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2009年5月21日 (木)

よこはま「万作・萬斎の会」 平成二十一年

しばらく、更新が途絶えてしまいました。いろいろ楽しいことがあったのになぁ。なんででしょう。 
覚書シリーズ

ある晴れた5月の休日、着物に今シーズン初の日傘をさして、横浜能楽堂へ行って参りました。この横浜能楽堂の公演は、万作師の芸話があるので、特別に楽しみにしています。
石田師の解説のあと、『茶子味梅』 解説で、いいかげんに聞こえる中国語も、漢字の読みを変えた言葉になっていると説明があったので、そこも注目してみる。日本にきた唐の男が、その技術力を買われ いつまでも日本に留め置く工作のため妻を差し出される。 けれど唐の妻が恋しく、帰りたい帰りたいという。それを知った日本の妻(高野師)が癇癪を起こす。 いくら妻が機嫌を取ろうと 怒ろうと 「あぁ祖国が恋しいと」インチキ中国語で嘆く 万作師の飄々とした感じがいい。 ふざけた感じのやりとり。一切 笑わせようとしていないのに、なんともいえない間合いがあり、ふっと可笑しくなる。すごいなぁ。 声がとてもお元気そうで、そこもうれしい。
一番のお楽しみ。狂言芸話。十回目の今回は、中国公演を控え、中国についてのあこがれのお話。(私がブログをつけるのが遅く、一行は無事公演を終えられ 帰国されています・・) 目を閉じて、急にお話しをされる。そうそう、この感じ。 山場があって、オチがあってという感じではないのですが、なんだか楽しくなってくるお話しです。お若いころ、中国にどんなにあこがれていたか。そのころ、公的な機関に働きかけ、下っぱとしてついていかれたときのお話しは聞いていてワクワクしました。 先ほどの茶子味梅の装束を買い求められたときのことも、面白かった。装束の布のことを、布地(ぬのじ)のつもりで「きれじ」「きれじ」というので、いつも笑われますとおっしゃっていました。あれは、文化大革命のころ(前の月?)に買い求めたなんてことを伺うと、その装束をみるのが楽しみになります。 「唐人相撲」は、唐の国で、日本人力士が最終的に一人勝ちする演目ですが、中国で演じるときには、皇帝が負けるわけにいかないので配慮が必要なんてお話しも楽しかった。 すごい人って、お話のしかたもすごい。
素囃子『神舞』をはさみ、最後に、『鬮罪人』。萬斎師の太郎冠者、軽やかでした。

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