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2009年5月27日 (水)

ひらかな盛衰記

覚書シリーズ
五月、あるぐずぐずとしたお天気の日 文楽をみてきました。父と。 勘十郎さんラヴなので。
勘十郎さんが「ひらかな盛衰記」で腰元 千鳥/傾城 梅ヶ枝をされるということで、はりきって夜の部を購入。発売日の昼休みに はりきって電話したところ、電話がかかったときには、昼の部は完売していました。人気があるのですね、文楽。 夜の部 一番前を確保。うしし。 太夫を聴くという味わいが、いまだわからず。(もう、これ以上はまったら大変だけど。)今は、とにかく人形を 人形遣いを観ています。
ひらかな盛衰記って、歌舞伎でもかかるのに、コレみたことあるのかなぁ?と思う場面ばかり。梶原館の段/先陣問答の段/源太勘当の段/辻法印の段/神崎揚屋の段/奥座敷の段。 歌舞伎座でみた「逆櫓」の段は演じられませんでした。どれもこれも、新鮮。ワクワクする。
最初、腰元 千鳥だった勘十郎さん。つつましやかだけど、源太が帰還するとわかりやすい程 喜んで 尽くしまくる娘さんぶりがかわいかった。 勘当された源太と共に屋敷を出て、廓に身を売る。傾城 梅ヶ枝になる。 この傾城がよかった。 きらびやかで。勘十郎さんは、人気のありそうな立派な傾城 梅ヶ枝になっていました。 煙管とくゆらして色っぽい。あの娘さんが・・・ なんとか活躍し、もう一度認めてもらおうと機会をうかがう源太。そのわりにガツガツしたハングリーさがないところが育ちがよさそう。和夫さんにあっているような。 梅ヶ枝は、「他の客に帯とかず」と源太から預かった大切な鎧をお金に代えてしまっている。それもこれも 身あがりで源太に合うため。んんっ?いいの? 「今こそ手柄をあげるべき時がきた。さぁ梅ヶ枝 あの鎧を!」って言う源太に、梅ヶ枝は 「ないわいあなぁ」って。 ええー。もーどーするのぉ と気をもむところ 梅ヶ枝を身請けしようという お大尽まで登場。 梅ヶ枝ちゃんピンチ!どうしましょう。 梅ヶ枝は、そうだ。お金をもらって 鎧を請け出そう。そのお大尽は殺しちゃえーですって。 えええー。 このものすごい展開を、小さな人形がみごとに演じてくれる。夢中になっちゃった。 激しい動きでも、振り回しているようには見えない。すごい。面白い。おもしろいよぉーーー。
殺されそうになったお大尽が、(梅ヶ枝が そう決心するだけで行動に起こしていませんが)、チャリンと小判を投げてよこす。しかもたっぷり。これで鎧が手に入る。喜ぶ梅ヶ枝。恩にきますと手を合わせる姿が激しい、切ない。 無事に手に戻った鎧を着けた源太に寄りそう梅ヶ枝が、哀しくも美しい。すばらしい。
ちなみに、このお大尽は実ハ源太の母親でありましたとさ。
勘十郎さんはかっこいい。本当に。

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