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2009年3月10日 (火)

田淵俊夫展

覚書
先月、横浜高島屋ギャラリーにて、「田淵俊夫展」をみる。田淵俊夫画伯は、東京藝術大学副学長をされている方だそうです。
真言宗智山派総本山である、京都 智積院の講堂(僧侶の修行道場)に奉納された襖絵。5年あまりの年月をかけて60面もの襖絵を書かれたとか。真っ白な襖に、墨の銀色で 春夏秋冬が描かれていました。雪がぽっぽ ぽっぽと落ちてくる音のしそうな雪山。 葉の音のしてきそうな夏草。枝垂れ桜の見事なこと。この、胎蔵の間のために描かれた「春」という名の枝垂れ桜が めっぽう気に入りました。 8面を使った壮大な作品や、2面を使った小ぶりで親しみを感じる柿の木の作品など、美しい作品でした。
襖に描かれた水墨画。それでも、田淵俊夫さんの作品は、現代人だなと思う。墨の濃淡というより、銀の濃淡。きらめきもあるように受け取りました。 奇をてらったりすることは一切ない。自然をよくみて、その音なり温度なりを感じる作品である。それでも、現代を感じる。江戸のころと、自然が変わっているということもあるのかな。

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