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2009年1月14日 (水)

『TENGU』

柴田哲孝『TENGU』(祥伝社文庫)を読む。啓文堂書店おすすめ文庫大賞 第一位と書かれた書店のPOPに誘われて購入。第9回 大薮春彦賞受賞作でもあるらしい。なるほど。そんな男のロマン?!的な一冊でした。ただし昭和の男のロマン。
昭和四十九年群馬県の寒村で殺人事件がおきる。とて人間技とはおもえない方法で。だいたい本のタイトルがTENGUですし。うむむ。そのとき取材にきた若造の記者 道平。地元の警察大貫。
二十六年後。もう50を越した道平デスク。その道で名を知られるジャーナリストになっている。事件を忘れないのは彼だけでない。定年真近の大貫も同様だ。ある日、大貫からの誘いでまたあの村を訪れる道平。警察官と報道マンの絆やら、警察上部の隠蔽など王道のスタイル。天狗の正体とは。 そこにアメリカや、テロまで絡んできてとんでもないことに。プロローグで、大がかりな裏があることを匂わせておく。そんなに広げては手に負えなくなるのでは?と思うが、そこは男のロマンで どんどん進む。そして、話はちゃんとおさまりました。ほぉ。
会社という組織を離れ、一匹狼で戦う男。警察にも、世界にも信頼しあえる奴がいて、ひっそり見守る女もいる。ダイナミックな男の料理にバーボン。ザ・ハードボイルド。これが男の夢なのだろうか。女子として、その点も興味深かった。
ぐいぐい読めました。今なら、薪を割ったりできそうな気すらします。

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