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2009年3月10日 (火)

少年よ大志をいだけⅦ

覚書
先週末、西洋美術史 勉強会開催。ホクホクと参加。
前回に引き続き、講義前に聴講側にいた生徒による発表。 ずいぶん立派で、面白そうな卒論だなと感心しきり。
その後、いつもどおり先生による講義。「神話画(恋愛がらみ)」
ギリシャ神話が浸透していた時代。絵の中には、ギリシャ神話のモチーフが沢山描かれている。キリスト教の布教が進み、ローマ公教に広がってから、倫理感が広がる。描き方に規制が入ることにより、いかにして盛り込むか、折り合いをつけるか、新たな方法が生まれる。そこを踏まえて眺めると、ますます面白くなる。入口に立ったかどうかぐらいのところにいるのだろうな。奥が深そうな世界である。
子供の時に読んだ、ギリシャ神話が読みたくて、探しているところ。どこで借りて読んでいたのだったかしら。学校の図書館かしら?近所の図書館かしら?岩波文庫のものも、手に取ってみたのだが、断然あの子供の時に読んだものの方が読みやすい。大きな本の全集で、赤い表紙だったはず。割と小さな字だったような。あれが、読みたい。
再び、ボッティチェルリのプリマベーラについて講義があった。ネオプラトニズムの回になるほどと思ったところで、またなるほどと思う。この間でなく、今回やっとわかった気がする。面白いなぁ。こんな沢山の想いをこめて描かれたものなのだなぁ。

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