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2009年1月28日 (水)

『ためらいもイエス』

山崎マキコ『ためらいもイエス』(文春文庫)を読む。おさるのとこで、みかけて気になって購入。書き出しのウナギのくだりを読んで、あれ?これ既読かしらんと思う。未読のはずだが いまひとつ自信持てず。執事が欲しいわ。いろいろ聞きたいの、自分のコト。 (未読でした。たぶん。)
うーぐぐぐぐ。しみこみました、わたくしに。 文章がどんどん 心に しみてくる。あんまりよくって、読んですぐ もう1回読み直しちゃった。 
主人公とにかく仕事、何をさておき働く女、奈津美。がむしゃらに突っ走ってきたらこんなところまで突き進んでしまいましたという29歳女子。職場には、本音で語り合える後輩の青ちゃんがいる。勘ちがいOLの姿なんかも さりげなく描かれている。
お見合いというキーワードから、突然舞い込む好機。合コンに参加したかと思えば、あちこちから転がるように幸運が。(幸運のようなモテモテぶりが)
悩みまくって、当たって砕けまくって、おいつめられても なお 突進する。そんなドタドタなあがきっぷりなのに、いいなぁと思える。 これだけ真剣に突進していくから、後輩 青ちゃんのような 頼りになる人が、近しくしてきてくれるのね。そんな支えになる人間がそばにいるのね。こういうの読むと、猪突猛進仕事するのもいいなと思う。 
母親の落とす影の描き方がすごい。こういうのって極端な例じゃないと思う。ここら辺のぞわっとするところが効いている。
特筆すべきはギンポ君。人間としてかっこいい。言うことなすこといい。ギンポ君のいうことに、はっとしたり、涙が出たりした。惚れました。心底、惚れました。(おさると、ギンポ君を取り合うほど・・・?!惚れました。)
「姫」って、女子にとって永遠の憧れワードねとしみじみと思う。いくつになってもね。 おばあちゃんになっても「アタシも、姫ってよばれたいものじゃのう」って思って生きていく気がしました。 だって、そう呼ばれたいのだもん。いまも。昔も。
前を向いて、真剣に生きていくわ。つまづいてもいいの。

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