刀に取りつかれたように人を殺していいるところ、やっぱりいいですね。初日は取り付かれてしまった目の力を感じたのですが、後半にみたときは、心が離れてしまい、ただ刀が勝手に殺しているように感じた。心がないまま刀に操られ人を斬る。きれいな顔をした人が、めったやたらに人を斬るというところが、逆に凄みを増し怖かった。 とにかく「見せ場」という感じ。華のある人です。
愛之助さんの喜助は、颯爽としてます。ちょっとしか出てこなくても、出てくるだけでちゃんとその雰囲気になります。追駈け地蔵前の場では、新十郎さん・新蔵さん大活躍。うまいですね。獅童さんよりもみちゃった。
おかしみのある場も落ち着き、全体の雰囲気もよくなったような気がします。全員、必死で舞台をつくっていて、こういうのもいい雰囲気だなと思います。
「吉野山」これは、最初っから安心。菊之助さんの出のきれいなこと。花道に登場し、七三のところで踊るところがとにかくすばらしい。もうね、光っていましたもの。優雅でした。うっとり。松緑さんもはりきってました。景清の語りのところが好き。義太夫のとこ。逸見藤太の顔でもステキでした亀三郎さん。本当に声がいいわ。明るく終演。

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