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2009年4月30日 (木)

愛だろ 愛っ ~俳優祭~

永瀬くんかっ。古いね。 
役者と贔屓と関係者の、歌舞伎に 歌舞伎座という劇場に 対する愛情を大いに感じる一日でした。
本当に、本当に楽しゅうございました♪
212 まず、舞踊二題
『狸八島』
20分足らずの曲の間に、20名もの方にまんべんなく出番を割り振るということは、さぞご苦労なさったのでしょうと深く感じる踊りでした。 あまりにも出番が短いので、失礼ながらも 「踊り」うまいのかなぁと思う方も・・・ 三津五郎さんが出てきたら、「踊り」うまいのねと思いました。他の方々との時間配分が違いすぎるので比べるのは酷ですが。それにしてもうまい。うまくて、ついニッコリしちゃう。お相手の歌昇さんがうまいのにびっくり。 他の方々も 短くとも すっと雰囲気を出しちゃうのが、さすがだなぁと思う。プロですね。
白い着物に青い袴チームと、茶系の着物に同系色の袴のチーム。着物にはちゃんとその家の紋が入っていました。素顔なの。素踊り。男女蔵さんは色黒さんでした。
狐チームと狸チームに別れて、争う踊りねと感じ取りました。松緑さんは狸で、染五郎さんは狐の方。なるほどなと。 そうしたら、狸と兎だったようです。ええっ。そういえば、白い方はピョンピョンと飛ぶ振りが多かったわ。「化かし合い」をして狐チームが勝利したかと思ってました。全然違うじゃん。 あー あれは、誰ね。これは誰ねと、オペラグラスごしにウキウキする。素踊りはなかなか拝見できないので新鮮。 
『おまつり』
次に、女形さん集合。こんどは14名。素顔ではありません。女子だからね。これから販売する浴衣を着ているところがニクイ。これでうっかり買っちゃう方も、きっといらっしゃることででしょう。かわゆらしくかわゆらしく、御神輿対決。 たすきでおみこしを表現してみせますわ。ホホホというような踊りでした?! 時蔵さん、福助さんをボスとして、菊之助さんと亀治郎さんチームがおみこしをかつぐ。お嬢さんがたの中で、かわゆらし大将は、尾上右近ちゃんです。かわゆらしくみえるというのでなく、かわゆらしい仕草大将。菊之助さんは初々しさ大将。亀治郎さんはチャキチャキ大将。こちらも20分足らずの曲。短いのか長いのか不思議な振り付け。大きな盛り上がりはなかったのですが、飽きないわ。
『狸八島』では梅玉さん、『おまつり』 では魁春さんが 総元締め的な立場で踊っていらっしゃいました。
『模擬店』
役者さんのサービス満点の怒涛の模擬店。この場所にいる全員、代謝がよくなっていたに違いありません。
お若い人気役者さんは、とにもかくにも もみくちゃ。四方八方から囲まれ、写真をとり続けられ、みつめられ。熱烈さに げんなりするのもわかります。海老蔵さんは、お一人だったし(横に新十郎さんや新蔵さんたちはいらっしゃいましたが)とくに心ここにあらずでした。 勘太郎さん・七之助さん兄弟のように一緒に売り子さんをすることができれば、あんなに魂の抜けたようなお顔にはならなかったのではないかしら。 いっそ海老菊で。 もう、その周りを贔屓がグルグルまわってバターになっちゃえ的な設定で。提案する必要もないのにそんなことを考える。 團十郎さんや三津五郎さんのような方々には、比較的 丁寧にきゃあきゃあ言っているような気がするの。お祭りだけど、無礼講ではないの。マナーについて ちょっと思うところがあった。自らを含めてね。
人ごみの中にいても、あちこちに役者さんがいるので もう 嬉しくってたまらないの。ずっと笑顔でいました。ニヤニヤしていたかも。
みなさま 丁寧に顔をみて渡して下さったり、握手して下さったり。感激しました。勘太郎・七之助の兄弟は、よりいっそう仲良さそうに感じました。妙に ワイルドにフライドポテトを売る獅童さんや、焼きそばを売る声までよくとおる翫雀さん。奥の方にいても、笑顔が光る橘太郎さんや、妙になじんで逆にめだたない男女蔵さんなど、どこみてもうれしい。三津五郎さんの隣の小吉くんのお行儀のいいところににっこりしたり、錦之助さんの隣の隼人くんの成長ぶりに驚そういたり。権一さんをみてにっこりしたり。顔の筋肉をよくうごかしました。
予約済みの、押隈や色紙などは、みるだけでもありがたい。 ちびっこ御曹司の虫の絵などのミニ額がかわいらしかった。
ふがいないと自負するわりには、ちゃんと海老蔵さんからTシャツを求めました。(Mを下さいとおねがいしたら、Lをお渡し下さいました・・・ もう一度おねがいして、Sをいただきました。 ) 團さまから手ぬぐいを購入。クリっとした目でみたいただき、これで風邪をひかないですむわと思いました。 手ぬぐいは、三津五郎さんからも。政治家のように両手で握手をしていただきました。 秀太郎さんにスハ゜ークリンク゛をお願いしました。 突き指した指がいたいほどギューっと握手をしてくださいました。ああ、やっぱり男性なのね、秀太郎さん。 萬治郎さんからアイスモナカをいただき、寿猿さんから歌舞伎手帳を購入しました。 とっておきは、210_3 藤十郎さんからお寿司。国宝の握ったお寿司ではなく、国宝の隣で板さんの握ったお寿司を。ものすごくうれしかったというか、ありがたかったです。

211 国宝寿司の中の海老 → 



『灰被姫 シンデレラ』 -賑木挽町戯場始(にぎわうかぶきざことはじめ) -
最後のお楽しみ。こんなの、歌舞伎好きじゃないと面白くないでしょうね。ということは、歌舞伎バカたちには たまらない大ごちそうってことです。楽しかった。 まっとうな筋よりも、枝葉が楽しいかも。 苦労して考えたのだろうなと思う展開。京蔵さん、咲十郎さん作だそうです。筋書にのっていたお2人による「憚乍口上」が洒落ていました。シンデレラの舞踏会を、念願の文明開化の新劇場 歌舞伎座会場式典に設定し、宴の果ての落し物(靴にはあらで硝子の扇)その持ち主は誰やらん。うまい。 イイヤ私が イヤわしがと互いに争う技競べ。うまいなぁ。粋だなぁ。
継母たちによる、お国(シンデレラ)いじめ。こういうのみて似てるといわれたら心外でしょうが、継母 勘三郎さんは 久里子さんに似てました。あんた今いい間違えたわよと いちゃもん的にいじめる勘三郎さんに、堂々と虐げられる玉三郎さんがステキ。何なさっても別格ね。 いつも隙なくビシっとしているのに、ややグタグタしているところが可笑しくて仕方なかったです。香水を振りかけようとして瓶を壊し、鏡をみせようとして鏡を壊し・・・そんな玉さまなんて、ありえなーい。ひたすらまじめで、でも案外と楽しんでらっしゃるようすがキュートでした。
新歌舞伎座式典で燕尾、ドレスで踊る紳士淑女。秀太郎さんが、能天気に一人で踊る。相手なんていらないわ、ボク踊るの好きなのという感じが かわゆらしい。(基本的に他の人のことを気にしない方々が多いですが・・・) 彦三郎さんのメークに目が引き寄せられました。目じりをあげたラインがもたらす効果が可笑しすぎ。同じく婦人役の團さまのメーク顔と似ているのにびっくり。アイラインマジック!海老蔵閣下は、異常にかっこよかったです。 葵太夫さんがビビデバビデブーとうたっていらっしゃいました。
主賓が並ぶ中、金主である菊之助さんが、詩吟師範代と紹介される。菊之助さん、きれいな声で、照れることなく、吟じてらっしゃいました。「分離したドレッシングを~」とはじまり 後ろで海老蔵さんが大笑いしていました。(国立劇場で、朗々と♪おしりかじりむし~ときれいな声でうたってらしたことを思いだしました。) きっぱり、「あると思います」までおしゃってました。 笑いをとろうとかそういう感じでなく、堂々としているの。さすがだわ。
そういうところはお父様譲りなのね。お父様は、もっと超越なさってますが。菊五郎さんはおくりびとでした!?一人だけシンデレラの筋に関係ないの。いつものど派手さはないのですが、すましてサラっとなさるところがすごい。 福助さんが かなりはじけていらっしゃいましたが、ちょっとはじけすぎかしら。矢島美容室という設定がキビシイのでしょうか。菊五郎さんの超越した存在での貫禄あるふざけかたや、亀蔵さんのようにプロ意識があって徹底したものとも、ちょっと違う感じがしました。文句じゃないです。楽しみましたもの。(何がひっかかすのかなぁ・・) 横でパフォーマンスする 新吾くん・巳之助くん (おそらく)の気合の入り方は立派でした。 後ろで海老蔵さんが、田之助さんに説明してました。こういうところが、贔屓にとっては見所です。お芝居の後半では、田之助さんに急に近寄り「わっ」と驚かせていました。いい子なんだか悪い子なんだか・・・ とにかく大物だなぁ。というか勝手だ。最近お行儀よく、コメントも立派で、大人になっちゃったのねと思いましたが、そんなことなく、そこが(そこも)好きと思いました。訳わからないすごさがいいの。 自分の好きなところをずーっとみているのが。楽しい。思い出しても、楽しい。
人力車に乗った雀右衛門さんが登場。いらっしゃるだけでうれしくなる。舞台も客席もうれしそうでいい。 それをきっかけに きれいどころが踊るのですが、あまり振りが入っていなくて愉快。舞台の方々も笑ってました。(後で怒られないかしら?)
司会の翫雀さんは、見事なミノモンタぶり(司会ぶり)。その横の亀治郎さんも見事な気配りぶり。いろんなことに気がついちゃうのでしょうね。染五郎さんが舞う前に扇を落とすはずがないと 絶妙なプレッシャーをかけていました。うまいわ。 藪空棒之助(染五郎さん)が、妙に安全に(落とさずに)というところばかり気をつかう舞っぷりも面白かった。匙加減がうまいわ。 はじける方、こまやかな方、大物な方、そこにいるだけでほのぼのする方、いろいろなタイプの役者さんがいるのねと、しみじみと思いました。 仁左衛門さん、成田屋親子の大物ぶりに、ますますしびれました。
最後に、歌舞伎座の守り神といって重鎮登場。 標語のように繰り返す 道徳的な文言に おかしくなっているうちに、じわじわと あーこの歌舞伎座とお別れなのだなぁと実感がわいてきて ちょっぴり おセンチになりました。ちょっとしんみり。どこか、本当にさよならでない気がしていたのでね。 最後に皆で手締め。 
あぁ、楽しかった。ありがとうございました。213

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大人の歌舞伎 ~四月大歌舞伎 昼の部~

覚書
そういえばというくらい前のことになりましたが、千穐楽に歌舞伎座へ行ってきました。昼の部を最前列にて観賞。 
大人ってすごい。正確に言うと、すごい大人の歌舞伎はすごい。1列目マジックもあるのかもしれませんが、ワタクシどもを惹きつけることといったら。集中して観劇し、夢中になりました。参りました。
竹の間での八汐、絵に描いたような悪人ぶり。わかりやすい策略に、ものすごい意地の悪さ、環境に与えられた権威(自らのものでなく)を傘にきてエバりちらす。その様がかっこいいってどういうことかしら。じっと耐える正義の人 政岡と、ふてぶてしい八汐の間がすごい。玉三郎 政岡 VS 仁左衛門 八汐の開幕。ワクワクする。
御殿。「飯炊き」の場が効きました。誰も信じられないので茶道具でご飯を炊く。玉三郎さんの道具を扱うひとつひとつの動作が、儀式の様で美しかった。あんなに幼いのに自らの立場をわかっている鶴千代と、母の姿をみて 自分も一身に使える小さな千松。その立派さや、いじらしさで 政岡の胸がしめつけられるような思いに、胸がいっぱいになりました。時折 顔をのぞかせる子供らしい言葉に、こちらもジーンとしました。 自分で用意したご飯を自分の子に毒見させるという場に、またドキっとする。すばらしい政岡でした。毅然とした態度の裏の情愛あふれる思いがひしひしと伝わりました。 
ちいさな握り飯をやっと食べることができたと安心する間もつかのま、栄御前がやってきてしまう。憎ったらしい。子供に毒を盛ったお菓子をなんて卑劣だわ。あんなにけなげな千松に刃を。ひどい。 これが、夜の部で、藤屋の若旦那をやっている人と同じだなんて信じられない。 ここから文句を言いたくなるほど憎たらしかった。 わが子のそんな姿をみながらも、大事な主君を打ち掛けにいれ、必死の思いで守る。その気概はすごかった。 
やっと我が子のもとにいくことができた政岡。毒など食べてくれるなと言うところ、毒と思えば食べよと言わねばならぬこの政岡と、千松にすがり泣くところでは こちらも泣かされました。
その様子を影からみていた八汐。 政岡に斬りかかるがそうはいかない。劇場中が政岡の味方だもの。 八汐の悪事が次々に露見する。最後に 大場道益が妻小槙、八汐に加担したようにみせましたときっぱりと言う歌女之丞さんが、きっりとして頼もしかった。 
床下。三津五郎さん大きくみえました。ガッガッガッ ゴーの音だけちいさかった。(成田屋さんのときは可笑しいほど大きく聞こえます。) 
対決。歌六さん、さっき栄御前だったじゃないですかと思いつつも、外記の 歌六さんを応援する。好きだからね。 万事休す、もはやこれまでといったところで、遥かかなたから細川勝元 仁左衛門さんの声が。さっそうと登場。さっきジリジリと千松を刺してたじゃん!と思いつつも、かっこいいーと惚れる。もう! さっそうと花道を登場し、壇上にあがる途中にものすごい顔付で睨む 吉右衛門さん仁木弾正と 睨みあう。 しえーーーー。かっこいい。時間がとまりました。決まりまくり。 本当に調子がいい仁左衛門さんですが、気持ちのいいほど格好のいい正義の味方ぷり。あのにらみ合いは、ほんとうにきまりました。
これが大人の歌舞伎だよ、フフフ。 参りました。

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2009年4月25日 (土)

赤い城 黒い砂 細マッチョ

昨日、日生劇場で「赤い城 黒い砂」をみてきました。
ポイントゲットのため、行ってきますかという気持ちで行きました。ゴメンネ愛之助さん。悪いね獅童さん。これが案外面白かった・・・ と言いたいが、言えない いいのに、ぐったりとする芝居でした。
赤い城 黒い砂って、シェイクスピアだったのね。幻の名作といわれる「二人の貴公子」だそうです。これ、シェイクスピア味は薄いのではないであろうか。現代への問題提起という感じを強く感じた。

よくできた筋立てだと思う。
武器商人の中島しゅうの存在感と、声のよさ。 中山仁演じる王の「死ぬまでの暇つぶしにすぎぬ」という態度。牢獄守の娘 ココの南沢奈央の一途さ。脇もなかなかよかった。
装置も凝っていたし、照明も集中できる感じ。音楽は 1人のパーカッション奏者が、舞台横で生で音を出す。かっこよかった。
けれども、どうも感情移入できない。不思議と。 赤の国、黒の国、どっちが勝ってもいいやと思う。 終わることのない戦いというテーマ的にはあっているかもしれないけれども。
「赤い国の魔女」という異名を持つ王女ナジャは、黒木メイサ。ちょっと固くて一本調子ぎみだったけど、美しく王女然としていた。固そうなきれいな腕。顔もきれい。
黒い国の猛者。ジンクとカタリは、片岡愛之助と中村獅童。
中村獅童は、感性で戦う男。荒っぽい行動をとり続けるが、どうすればかわいらしくみえるか知っていて、そこを効果的に使う男だね。 そういうのはお手のモノさといった感じ。でももうちょっと声が通ってもよいのではないだろうか。
片岡愛之助は、冷静沈着な男。だが、その裏の本心が見えすぎて、愛しにくいキャラクターでした。声も通る。 双子のようにいつも一緒の2人。俺は一人でも充分注目をあびるに値する男だ。なぜカタリと一緒にいなければならぬのだ と言い放つとことか、うまくてイヤな感じがした。 黒髪長髪です。でも、オスカルにならず石田衣良みたいでした。途中から、衣良にしかみえなくなりました。渇舌の良い衣良。
黒と赤の国の争いの最後に、青の色が入ってきたとことか、よくできてるなと思った。こうやって、地球は壊れていくのかもしれない。
いい要素がいっぱいなのに、魅力は今ひとつ。不思議。

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2009年4月22日 (水)

ミニ山城屋

188 うーむ。これでは何かわかりませんね。 藤です。
ミニ藤十郎。
それだけ。

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値千金とは ちいせえ、ちいせえ

205 朱雀門のところで、海老蔵さんが そうおっしゃってました。 値千金とは ちいせえ、ちいせえ。値万両だ と。 そのお姿は、石川五右衛門の如く貫禄がある座頭ぶりでした。世界一、朱雀門の似合う男だなぁ。
一階最前列で鑑賞してきました。ドキドキしました。
安倍清行さんが、すぐ前を通っていかれました。いい香りでした♪ 
今回は、鳴神がとってもよかった。もう安定したものがあるのではないでしょうか。芝雀さんの雲の絶間姫がよかった。相乗効果というものも感じました。 鳴神上人と雲の絶間姫のやりとりが、とてもよかった。 瘧を起こす姫を介抱する上人。最初は、これが乳か 、乳飲み子の時の恩を忘れるとは・・ という上人、御殊勝なことでございますという返事の姫。その雰囲気が、変わっていく くだりが実にドラマチックでした。よかった。 松竹座でみたときに「堕落した」というところで一瞬みせた悲しそうな表情が忘れらない。 今回は、ええぃ ままよと 一歩踏み出すところ。 おがむ おがむ という顔付き。そのやりとりが、とても印象的だった。 テンポもいい。 美しさも、引き立った。 よかったなぁ。 だまされたと知った後の、憤怒の形相がすごかった。 スピーディーでかつ大迫力。 誰をもってしても、もう止めることは敵わなさそう。 とてもいい、鳴神でした。
粂寺弾正のこしらえが、本当にお似合いですね。 にっこり笑うところは、貫禄ありすぎなほど。(若々しくないほど!?) 大人になられましたね。 わざとらしくならないユーモア感も、ぴったり。
早雲王子は、髪の銀のメッシュが減ちゃったのじゃないかしら。そこだけが残念。もう文句なし。 悪人はこれまた似合います。 本当に、天下を取ろうという野望を持っていそうです。 朱雀門の大立ち回りは再演を重ねて残ってほしい。本当に格好いいもの。 新十郎さん、名代披露のようでしたが後見に徹していらしゃいました。隅から隅まで目を光らす そのお姿は頼もしかったです。立ち廻りの形 格好よかったです。
最後の不動明王。ちょっとカラフルになられました。 ドラが激しすぎ。ゴオォォォーン。 義太夫チームを応援しちゃった。 不動、浮いていました。あれは自力で浮いていたかも?! 
演舞場でみた初演よりも、いろいろな工夫がありました。 早雲王子の悪事を企む場が追加になっていたような。 このお芝居を、みたことのある人には わかりやすいけれど、丁寧に筋を追うと (説明色が強いと) 逆に ややこしくなるような気もします。 筋がつかめなくても、あの鎌を頭上に掲げるポーズは、いかにも悪く格好いい。 そういう理屈を超えた、歌舞伎らしい 大袈裟さが沢山ある 面白いお芝居でした。 観た後にいろいろ思い返すと、つながりの面白さを改めて感じます。復習して、また楽しめます。 
海老蔵丈大奮闘公演。 見放題。 シアワセでした。

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さようならぁ~ 名古屋ぁ~

おさると一緒なので、もうね とびっきり楽しかった。 名古屋と言っても御園座周辺にばかりウロウロする旅でした。グルグルグルグルです。ドカーンです。(っておさるが踊ってくれました。)
204 名古屋2日め。豪華なビュッフェの朝食。腹ごなしに御園座周りを散歩。最終幕見チャレンジのため、情報収集(貼り紙を読み)に御園座周りを散歩。 それだけでも楽しい。 202 ホテルでケーキを買って、お部屋で御園座を眺めながら食べたり、ゴージャスなお部屋に置いてある雑誌を読んで、セレブ婦人になったときのスタイルやポージングを研究したり?!しました。 無駄に・・じゃなくて、あえてダラダラと。幸せにすごす。
日曜日 最前列で観ることができたので、今回の旅では1回だけの観劇と心に決めていました。 でもね、御園座に行ってみたらみつけちゃったの。最終幕見みたいな特別切符があることを・・・ 当日席が残っていたら、お得な料金で最後の幕(鳴神~大立ち回り、不動まで)を観劇することができるそうです。うしし。 月曜はどこの美術館もお休み。名古屋城でも行きましょうかと相談していましたが、計画変更。もう一回あの大立ち廻りを!っていうことになりました。
無事、座席を確保し、もう一回堪能してきました。 最前列、大迫力の昨日と異なり 2階(3階?)から観劇すると 全体がよく見えました。朱雀門王子最期の場の大立ち回り、美しかった。 はしごで升を描くところの華やかさとか、大梯子の大迫力とか。蘭平とかいろいろな要素を感じます。よくできている立ち廻りは、美しく 興奮しました。観客の喜ぶ感じも体感。その前の日は舞台にのまれてしまっていたので。ワクワクしている感じがある客席でした。 3等は2000円、2等は3000円で見ることができます。一番盛り上がるところだし、筋がわからなくてもワクワクできそう。 おまけでみることができて幸せでした。
地雷也のお弁当とビールを購入し、のぞみでピューと帰る。(まだ飲む!?) どんどん暮れていく景色を眺め、お弁当とつつき、ビールを飲み、楽しかったねと反芻しあいながら帰ってきました。 あぁ。終わっちゃった。 ありがと♪名古屋♪



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2009年4月21日 (火)

ただいまぁ~ ビバ名古屋ぁ~

昨晩、帰ってきちゃいました。名古屋から。 楽しかった。よく食べ、よく呑み、よく観てきました。
のぞみでピューっと名古屋へ。朝マックしている間に到着。新横浜から1時間30分。出勤並みの近さだわ。 
最初に、愛知県立美術館へ。木彫りの動物をみてきました。「あいちトリエンナーレ2010」のプレイベント、現代美術の発見Ⅰという企画。『アニマルズin AAC 三沢厚彦の世界』の展示がお目当てです。 すばらしい。 作品が格好いい。 公共スペース・常設展をうまく使った企画もいい。 208 日曜の昼さがり、ちびっこに混じって スタンプラリーにも参加しちゃった。 ライオンや、ワニ、コウモリなど三沢作品を探し、スタンプを押してまわる。なかなかみつからないものもある。子供だましじゃないの。ちびっこの行方をつけて探りつつ 全部スタンプを集めました。ご褒美はエコバック。わーいわーい。(背の高さが私の腰くらいまでしかない子の後に並んでスタンプを押してもらうのは、ちょっと照れくさかったけどね。) この作品を探して美術館を歩くのっていい企画。妙に豪華で、ちょっと大袈裟な建物なので、探しがいがあります。探した先に、あんなステキな動物(作品)があると、子供も(大人も)嬉しくなる。
樟(クスノキ)と油彩による動物彫刻の作品は大きく、前後左右から眺めると 方向によりそれぞれ良さがある。個人的には後ろ足の付け根の筋肉の盛り上がりがかっこいいと思う。 ユーモラスでかわいらしいが、間違ってもファンシーじゃない。そこがいかしてる。ユニコーンの大きさに驚く。横でみている自分が小さくなってしまっているようで。チェス盤に載っているような気持ちになった。
常設展のセンスのよさも特筆すべき点。まず最初に、船越桂作品がお出迎え。サム・フランシスや、イヴ・クラインなどが並ぶ。マン・レイの版画は鮮やかでした。クリムトの『人生は戦いなり(黄金の騎士)』はトヨタからの寄付金により購入と書かれていました。ほぉ。 ハンス・アルプの7つのアルプ集という連作がキュートでした。へそ、へそーびん なんてタイトルもキュート。こういうの家に飾ってみたいわと言いつつ観賞。
次に木村定三コレクションをのぞく。熊谷守一と動物たちという展示。熊谷守一のからすにしびれる。 軸が2本かかっていて、右は日本画で「烏」。左は書で「からす」( 「らすか」って書いてありました。) この「らすか」にしびれた。木村定三さんは名古屋の美術品収集家だそうです。三沢厚彦氏の白ウサギもありました。
きどってなくてセンスがよくて、いい常設展です。作品数もほどよい。500円です。
岡村桂三郎さんの「白虎」もありました。違う雰囲気で驚く。1992年の作品。岡村桂三郎さんに加え、三沢厚彦さんの展覧会もチェックしようっと。生きている作家っていいわ。いつの日か御本人による解説を聞くの目標です。
企画展は、アヴァンギャルド・チャイナ。こちらはみませんでした。常設展の入り口の横に、1点作品がありました。 何かで、みかけて??と思っていた スン・ユァン+ポン・ユゥの『老人ホーム』という作品を見ることができました。車椅子に乗った十数人の老人が動いているもの。作品というより、人間です。変な居心地の悪さのようなものを感じる。何だろうこれ。

日曜の名古屋は、いいお天気。暑いくらい。半袖になちゃった程。 おなかすいたー。のどかわいたー。 ひつまぶしとビールで、幸福になる。
夕方からの一大イベントに備え、ホテルで休養。グレードアップという幸運により、ゴージャスなお部屋になりました。うふふ。 
一休みして、御園座へ。さらに幸福に。なりたやー。
終演後、その幸福を胸に 手羽先で一杯。 ホロ酔い気分でテクテクとホテルへ。 お部屋で、バスローブなんか着ちゃって 夜景&御園座を見ながら また一杯。 あれれ?のんでばっかり。
道楽観劇旅行は、月曜日に続く・・・

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2009年4月18日 (土)

ありがたや。なりたや。

いざ名古屋へ。明日は名古屋よ、そう御園座よ♪
アタクシのアツイアツイ贔屓魂が伝わったのでしょうか。一番前で観賞予定なの。ありがたや。なりたや。
ワクワクして眠れそうもないわ。 

グーグー

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第46回野村狂言座

昨日の覚書
今年3度目の能楽堂。全然足を運んでいないわ。能楽堂にくると、シンプルで美しくてすばらしいと思う。狂言は、おおまじめにのどかに演じるところが美しい。恒例の野村狂言座にいってきました。
『昆布売』
何某(深田師)が、一人で北野天神詣に出かける。たまたま通りかかった昆布売(万之介師)を刀で脅して供にさせる。刀を預け、持ち方をあれこれうるさく言う。昆布売りが、太刀を手にし反撃開始。何某に昆布を売らせる。しぶしぶ売っていたはずの何某も、そのうち乗り乗りで売り出す。のどかだなぁ。万之介師の、ほれほれと、あれこれ節をつけて昆布の売り歌を謡わせる ちょっといじわる様がいい。
『吃』
石田師の妻に追われた、万作師 庵太郎が逃げ出てくる。仲裁は万之助師。鎌腹みたいな幕開け。 庵太郎は吃。自分が一つ言うと妻が十も言い返してくる。自分は吃だから言い返せない、くやしいという。師が、あまりにうまく吃るので、切なくなちゃった。 微妙に吃るので、リアルすぎる。名人って恐ろしい。 他の演目でもいざりとか出てくる。そういう点を指摘するようなことは、昔では普通だったのだな。みんな普通に指さしたり助けたり、変な距離がなかったのだな。 吃はちょっと違うけど。誰でもアワアワしちゃうこともあるし。 そんなことも思った。 妻はひどいけど、庵太郎もかなり反撃してる。 謡に乗せると、不思議と吃らないといい、謡に乗せ妻をやりこめる。こういうとこ、歌舞伎の吃又と一緒。 でも、歌舞伎は大袈裟に吃る。 万作師のは自然だったなぁ。 そして、案外 したたかに 反撃していました。 少しの動きでも、何か感じが伝わる。すごいなぁ。
素囃子『神楽』
最後の盛り上がりがすごかった。笛と小鼓が独特なものらしいがすばらしいが、今回は、太鼓の小寺真佐人さんに注目しちゃった。
『猿聟』
きゃあきゃあきゃあ。久しぶりに観ました、猿聟。よくある狂言のパターンを、所どころ 言葉でなく「きゃあきゃあきゃあ」と言う猿語であらわす。面白いなぁ。 まぁ、全員お猿さんだけれどもね。猿の面といっても、いろいろな顔付きがあるのね。面をつけているので、小顔効果か、いつもよりすらっとしてみえました♪  みなさま、爪の先すら出ていない完璧な猿のこしらえ。声はよく知った師たちの声なのに、みると猿。アテレコ?って気もしてきて面白かった。 視界が狭いはずなのに、なめらかな動きだなわ。謡のところは、朗々としてかっこいい。舞になると身せせりなんがか混ざってきてユーモラス。おおがかりで、のどかで、大真面目でいいなぁ。難しそうと思わせず、のどかな気持ちになる。いいなぁ。

野村狂言座は、年間4回のセット売りの公演。 前回ちょっと前の席に首をグルグル回し続けるおじさまが。もう、ずーーーとなの。友とこっそり連獅子と名付けた。 今回も いました。 今回の観察によると、素囃子で盛り上がっているときや 猿聟で萬斎師が朗々と謡あげるときに 回すスピードがあがっているようです。乗り乗り?  気になりすぎるのだけど、もう・・・おかしくなってきちゃった。 次回もまた いらっしゃるのでしょうね連獅子(お一人だけど・・・)

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2009年4月16日 (木)

『押入れのちよ』

荻原浩 『押入れのちよ』(新潮文庫)を読む。帯にとりつかれたいお化けナンバー1!みたいなことが書いてあったので、ちょっとユーモラスで最後にホロリとくる長編 と思い込み読んでみたら、クールな短編集でした。クール?ひんやりというか、ぞーっとするというか。ひぇーーーーとおびえたり、ドキっとさせられたりしました。うまいね。こわいけど、うまい。
文庫名にもなった、「押入れのちよ」と「しんちゃんの自転車」は心に何かがポッと灯る、切ないお話しでした。ハッピーじゃないけど、そうでないとはいえない。
「おかあさまのロシアのスープ」のように、淡々として美しく物悲しいのもある。 どんどん状況が明らかになっていくうまさ。主人公の子供目線なので、そういう状態で生まれてきた哀しさがないところがすごい。この子達は、自分の特別性を知らないから。淡々としているので哀れではない。「コール」も、そう。徐々明らかになっていくうまさ。
「老猫」「介護の鬼」の、怖いこと。もう とにかくゾーっとした。最後に突き放して終わるの。この人の長編でもあったけど、最後にヒェーーーと言って本をバタンと閉じたくなるような恐ろしさ。怖いものは、本だと大丈夫。映像はごかんべんを。そういった類のものは見ないまま、聞かないまま、一生を終えようと思ってます。 本なら なぜ大丈夫なのかな。怖いけれども、そこにいたるべき納得できる何かがあるのであろうか。もしくは、自分のペースで場面を想像できるからかな。映像は、音とか脅かす要素がやなの。 とにかく、怖いのはごめんな怖がりモノです。
「押入れのちよ」は、確かにいい。好き。

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2009年4月15日 (水)

『狼の寓話 南方署強行犯係』

近藤史恵の『狼の寓話 南方署強行犯係』(徳間文庫)を読む。
もう、警察小説を書くなら、時代を変えて捕物帳にして頂戴よぉと思いながら手に取る。読み進めていって、お詫びした。面白い。
現代の問題であるDV。暴力って麻薬のような恐ろしいものだった。これは現代でなければ。しかも読ませる。 さすが、人物設定がうまいねぇ。新人刑事( ヘタレ刑事)君と、先輩刑事 黒岩女史の 人柄が見えてくるほど好きになる。 どこか、ひんやりしたとこがあるのがいいね この人の本は。
うまいね。DVって どうしたらいいかわからないけど。どうしようもなさがうまい。

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2009年4月14日 (火)

取ったどー

新しい革のスニーカーをおろした日、両足に血豆ができ 靴にも血がついた。(まだ引き落とし前なのに・・・)
プールで、突き指をした。(バックで調子よく泳いでいたら、プールサイドに激突・・・)
ベットを動かして、お部屋の雑巾がけをしていたら 目の周りが腫れた。(普段からきれいにしないと・・・)
なんだか、散々な日々。

歌舞伎の神様がご褒美を下さいました。
俳優祭の切符とれました。 やったぁ♪ 楽しみ♪

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四月大歌舞伎 夜の部

覚書
もう、先週のこととなりました。 不景気なんて、どこ吹く風 といった大人気の五月の歌舞伎座切符獲得争いに奮闘。なんとか入手し、歌舞伎座へ。夜の部を観て参りました。大賑わいです。演目も、濃厚なものの三本立て。
まずは、彦山権現誓助剱。毛谷村です。吉右衛門さんの六助に、福助さんのお園。吉右衛門さんは、善人の方が 絶対にいいわ。おおらかで正義感があって。 福助さんは、虚無僧姿で出てくるときに大袈裟でした。The男って感じ。ちょっとおかしくなっちゃった。 吉之丞さんや 吉右衛門さんの声が 今一つ通ってこなくて ちょっと心配。綾太夫さんの声も いつもはもっと張りがあるような。心配だわ。3階のせいかしらと思ったら、東蔵さんの大きな声が響いてきました。本当に、達者なお方ですね。 吉之丞さんがでてくるとうれしくなる。こういう方が出ていると場面がぐっとよくなります。
次は一番のお楽しみ。夕霧 伊左衛門 廓文章。吉田屋です。おせっかいとはわかっていても、みんなに薦めてまわりたい。宣伝隊長になります。観て欲しいの。だって仁左衛門 伊左衛門に夕霧 玉三郎 なのですもの。 もうね、過度に期待をして向いました。そして、その期待を裏切ることなく楽しませていただきました。 すねたボンボンをさせたら、日本一ですね 仁左衛門さんって。せっかく夕霧が側にいるのに、いつまでもいつまでも、ダラダラとすねているの。あぁ、それなのに なぜかわゆらしいのでしょう。 勝手に泣いておいて、ああこんなつまらないことで泣かされた、涙を拭いたことで大事の紙衣が敗れたらどうするって・・・八つ当たりじゃん。でも、かあいい。 玉さまの夕霧が登場し、打ち掛けをさっと広げたときには、3階席までどよめきが。おおお。美しい。美しすぎる。伊左衛門がどんなにすねても、悲しそうにはするけど、そんなに聞いていなさそうにじっと寄り添うところがいいわ。別次元の2人。特別感がありました。 いちゃついても、すねても、一つ一つの形の決まること。いいわぁ。 ふわっふわっと動いているようですが、ハードなのでしょうね。おコタの上に、ちょこんと正座して座るとこ 何度見ても好き。
吉田屋喜左衛門、女房おきさで 我當さん、秀太郎さんと3兄弟が揃うのもいい。 太鼓持の巳之助くん、がんばってました。動きがきれいかも。 今回も、なんで勘当が解かれたかわからなかったけれども、理屈なんてどうでもいいわ。
もう充分満足しているところに曽根崎心中。まだどえれゃーのが残ってます。『曽根崎心中』の初演は、元禄16年(1703年)竹本座にて。大当たりをとったにもかかわらず、その後ほとんど上演されることもなかったそうです。昭和28年8月新橋演舞場にて、歌舞伎にて復活上演。徳兵衛を二世中村鴈治郎丈、お初を坂田藤十郎丈(中村扇雀丈)が勤められ、大変な反響を呼んだそうです。
藤十郎さんて、いったい どうなっているのでしょう? 19歳にしか見えないわ とまでは申しませんが 恐るべき若さ。(とパワフルさ。) 徳兵衛の翫雀さんは、男っぽくてよかった。話しっぷりのテンポが、特によかった。 悪人、油屋九平次には橋之助さん。吉右衛門さんと逆で、橋之助さんは 悪ければ悪いほどかっこいい。今回もステキでした。最後、悪事が露見して、ふてくされて座っているところなんて、色ぽかったもの。 我當さん演じる平野屋久右衛門さんが、お初徳兵衛の行った方を向き、死ぬなよと鎮痛の趣で声をかけるあたりで終わるというのもありかなと。あまりにのどかな野原で心中していたので。そのギャップが悲しいのかもしれませんが、さっきの切羽つまった感じが、ちょっとのどかに感じてしまいました。 印象的な、(あぶらっこい、)曽根崎心中でした。上方ものが2本続き、やっぱり雰囲気が違うなとしみじみ思う。
天満屋のお初が、朋輩衆の助けを借りて一時 田舎客の相手から逃れることができる時にすら、お早いお戻りをと声を掛け 田舎客の気分を上手に掴んでいるのをみて、勉強になるわと思いましたことよ。
みているだけなのに、クタクタになる程豪華な演目続きでした。 楽しかった。

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『真夜中の喝采 きんぴか③』

浅田次郎 『真夜中の喝采 きんぴか③』 (光文社文庫)を読む。 長編悪漢小説も、これで最後の一冊です。
自分の幸せよりも、大切に思う家族の行く末の方を大切にしてしまう、バカな男達の切ない胸の内が身にしみました。
最後は、立身出世と言った いわゆる成功ではない。
一番大事なことは、自分の人生をしっかり胸を張って生きるということ。人からどうみえるかじゃなくね。案外幸せというか、満足って そういうところにある気がする。
個性的な3人の行動のバカバカしさがよかった。突っ走れるほどの思いを持っているってことなのね。
しみじみ、「そうだな。」と思う本であった。

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2009年4月 9日 (木)

『血まみれのマリア きんぴか②』

続けて、浅田次郎 『血まみれのマリア きんぴか②』 (光文社文庫)を読む。 やっぱり面白い。いかすぜ浅田次郎。
ピスケンの口調がたまりません。今度は、マドンナが出てきました。四の五のぬかすな。わたしが法律よと 気迫にみちた看護婦マリアは、かっこよかった。あたしが助けてあげるって。 こんなご時世だからなんて、やりもしないで文句いってちゃいけませんぜ。 
やくざのビンゴ大会の、気配りぶりが面白かった。普通の会社より、気を使っているような。誰に気持ちよく当たっていただくか、堂々と操作するのだもの。 組の先輩は「アニキ」で、違う組の先輩は「オジキ」と呼ぶようです。参考になるなぁ?!
ケンちゃん、ヒデさん、軍曹 の3人のバランスがどんどんよくなる。これも、チームワークよね。絆って言う方があってそう。家族みたいに、じっと見守る感じもいい。 おかしくって、心があったまる本でした。
この本(②)の解説には、①にも②にも 出てこないエピソードについて、触れている。しかも、とても大事な一言が書かれている。これ、③で でてくるフレーズなののじゃないの。 確かに。「三巻目にして、はじめて尾形清という男について語られるわけだが~」と書いてあるけれど。②で③の文章を引用する?まったくもう。プロの仕事じゃないな。

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2009年4月 8日 (水)

阿修羅ファンクラブ特別鑑賞会

199東京国立博物館、平成館にて開催中の「国宝 阿修羅展」に行ってきました。今回の展示で企画された阿修羅ファンクラブに入会。だって、みうらじゅん&いとうせいこうのお名前があるのですもの。そのファンクラブ向けに 閉館後「阿修羅ファンクラブ特別鑑賞会」と銘うった鑑賞会を実施。仏友とともに参加。
八部衆、十大弟子、四天王、薬王・薬上菩薩立像と、とにかく大集合。ありがたい。
201_4 会員は、1万2687人になったそうです。続々と集まって一日4千人?とアバウトな計算をしてみました。そんな心配は御無用。そう多くない観客。ゆったりと贅沢に鑑賞できました。ファンクラブに入るくらいなので、みなさまおおむね静かで熱心。 このくらいの人数で鑑賞できて幸せ。大満足。(このバッチはファンの証。これをつけた人同士は、阿修羅について熱く語り合っていいそうです。いかしてる!)
まず、阿修羅像のもとへ直行。奈良・興福寺で、何度もみた阿修羅像。こんなに近く、ガラスもなく、いいライティングのもと観ることができるとは。じっと鑑賞。記憶の中よりも赤がくすんでいないように思った。 なんだか、触ったら柔らかいのではと思う程。 唇をかみしめる表情もいい。少年のようなまなざしもいい。みることのできない後ろからのお姿も、きれい。 グルグル グルグル 回りました。
次に、順路を戻って八部衆像を。と言っても おひとりは、さっきの阿修羅像ですが。 こんなに生き生きとしていたでしょうか。あぁ。 繊細な彫刻がすばらしい。若々しい力あふれる像は、みあきません。衣に残る色彩も気になります。阿修羅と比べて、背面がいくぶん見難いのがもったいない。ソロデビューしているかどうかで、扱いが大きく変わるものですね とにかくプロポーションがいい。 十大弟子像のものしずかだけど、精神の強そうな像もいい。(こちらも背面がいくぶん見難いのがもったいない。照明も暗めですし。) とにかくずらーっと並んでいてかっこいい。 像の間には、東博スタッフが立って監視。弟子っぽく じっと立つ。十五大弟子像気分?
阿修羅の先の部屋には、四天王立像が。この配置がいい。一体一体の大迫力ある姿にしびれる。踏まれている邪気までも、力強い。なんてかっこいいのでしょう。あの筋肉の盛り上がり。 薬王・薬上菩薩立像大きいですね。脇侍の時にはつい御本尊ばかりに目がいく。気がつかなかった大きさ。 
橘夫人の念持仏と伝えられる阿弥陀三尊像も、美しかった。飛鳥顔ですね。日常で、こういう美しいものを拝んでいたのですね。 
運慶作「釈迦如来像頭部」は、大きい。いろんな災害から、必死に背負って逃げてきた人のことを思う。
いい企画でした。こんなに贅沢にみせてくださってありがとうございます。 
みうらじゅん&いとうせいこう 両巨匠のすばらしさも実感。お二人のコメント(←秘密の!)を聞くと、100倍も200倍もよくなる。吹き出しちゃうほど!何度も聞いて ほくそえむの巻。 あと、仏友と観ることのできる幸せも感じます。 仏友と、生ビールも楽しみ帰宅。ありがとうございました。

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2009年4月 6日 (月)

庭園祭

週末覚書(第2段)
184 朝から、浜離宮恩賜庭園へお散歩。高層のホテルからも、菜の花の黄色い絨毯が見えていました。 これでもか、これでもかと咲き乱れる花々。立派なお庭ですね。傍らはバカみたいにそびえ立つビルディング街。なんだか合成したみたいな不思議な ながめでした。186_4  

185_2 数えていたら、すぐに両手両足の指を使い切っちゃうほど、沢山の花が咲いていました。世間では、桜ばかりに注目がいきますが 今、こんなにも沢山の種類の花々がみごろなのですね。キレイ、キレイといいながら散歩。 桜餅の匂いがする(と母が言い張る)桜もありました。
190 「三百年の松」という瀧が流れるように大きく枝を広げる松の大木がありました。六代将軍家宣が庭園大改修した際、その偉業を称えて植えられた松だそうです。「浜御殿」と書かれていました。これって、元禄忠臣蔵の『御浜御殿綱豊卿』じゃないでしょうか。綱豊卿は 後に六代将軍になる方ですし。私の頭の中では仁左衛門さんが植えさせた松に変換されました。ありがたい。
菜の花は30万本咲いているそうです。もう終わり頃でしたが見事です。 ここに、こんなすばらしい庭園があったとは。
192 次に、東京国立博物館へ。「国宝 阿修羅展」は行列ができていました。この日のお目当ては、春秋の庭園開放。ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ギョイコウザクラ、セキヤマザクラ、エドヒガンザクラ、ケンロクキクザクラ、ショウフクジザクラ、サトザクラ、ミカドヨシノ。(博物館の入り口にはイチョウザクラも。)他にもまだまだありました。194_4 桜ってこんなに種類があるのですね。ここの桜は幹がすーっと伸び、天高いところに桜が咲いていました。白いもの、淡い桃色のもの、桃色のもの。花びらも八重になっていたり。花の大きさもいろいろ。しだれ桜というのも美しい。庭園でみる木々は、色の混ざり具合が実にすばらしい。散策の方が結構いらしていましたが、お庭が広いので混んでいる感じはありません。ゆったり、のんびりしした気持ちになりました。
上野のお山は、桜と花見客でいっぱい。博物館から、真っ白な桜の固まりを眺め、人が集まってくるのも無理はないなぁと思う。人を呼ぶ塊です。 上野の駅へ向かう途中、花見のを体感しようと あえてギュウギュウ詰めの道を通ってみました。本当に、ブルーシートを引いて、大人数で、大宴会している集団がいっぱいました。ニュースの通り。ちょんまげモドキ(否 カツラ)の頭に 着物/袴姿でギターをかき鳴らす人やら、変わった人もチラホラ。桜をみずに、ついつい宴会の盛り上がり具合をみてしまいました。 上野のお山の桜は、満開でした。
花見満喫。楽しい週末でありました。

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四月大歌舞伎 昼の部

週末覚書(第1段)
先週は、父の誕生日ウィークでした。しめくくりに家族で、歌舞伎座へ行ってきました。昼の部観賞。 
昨年の11月、演舞場で若手花形役者による「伽羅先代萩」を観賞。花形もいいけれども、大人のもみたくなっちゃうなぁと思っていたとこ。若手を指導すると、大人もウズウズしてきちゃうものだったりして。じっくり楽しむことのできる通し狂言でした。みごたえありました。
さすが玉三郎さん、達者ですね。鶴千代を慕う思いと、千松をみつめる思いの見事なこと。毅然として立派すぎるものを想像しましたが、毅然とした姿に隠した愛情を感じました。仁左衛門さんの八汐、憎たらしいこと。そこへご本人の愛嬌が加わり魅せますね。仁左衛門さんと歌六さん、最初は大悪人で 最後は善人になってでてきました。この調子のよさがたまりません。鶴千代と千松も達者で、泣かされました。
今回は、「飯炊き」がありました。これは達者は方でないと飽きますね。我慢 我慢の連続です。 自分で用意したご飯を自分の子に毒見させるという場にドキっとする。この場は肚をみせてもらえないと辛すぎます。玉さまの一挙手一投足に、いろいろな思いを感じました。 ご飯(と言っても小腹も満たせない程少し)ができるまで、気晴らしに盤を使って遊ぶ。鶴千代は、千松が用意したサイコロを振るだけ。駒も千松が動かして差し上げる。偉い人って、ほんとうに何もしてはならないのですね。ふー。
仁木弾正。前回の海老蔵弾正が、尋常じゃあない迫力だったので、吉右衛門弾正は ちょっとアレ?っと思った。いい人さがつよいのかな。(悪人ぽくない?) 吉右衛門さんなら、もっとすごくてもいいような気がします。(もっと期待します。) 特に刃傷のところ。 当たり前だけど、眉毛動かさないのが普通なのね。そうよね、これが正解なのよねとしみじみ見つめました。 仁左衛門さんの、悪は滅びるものじゃ ハハハハハっていう収め方が豪快でかっこよかった。
大満足。両親も喜んでいました。(自論をアツク語っていました。)
183_2 この日は、贅沢して汐留泊。今、高級ホテルが軒並みお得プランを出していますのでね(1/3の価格で宿泊できました)。 角部屋は広く、東京タワーと 築地市場や隅田川がみえました。ちょっこと日テレも。夕食も銀座で調達し、部屋でワインをあけてゆっくりくつろぎました。親孝行の真似ごと。 (わたくしの方が楽しんでいたかも♪)

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四三三三

覚書
いやぁ、お若く見えますねぇ。どうみてもハタチそこそこ。 ←子ほめゴッコ。
先月、1週間に2度 落語を聞きにいきました。どちらの前座さんも子ほめでした。 今回は違いました(桃太郎)。こうなると、最初は子ほめじゃないとしっくりこない気が・・(ウソです)。 四月三日にぎわい座に三三さんの落語を聞きにいってきました。 「背伸びの十番」 三三、十人の先輩の胸を借りて大勝負に挑むという会。2回目の先輩は、志らくさん。
前座の人は、笑点の若手っぽい感じの元気さでした。 そのあと、三三さん。どこか、ひねたトークが面白い。 話し出すと あぁ前座さんとは 全然違うなぁ(うまいなぁ)と残酷なことを思う。 続いて ゲストの立川志らくさん。目が、なんかすごい といいますか おかしい。ちょっと別世界に行ってしまっている人で(狂ってる?)、引き込まれました。 談志師匠の変さを、ちゃんと引き継いでいる感じです。敵が多そうな、でも好かれそうな?!  ゲストになかなか呼んでもらえなそうです。 今回は、声がかかり うれしい。 お礼の気持ちで「死神」を みたいな入り方が いかしてる。 面白かったぁ。 家で、志らくさんの「死神」が面白かったと言うと、あれは誰がやっても面白い噺だと・・・ そうじゃないと思うけどなぁ。 薬飲んで死のうとして 錠剤がオエッとなるくだりがお気に入り。 名人と謳われた方々の物まねであろうものを、ちょこちょこ挟んでいて、みなさま大笑い。ちっともわからないけど 楽しそうでいいなと思う。 休憩中、おさると 歌右衛門丈の物まねだったら・・(わかるのか?!) と言いあってみました。  休憩後、三三さんの三味線栗毛。 この話も、生い立ち話みたいで どうやって終わらせるのだろうと思ったら・・・ 検校と「きんぎょ~」でおさめちゃいました。えーーー。あんなに、しんみりとしていたのに。そんなオチでいいの?驚いちゃった。 知らないって新鮮で、楽しい。どの話も 知らないって、ありがたいコトだわ。
検校とか、みんなわかるのであろうかという、おさるの問題提議に、まじめに考える。 検校と聞くと、薮原検校が思い浮かんだりする。歌舞伎で 検校の位を得るために大金が かかる。そのお金を持っていたために座頭の身に事件が・・なんて演目がある。 でも、そうね。職場の人にきいても?って言われそう。問題だな。(私は、サッカー用語とかは、全くわからないけれども。)
181 182 終演後、おさると夜桜見物。一駅川沿いに桜並木を眺めながらフラフラ歩く。夜桜はソースの香りでした。(←ソース焼きそばの屋台の香り) 桜木町にあるにぎわい座は、両側が桜並木になっている大岡川にも近いの。おまけに、家も近いの。いいねぇ。 お天気はいいし、楽しみで 朝からニコニコ働けたほど。金曜って曜日も、またいい! この日の〆は、最寄駅でビール。生はうまい。

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2009年4月 1日 (水)

飽きたわ

なんかもう、歌舞伎 飽きてきたなぁ・・・

This is an April fool's joke!
ちょっとエイプリルフール的なことを言ってみました。
飽きる日がくるとは思えないほど、夢中です。歌舞伎。
今日、御園座初日ですね。気になるなぁ。 ま、格好いいことだけは確かでしょう。再来週末が待ち遠しいわ。 

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