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2009年5月28日 (木)

小倉充子さんの浴衣展 

覚書シリーズ
五月のある休日、小倉充子さんの作品をみに、イオグラフィック ショップ・アンド・ギャラリーへ行って参りました。
あぁ。すばらしかった。
死ぬまでに、小倉充子さんの浴衣を仕立てることが人生の目標のひとつになりました。
歌舞伎や、時代劇の世界だけでなく、今でも「粋」な人ってちゃんと生きているのね。しかも、おばあさんとかでなく。小倉充子さんの浴衣は、テーマはもちろん 色あいといい、素材といい、配分といい、最高。一つ一つにお話しがある。
うっとりして、ずいぶんながめていました。最終日にみにいったのですが、作品はSOLD OUTの表記ばかり。沢山は製作できないので10点だけということでした。正しいことだと思いました。初日に終わっちゃったのかしら。 ギャラリーには、小倉さんがいらして直接お話しをされている方々がいらっしゃいました。それを、うらやましくみていた意気地なしです。 業界っぽい方が3名きて、作品をはおらせてもらったりするのを垂涎の思いで見ておりました。いいなぁ。 3年でも4年でも待つので、小倉充子さんの作品を購入することができるか知りたかったの。内気になってしまいダメでした。もう、自分の声が出る気もしませんでした。いつもイバリくさってるのに、だめだなぁ。 この展示は、ほぼ日で知りました。小倉さんの 声をかけてください という記事を読み、トホホと思いました。
音羽屋さんの意匠もはいった手ぬぐいあわせみたいなものは、奥州。そばをお箸ですくっているもの(裾にざる)や、一富士二鷹三茄子になっているもの(どことなくウエスタン調でもある)。かっこいい。 「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」みたいな浴衣があって、それに一目惚れ。いいなぁ。欲しいなぁ。おばあさんになるまで、大事に着たい。私に似合う気がする!? いつの日か、入手することができる日がきますように。
下駄の鼻緒もステキでした。蝙蝠安みたいなのや、忠臣蔵みたいなものもあり、見ているだけでワクワクしました。
この日は、手ぬぐいだけ買って帰ってまいりました。あぁ、格好いい作品だったなぁ。

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鈍獣

覚書シリーズ
そういえば、これもみたのでした。邦画『鈍獣』。 ちょっとモヤモヤとしていて間違いなく気が晴れるものをみたくなり、そういうときはコレね!と思ってみる。
違った。
何が違うのだろう。殺しても殺しても死なない鈍い奴、凸ヤンに浅野くん。脚本はクドカン。人も内容も問題ない。キャストも絶妙。なのに重っ苦しい。何がぐっとこなかったのか、よくわからない。ストーリーを振りかえってみても ひねりがうまいなと思う。地方のホストクラブって設定のゆるさもうまい。 でも、ちっとも 好きになれなかった。

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2009年5月27日 (水)

矢車会

232231_2 これは、観ておくべき公演にちがいないと思い、矢車会に行ってきました。夜の部の方。遅刻が避けられないので3階一番後ろ方の一番端っこの方から鑑賞。遠い。遠いけど、気合いを感じる公演でした。中村富十郎さん傘寿のお祝い。10歳の息子と競演。すばらしい。10歳の子が よくぞここまで。鷹之資くん、がんばってました。
連獅子の宗論には、勘三郎さんと橋之助さんがご出演。鷹之資くんが生まれたときからの約束だそうです。いろいろな方々の暖かい気持ちを感じる公演でした。
遅れてしまったので『お祭り』から。二代目・松緑丈の振りだそうです。松緑鳶頭と染五郎鳶頭が、大太鼓を叩いて幕開け。芸者の福助ねえさんを取り合う。なかなか面白い。鳶、かっこいい。とってもとられてもかっこいい。この形でのお祭りも、もっと舞台にかかればよいのにと思いました。福助さんがおとなしくて安心しました。 最後、2人で大太鼓をたたくところは、あんまりあっていなかったような気が・・・ (松緑さんは、しっかり地の部分を叩いているのですが、染五郎さんのは あっているのか決まっているのか 私にはちょっとわかりにくかったです。) 3名の”富十郎さんのお祝のために”という 丁寧な感じが、とてもよかった。 松緑さんにとっても、思い入れ深いものなのでしょうね。よくお似合いでした。
『連獅子』正直いって、鷹之資くんがこんなに立派に勤めるとは思いませんでした。失礼いたしました、若天王寺! 止まった形がいい。 言われたことを 丁寧に きちんと踊っている感じが伝わります。お行儀がいい。 どんなにか練習したのでしょうと 感じさせるものがありました。五月人形のよう。 小柄な富十郎の親獅子とのバランスもいい。2人がお互いをきちんと意識している感じちゃんとして すごかった。
宗論で登場の勘三郎さんと橋之助さん。力の入り方が半端ではありません。あんなに力いっぱい演じると、普通なら力みすぎでムムッと感じてしまいそうなのに。力いっぱい取った拍子が、いい効果を生んだ。すごい。集中力を高め、獅子へとつなぐ。
まず、親獅子 富十郎さんが登場。台に乗る。 子獅子 鷹之資くんが登場。後ろへ すーっと戻ったり 等 そういう部分を省いた演出。これがよかった。 富十郎さんは獅子頭を振らず、子獅子をじっとみつめる。 子獅子がしっかり応えて毛を振っていました。きちんと腰が落ち、首だけでまわさず、上の方からみているのでまわす軌道が楕円になっているのがわかりました。立派でした。驚いた。みんな心から拍手してました。ジーンとしました。いい舞台でした。
満員の観客。普段の3階の勝手に楽しむ雰囲気と異なり、みんな一回限りの貴重な舞台を くい入る様に鑑賞していました。静かの。後見が袴をパッとはらって座る音までした程です。いい雰囲気。 堪能しました。

『連獅子』前に、1・2階の客席が急に盛り上がる。拍手がおこりました??? 大物が見にいらしたのね、きっと。 ロビーに妙にSPの姿が目立ちましたし。 三階刑事(デカ)、推理してみました。 じゅんちゃん(小泉元首相)なら1階で観賞するはず。 麻生さんならあんなに拍手があるはずがない(失礼)。 うーむ。 2階桟敷の視線から察すると、2階あたりに注目が。 この席ならば、皇族のどなたかがおいでになったのにちがいない。決まりだ(きっと・・)。 一人で納得していると、近くのご婦人から話しかけられました。「皇太子よ。(決定?!) 愛子さまと学習院つながりがあるのよ。 愛子さまもみえているのかしら。」と話しかけられました。三階はデカだらけです。だってみえないのだもん。 そういえば、2階に飾られた沢山の胡蝶蘭の中にキク組よりっていうのがありました。着物刑事(着物をきていた観客)の推理では、鷹之資くんの妹の愛子ちゃんの組から らしい(学習院だそうです)。 小さん さんから富十郎さんに贈られた胡蝶蘭には、お花に「寿」だの「祝」だのハートだのラメだのがついていました。かわゆらしいじゃん。230

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ひらかな盛衰記

覚書シリーズ
五月、あるぐずぐずとしたお天気の日 文楽をみてきました。父と。 勘十郎さんラヴなので。
勘十郎さんが「ひらかな盛衰記」で腰元 千鳥/傾城 梅ヶ枝をされるということで、はりきって夜の部を購入。発売日の昼休みに はりきって電話したところ、電話がかかったときには、昼の部は完売していました。人気があるのですね、文楽。 夜の部 一番前を確保。うしし。 太夫を聴くという味わいが、いまだわからず。(もう、これ以上はまったら大変だけど。)今は、とにかく人形を 人形遣いを観ています。
ひらかな盛衰記って、歌舞伎でもかかるのに、コレみたことあるのかなぁ?と思う場面ばかり。梶原館の段/先陣問答の段/源太勘当の段/辻法印の段/神崎揚屋の段/奥座敷の段。 歌舞伎座でみた「逆櫓」の段は演じられませんでした。どれもこれも、新鮮。ワクワクする。
最初、腰元 千鳥だった勘十郎さん。つつましやかだけど、源太が帰還するとわかりやすい程 喜んで 尽くしまくる娘さんぶりがかわいかった。 勘当された源太と共に屋敷を出て、廓に身を売る。傾城 梅ヶ枝になる。 この傾城がよかった。 きらびやかで。勘十郎さんは、人気のありそうな立派な傾城 梅ヶ枝になっていました。 煙管とくゆらして色っぽい。あの娘さんが・・・ なんとか活躍し、もう一度認めてもらおうと機会をうかがう源太。そのわりにガツガツしたハングリーさがないところが育ちがよさそう。和夫さんにあっているような。 梅ヶ枝は、「他の客に帯とかず」と源太から預かった大切な鎧をお金に代えてしまっている。それもこれも 身あがりで源太に合うため。んんっ?いいの? 「今こそ手柄をあげるべき時がきた。さぁ梅ヶ枝 あの鎧を!」って言う源太に、梅ヶ枝は 「ないわいあなぁ」って。 ええー。もーどーするのぉ と気をもむところ 梅ヶ枝を身請けしようという お大尽まで登場。 梅ヶ枝ちゃんピンチ!どうしましょう。 梅ヶ枝は、そうだ。お金をもらって 鎧を請け出そう。そのお大尽は殺しちゃえーですって。 えええー。 このものすごい展開を、小さな人形がみごとに演じてくれる。夢中になっちゃった。 激しい動きでも、振り回しているようには見えない。すごい。面白い。おもしろいよぉーーー。
殺されそうになったお大尽が、(梅ヶ枝が そう決心するだけで行動に起こしていませんが)、チャリンと小判を投げてよこす。しかもたっぷり。これで鎧が手に入る。喜ぶ梅ヶ枝。恩にきますと手を合わせる姿が激しい、切ない。 無事に手に戻った鎧を着けた源太に寄りそう梅ヶ枝が、哀しくも美しい。すばらしい。
ちなみに、このお大尽は実ハ源太の母親でありましたとさ。
勘十郎さんはかっこいい。本当に。

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“Walkin' in my shoes” Tour 2009

あぁそうでした。こんな楽しいこともあったのでした。覚書しておこう。
ある晴れた5月の日の夕暮れ。渋谷NHKホールにいってきました。コンサートなんて、久方ぶり。緊張してむかう。電気の音大丈夫かしらんと心配しつつむかう。近ごろ 古典芸能しか観にいかないので「生音」じゃなくて平気かしらと。あと、コンサートののりとか 大丈夫かしら ついていかれるかしら とも思う。あたくしは、おばあちゃん?
山崎まさよしさんのコンサートチケットなんて、自分で取ることかないません。友よ つれていってくれて、ありがとう。すこぶる幸せな時をすごしました。ぴょんぴょんして楽しんできました。
Yamazaki Masayoshi “Walkin' in my shoes” Tour 2009 まーちゃんのライブは、男っぽくてかっこいい。もう、この一言につきます。 いい声。しかも、いいメロディで、いい歌詞。最強。 のんきでマイペースでがんこでかっこいい。 大切なものだけ、しっかり守れば後のことなんてどうでもいいのさ(←こんな風に感じました)。 そんな男気にしびれました。なんだか、この人をみていると 体裁を整えるなんてくだらないことだなぁと思う。 めちゃくちゃかっこいいのに、汗でおでこにはりついた前髪が変テコだったり、髪の毛がフサフサしすぎでおかしかったり、そんなところがカワユラシイ。 
久々にCD買いました。今回のツアーは、この新しいアルバムを出す前にはじまっちゃったそうです。大人の事情とかで・・ ツアー当初のころは、なじみのない曲を演奏していたみたい。 
イヤなことは午前中にやりましょ~♪って唄がキュートでした。 友から教わった情報によると、アルバムのこの曲をよ~く聞くと、最後に小声で「ハハハッ ほんとか?」って言っているらしいの。キュート♪ 音楽ってすばらしかったのね。そのことを思い出しました。

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2009年5月25日 (月)

五月大歌舞伎 実ハ團菊祭

229 昨日、五月歌舞伎座の見納めしてきました。昼夜、終日。みっちりと観劇。全然疲れません。そりゃ、みているだけですがね。 あまりにも豪華で面白く疲れる要素がないせいだと思う。お金がくさる程あったら、もっともっと観てもいいわとも思う。 タイトルがついていないようですが、これはもはや團菊祭と言ってよいと思います。来年の5月にココがないなんて信じられません。あぁ。
昼の部。
「暫」 なんでしょう。もう、これは完璧じゃないのでしょうか。海老蔵さん。 花道すぐ近くで観たマジックもあるのでしょうけれどもね。2列目の横にくるのね、権五郎さん。ポーっとしちゃいました。姿がみえないうちから「しーばーらーくー」という声の涼やかさに参る。睨み殺すだとか、頭からかじるだのとか一言で、怖がらす様。 フンと顔を横に向けるだけ というすね方のかわいらしさ。 口をいがめずに発声をするのね。台詞を言っている顔までもきれい。隈取が映えるお顔です。花道にいるときは誰の言うこともきかなさそうなヤンチャぶりで、舞台にあがってからは正義に味方。うるさいやつは、1ダース単位で首をはねちゃうぞと。でっけぇ。 みる人をあきさせず、強引に納得させる魅力がありました。 本当にきれいなお顔だなぁ。
「寿猩々」 富十郎さんの猩々の酒の飲みかたにおおっと魅せられた。直接的でないのに飲んでいく感じがする。「寿猩々」「手習子」共、前で聞くと囃し方の音に迫力があって、そちらもじっとみる。
「加賀鳶」 鳶の勢揃いは、本郷木戸前だけと心してみると、盲長屋のtころが面白く感じた。いつの日か、鳶・天神町梅吉と按摩・道玄に、死神までみてみたいな。赤門捕物のところで、子供のキャッキャッ喜ぶ声がしました。そうよね。ドリフみたいだものね。前方、花道そばでしたので 鳶の勢揃いにはクラクラしました。鎌倉権五郎と旧三之助鳶が、こんなに近いとは。ありがたくて、おがんでしまいそうでした。うっとりするほど、きれいなお顔でした。
「戻駕色相肩」 もう十分満足しましたってところで、もう一つ。こんなきれいな、駕舁きさん いるはずないわ。菊之助さんのきれいなこと。立ち役もいいなぁ。すっとして品があって。人にやらせといて、自分はみてる感じもなんともいい。うまいこといわれて、いろいろしてみせる 松緑さんもいい。ちょっと大きい禿もいい。
夜の部
「毛剃」 團さま毛剃九右衛門に「よか よか」っていわれると、まぁいいかと思えてくる。マイペースな人の集まりみたいなお芝居。藤十郎はんの宗七といい、菊之助さんの小女郎といい。大物揃いでした。菊之助さんが内掛けを着て登場した姿にうっとり。そりゃ、團さまと藤十郎はんが取り合うわ。
「夕立」 色っぽいわ、菊五郎さん。なんども見てもね。そりゃ、時蔵さんもついていっちゃうわ。帰り路、ゴロゴロ雷がなったので、菊五郎さんがくるかもとキョロキョロしました。来たら気絶しようと思って・・・
「神田ばやし」 海老バカ大喜び。私のコトだけど。なんどかみると、じんわり効いてくる話しです。うじうじしているその指先のきれいなこと。これ、おんなじ人かなぁとじーっとみちゃう。動作を止めて、延寿太夫さんののどを聞いているくだりは 他の人なら舞台事故にみえちゃうわ。何もしないのだもの。海老留ちゃんだからぼーっとしているようにみえるけど。三津五郎さんうまいなぁ。あと梅枝くん、悪いとこなさすぎなほどうまい(←変なほめかた)。でも、この演目は留ちゃんがみんなさらっていきました。わたくしの心も。冷奴でいっぱい いただきたくなりました。
「 おしどり」 もう十分満足しましたってところで、夜の部も もう一つ。しかもこんな楽しいものを。ご褒美ですか?どうもありがとう。やっぱり三之助が揃うといい。ワクワクが違います。雌鴛鴦の精の菊之助さんの切ないところが、本当にきれい。きれいと思いながらも、きれいと言わずにいられません。松緑さん・海老蔵さんの相撲を取る型の踊りも好き。三味線には久し振りにおみかけする巳吉先生(一方的に先生と呼ぶ)。一巴太夫さんの常磐津の方もいい。すばらしい。
ありがとう、團菊祭。幸せでした。

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2009年5月23日 (土)

目黒で二時

第四回の「ざゝん座」を観に、喜多六平太記念能楽堂にいって参りました。ざゝん座は、毎回ちらしや冊子の表紙に書かれた「ひとこと」が、なんとも愛らしく 楽しみにしています。一回目「はじめまして」。二回目「水道橋にて」。三回目「平日ですが」。今回の四回目は「目黒で二時」でした。菊池桃子か。今回のもスキ。
喜多六平太記念能楽堂は、なかなか機会がなくずいぶん久しぶり。ここの雰囲気もいいです。熱気がすごかった。
解説は竹山師。非常に個性的かつまじめそして丁寧。文荷(ふみにない)の衆道の説明がやけに印象に残りました!? 本日5月23日は恋文の日だそうです。
『海道下り』小舞からスタート。
『萩大名』
大名は、深田師。無風流な大名のおおらかさがいい。間合いがすばらしかった。とぼけたというより、知らなくても大名然としている空気があいました。 萩大名といえば万之介師。今日は後見。太郎冠者に言葉をつけたとき、ものすごくかっこよくかったです。スピーディで適格で。とても楽しかった。
『朝比奈』
素囃子『早舞』そして、『朝比奈』。月崎師は人がみな極楽浄土に行ってしまい地獄の飢餓に悩む閻魔。いかにも狂言らしい設定。激しい動きで朝比奈を責めるが、やりこめられてしまう。狂言らしい味わいがあってよかったです。大変そう。朝比奈の高野師、強そうでした。力自慢を語るところ、想像しやすい語り口でした。人間を押しずしにしたというくだりとか、興味深く楽しみました。後見は万作師。激しい動きの閻魔にさっと近づき、さっと直す。そばにじっと寄るだけで、強い安心感を感じます。父親のような。存在のすごさを実感しました。
『文荷』
最後に、文荷。千満(稚児)へ恋文をもっていけという主に万之介師。主人の奥さまに怒られるからイヤだという太郎冠者 竹山師に対して、女のところに持っていかすのでないからおいではないか的なことを言う。勝手な・・  恋文だから重い、持ち重みがあるなど洒落のめし、相手に押し付けあったり、竹の棒に結びつけて一緒にもったりする。たかが手紙を。 おおまじめで面白かった。能『恋重荷』の一節を謡う。この謡難しい。その上、2人で謡うのでより難しいなと思いました。主の手紙を勝手にあけて 読みだす 竹山 太郎冠者・破石 次朗冠者の盛り上がり具合が面白かった。 後見は、萬斎師。クールでした。(御髪がフサフサしていらっしゃいました。) 
今回からは、主催の深田師・高野師・月崎師・竹山師 中心という色あいが強くなってきたようです。後見パワーの大きさも強く感じました。次回も楽しみです。

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2009年5月22日 (金)

『鴨川ホルモー』

映画をみた記念に、読み返してみました。万城目学『鴨川ホルモー』(角川文庫)。大きい本をお借りして読んで、文庫化記念に購入して読んで、映画化記念に読んで、映画みた記念に読んでみた。さすがに、内容をよく覚えてます。面白いなぁ、この本。
儀式とか、代々続いてきたものとかを、無条件に大切に思う土壌がいいな。京都という町の力を感じ、よく勉強してきた人の言うことにほぉと思ったりした。
うまい本は、何度よんでも面白いのぉ。

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鴨川ホルモー

覚書シリーズ
みてまいりました。『鴨川ホルモー』。そして、山田孝之に、もう夢中です。いつの間にやら。 今回の山田もよかった。かっちょいい。
本を読んで、映画ではどうくるかと思い楽しみにしていました。こうくるかって感じ。悪くなかったです。 山田がよかった。あと、ボンちゃんの栗山千明の健闘を称えよう。高村役の濱田岳もようございました。でもあのTシャツは・・あれじゃ『聖☆おにいさん』のブッタじゃん、イエスじゃん。 
上級生になって、新入生を勧誘するところ。あれは映像なのだから、もうちょっとがんばって欲しかったな。文句はそれぐらい。おおむね、楽しかった。山田のおかげで満足。いつの間にか、山田人気急上昇!なのに呼び捨て。ゴメンネ。

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2009年5月21日 (木)

演舞場 五月「福助」大歌舞伎

覚書シリーズ

母の日に、母に感謝せずに終日 新橋演舞場へ。ごめんなさい。昼夜一気に観賞。

昼の部
まずは、祇園祭礼信仰記「金閣寺」ちょっと遅刻しました。先月の伽羅先代萩をみて、吉右衛門さんっていい人が似合うのねと しみじみ思いました。が、この松永大膳が
よかった。悪くって、大きくって。しかも色気があった。 芝雀さんの雪姫は、チョコチョコしていてかわゆらしかった。のーんびりした姫でなく、思い込んだら!って一途な感じが 芝雀さんらしかった。 降りしきる桜の花びらをかき集め、足で鼠を描くという場面が人形振りの型になっていて面白かった。人形っていうより、人っぽかったのですが。なんとかしたいという思いの強さがありました。以前みた、雀右衛門さんの雪姫とも違うなと思ったら、昭和54年に雀右衛門さんが演じた型だそうです。
次は踊り2題。心猿(しんえん)と近江のお兼。中華街で売っているお面のような猿のかぶりものをかぶり踊る。それなのに、おかしくならない。全身包まれているのに、ちゃんと舞踏になるところに驚きました。山王さまの使いの猿が、白馬をひいて現れ踊る。かわゆらしい。お猿がお兼になるときに、白馬も茶馬に早替わりしたのに、驚いちゃった。イリュージョンみたいな驚きは すぐに古くなっちゃうけれども、引き抜きっていつまでも面白い。熟練の技を感じる。 福助さんのお兼は、暴れ馬を静めることができそうでした。しずちゃん?明るい踊りが2曲続き楽しかった。
昼の最後は、らくだ。馬吉に由次郎さんというところにかなり驚いた。奮闘してらっしゃいました。死人だけど。 歌昇さんの半次がかっこよかった。粋だなねぇ。 屑六の吉右衛門さんは、紙屑買だけど貧乏くさくなかったです。 歌六さんと段四郎さんの家主夫婦がすばらしかった。この組み合わせ、すごくいい。 でも、なぜ「らくだ」を選ばれたのかしらん・・・とちょっと思う。

夜の部
おさると合流。一緒に観劇。 最初の演目は、「鬼平犯科帳 狐火」。前回の鬼平は、歌六さん祭りでした。今回はいかに。 密偵おまさの芝雀さんの娘っぷりがかわゆらしかった。この人はとことん娘さんですね、気持ちが。ぽっと頬を染める感じが常にします。 「狐火」盗みにも作法がある、残忍なものは流儀でない。そんな筋の通った盗賊が狐火。その伜 又太郎(錦之助さん)と弟の文吉(染五郎さん)。跡目だの腹違いだのお約束のすれ違いが、時代劇をもりあげます。でも、これ歌舞伎じゃないような。歌舞伎役者による 匂いを感じる時代劇。それが狙いなのかな。 隼人くんの青年振りに驚く(娘さん役だけど) やさぐれ役の染五郎さん、やけっぱちな感じがかっこいい。お染の七役でも悪人でした。悪いの似合うわぁ。色っぽいのぉ。 思ったより歌六さんの出番が少なかった。もっと歌六を!少しの出番でも、さすがの渋さでした。
最後に「於染久松色読販 お染の七役」これが、すごかった。ものすごかった。お染の七役というよりも、二十九役くらい演じていた印象です。福助なだけに。 「中村福助 二十九役相勤め申し上げます。」と書いてありそうでした。一日の観賞の記憶は、全部福助色に塗り替えられました。はぁ。 早替わりは、「ほら見て。見て。わたし替わるよ。ほら!替わったわ。」 と言わんばかりの思いいれ様。土手のお六にいたっては、あれ?これ玉三郎さんでみた土手のお六と一緒かしら?と不思議なるほど。最後、せっぱつまった事になってしまった お六は、キーーーって叫んでました。 歌舞伎の女形さんというより、女座長のようでありましたぞなもし。 3階の客席はおおいに沸いていました。 演舞場からの帰り道、福さんの話しかでないほどのインパクト。ディープインパクト。 これは、やっぱり面白かったのだと思う。
もちろん、福助さん以外の方も出ていました。出ていたと思う・・・

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よこはま「万作・萬斎の会」 平成二十一年

しばらく、更新が途絶えてしまいました。いろいろ楽しいことがあったのになぁ。なんででしょう。 
覚書シリーズ

ある晴れた5月の休日、着物に今シーズン初の日傘をさして、横浜能楽堂へ行って参りました。この横浜能楽堂の公演は、万作師の芸話があるので、特別に楽しみにしています。
石田師の解説のあと、『茶子味梅』 解説で、いいかげんに聞こえる中国語も、漢字の読みを変えた言葉になっていると説明があったので、そこも注目してみる。日本にきた唐の男が、その技術力を買われ いつまでも日本に留め置く工作のため妻を差し出される。 けれど唐の妻が恋しく、帰りたい帰りたいという。それを知った日本の妻(高野師)が癇癪を起こす。 いくら妻が機嫌を取ろうと 怒ろうと 「あぁ祖国が恋しいと」インチキ中国語で嘆く 万作師の飄々とした感じがいい。 ふざけた感じのやりとり。一切 笑わせようとしていないのに、なんともいえない間合いがあり、ふっと可笑しくなる。すごいなぁ。 声がとてもお元気そうで、そこもうれしい。
一番のお楽しみ。狂言芸話。十回目の今回は、中国公演を控え、中国についてのあこがれのお話。(私がブログをつけるのが遅く、一行は無事公演を終えられ 帰国されています・・) 目を閉じて、急にお話しをされる。そうそう、この感じ。 山場があって、オチがあってという感じではないのですが、なんだか楽しくなってくるお話しです。お若いころ、中国にどんなにあこがれていたか。そのころ、公的な機関に働きかけ、下っぱとしてついていかれたときのお話しは聞いていてワクワクしました。 先ほどの茶子味梅の装束を買い求められたときのことも、面白かった。装束の布のことを、布地(ぬのじ)のつもりで「きれじ」「きれじ」というので、いつも笑われますとおっしゃっていました。あれは、文化大革命のころ(前の月?)に買い求めたなんてことを伺うと、その装束をみるのが楽しみになります。 「唐人相撲」は、唐の国で、日本人力士が最終的に一人勝ちする演目ですが、中国で演じるときには、皇帝が負けるわけにいかないので配慮が必要なんてお話しも楽しかった。 すごい人って、お話のしかたもすごい。
素囃子『神舞』をはさみ、最後に、『鬮罪人』。萬斎師の太郎冠者、軽やかでした。

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2009年5月 8日 (金)

やなぎみわ  -マイ・グランドマザーズ-

東京都写真美術館にて、「やなぎみわ マイ・グランド・マザーズ」をみてきました。
期待していったのですが、裏切らなかった。面白い。こんなにわかりやすい現代アート展って珍しいのではないかしら。
色のきれいな写真。発色がきれい。鮮やかな その大きな写真の横に描かれたストーリーがいい。
こんな、ぶっとんだグランドマザーになりたいと思ったり。そのあきらめに、しずけさに、はっとしたり。ニヤっとわらったり。惹きこまれた。写真の設定がいい。そしてその短いストーリーがすばらしい。 写真の設定は凝りにこっている。小道具まで効いている。
作品は、そのグランドマザーの名前がタイトルになっている。最初の一枚『YUKA』湯布院から飛び出したときに人生を一度終えて新しく始めたというYUKAちゃんは、ボーイフレンドのオートバイのサイドカーに乗って、ケラケラと笑っている。かっちょいい。そして、言うことがかっちょいい。
お座敷の写真では、教訓が箇条書きされていた。客に説教するべからずっていうのがあった。
年を重ねると、皮膚とかシワシワになっちゃうけど、洒落たことも沢山知ってる人生を楽しむ達人になっているのだな。 作家やなぎみわが、一般人であるモデルと対話を繰り返し、作り上げた世界だそうです。実に面白かった。

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お祭り

223_2 221 『お祭り』と言っても、歌舞伎のアレではありません。ほら、アレ。 「待ってました」 「待っていたたぁありがてぇ」 の『お祭り』でなく、神田祭。 職場から帰宅するとき、もうなにやら始まっていました。夜(夕方)なのに。
こんなところに御神輿が誇らしげに飾られていました。
225_2 226_2 ワクワクしている地元の方々。小雨もなんのその、道端に テントを出して飲んでらっしゃいました。いいなぁ。 移転したころは、秋葉原・・・と思っていましたが、神田のこのあたりはなかなかいいとことろです。 せっかく、好きになってきたのになぁ。近いうちに違う事務所に移転することになっちゃった。残念。
最寄駅にむかって歩いていたら、いせいのよい掛け声が聞こえてきたので見に行く。お神輿でした。222 明日はもりあがりそうだなぁ。

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2009年5月 6日 (水)

しーばーらーくー ~五月大歌舞伎~

ゴールデンウィーク最後の日。やっと歌舞伎座 昼の部をみることができました。豪華でした。昼の部も夜の部も詰め込みすぎぎみの豪華さ。 あぁ 楽しかった。
今日は1階2等席からの観劇。花道近くの16列目という絶好の場所。うふふ。花道近くが御馳走となる演目が続き、とっても幸せでした。

まずは、「暫」から。 鎌倉権五郎の海老蔵さんが登場したときの、盛り上がったこと。あんなモノがでてきたらびっくり。江戸のヒーローは、すごい。そして海老蔵さんは、あの設定に負けてない。ものすごいヒーローぶりでした。筋なんてどうでもよくなっちゃう。愉快で豪快で歌舞伎のパワフルさ全開の舞台。かっこいいの。しかも、美しい。無敵です。 亀三郎さんの腹出し、特によかった。亀三郎さんの成田五郎をみたいなぁと思った。
舞踊2つ。「寿猩々」最後、花道の引っ込みの富十郎の猩々がよかった。あの足さばき、動きはすごい。定式幕前の鳴り物もかっこいい。たっぷりお願いしますと思いました。 続いて、芝翫さんの「手習子」。真っ暗中、舞台にぱっとあかりがつくと、娘さんの芝翫さん。ちゃんと可愛らしかったです。 国宝さんたち、すごいわ。
次は、「盲長屋梅加賀鳶 加賀鳶」本郷木戸前勢揃いにしびれました。どうか勢揃いをもう一回と心の中でアンコール!この場面ばっかりで、話が先に進まなくってもいいから・・・ 花道にずらーっと並んだ鳶のかっこいいことといったら。あぁ。 三津五郎さんを先頭に、(旧)三之助がでてきてにっこり。菊之助さんだけ、前髪ものでした。かわいこちゃん?海老蔵さん迫力あるわ。黙阿弥のテンポのよい台詞も決まってる。ちゃんと魁勇次(松緑さん)、昼ッ子尾之吉(菊之助さん)、虎屋竹五郎(海老蔵さん)って名前があるのね。名前まであるのに、鳶連中の出番はコレだけなの。あとは、赤門捕物まで一切でてこないの。面白かったけど、もっと鳶を!と切実に所望しました。だって、加賀鳶って題名なのだもの・・・ あんまの道元さんは、ばばっちく 悪どい。面白いけど、さっきのいなせな鳶は?全てを通してみることができれば納得するのかな。
最後に舞踏をもうひとつ。「戻駕色相肩」。しっかりした演目。もう(旧)三之助も中堅どころなのねと思う。こんなすごい踊りだもの。駕舁きの松緑さんと菊之助さん。禿の尾上右近くん。さすが踊りのうまい3人です。菊之助さんの立役はみる機会が少ないのがもったいない。品があって、雰囲気のいいこと。うっとりです。右近ちゃんは難しい年ごろですね。手の動きや、体の軸のしっかりしたところとか、さすがだなぁと思う。常磐津のやわらかい音もいい。
終演は4時をちょっとまわっていました。たっぷり。しあわせ。
加賀鳶 鳶勢揃いで揚幕から、さっそうとでていく鳶達に 同行のおさると もうキャアキャアです。静かに!?大騒ぎです。17名もいるのだもの。うっとりしちゃった。舞台にあがり菊五郎さんが加わりました。引き上げることになったときに、また花道にもどって鳥屋へ入っていくのですもの。今度は18名だけでなく、もう次々に引き上げてくるの。かっこいい!内心大騒ぎです。 暫の「しーばーらーくー」という声を近くで聞いでソワソワ ワクワク。声はすれども、姿は見えず。そんな時からニヤニヤしちゃう。揚幕のあく前の役者さんの「はいっ」っていう合図の声も聞こえました。鎌倉権五郎が、ガーッと登場したときには迫力ありました。お芝居がすんで、最後のひっこみ。はぁはぁしながら、最後まで やっとことっちゃ、うんとこなー と周りの観客をなぎ倒す勢いで花道をもどってくるところを、最後までみつめることができました。 迫力たっぷり。しあわせでした。 

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2009年5月 5日 (火)

子供の日

217 兜を折ってみました。子供の日万歳!

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2009年5月 4日 (月)

うっ惚れたを幸い~五月大歌舞伎~

214215カウントダウンしていました。噂の時計。 あぁ。もう止めてしまいたい。 裏にまわってみましたが、止められず。 誰かお願い、数を増やすように細工して欲しいの。 こういう数字をみせられると、おセンチになってしまいます。

やっと行って参りました。五月大歌舞伎。まずは夜の部から。 母と2人で1階最前列で観劇。幸せでした。面白かった。歌舞伎座万歳。
まずは、恋湊博多諷 毛剃から。夜の部で、みたことがあるのは この演目だけ。船の場面以外は忘れてました。あれ?こんな終わりかただったかしらん?團さまの毛剃九右衛門は、でっかくてユーモラスでいい。何を言っているかわからなくても どうでもいい。規格外な男です。 その元船に乗り合わせたのが、藤十郎はんの宗七。 この特別な感じの2人の男のおかげで、突飛な世界になり、愉快な舞台になりました。 この すごい2人の男を夢中にさせる小女郎は、菊之助さん。藤十郎はんの隣に寄り添う この演目では かわいらしいのだけど、ちょっと貫禄がありました。 船上での「潮見の見得」はいかにも歌舞伎らしくていい。なりたやぁー
次に夕立。ゴロゴロゴロという音で幕あけ。踊りかと思ったら、お芝居をみるような振り。 菊五郎さんがいい男なの。これは、自分に酔うくらい、いい男でないと話にならない。 見染めた女は、強引にくどく。なぜなら俺はいい男だからだ。 そして、本当に色っぽかった。そりゃ時蔵さんもクラクラっとするわな。 ちょっと照れるほどでした。 菊五郎さんは、流し目スナイパーですぞ。
今月、一番のお楽しみは この神田ばやしでした。みたことないものですが。 そして、期待と違うものでした。それなのに、ぐんにゃりとしちゃった。海老蔵さん演じる、桶屋留吉にぐんにゃりと持っていかれました。この方は、なぜ 優柔不断という、自分の中に全くない要素をうまいことだせるのかしら。ド貧乏役のときもおもったわ。 これ、あたくしが大の贔屓だから面白いのかしら。人間が面白いので この芝居は面白かった。こういうちょっと変わった方でないと面白くないかも。あと、家主の三津五郎さんがうまいから。 イライラさせるほど、グズグズなのに 好きってどういうことかしら。梅枝くん うますぎ。
最後は、鴛鴦襖恋睦。おしどり。 三之助勢ぞろい(旧三之助)。 待ってましたー。そうそう、こうこなくっちゃ。 みて楽しく、うれしくなった。ご機嫌で帰路につくことができます。ありがと♪
遊女 喜瀬川をはさみ河津三郎と股野五郎が相撲を取りながら、うたう。 ところどころ 気になる歌詞が。松緑さんは「毛だらけ男の毛沢山」って言ってました。 菊之助さんはあからさまに海老蔵さんに贔屓。 松緑さんに、意地の悪そなお顔つきといい、海老蔵さんには、しかも色白よい男という。「ほんにおなごのすくねさん」って言ったのが印象的。かけ言葉なのでしょうね。宿祢かな。松緑さんが「うっ惚れたを幸い」ってうたって ひどいことをたくらんでいました。  この言葉も、気にいっちゃった。  
遊歌舞伎お得意の生血をまぜてってなことに発展。これも芝居のような筋立ての踊りで、面白かった。 松緑さんは赤っ面がよく似合う。ぴったり。 遊女のときは、りりしく美しい菊之助さん。雌鴛鴦の精の苦しいそうな時が、一番色っぽく、きれいで、かわいらしかった。優男 海老蔵に見とれました。 夜の部最後に、(旧)三之助大集合よ。これは幕見に通うべしと心に決めました。 うっ惚れたを幸いにね(使いかたが違うけど・・・)

夜の部、面白かった。全部、そんな筋でいいの?って思いました。(どの演目も、変な話と母と言い合う程。) おおらかで、大袈裟で、でも細やかで。 歌舞伎っぽくて楽しかった。

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2009年5月 2日 (土)

上村松園・松篁・淳之 三代展

今日は歌舞伎座の初日ですね。いいなぁ。

覚書
先日、横浜高島屋ギャラリーにて、「上村松園・松篁・淳之 三代展」をみてきました。これは、日本橋高島屋で開催時に気になっていたが見そびれていたもの。横浜でみれるなんて、2倍うれしいわ。 喜んで行って来ました。
上村淳之といえば、緞帳の方。 その方の祖母からの三代。 上村松園(しょうえん)松篁(しょうこう)之(あつし)三代展。三代ってすごいわ。
松園の美人画のうつくしいこと。同じ女性なのに。すみませんと謝りたくなるほどにたおやかで美しい。この「透け」感はどうなっているのでしょう。このモデルを写真にとるよりも、目でみたものに近いのではないかと思う。薄い衣越しや、簾越しになることによって変わる様子がみごと。 写真でみた作品からは、美しい女性であり内面の印象は特になかったのですが、本物は美しいが弱いだけでない、女性の美しさを感じました。とにかくきれい。女性も着物も。
「焔」は、作品の模写と下絵があり、これはまたみたいなと思う。
こんなすごい親をもつ子の苦労はいかばかりと、こんどは松篁の作品のコーナーへ。花鳥画でした。自分の道をみつけていらしたのですねと安心する(余計なお世話)。とにかく鳥が好きとのjこと。よくわかりますよといいたくなる作品ばかり。
女性をかかせれば松園がおり、花鳥画といえば松篁がいる。そんな祖母と父を持つ画家は、さぞ大変であろうと思う。ところが淳之も自らの道を開拓していました。(今なおご存命ですし・・) その鳥が描かれた季節とか時間といったものを強く意識させる鳥の画が特色のように感じた。
作品の中に「晨(しん)」というものがあった。しんって何の鳥だろうと思った。しばらくすると、また「晨(しん)」という作品が。こちらは鷲だか鷹だかにみえる。雷鳥のように季節により色が違うものとも違う。?。いったりきたりして見比べていたら、近くにいた警備のおじさまが小声で「晨(しん)というのは夜明けということで、鳥の名前ではありません。この鳥は鷹です。」と教えてくれました。 もういちど確認し会釈してお礼すると、ちいさく会釈を返してくださいました。チャーミングなおじさまでした。ありがとうございました。

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溶け出す都市、空白の森

覚書
昭和の日、横浜美術館に行ってきました。
チラシをみて、コレ面白いのかなぁ?と気になっていました。若手アーティスト金氏徹平(かねうじ・てっぺい)。「溶け出す都市、空白の森」 金氏撤平、初めて大規模な個展とのこと。では、立ち会ってみようと思いいってきました。この人の作品、どこかでみたかなと思っていたところ森美術館でみていました。作品をみて思い出した。

面白かった。

最初の部屋に入って、会場にあわせて作ったのか、会場にあわせて設営したのかが気になった。広い会場の壁4面を使って延びる白地図の線が架空の大陸を生み出す
「絵画」をみたときにそう思った。 今回の個展のために4ヶ月かけて製作した作品だそうです。製作中に30歳のお誕生日を迎えたそうです。 作品は不可思議なのですが、全部流れを感じるところが面白かった。どんな素材からも、流れでる何かがある。 金氏徹平の言う、白い森を歩く感じとまではわからなかったが、面白かった。
一番気に入ったのはアニメーションによる大型のビデオ・インスタレーション。建物のいろんな穴から、いろんなものが出たりはいったりするもの。飽きない変テコさがいい。
一番印象に残ったのは、言葉。

きっかけは偶然できたコーヒーの染み
切り取ると液体を手にとることができた

コーヒーのしみのついた紙をきって、モモンガやら、ハンバーガーやら。とにかく茶色の作品郡。
作品は4つのコーナーに別れた部屋に展示されている。全て白い壁。部屋ごとに、最初に 白い壁にグレーで言葉が書かれている。上記の言葉もその一部。これが、観念的でなく、短く、面白い言葉だった。
流れ出るものをみることって、人は好きなのかもしてないなと思った。

モダンアートですが、めずらしく父が ポスターみて気になっていたというので、一緒にいってきました。
ちょうど学芸員によるギャラリートークがある時間だったので ちょっと残っていたが、あまりに面白くなく最初の部屋で 脱落。せっかく現存の作家に協力するという機会を得た人なのに。 全体の説明における、こぼれ話の配分が悪すぎ。 学芸員として職を得ているというのに。 もったいないぜ。
横浜美術館 常設も見ごたえありました。大島康幸の[FAKE FURートラ2002ー]という虎の木彫りの動物の作品がかっこよかった。もしも私が、お屋敷に住んでいたら 暖炉のそばに置きたい一品。 

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