« 『里見弴作品集 初舞台・彼岸花』 | トップページ | 岡村桂三郎展 »

2008年11月16日 (日)

江戸宵闇妖鉤爪

国立大劇場にて上演中の乱歩歌舞伎。一昨日 金曜日は、19時開演の日。安い席があったら・・と当日狙いで行ってみました。見事、「三等席、あと一枚あります。」という切符を獲得。1500円というのがうれしい。3階は飛んでくるしね。(最後、大凧にのって染五郎さんが飛んできます。隣の席にいらしたご婦人は、大凧が飛んできているのに、クークーとお休みになってました。起きて~ 染五郎さんに悪いわと思いました。)
1時間づつ、二幕上演。一幕目は、ちゃんと歌舞伎じゃんと面白くみる。いくら設定を江戸時代にしたといわれても、「明智小五郎です」と言われると、ガクッとくる。おかしいよ。 二幕目からは、なんだか無理やりさがすごくなり面白かった。歌舞伎だから、なんでもありとはいえ、なんでもありでした。明智と人間豹の息詰まる対決とかかれていましたが、息はつまりません。それはどうなの~。 でもね、全体的にとてもエンターティメントでした。楽しかった。なので、これでいいのです。楽しかったもの。ひもがしっかりみえて、飛ぶっていうのが、逆にいいの。これって型の力ですね。不思議さでなく、人をみせるのですもの。謎もとくに大事じゃない。それでも楽しいのってすごいことです。 

|

« 『里見弴作品集 初舞台・彼岸花』 | トップページ | 岡村桂三郎展 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 江戸宵闇妖鉤爪:

» 偏在する乱歩・A‐C→歌舞伎「江戸宵闇妖鉤爪―明智小五郎と人間豹―」 [飾釦]
「江戸宵闇妖鉤爪―明智小五郎と人間豹―」 ■日時:2008年11月22日(土)AM11:30〜 ■劇場:国立劇場 ■作 :江戸川乱歩「人間豹」より ■脚色:岩豪友樹子 ■演出:九代琴松 ■出演:松本幸四郎、市川染五郎、市川春猿、市川高麗蔵、他 江戸川乱歩の小説が歌舞伎になった。それも「人間豹」が。今年になって初めて歌舞伎を観て、これは面白い!と遅まきながら歌舞伎を発見しました。で、乱歩の歌舞伎、「江戸宵闇妖鉤爪」です。乱歩については、このブログの記事で一番多いテーマであります。一時期は乱歩づけ... [続きを読む]

受信: 2008年12月 1日 (月) 21時15分

« 『里見弴作品集 初舞台・彼岸花』 | トップページ | 岡村桂三郎展 »