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2009年1月30日 (金)

『バラ迷宮』

二階堂黎人の『バラ迷宮』(講談社文庫)を読む。
なんだか、大人っぽい本と読み出した子供のころに読んだ推理小説のような雰囲気があった。密室とか、ダイイングメッセージとか。足あとのない雪の中の一軒やでの殺人とかね。サウナで、つららで殺したから凶器がないみたいな。(そんな事件はないです。)あの頃、ほーーーと興奮し、親に説明したなぁ。江戸川乱歩的な。そんな名探偵の匂いがしました。
こういうのが、本格ミステリーと呼ばれるジャンルのものなのでしょうか。ポケミスってこういうのかしらん。
ミステリーの語り手がいて、絵に描いたような美令嬢が謎を解く。旅行をすれば、殺人。助けを乞われて出向けば、殺人。 現場をみただけで、わかっちゃう名探偵。あれ?こうかくとけなしているみたい。そうじゃありません。定番って、面白い。新しい推理もののトリックは難しすぎて、謎をとく人の個性中心に読んでいるようなところがありますが、これは わかる。謎ときの面白さと、主人公の個性が安定の面白ささ。とにかく、肩肘はらずに、楽に読める1冊。これは、短編ばかりの一冊でしたが、長編を読んでみようかな。もちろん二階堂蘭子さまの。

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